総合目録ネットワーク研修会 1.ゆにかねっとの研修デモ ⇒ システムを効率的に利用するためのポイント 2.ゆにかねっとの機能説明 ⇒ 書誌データ登録機能を中心とした運用に関する注意点 3.意見交換 ⇒ 総合目録ネットワーク事業について 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 ゆにかねっとの機能説明 ※書誌データ登録機能を中心とした 運用に関する注意点 国立国会図書館 関西館 図書館協力課 志村 努 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 1 目的 書誌データ登録機能の概要 ① 提供方法の概要 ② 総合目録共通フォーマット ③ 同定の仕組み 日常の運用における確認点 データの登録処理時のメール通知 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 2 構成 はじめに 1.ゆにかねっとへのデータの流れ 2.新規提供・全件入替 3.同定処理とメール通知 4.その他のポイント 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 3 はじめに ーゆにかねっとへのデータ提供とは?ー 目的 県域を越える公共図書館間の相互協力(相互貸借等) に資するための総合目録DBの構築 データ提供 都道府県立・政令市中央図書館の所蔵資料(和図書)の 書誌データを所定のフォーマットに変換してシステムに登 録 定常作業 所蔵資料の新規・更新・削除を反映 (新規・更新・削除情報をシステムに登録) 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 4 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (1)概要 検索機能(詳細) 相互貸借支援 データ提供館 参加館 書誌データ 参加館 総合目録DB データ提供館 書誌データ 書誌データ インターネット 全国書誌 データ提供館 検索機能(一般) 利用者 NDL データ提供種別 データ 形式 同定処理 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 5 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (2)データ提供種別 初期登録 和図書の書誌データを参加館の 図書館システムから全件抽出し、登録 ※送付前後に当館との調整が必要 更新処理 新規受入・更新・除籍した資料に ついて、差分データとして抽出し、登録 ※送付後は自動的に登録処理 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 6 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (3)データ形式1 参加館書誌 フォーマット変換 参加館書誌 統合書誌DB フォーマット変換 各図書館システムのフォーマットから 総合目録共通フォーマットへの変換 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 7 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (3)データ形式2 –配布資料1参照– 総合目録共通フォーマット JAPAN/MARCに準拠した構造・項目 構成 ● 書誌データ ・ ・ ・ ・ 識別ブロック 記述ブロック アクセス・ポイント・ブロック その他のブロック ● 所蔵ローカルデータ ※ フォーマットの版:第2版(H10~)、第3版(H16~) <http://somoku.ndl.go.jp/info.html#format> 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 8 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (3)データ形式3 –配布資料1参照– 変換ミスの例 13桁のISBNが13桁で抽出されていない MARC番号種別の指定間違い [090A][001][JLA] [090B][001][78024685] ←正しくはJP 刊行年の変換間違い [010A][001][978-4-540-070] ←正しくは13桁 [100A][001][ [198 ](半角) ←正しくは1983 [270D][001][[1983]](全角) アクセスポイント未収録 基本書誌番号 12060344 ←551B(タイトル)が未収録 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 9 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (4)書誌データの統合1 ない 参加館書誌 比較処理 基本 書誌 同じ資 料が? 基本 書誌 ある 書誌データの統合 参加館 書誌 参加館 書誌 比較処理をして、 ・同じ書誌がなければ、基本書誌として登録 ・同じ書誌が見つかれば、基本書誌に関連付けをして登録 ※全国書誌のレコードは必ず基本書誌となる 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 10 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (4)書誌データの統合2 比較処理の概要 書誌データ中の下記データ項目を同定キー にして比較(同定処理フローチャート) <http://somoku.ndl.go.jp/info_argo.html> ユニークキーマッチング ① JP番号 ② MARC番号 ③ ISBN・出版年・巻号 文字列マッチング ④ 書名・出版者・その他項目の組み合わせ 同定された書誌が持つ別のMARC番号も同 定キーとし、後発の書誌と比較 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 11 1.ゆにかねっとへのデータの流れ (4)書誌データの統合3 機械同定処理の欠点 ① 「書誌割れ」の発生 各データ提供館の書誌データ作成ルールの違いにより 発生(商用MARCからのコピーカタロギング分を含む) 書誌割れの発生例: 国会図書館: 京都へでかけよう. 2009 (昭文社) 他の図書館: 京都へでかけよう. ’09 (昭文社) ② 誤同定が発生した場合に、発見が難しい (システムは自動的に登録) 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 12 2.新規提供・全件入替 (1)必要となる作業 –マニュアル別綴 P.23– ① サンプル書誌データの抽出・検証 ・抽出データの共通フォーマットへの変換・送付(提供館側) ・送付されたデータの検証(国会図書館側) ② 全件書誌データの抽出・検証 ・①と同様の作業 ・問題なければデータ登録開始 ③ 差分更新データの抽出・検証 ・①と同様の作業 ④ 差分更新データ転送テスト 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 運用開始 13 2.新規提供・全件入替 (2)データの全件入替 –マニュアル別綴 P.42, 43– 全件入替とは 総目システムに登録されていた書誌データ全件を 削除して、新たに全件登録 ※新規提供とは若干異なる手順(FTPかhttp-getで転送) 全件入替が必要となる場合 図書館システムの更新で、資料管理ID の番号体系の変更がある場合など コントロール番号 1 システム更新 ※ゆにかねっとでの参加館書誌データの管理 ⇒各書誌データのコントロール番号(資料管理ID番号などの 一意の番号)をキーにして管理 コントロール番号 11 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 14 3.同定処理とメール通知 (1)データ送付とメール通知 –マニュアル別綴 P.34– ゆにかねっと データ提供館 ②処理結果の通知 同定処理 図書館システ ム 書誌データ ①データ受領通 参加館 知 書誌データ 基本 書誌 フォーマット変換 データ送付 参加館 書誌 参加館 書誌 データ抽出 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 15 3.同定処理とメール通知 (2)データ送付方法 –マニュアル別綴 P.29, 34– データの送付方法とメール通知のタイミング FTP転送方式 データ提供館 FTP転送 (送って頂く) ゆにかねっと ① 1日に複数ファイルの送付が可能 ② 転送されたデータは、PM10:00に取り込み ③ 取り込んだタイミングで、ゆにかねっとからメール通知 http-get方式 データ提供館 http-get (取りに行く) ゆにかねっと ① 1日に転送できるのは1ファイル(管理機能から転送予約) ② PM10:00にデータを取得し、システムに取り込み ③ 取り込んだタイミングで、ゆにかねっとからメール通知 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 16 3.同定処理とメール通知 (3)同定処理の流れ –マニュアル別綴 P.36– 同定処理の流れ ① PM8:00から処理を開始(原則的にはデータ転送の翌日) ② 定められた図書館順に処理 ※ 各図書館ごとに処理できるファイルは1日1ファイル ※ 1日に処理できる総件数には上限(150,000件) 処理結果のメール通知 ① 処理が終了したタイミングでメール通知 ② 通知内容は、エラーの有無・データの内訳(新規 登録・更新・削除)など 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 17 3.同定処理とメール通知 (4) 送付から処理まで データ取込(FTP) データ受信(FTP) 9/1 –マニュアル別綴 P.36– 9/2 同定処理 9/4 9/3 データ① データ② データ③ データ④ 22:00 22:00 転送予約 20:00 20:00 データ取込(http-get) 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 18 3.同定処理とメール通知 (5)日々の確認点 –マニュアル別綴 P.34, 35– データ送付について ・ メール通知の確認(送付した日のPM10:00) 更新処理について ・ 更新処理結果メール通知の確認 (データが処理されるのは送付した翌日以降) メール通知は、同じものがNDLの総合目録ネットワーク 担当にも届き、日々確認を行っています。不明な点は お気軽にお問合せください。 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 19 3.同定処理とメール通知 参考 データ転送頻度( 2 0 0 8 年) 年1 回以下,1 .2 % 週2 回以上,2 .4 % 週1 回~,9 .2 % 年数回~,1 5 .3 % 週2 回以上 週1 回~ 月2 回~ 月1 回~ 年数回~ 年1 回以下 月2 回~,1 1 .2 % 月1 回~,1 1 .2 % 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 20 4.その他のポイント –①はマニュアル別綴6章参照– ① 登録された書誌データの削除 ⇒管理機能から1件単位で削除が可能 (非公開措置等で、至急削除が必要な場合など) ② データ提供に関する相談(技術面)について ⇒データ提供館担当者、図書館システム担当SE、 NDL総目担当者の3者でやりとりさせていただ い て構いません。お気軽にご相談ください。 === 「ゆにかねっとの機能説明」については、以上です。 平成21年度 国立国会図書館総合目録ネットワーク研修会 21
© Copyright 2024 ExpyDoc