平成27年度 経済産業大臣表彰受賞者 功労賞〈組合役員等〉 組合代表理事として11年、役員としては33年の長きにわたり尽力 氏 名:日枝 敏夫(ひえだ としお) 現 職:山口県赤間硯生産協同組合 代表理事 連絡先:日枝玉峯堂(0836)67-0641 功 績: 組合役員としての功績 組合創成期には、伝統的工芸品産業の振興に 関する法律に定める産地振興のための事業計画 (第1、2次振興計画)策定にあたり理事とし て貢献した。また、平成22年には、山口県赤 間硯生産協同組合代表理事として山口県下の他 の2つの工芸品(大内塗、萩焼)産地と連携し、 産地活性化に向けた事業計画の策定に貢献した。 また、消費者が伝統的工芸品を一目で見分け ることができるための統一マークを用いた伝統 工芸品表示事業の実施にあたっては、証紙の管 理等、事務面において貢献した。 その他の功績 昭和41年より、父二代目玉峯に師事し、赤 間硯作成技術・技能を継承し、平成21年には伝統工芸士として認定を受ける。伝統的工芸 品展における通産大臣賞受賞等、受賞歴も多数あり、技術・技法の継承及び向上においても 大いに貢献している。 また、平成14年から今日に至るまで長男に技術を指導し、産地における貴重な後継者の 確保及び育成に貢献している。 現在産地では、原材料である赤間石の確保について、求められる高い専門性と危険性から、 採石を行える業者がいないという深刻な課題を抱えているが、その様な中で、自ら採石を行 い、他の事業者に提供するなど、原材料の確保にも大いに貢献している。 平成13年には山口県文化功労賞を、平成19年には芸術文化山口県選奨を受賞。 消費者との交流を通じて得られたノウハウを組合活動に還元し、産地の振興に貢献 氏 名:三村 博昭 (みむら ひろあき) 現 職:広島宗教用具商工協同組合 副理事長 連絡先:株式会社三村実本店 (082)922-7771 功 績: 組合役員としての功績 広島宗教用具商工協同組合役員として20 年以上にわたり尽力。平成24年には、広島 宗教用具商工協同組合の副理事長として新た な取り組みとして、広島県下の他の2つの工 芸品(熊野筆、宮島細工)産地と連携し、産 地活性化のため、伝統的工芸品産業の振興に 関する法律に基づく事業計画の策定に、貢献。 同計画に基づく事業実施にあたっては 新商品開発の総括を担当し、3産地の技術を 持ち寄った製品の完成に貢献した。 ほかにも広島仏壇の需要開拓における組合 の責任者として、平成3年には組合活性化マ ーケティング委員会の副委員長を務めたほか、 平成11年には若手従事者による産地活性化 調査研究事業において、指導・助言を行うな ど、需要の開拓にも貢献している。 平成6、10、24年には伝統工芸士の新たな認定にあたっては、審査を行う産地委員会 の委員として、伝統工芸士の輩出に尽力し、後継者の確保においても貢献。 また、組合が、伝統的工芸品としての要件を満たした仏壇へ統一マークを交付する伝統工 芸品表示事業を実施する際には、広島仏壇伝統的工芸品表示委員会の委員として尽力、消費 者への適切な情報提供にも貢献している。 その他の功績 昭和54年に株式会社三村実本店に入社し、現在に至るまで、仏壇、仏具の販売に携わる 中で、消費者との地道な交流を図り、需要の開拓及び消費者への普及に貢献。現在同社代表 取締役を勤めている。 また、経済産業省認可法人である全日本宗教用具協同組合会の役員(現在、副理事長)と して、総務・広報の分野に携わり、会員企業の経済的地位の向上のため尽力することを通じ、 伝統的工芸品産業の振興に貢献している。 一般社団法人全国書画展覧会の理事長や全国書道用品生産連盟役員としても書道文化 の保存、継承、発展に向けて尽力することで、産地振興に貢献 氏 名:宗盛 勝則(むねもり かつのり) 現 職:熊野筆事業協同組合 理事 連絡先:株式会社長栄堂(082)854-0031 功 績: 組合役員としての功績 熊野筆事業協同組合の監事及び理 事として30年以上にわたり尽力。 また、伝統的工芸品産業の振興に関 する法律に定める産地振興のための 事業計画(第2、3次振興計画)策 定及び事業実施にあたり組合役員と して貢献した。また平成24年には、 熊野筆事業協同組合の理事として広 島県下の他の2つの工芸品(広島仏 壇、宮島細工)産地と連携し、産地 活性化に向けた事業計画作成に貢献 した。 後継者の確保及び育成にあたっては、現在の筆司会の礎を築き上げるとともに、組合事業 「熊野筆マイスタースクールの事業」を通じ、約40名の卒業生を輩出するとともに、産地 外から4名の後継者確保に貢献した。また、伝統工芸士を新たに認定するにあたり、審査を 行う産地委員会の委員として、伝統工芸士の輩出にも貢献した。 原材料である獣毛の確保にあたっては、良質な原材料を中国から入手するための情報収集 や、組合としての共同購入等に尽力、貢献した。 その他の功績 平成22年から一般社団法人全国書画展覧会の理事長として、また全国書道用品生産連盟 役員として、書道文化の保存、継承、発展に向けて尽力することで、産地振興に貢献した。 また、熊野町商工会にて、理事長としての9年間を含め、20年以上に渡り役員として勤め ることを通じても、地場産業である熊野筆に関わる産業の振興に貢献。 平成19年には伝統的工芸品産業功労者褒賞を受賞。
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