平成２７年 「～『正義』・『勇気』・『土根性』～」 山 中 魂 ～『ひろい知識』・『豊かな情操』・『逞しい実践』～ ３月 ６日 平成２６年度第２０号 祝：卒業号 新潟市立山の下中学校 【 新 潟 市 立 山 の 下 中 学 校 第 ６７ 回 卒 業 証 書 授 与 式 】 「山中魂」～正義・勇気・土根性～ １４４名の卒業生の皆さん，卒業おめでとう！ 皆さんが，自らの進路に向かって旅立つ門出にあたり，私の願いを三つお話して，餞（はな むけ）の言葉とします。 一つ，「『山中魂』～正義～」 急激な国際化・情報化社会にあって，生きる上で「大切なこと」「価値あること」とは何な のか。正しい価値判断を持って生きることが大切です。この正しい価値判断の基盤になるのが， 物事を正しく捉え，物事の道理を正しく判断することのできる力，つまり『正義の心』です。 どんなに社会が変わろうとも人間が人間として社会で生きていく基本は，決して変わらないと 信じています。『正しいことは守っていこうという正義の精神』を忘れることなく，真っ直ぐ な気持ちで誠実に生きることこそが自分を伸ばすことにつながると確信しています。 一つ，「『山中魂』～勇気～」 君たち一人一人の中に，他人にはない良さやすばらしさが秘められています。「自分らしく 生きる」ことができるかどうかは，秘められた能力を限りなく伸ばしていこうと努力するかど うかにかかっています。人生には，失敗したり，負けたりの方が多いことを知りながらも，失 敗や負けを恐れない「勇気」を持って歩んでいってほしいのです。はじめから「自分には無理 だ。」とか「自分にはできっこない。」などと，やりもしないであきらめてはいけません。失 敗や負けから多くのことを学ぶとともに，「やれば必ずできる」と信じ，粘り強く挑戦してい く『勇気』を持ち続けていってください。 一つ，「『山中魂』～土根性～」 人生には，楽しいこともあれば苦しいこともあります。成功も有れば失敗もあります。必ず 何回か壁にぶつかることでしょう。そんなときこそ，夢や希望を必ず実現するんだという『熱 い思い』＝土根性をもってほしいのです。この『熱意』こそ「新しい自分を創造していく力」 「困難を乗り越える原動力」となると信じます。「やればできると信じ，我慢強く努力し続け る」＝土根性を忘れてはなりません。忍耐はすべての扉を開くのです。期待しています。 加えて，生きる上で最も大切なことは『健康』です。日常生活が当たり前にできる幸せに感 謝し，事件や事故に巻き込まれないように正しい判断で行動し，自分の命と健康は自分で守っ ていってください。 『山中魂』～「正義」「勇気」「土根性」～この三つは，これからの人生を生きる上で大切 なキーワードであると信じます。 卒業生の皆さんの前途に幸多かれと祈ります。 ※卒業にあたり，書家 相田みつを氏 の詩「自分の番」「道」，そして， 作家 武者小路実篤氏 の「旅人は一筋の道を歩くなり」の詩を贈ります。 -1- -2-
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