市政を私物化 税金をムダ遣い

2015 年 8 月 25 日
1998 年1月 18 日第三種郵便物認可
週刊新社会牛久版
(1)
杉森弘之後援会広報委員会発行
576号 2015 年 8 月 25 日
〒300-1235 牛久市刈谷町 1-41-8
℡・Fax:870-0335
携帯:090-5587-7693
Mail:[email protected]
9 月 6 日告示、13 日投票で牛久市長選挙が
実施される。牛久市政の未来を決める重要な
選挙となることは明白だが、何が問われる選
挙となるのか。現職は立候補しないというこ
とだが、後継指名などという前時代的な動き
もみられる中、3 期 12 年に渡る池辺市政の評
価も踏まえ、考えてみたい。
道路右側の藪が小坂城址
市政を私物化
牛久上映会のご案内
福島―チェルノブイリ、
国境を越えて、
「被ばく」
から子どもを守る、母親
たちのドキュメンタリー。
初めはみんな、泣き虫な
フツーのお母さんだった。
監督:鎌仲ひとみ、119 分
日時
8 月 29 日(土)15 時~17 時
会場 エスカードホール
入場料 1,000 円(高校生以下無料)
主催 カノン上映実行委員会牛久
共催 環境学習同好会、原発いらない牛久
の会、生活クラブまち牛久準備会
* 牛久市で初の上映会です。杉森議員も
チケットを扱っています。ご連絡くだされ
ば、チケットをお届けします。
(090-5587-7693 杉森)
現在「スシロー」建
設中のヤオコー跡地
まず問われるのは、小坂城址土地購入疑惑
に代表される、市政の私物化であろう。報道
にもあるように、500 万円で購入できる土地
を、池辺市長の親族 7 人に購入させることに
よって、市は 2009 年に 6,340 万円で購入する
ことになった。約 13 倍もの値段である。
2009 年には市が池辺市長自宅の隣地の旧関
東銀行跡地を 3,240 万円で購入したが、市長
の家族がわずか 1 年前に購入した土地であり、 小坂城址や市長宅隣地も税金のムダ遣いだが、
それどころではない。
その時の購入価格はいまだ不明である。
2013 年には、池辺市長はヤオコー跡地を候
補地の一つとして、20 億円以上の費用がかか
る地域交流センターの建設を提案してきた。
近くにあるエスカード生涯学習センターの稼
働率も低い状況で、しかも交通が混雑する場
所である。この提案は市議会が反対し、何と
か食い止めた。
しかし 2014 年には、池辺市長は、これから
次に問われるのは、税金のムダ遣いである。 何十億円かかるかも明らかにせず、観光農園
税金をムダ遣い
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2015 年 8 月 25 日
週刊新社会牛久版
をつくるとして、市の全額出資による農業法
人グリーンファームに阿見町内の土地を購入
させるため、5,000 万円を出資しようとした。
市議会は税金のムダ遣いにストップをかけた
が、市長は議会の決定を無視して購入を強行
してしまったのである。
1998 年1月 18 日第三種郵便物認可
「いやしくも自己の地位による影響力を不正
に行使して、自己の利益を図らない」ことを
規定しているが、市政の私物化、そして目的
のためには手段を選ばぬ手法は、まさに政治
倫理の欠如と言わねばならない。
同じくデマチラシを 3 回も市議選直前に配
布した候補者は、まさに池辺市政の「後継者」
に相応しいと言うべきか。
下根中のマンモス化放置
池辺市長はこのような税金のムダ遣いを平
気でしておきながら、財政ひっ迫を理由に、
ひたち野地区の下根中学校が生徒数 1,000 人
を超すマンモス化=教育環境の悪化を放置し、
地区住民の中学校新設の要望を無視している。
しかも、新設拒否をごまかすために、クラ
ス数予測は少なく見せ、新設費用予測は多く
見せる、詐欺的手口をもてあそんでいる。
高齢化を踏まえ、新たな学校施設は将来的
な地域的拠点施設としても期待されているこ
とも隠している。
政治倫理が欠如
池辺市政の 12 年間で、教育委員会も含む市
の様々な宣伝物が大量に発行され、デマ宣伝、
市長の自己宣伝が繰り返され、市役所に対す
る市民の信頼は大きく低下している。
牛久市政治倫理条例は、第 1 条(目的)で、
「ブラック職場」
池辺市長になってから、
「市役所に入ると怒
鳴り声が聞こえる」との市民の声が多数寄せ
られている。機嫌の悪いときや、気に入らな
い職員には、ハンコを押してくれないなどは
日常茶飯事。典型的なパワハラが牛久市役所
で繰り返されている。
池辺市長が 3 回目の当選をした 2011 年に、
精神疾患による病気療養の職員数は 12 名に
達し、定年前退職の職員数が 15 名に達した。
350 名ほどの正規職員数で、これほどの数の
精神疾患、定年前退職が出るのは異常であり、
有能な幹部職員の喪失という損害を生じてい
る。しかも、杉森議員の一般質問で明らかな
通り、パワハラの相談件数はゼロで、パワハ
ラを受けても相談できない状況が続いている。
池辺市長は、
「職員の能力不足なのか、認識
が取れないのか」などと、職員のせいにして
いるようである。いま、
「ブラック企業」の問
題が社会的に重大視されているが、牛久市役
所から「ブラック職場」の汚名を返上しなけ
ればならない。
今回の市長選は、これらの課題が問われる
重要な選挙である。