多摩市立鶴牧中学校 学校だより 第5号 校長 加納 一志 学校が道徳の

教育目標
創造性に富み実行力ある生徒 ・ 自他敬愛の心をもち奉仕する生徒 ・ 心身ともに活気に満ちた生徒
第5号
多摩市立鶴牧中学校 学校だより
平成27年7月17日
「伸びる学校・元気が出る学校・人とつながる学校」を目指します
1年:140名(4学級)2年:128名(4学級)3年:123名(4学級)計:391名(12学級)
銭湯と栗畑―知・徳・体の夏休み
校長 加納 一志
学 校 が 道 徳 の 時 間 を 要 と し て 教 育 活 動 全 体 で 行 う 内 容 に 、主 と し て 1「 自 分 自 身 」、2
「 他 の 人 と の か か わ り 」、3「 自 然 や 崇 高 な も の と の か か わ り 」、4「 集 団 や 社 会 と の か か
わ り 」に つ い て が あ り ま す 。先 日 の 道 徳 授 業 地 区 公 開 講 座 で 扱 っ た テ ー マ は 、1 年 が 2 に つ
い て の「 思 い や り 」、2 年 生 は 4 に つ い て の「 国 際 理 解 、人 類 愛 」、3 年 生 は 4 に つ い て の
「 郷 土 愛 」で す 。心 を 育 て る こ と は 知 識・技 能 を 教 え る の と は 異 な っ て 難 し い の で す が 、試
行錯誤しながら育てようとする大人が近くに存在し続けることが大切なのだと思います。
先 日 、部 活 動 の 公 式 戦 応 援 に 行 っ た 際 、会 場 校 近 く の 住 宅 街 に め ず ら し く 銭 湯 を 見 つ け ま
し た 。私 の 小 学 生 時 代 に は 、多 く の 家 で 自 宅 風 呂 が 普 及 し て い ま せ ん で し た 。風 呂 桶 と タ オ
ル と 小 銭 を 手 に 、銭 湯 に 通 っ た こ と を 懐 か し く 思 い 出 し ま し た 。湯 船 で 騒 げ ば 、首 ま で 浸 か
っ て い る お じ さ ん に 叱 ら れ た も の で す 。誰 も が 浴 室 内 で 濡 れ た 体 を 拭 い て か ら 脱 衣 所 に 向 か
い ま し た 。銭 湯 だ け で な く 町 の 中 に は 、人 と し て 育 て て も ら え た 場 が あ っ た よ う に 思 い ま す 。
栗 や 桑 の 木 の 畑 も 、町 中 に 多 く 見 ら れ ま し た 。栽 培 で は な く 土 地 の 税 対 策 の た め 、畑 の ま ま
に し て お い た の だ と 思 わ れ ま す 。子 ど も が 立 ち 入 っ て 木 の 実 を 採 っ て 食 べ て も 叱 ら れ ま せ ん
で し た が 、ゴ ミ を 散 ら か し て 他 人 に 迷 惑 を か け る よ う な こ と を す れ ば 、叱 っ て く れ る 大 人 が
いました。
さ て 、明 日 か ら 4 0 日 間 の 夏 休 み が は じ ま り ま す 。「 知 ・ 徳 ・ 体 」の う ち 、「 知 」は 学 校
の 宿 題・講 習 会・習 い 事 で 、「 体 」は 部 活 や プ ー ル な ど で 充 実 さ せ る 努 力 が で き ま す 。「 徳 」
に つ い て 、夏 休 み の 家 庭・地 域 の 体 験 の 中 の ど の よ う な 場 面 で 育 て ら れ る の か 、次 の 視 点 で
考えていただくいい機会と思っています。
◆自分から挨拶できる場面
◆喜びを他者と共有できる場面
◆弱い立場の人を支援できる場面
◆誰かのために役に立てたと実感できる場面
生徒たちの「徳」(心の教育)が大きく育つ夏であってほしいと心から願う学期末です。
私も「知・徳・体」を磨く決心をしながら、大切な生徒諸君を夏休みへと送り出します。
シリーズ 防災・減災 を考える
③
夏休み前後に非常用持出袋(自助パック)や防 災 巻( 被 災 直 後 7 2 時 間 の 自 分・家 族・街 を 想
定する巻物)などの取組を始めています。大規模災害を本気で考えて学校教育を進めてい
く時、優先すべきは自助教育です。自分の命を救える知識・技能を向上させ、生き残る確
率を上げなければ、共助は不可能だからです。自助で何が必要かについても「地震の瞬間
~直後~数時間後~24時間後~72時間後~」などと想定することが重要です。時間の
経過とともに自分の命の具体的な守り方も変わります。それと同時に、他者
への支援や協働・協力のできる共助の力が必要となります。われわれ教職員
も生徒が実践力がつけられるような指導の工夫と研修を進めていきます。
保護者・地域の皆様には、ご理解・ご協力を賜ることも多くありますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
7月の主な行事
セーフティ教室
3日(金)多摩中央警察署、唐木田駐在所、インターネット協会の方々
を講師にお招きし、セーフティ教室を実施しました。スマートフォンを
始めとする電子機器は使い方によって被害者にも加害者にもなること
や、自転車を使用する際も交通事故に遭わないように気をつけることに
加え、自転車は加害者になる可能性も大きいこと等、多くを学びました。
学校では6月1日より改正された道路交通法についてもプリントを使
って具体的に指導しています。夏季休業期間中も安全な生活を送れるよ
うご家庭でもご指導ください。
平和週間
6日(月)から17日(金)の2週間、鶴牧中学校「平和週間」と位
置づけ平和について考えました。多摩市くらしと文化部市民生活課より
お借りした広島・長崎の原爆資料パネルなどを生徒昇降口前に展示しま
した。また、千羽鶴を折って平和への願いを広島に送ろうという取組も
行われ、多くの生徒が折ってくれた折り紙の鶴は8月6日に広島に届け
られ、サダコの像の近くに平和への願いとともに飾られます。生徒諸君
はいよいよ夏休みです。平和などについて考える豊かな機会をもってく
ださい。今後も平和を希求する人であり続けましょう。
道徳授業地区公開講座
8日(水)平日にもかかわらず、50名の 保護者・地域の方に道徳授
業及び講演会にご参加いただき、 ありがとうございました。第二次大
戦中に多くのユダヤ系難民を救ったことで知られる杉原千畝(ちうね)と
いう人物を扱った授業テーマが「興味深かった」などのご感想をいただ
きました。また、大原龍一先生(明星大学特任准教授)の日常生活の中
での道徳教育のお話も「今まできちんと学んだことがなかったので、私
も考えさせられました」というご感想もいただきました。
鶴牧中生徒の活躍
ソフトテニス部
第7ブロック日南支部ソフトテニス選手権大会 団体の部 優勝
バレーボール部
第25回中央大学杯スポーツ大会バレーボール中学生女子の部 準優勝
レシーブ賞 亀澤瑠夏さん(2-1)
保護者の皆様へ
学校給食費の納め忘れはありませんか?
多摩市の学校給食は、皆様に納めていただいた学校給食費だけで食材を購入しています。給食費の納
め忘れがありますと、食材の購入に支障をきたすことになります。その月に皆様から
お預かりした給食費で、その月分の食材料費をまかなっているのが現状です。給食費
の未納がありますと、その分食材料の購入費が少なくなることになりますので、給食
費の納入をお忘れの方は、早めに納入をお願いします。給食費の口座振替日は、毎月
28日(金融機関の休業日の場合は翌営業日)です。
◇問合せ先 多摩市教育委員会 学校支援課(☎338-6879)
8月・9月の主な予定
中P連高校説明会(案内配布済)
8月27日(木) 始業式(給食なし)
8月7日(金)ベルブ永山
28日(金) 午前授業(給食なし)
10:00~12:00
31日(月) 午前授業(給食なし)
9月 1日(火) 午前授業・防災訓練(給食なし)
13:15~15:15
2日(水) 給食開始、つるの会あいさつ運動
4日(金) 修学旅行保護者説明会(3年) 小中連携あいさつ運動
11日(金) 立会演説会、つるの会定例会
17日(木) 第2回定期考査第1日
18日(金) 第2回定期考査第2日
防犯パトロール
25日(金)~26日(土) 防災キャンプ(1年)
28日(月) 全校朝礼
29日(火)~1日(木) 職場体験(2年)
30日(水)~10月2日(金) 修学旅行(3年)