平成27年度 立正大学文学部公開講座 琉球の文化・歴史・文学 [共 催]立正大学文学部 / 品川区 [会 場]立正大学品川キャンパス(大崎駅・五反田駅より徒歩5分) 琉球を 魅せる 『琉球交易港図屏風(部分) 』 『琉球交易港図屏風 (全体) 』 写真提供・所蔵 浦添市美術館 歴史 9村井30章介 10 7 第 2 回 祭り 北村 皆雄( 10 14 第 3 回 文学 島村 幸一 21 第4回 歌 10 酒井 正子 10 28 第 5 回 踊り 茂木 仁史 第1回 月 日(水) 18:30 〜 20:30 (文学部史学科教授) 月 日(水) 18:30 〜 20:30 月 日(水)18:30 〜 20:30 ) 文学部講師・映画監督 ヴィジュアルフォークロア代表 (文学部文学科教授) 月 日(水)18:30 〜 20:30 (川村学園女子大学名誉教授) 月 日(水)18:30 〜 20:30 (国立劇場おきなわ調査養成課長) 歌三線/西江喜春(人間国宝) 第 5 回出演者 歌三線/西江喜春(人間国宝) ・玉城和樹 舞踊/佐辺良和・金城真次 対 象 16歳以上の方 定 員 300名 受講料 無料 ※1回からでもご参加いただけます。 応募方法は裏面をご確認ください。 募集期間 8月21日 (金)∼9月18日 (金) 問い合わせ先 品川区文化観光課 生涯学習係 TEL 03-5742-6837 立正大学文学部事務室 TEL 03-3492-8791 詳細は立正大学公式ホームページでもご確認いただけます。http://www.ris.ac.jp/ 立正大学 検索 琉球を魅せる 平成27年度 立正大学文学部公開講座 [品川区共催] 演題・講演者 第 回 1 月 9 日 30 第 回 2 月 10 日 7 第 回 3 月 10 日 14 第 回 4 月 10 日 21 第 歴史 14-16 世紀の琉球は、明を中心とする国際社会のなかで 。専門は9-17 世紀の日本の対外 独立の王国を形成し、広大な海域を股にかけて活動しま 修了。博士(文学) した。一方国内では、ヤマト系文化をベースに、聞得大君 関係史、東アジア海域史で、とくに国家の枠組みを (きこえおおぎみ)を頂点とする神女組織が大きな位置を 超えて商人・海賊・宗教者らが活動し、国境をまたぐ 占めていました。中国系文化である石碑にヤマト文字で文 「地域」を形成していく動きに関心をもつ。主な著書 に『日本中世境界史論』 (角川源義賞受賞、岩波書店、 章を刻んだ「かな書き碑文」は、そうした文化複合の産物 2013) 、 『日本中世の異文化接触』 (東京大学出版会、 です。そのいくつかを読んで、琉球文化を特徴づける境界 2013) 、 『世界史のなかの戦国日本』 (ちくま学芸文庫、 性や女性の役割を考えてみましょう。 -大和と唐の複合、 かな書き碑文を読む- 村井 章介(むらい しょうすけ) 立正大学史学科 教授 2012 年)がある。 祭り かつて琉球王や最高神女の聞得大君(きこえおおぎみ)が 沖縄の久高島とは24 歳からの付き合い。この時以来、 訪れて祭りをしたという沖縄の神の島・久高島の 48 年間 映像による人類学・民俗学を志すようになり、ヒマラヤ、 を映像で記録してきました。1966 年、1982 年、 2012 チベットをはじめアジアをフィールドに作品を作ってき 「カベールの馬」はドイツの映画祭で、 「修験」は 年と撮影した祭りの記録を上映し、女性たちの祈りが島 た。 コロンビア大学、 ロンドン大学で招待上映。最近作 「ほ の生活と男たちを守護するという沖縄の信仰の原点をみ かいびと」は、今春、フランス・ドイツ・ミラノ万博日 ていきます。さらに、現在ではほとんどが消滅してしまっ 本館で上映された。著書「つな引きの祭り」 (福音館) 、 た祭事の姿と島の変貌について考えていきます。 「俳人井月 幕末維新風狂に死す」 (岩波書店)他。 上映:カベールの馬(1966) 、久高島〜女が男を守る神の 島(1982) 、シャーマン誕生 (2012) -女が男を守る島・ 久高島の変貌- 北村 皆雄(きたむら みなお) ヴィジュアルフォークロア代表、 文学部講師、映画監督 文学 。 琉球列島には、女兄弟(ヲナリ)が生まれながらにして男 法政大学人文科学研究科修士課程修了、博士(文学) 『おもろさうし』と琉球文学』 兄弟(ヱケリ)を霊的に守る力があるという信仰、ヲナリ 琉球文学を専攻。著書『 、 『コレクション日本歌人選 おも 神信仰が広がっています。これをベースにして、琉球王府 (笠間書院、2010) ろさうし』 (笠間書院、 2012) 、 『琉球文学と歴史叙述』 の祭祀組織が成り立っていますが、この講座では琉球王 、編著書『琉球 交叉する歴史と 府の祭祀歌謡集『おもろさうし』を中心にそれがどのよう (勉誠出版、2015) 文化』 (勉誠出版、2014) 。 に見られるかを紹介します。 -神歌『おもろさうし』 の世界を中心に- 島村 幸一(しまむら こういち) 立正大学文学部文学科 教授 歌 -南島の夏正月と 季節感- 酒井 正子(さかい まさこ) 川村学園女子大学名誉教授 踊り 10 茂木 仁史 月 -琉球王国の芸能- 日 28 講師プロフィール 1949 年、大阪府生まれ。東京大学大学院修士課程 回 5 講演の要旨 (もぎ ひとし) 国立劇場おきなわ 調査養成課長 亜熱帯気候の琉球弧では、一年は夏と冬の二季に分けら れ、各々の折り目に正月を迎えます。冬正月は日本本土 からきた習慣です。一方夏正月こそ、独自の世界観にもと づく年間最大の祭りといえましょう。季節の順調な運行を 願い、海山から祖霊を迎え、一つ歳をとり、夜を徹して踊 り明かして新年を迎えるのです。旧暦7~8月の、奄美・ 徳之島の浜下り、奄美大島のアラセツ(新節) 、沖縄北部 のシヌグ等をみてゆきます。 東京大学教養学部(文化人類学)卒業、 博士(民俗学、 國學院大學) 。琉球弧の音楽文化専攻。1983 年より 東京芸術大学民族音楽ゼミナールに参加、また独自 の長期フィールドワークをおこなう。主な著書に『奄美 歌掛けのディアローグ~あそび・ウワサ・死』 (第一書 房 1996、田辺尚男賞) 、 『奄美・沖縄 哭きうたの民 族誌』 (小学館 2005、沖縄タイムス出版文化賞) 、 『日 沖縄の芸能には、庶民の生活や信仰の中から生まれた「沖 縄の民俗芸能」のほか、琉球王国時代に宮中で発祥し培 われた「琉球芸能」があります。洗練された音楽と舞踊 が伝承されますが、 その白眉が「組踊」です。唱え (セリフ) と音楽、演技、踊りなどによる音楽劇で、18 世紀初頭に 踊奉行の玉城朝薫により創作されました。この講座では、 琉球舞踊のほか、組踊における唱えと音楽について、実 演によりわかりやすくご案内します。 講師 茂木仁史/ 1981 年より国立劇場で伝統芸能 の企画・制作・演出等。基金部及び国立能楽堂、国 立演芸場の企画制作を経て、国立劇場おきなわ調査 公開講座申し込み方法(1回からでもご参加いただけます。) 16歳以上の方 300名 受講料 無料 募集期間 8月21日 (金)∼9月18日 (金) 応募方法 ① 往復はがきによる応募 対 象 定 員 本民謡大観 (沖縄・奄美) (共著、 』 日本放送出版協会) 『琉 、 球 交叉する歴史と文化』 (共著、 勉誠出版 2014)など。 養成課課長。著書に平凡社新書「入門日本の太鼓」 ほか。 実演 歌・三線:西江喜春、玉城和樹/安冨祖流の 歌三線奏者。西江は重要無形文化財(人間国宝) 。 踊・唱え:佐辺良和、金城真次/琉球舞踊・ 組踊伝承者。佐辺は日本伝統文化財団賞を受賞。 立正大学品川キャンパス 往復はがきに、 1.講座名「立正大学文学部公開講座」、2.住所、 3.氏名(ふりがな)、 4.年齢、5.連絡先電話番号、を明記し、 下記申込先へお送りください。 申 込 先 〒140-8715 品川区広町2-1-36 品川区文化観光課 生涯学習係 宛 往信用(おもて) 返信用(うら) 返信用(おもて) 返信 ※ 返信ハガキの裏面は 何も記入しないでください。 申し込む方の住所 郵便番号 申し込む方の氏名 1 ‐ 行 ‐ 生涯学習係 品川区広町2 往信 品川区文化観光課 140-8715 往信用(うら) ① 講座名 立正大学文学部公開講座 ② 住所 ③ 氏名(ふりがな) ④ 年齢 ⑤ 連絡先電話番号 36 問い合わせ先 品川区文化観光課 生涯学習係 TEL 03-5742-6837 応募方法 ② webでの申し込み方法 品川区ホームページの電子申請ページからも申請 できます。右のQRコードからアクセスいただけます。 ※申込には利用者IDの登録が必要になります。 ※「立正大学」または「琉球を魅せる」で検索してお申込ください。 ※ご提供いただきます個人情報は本講座のみに使用いたします。 立正大学文学部事務室 TEL 03-3492-8791 詳細は立正大学公式ホームページでもご確認いただけます。http://www.ris.ac.jp/ 立正大学 検索
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