○笠間の笠間の伝統「伝統「菊づくり」づくり」笠間には，１００年の菊づくりの伝統があります。４年前，菊まつり１００周年を記念して，笠間市の小・中・高校生が小菊づくりに挑戦し，市内の各施設に展示しました。本校ではそれ以来，４・５年生が小菊づくりを行い，その経験を生かして６年生では大菊の三本仕立てに挑戦しています。「菊づくり菊を見るときはかげのひと」というように，親が子を長い期間をかけて大切に愛情を注いで育てるように，菊づくりは，時間と愛情が不可欠です。きれいに咲いた菊の花が育ったかげに，多くの方の努力があることを自分たちの肌で実感できればと思います。そして，笠間の伝統にふれることで，さらに郷土愛が育ってくれればと思います。今年で大菊の三本仕立ては４年目の挑戦になります。今年のテーマは「がんばろう笠間市」です。震災の影響から笠間を盛り上げるためにも，大輪の花を咲かせ，笠間市を児童たちみんなで応援していきたいと思います。 ○調べ学習（学習（体験学習）体験学習）＜菊づくりの名人に学ぶ＞・市の観光課の方や菊栽培所の飯村貢先生をお招きして，菊づくりにかける思いやその苦労をお聞きしました。＜菊づくり体験＞・地域のボランティア藤又清次さんのご協力を得て，さし芽の作業から本格的に体験しました。 ◎さし芽 ◎鉢上げ ◎藤又さんのご指導 ◎鉢上げ ◎支柱たて ◎支柱たて ◎わき芽取り ◎輪台づけ（昨年） ◎名札付け（昨年）＜ドイツのラー市との交流＞＜笠間「菊まつり」出品＞・特別賞受賞 ○まとめ＜菊づくりへの意気込み＞・約１年間，菊をしっかりとお世話して，きれいで大きな花を咲かせてあげたいと思いました。・自分たちが育てた菊の花を見てもらい，元気を与えられたらいいなと思います。＜菊づくりの文集から（昨年度）＞・『菊づくりを通して，植物を育てるきれいな心が育ったと思います。心を込めて育てて，きれいな大きな花が咲いた時には，感動しました。「継続は力なり」ということを実感しました。また，菊を育ててみたいです。』笠間市の伝統である菊づくりを体験して，植物を育てる大変さを実感し，命のすばらしさにふれる貴重な体験となりました。