退院パンフレット(帝王切開後の患者様 C

Instruction for a Patient (Cesarean Section)
帝王切開を受けた患者様
退院パンフレット
このパンフレットは退院後の生活上の留意点について書かれておりますが、必要に応じ
て退院前に医師、看護師より特別指示が出ることもあります。退院前にご確認ください。
パンフレットには記載されておらず、問題が解決しない場合はナースステーション
249-465-3305 までご連絡または担当医に連絡してください。
生命維持にかかわるような緊急時は 911 に連絡するか、近くの救急センターまでお越し
ください。
行動制限
退院後 2 週間は安静です。
可能であれば赤ちゃんの世話を誰かに代わってもらいましょう。
(退院後 2 週間~3 週間)
徐々に通常の生活に戻すようしてください。
階段の上り下りは原則禁止です。
赤ちゃんよりも重いものは持たないでください。
運転は担当医の許可が出るまで禁止です。
腹筋のサポートのため腹部サポート下着を着用しましょう。
運動は医師の許可が出るまで禁止です。
栄養
普通食
水分は多く取りましょう。一日コップ6~8杯
バランスの取れた食事
妊婦用のビタミン剤を継続して内服してください。
排泄
便秘になった場合は便をやわらかくする Milk of Magnesia を医師の許可を受けたあ
とに内服してください。
水分を多めに取り繊維を多く含む食品を摂取するように心がけてください。
清潔
シャワー浴
陰部の洗浄を継続してください。
タンポンは医師の許可が出るまで禁止
発熱
悪寒がすることがあれば熱を測ってください。
熱が 101 度(38.3 度)もしくは 100.4 度(38 度)が 4 時間の間に 2 回計測された場合は
直ちに担当に連絡してください。手術後の感染症を早期に発見し治療を行うことで、重
症化することを防ぎます。
疼痛コントロール
退院時に処方された薬を指示に従い内服してください。
疼痛がひどくなるようならば、必ず担当医師に連絡してください。
アスピリンは出血しやすくするため内服禁止
創部の処置
創部はやさしくシャワーで洗い流す程度にしてください。ごしごしこすらないこと。傷
口にガーゼやフィルムをあてる必要がないと指示された場合は傷口をカバーしなくて結
構です。洋服などがすれて気になるようでしたら薄いガーゼを一枚上に覆ってください。
傷口についているテープは術後7日経ったらやさしくはがしてください。自然に剥がれ
落ちる場合もあります。傷口から出血や膿のようなもが出たり、傷口が開いたりした場
合は直ちに担当医に連絡してください。
膣分泌液
出産後 4~6 週間は膣から出血があります。
日にちがたつにつれて分泌液は少なく茶褐色に変わっていきます。
排尿が頻回で排尿時痛があるときは医師に連絡してください。
性交について
医師の許可が出てから開始してください。
産後うつ
産後は女性ホルモンの急激な変化により、気分が落ち込んでしまうことがよくあります。
気持ちをゆったりと持ち、あせらず、必要なときは旦那さんや、周りの人に相談したり、
育児や家事を手伝ってもらいましょう。
以下のような症状が出た場合はすぐに担当産婦人科医に連絡してください。
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100.4F(41 度)以上の発熱
異常なお腹の痛み
下肢の痛みや腫れ
嘔吐を伴う吐き気が 12 時間続く
突然の胸のいたみ、締め付け感
息切れ
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インフルエンザにかかったような症状 筋肉痛 発熱(高熱 100.4F↑) 悪寒
など
 重度の頭痛、手肢のむくみ、視界がゆがむ
 手術創部や会陰切開部の痛み、腫脹、赤みの増強
 悪臭のする膣分泌液や悪露、会陰切開部や創部から悪臭のする分泌液が出る
 50 セントコイン異常大きな血液の塊や出産直後よりも多くなる出血、赤いフレ
ッシュな出血(茶褐色ではない)
ナプキンが 1 時間のあいだに赤いフレッシュな血で汚れ交換しなくてはいけない
ほどの出血
1 日 6 回以上生理用ナプキンが汚れ交換しなくてはいけないほどの出血
 排尿時の焼け付けるような痛み、頻回な排尿
 乳房の発赤、しこりや異常な痛み
 産後うつ症状が 2 週間以上続く時
無気力、ベッドから出たくなくなり洋服に着替えるのも面倒に思える、家族の世
話や自分の世 話も行いたくなくなる。自分自身または赤ちゃんを傷つけたくなる。
プロビデンス産婦人科