リハビリの成果を最大限に引き出す リハビリテーション看護。

ご案内 図
至栄生
200
本陣通3西
本陣通3
至栄生
本陣通2
井深町
佐古前町
鳥居通
3北東
鳥居通
三丁目
亀島駅
環状線
中村生涯学習
センター
190
地下鉄東山線
本陣駅
鵜飼病院
老人保健施設第1若宮
ほのか
小学校
ほのか
小学校東
大秋町
四丁目
中村
区役所西
バス停
笹島
通所リハビリテーション
通所リハビリテーション
黄金通2
黄金通3
黄金
跨線橋北
畑江通3
名古屋高速5号万場線
至烏森
米野駅
ささしま
ライブ駅
黄金IC
出入口
線
古屋
近
鉄名
な
あお
み線
黄金跨線橋下
至白川IC 至大須
米野
小学校東
米野小学校
黄金中学校
畑江通5
名駅通
千成通2
115
中村警察署
太閤通3 中村 笈瀬通
区役所駅
TEL 052-461-3132
FAX 052-461-3231
名古屋市中村区太閤通4-1
鵜飼リハビリテーション病院
中村郵便局
リ ハ ッピ ー
〈特 集〉
須通
大
運河通3
TEL 052-461-3237
FAX 052-461-3238
名古屋市中村区太閤通4-1
通所リハビリ ウカイ
TEL 052-461-9195
FAX 052-461-3107
名古屋市中村区寿町6-1
至豊橋
大門訪問看護ステーション
交通アクセスのご案内
交通アクセスのご案
■ 地下鉄/桜通線「中村区役所」①出口より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・徒歩約 1分
■ 市バス・名鉄バス/「中村区役所」下車・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・徒歩約 1分
■ JR名古屋駅太閤通口より・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・車で約 5分
■ 名古屋高速道路「黄金」ICより北へ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・車で約 5分
TEL 052-471-2533
FAX 052-485-9702
名古屋市中村区大門町30
中部リハビリテーション専門学校
TEL 052-461-1677
FAX 052-471-2333
名古屋市中村区若宮町2-2
http://www.chureha.kzan.jp/
中部看護専門学校
当院は、
医療機能評価
認定病院です。
TEL 052-461-3133
FAX 052-483-0873
名古屋市中村区寿町29
http://kango.kzan.jp/
日本聴能言語福祉学院
〒453-0811 名古屋市中村区太閤通4-1
TEL 052-461-3132 FAX 052-461-3231
Eメール [email protected] ホームページ http://www.ukaireha.kzan.jp/
TEL 052-482-8788
FAX 052-471-8703
名古屋市中村区若宮町2-14
http://ncg.kzan.jp/
Vol. 53
中村区役所バス停
愛昇殿
鵜飼リハビリテーション病院
至伏見
パチンコ
大門通バス停
名古屋駅
名古屋銀行
大門
椿神社前
中部
リハビリテーション
専門学校
中村区役所
日本聴能言語
福祉学院
地下
鉄桜
通線
至津島
中村保健所
大門訪問看護
ステーション
太閤通6
則武本通3
通所リハビリ ウカイ
68
太閤通7
TEL 052-461-3175
FAX 052-461-3136
名古屋市中村区寿町30
J
R
中部看護
専門学校
ピアゴ
Vol.
老 人 保 健 施 設 第1 若宮
則武本通2
中村日赤駅
名古屋第一
赤十字病院
鵜飼病院
TEL 052-461-3131
FAX 052-461-3136
名古屋市中村区寿町30
名鉄名古屋本線
鳥居通2
時代のニーズに応える
珪山会グループ
至岐阜
至丸の内
至大治
本陣通4
至栄生
鵜飼リハビリテーション病院 ハートフル情報誌
53
発行人/鵜飼泰光 発 行/鵜飼リハビリテーション病院広報委員会
名古屋市中村区太閤通4-1
http://www.ukaireha.kzan.jp/
編 集/鵜飼リハビリテーション病院広報委員会
編集グループ
編集協力/プロジェクトリンクト事 務 局
発 行/平成27年10月1日
リハビリの成果を最大限に引き出す
リハビリテーション看護。
特集
リハビリの成果を最大限に引き出す
リハビリテーション看護。
「たとえ機能訓練の時間にADLができていても、
生活の場である病棟でできなければ、ご自宅ではでき
ません。機能訓練でたまたまできていることを日常化
し、毎日できるようにする。そして、患者さんがご自宅
に帰れるようにする。それがリハビリ看護の特徴です」。
そう語る猪川は、リハビリ看護の目標を「患者さんの生
今回のReHappyでは、鵜飼リハビリテーション病院における
活の再構築」だと話す。「患者さんには、麻痺や障害
リハビリテーション看護(以下リハビリ看護)
を取り上げる。
の影響で、以前と同じ生活を送れない方も多い。そう
リハビリ看護とは、理学療法・作業療法・言語療法などの訓練のときに
した患者さんの退院後の生活を、今までの生活を踏ま
<できるADL(日常生活動作)>を、
日々、24時間
えた上で、看護のアプローチから構築し直していくの
<しているADL(日常生活動作)>へと変えていくことである。
患者さんの尊厳を守る
『ケア10項目宣言』。
をめざしています」。
患者さんの回復に大きな影響を与えるリハビリ看護
<できるADL>を<しているADL>へ。そのため
のアプローチ。その質の向上のため、同院では特に3
には、欠かすことのできない3つの看護アプローチが
年前から『ケア10項目宣言』
(次頁)の徹底に取り組ん
あると猪川は言う。それが、<基本的なケア>、<健康
でいる。これは、一 般 社団法人回復 期リハビリテー
の維持管理>、<主体性の回復の支援>だ。<基本的
ション病棟協会が、回復期リハビリテーション病棟に
なケア>とは、回復期における基本的なケアのこと(ケ
おける基本的なケアの指針として掲げ、社会に向けて
ア10項目。詳細は後述)であり、<健康の維持管理>
出した宣言である。この宣言の目的を猪川は、
「患者さ
とは、合併症の予防や慢性疾患のコントロールなど、患
んの尊厳を守ること」だと語る。「急性期はベッドで食
者さんの全身管理を行なうこと。そして、<主体性の回
事、排泄、清拭をします。でも、生活の再構築をめざす
一定時間、横になる必要がありません。早くから体を
復の支援>とは、患者さんが自分の意思・判断で行動
回復期でそれを続けてはいけない。ベッドでは寝るだ
動かすことができるため、患者さんのリハビリ時間をよ
しようとする態度や、自ら能動的に物事に取り組むこと
け、食事は食堂で、排泄はトイレで、そしてお風呂にも
り多く確保できるんですよ」。
をサポートすることである。この3つのアプローチを通
入りましょうと。そうした普通の生活を送っていただく
8月のある日の正午過ぎ、鵜飼リハビリテーション病
さらに同院では、栄養を注入するときにだけ、鼻から
して、看護師は、患者さんが心身ともに万全な状態でリ
ことが、患者さんの人としての尊厳を守ります。それに
院の食堂に経管栄養を受ける患者さんがいた。経管
管を入れる「間欠的経管栄養法」にも意欲的に取り組
ハビリに臨めるよう努めているのだ。
決められた時間で機能訓練だけやっていても、患者さ
栄養とは、経口摂取(食事を口からとること)が難しい
む。管の出し入れに時間がかかるにもかかわらず、この
なかでも猪川は、<主体性の回復の支援>が、回復
んは良くならない。看護師がこの10項目を徹底すること
患者さんに対し、鼻や腹部から直接胃にチューブを入
方法を採用する理由を猪川はこう説明する。「管を留
期 の 看 護 に お いて
れて栄養補給を行なう処置のこと。担当の看護師が、
置すると、唾液を飲み込むたびに管が喉や食道に擦れ、
非常に大きな意味を
患者さんに話しかけながらシリンジ(注射筒)で栄養
患者さんはだんだん嚥下(飲食物を飲み下すこと)を
持 つと考えている。
剤を注入していく。その様子を見ながら、看護副部長
しなくなります。だから当院では、なるべく普段は管を
「主体性があるのと
の猪川まゆみが説明する。「当院では、栄養剤に混ぜ
抜き、患者さんが違和感なく唾液を飲めるようにしてい
ないのとでは、患者
て増粘剤も入れ、胃の中で固形化が進むようにしてい
ます。そして管を抜いている間に、口の体操や舌の運
さん の 回 復 具 合 は
ます。そうすると胃が刺激され消化吸収が進むので、
動などを実施。嚥下機能を向上させ、経口摂取へと繋
全 然 違います。そし
げることを図っています」。
てこの主体性の回復
他にも同院では、洗面や毎食後の口腔ケアを可能な
は患者さんだけでは
限り洗面所で行なう。「患者さんも私たちも、ベッドサ
できません。患者さ
イドで行なった方がはるかに楽です。でも、たとえ車椅
んへの説明や評価、
子の患者さんでも、車椅子で洗面所までお連れし、介
そして傾 聴など、医
助が必要なら、介助しながらでもご自身で洗面をして
療者と患者さんとの
いただきます。そのようにして、患者さんの日常生活す
関係を通して、はじ
べてを、リハビリテーションへと繋げていきます」(猪
めて回復していくも
川看護副部長)。
のなんです」。
リハビリ看護におけるアプローチとは何か。
そしてそこで大切なものは何なのか。
患者さんの生活を再構築するため、同院看護部が取り組む
さまざまな試みとその意味について、
同院の猪川まゆみ看護副部長に話を伺った。
看護副部長 猪川まゆみ
機能訓練以外のときを
リハビリに繋げるために。
02
主体性の回復が、
患者さんを回復へと導く。
リ ハ ッピ ー
リ ハ ッピ ー
03
特集
リハビリの成果を最大限に引き出す
リハビリテーション看護。
「たとえ機能訓練の時間にADLができていても、
生活の場である病棟でできなければ、ご自宅ではでき
ません。機能訓練でたまたまできていることを日常化
し、毎日できるようにする。そして、患者さんがご自宅
に帰れるようにする。それがリハビリ看護の特徴です」。
そう語る猪川は、リハビリ看護の目標を「患者さんの生
今回のReHappyでは、鵜飼リハビリテーション病院における
活の再構築」だと話す。「患者さんには、麻痺や障害
リハビリテーション看護(以下リハビリ看護)
を取り上げる。
の影響で、以前と同じ生活を送れない方も多い。そう
リハビリ看護とは、理学療法・作業療法・言語療法などの訓練のときに
した患者さんの退院後の生活を、今までの生活を踏ま
<できるADL(日常生活動作)>を、
日々、24時間
えた上で、看護のアプローチから構築し直していくの
<しているADL(日常生活動作)>へと変えていくことである。
患者さんの尊厳を守る
『ケア10項目宣言』。
をめざしています」。
患者さんの回復に大きな影響を与えるリハビリ看護
<できるADL>を<しているADL>へ。そのため
のアプローチ。その質の向上のため、同院では特に3
には、欠かすことのできない3つの看護アプローチが
年前から『ケア10項目宣言』
(次頁)の徹底に取り組ん
あると猪川は言う。それが、<基本的なケア>、<健康
でいる。これは、一 般 社団法人回復 期リハビリテー
の維持管理>、<主体性の回復の支援>だ。<基本的
ション病棟協会が、回復期リハビリテーション病棟に
なケア>とは、回復期における基本的なケアのこと(ケ
おける基本的なケアの指針として掲げ、社会に向けて
ア10項目。詳細は後述)であり、<健康の維持管理>
出した宣言である。この宣言の目的を猪川は、
「患者さ
とは、合併症の予防や慢性疾患のコントロールなど、患
んの尊厳を守ること」だと語る。「急性期はベッドで食
者さんの全身管理を行なうこと。そして、<主体性の回
事、排泄、清拭をします。でも、生活の再構築をめざす
一定時間、横になる必要がありません。早くから体を
復の支援>とは、患者さんが自分の意思・判断で行動
回復期でそれを続けてはいけない。ベッドでは寝るだ
動かすことができるため、患者さんのリハビリ時間をよ
しようとする態度や、自ら能動的に物事に取り組むこと
け、食事は食堂で、排泄はトイレで、そしてお風呂にも
り多く確保できるんですよ」。
をサポートすることである。この3つのアプローチを通
入りましょうと。そうした普通の生活を送っていただく
8月のある日の正午過ぎ、鵜飼リハビリテーション病
さらに同院では、栄養を注入するときにだけ、鼻から
して、看護師は、患者さんが心身ともに万全な状態でリ
ことが、患者さんの人としての尊厳を守ります。それに
院の食堂に経管栄養を受ける患者さんがいた。経管
管を入れる「間欠的経管栄養法」にも意欲的に取り組
ハビリに臨めるよう努めているのだ。
決められた時間で機能訓練だけやっていても、患者さ
栄養とは、経口摂取(食事を口からとること)が難しい
む。管の出し入れに時間がかかるにもかかわらず、この
なかでも猪川は、<主体性の回復の支援>が、回復
んは良くならない。看護師がこの10項目を徹底すること
患者さんに対し、鼻や腹部から直接胃にチューブを入
方法を採用する理由を猪川はこう説明する。「管を留
期 の 看 護 に お いて
れて栄養補給を行なう処置のこと。担当の看護師が、
置すると、唾液を飲み込むたびに管が喉や食道に擦れ、
非常に大きな意味を
患者さんに話しかけながらシリンジ(注射筒)で栄養
患者さんはだんだん嚥下(飲食物を飲み下すこと)を
持 つと考えている。
剤を注入していく。その様子を見ながら、看護副部長
しなくなります。だから当院では、なるべく普段は管を
「主体性があるのと
の猪川まゆみが説明する。「当院では、栄養剤に混ぜ
抜き、患者さんが違和感なく唾液を飲めるようにしてい
ないのとでは、患者
て増粘剤も入れ、胃の中で固形化が進むようにしてい
ます。そして管を抜いている間に、口の体操や舌の運
さん の 回 復 具 合 は
ます。そうすると胃が刺激され消化吸収が進むので、
動などを実施。嚥下機能を向上させ、経口摂取へと繋
全 然 違います。そし
げることを図っています」。
てこの主体性の回復
他にも同院では、洗面や毎食後の口腔ケアを可能な
は患者さんだけでは
限り洗面所で行なう。「患者さんも私たちも、ベッドサ
できません。患者さ
イドで行なった方がはるかに楽です。でも、たとえ車椅
んへの説明や評価、
子の患者さんでも、車椅子で洗面所までお連れし、介
そして傾 聴など、医
助が必要なら、介助しながらでもご自身で洗面をして
療者と患者さんとの
いただきます。そのようにして、患者さんの日常生活す
関係を通して、はじ
べてを、リハビリテーションへと繋げていきます」(猪
めて回復していくも
川看護副部長)。
のなんです」。
リハビリ看護におけるアプローチとは何か。
そしてそこで大切なものは何なのか。
患者さんの生活を再構築するため、同院看護部が取り組む
さまざまな試みとその意味について、
同院の猪川まゆみ看護副部長に話を伺った。
看護副部長 猪川まゆみ
機能訓練以外のときを
リハビリに繋げるために。
02
主体性の回復が、
患者さんを回復へと導く。
リ ハ ッピ ー
リ ハ ッピ ー
03
で、機能訓練以外の時間をリハビリへと繋げ、ADL
の向上と患者さんの自立にも繋がるのです」。
急性期病院を退院した患者さんとその家族は、回復
期リハビリテーション病院に来て初めて、障害やこれか
らの生活という<現実>に向き合う。その際、落ち込
み、不安になり、やり場のない怒りを持つ患者さんも多
い。そうした患者さんの気持ちに寄り添い、気持ちを
受け止めつつ患者さんを前向きな気持ちへと導く。そ
れが患者さんの主体性の回復に繋がるのである。「主
体性は、患者さんが一人の人間として大切に扱われて
回復期リハ病棟ケア:10項目宣言
1. 食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への
取り組みを推進しよう
2. 洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう
3. 排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しない
ようにしよう
1
Topic
充実の教育体制が、質の高い看護を可能にする。
4. 入浴は週2回以上、必ず浴槽に入れるようにしよう
鵜飼リハビリテーション病院の看護部では、3年前にク
じて、訪問看護や高度急性期病院などの見学も取り入れ
5. 日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう
リニカルラダー(※)を導入。珪山会グループや院内全体
ている。
6. 二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、
可能な限り抑制は止めよう
の教育と並行して、看護部のスキルアップに努めている。
回復期リハビリテーションでの看護教育にクリニカルラ
習熟段階はレベルⅠ∼ⅢBの5つに分かれ、レベルに応
ダーを整備する病院はまだ少なく、同院看護部の先駆的
7. 他職種と情報の共有化を推進しよう
いると思えてはじめて回復します。だから、回復期では
8. リハ技術を習得し看護ケアに生かそう
より丁寧に、患者さんを尊重した看護を提供しなけれ
9. 家族へのケアと介護指導を徹底しよう
ばならないんです」
(猪川看護副部長)。
10. 看護計画を頻回に見直しリハ計画に反映しよう
<ケア10項目>の徹底が
看護師を成長させる。
For the Best Rehabilitation
患者さんの食事を見ていて、そろそろ食事の形態を移行
できそうだと感じたら、タイムリーに言語聴覚士に伝えて
いく―。
猪川は言う。
「以前は指示待ちでリハビリスタッフ
『ケア10項目宣言』
の徹底に看護部として取り組んで3
の言われるままでした。
でも今は患者さんの状態を見て、
年。猪川には手応えもある。その一つが、カンファレンス
自ら彼らに発信できるようになったんです」
。
な取り組みである。これにより、
レベルごとの主な目標
レベルⅠ(新人)
・指導を受けながら看護基本技術を安全・確実にできる
・回復期リハビリ看護の特徴と業務内容が理解できる 等
・受け持ち患者の看護過程の展開ができる
レベルⅡA(2年目)
・家族の理解と支援ができる 等
看護師の看護実践能力を等し
く向上させ、すべての患者さん
により良い看護を提供すること
を図っている。
レベルⅡB(3年目)
・プリセプター(新人教育係)の役割を理解し、責任ある行動が果たせる
・個別性を踏まえた全人的なアセスメント(判断や分析)ができる 等
レベルⅢA(4年目)
・組織人としての自覚を持ち、教育・研究活動を実施できる
・ワーキンググループ活動を通じ、自己学習を高めることができる 等
※クリニカルラダーとは、看護師と
レベルⅢB(5∼6年目)
・リハビリ看護の実践モデルとなり指導的役割ができる
・専門職としてやりがいをもってキャリア開発ができる 等
つけるためのキャリア開発プラン。
(病状の検討会)における意識の変化だ。以前のカンファ
今後について、
「今まで以上に、患者さんを尊重し、主
レンスでは、看護師が発言するのは、主に排泄と薬のこ
体性の回復ができる看護を提供していきたい」と話す猪
とだけ。しかし今では、看護師の視点から、どのように自
川。
「たとえば言葉遣い一つとっても、常に患者さんに丁
宅の生活に戻っていただくのか、どのように家族指導を
寧語で接することです。そのことで、はじめて人として大
行なうのかを自身でまとめて発表する。全身管理から
切にされていると感じる患者さんもいるのですから」。最
ADLのゴール設定まで。看護師が、患者さんや家族を含
後に猪川はこう締めくくった。
「私が当院看護部の宝だと
豊富な院外教育を、
より良いリハビリに繋げる。
めた総合的なアセスメント(判断や分析)をできるように
思っているのは、師長・主任をはじめとする看護介護全
職員による院外研修や勉強会への積極的な参加。これ
なった。
員が、ワーキンググループなどに非常に前向きに、そして
は同院の大きな特徴である。看護部でも、多くの看護師
そしてもう一つが、自分たちの仕事とリハビリスタッフ
意欲的に取り組むこと。
この姿勢がなければ今の変化は
が、学会やさまざまな研修、勉強会に参加している。参加
の仕事をより深く関連づけられるようになったこと。たと
ありません。これからもこの姿勢を持ち続け、看護部全
した看護師は、そこで得た知識や成果を院内で発表。ス
えば、
食事の際の姿勢に問題があれば、
すぐに作業療法
体で、
患者さんとご家族により良いリハビリ看護を提供し
タッフ間で共有することで、より良いリハビリに繋げるこ
士に発信。
作業療法士の協力を得て姿勢を整える。
また、
ていきます」
。
とを図っている。
2
Topic
しての知識や技術を段階的に身に
ラダーとは梯子のこと。
3
Topic
ワーキンググループで、
組織の課題を克服する。
また同院は、リハビリ看護のスペシャリストを育てるため、
回復期リハビリテーション病棟協会が認定する<回復期
リハビリテーション看護師>の資格取得を奨励している。
同院の看護部には、さまざまなワーキンググループ(以下
毎年、東京で行なわれる計18日間の研修に看護師を送
WG)がある。本文で述べた<ケア10項目>を徹底する
り出し、現在、同院には6名の<回復期リハビリテーショ
取り組みも、始まりはWGからだった。昨年は、さらなる
ン看護師>が在籍する。
家族のケアのため、<家族看護のWG>が始動。今年も、
<摂食嚥下(飲食物を認識して口に取り込み飲み下すこ
と)のWG>、<コンチネンスケア(排泄管理)のWG>な
どが立ち上がっている。
同院の看護部では、こうしたWG活動に積極的に取り組
むことで、組織の課題を解決。加えて、看護師一人ひとり
が、WG活動を通じて自らを高め、リハビリ看護の質を向
上することを図っている。
04
リ ハ ッピ ー
リ ハ ッピ ー
05
で、機能訓練以外の時間をリハビリへと繋げ、ADL
の向上と患者さんの自立にも繋がるのです」。
急性期病院を退院した患者さんとその家族は、回復
期リハビリテーション病院に来て初めて、障害やこれか
らの生活という<現実>に向き合う。その際、落ち込
み、不安になり、やり場のない怒りを持つ患者さんも多
い。そうした患者さんの気持ちに寄り添い、気持ちを
受け止めつつ患者さんを前向きな気持ちへと導く。そ
れが患者さんの主体性の回復に繋がるのである。「主
体性は、患者さんが一人の人間として大切に扱われて
回復期リハ病棟ケア:10項目宣言
1. 食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への
取り組みを推進しよう
2. 洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう
3. 排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しない
ようにしよう
1
Topic
充実の教育体制が、質の高い看護を可能にする。
4. 入浴は週2回以上、必ず浴槽に入れるようにしよう
鵜飼リハビリテーション病院の看護部では、3年前にク
じて、訪問看護や高度急性期病院などの見学も取り入れ
5. 日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう
リニカルラダー(※)を導入。珪山会グループや院内全体
ている。
6. 二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、
可能な限り抑制は止めよう
の教育と並行して、看護部のスキルアップに努めている。
回復期リハビリテーションでの看護教育にクリニカルラ
習熟段階はレベルⅠ∼ⅢBの5つに分かれ、レベルに応
ダーを整備する病院はまだ少なく、同院看護部の先駆的
7. 他職種と情報の共有化を推進しよう
いると思えてはじめて回復します。だから、回復期では
8. リハ技術を習得し看護ケアに生かそう
より丁寧に、患者さんを尊重した看護を提供しなけれ
9. 家族へのケアと介護指導を徹底しよう
ばならないんです」
(猪川看護副部長)。
10. 看護計画を頻回に見直しリハ計画に反映しよう
<ケア10項目>の徹底が
看護師を成長させる。
For the Best Rehabilitation
患者さんの食事を見ていて、そろそろ食事の形態を移行
できそうだと感じたら、タイムリーに言語聴覚士に伝えて
いく―。
猪川は言う。
「以前は指示待ちでリハビリスタッフ
『ケア10項目宣言』
の徹底に看護部として取り組んで3
の言われるままでした。
でも今は患者さんの状態を見て、
年。猪川には手応えもある。その一つが、カンファレンス
自ら彼らに発信できるようになったんです」
。
な取り組みである。これにより、
レベルごとの主な目標
レベルⅠ(新人)
・指導を受けながら看護基本技術を安全・確実にできる
・回復期リハビリ看護の特徴と業務内容が理解できる 等
・受け持ち患者の看護過程の展開ができる
レベルⅡA(2年目)
・家族の理解と支援ができる 等
看護師の看護実践能力を等し
く向上させ、すべての患者さん
により良い看護を提供すること
を図っている。
レベルⅡB(3年目)
・プリセプター(新人教育係)の役割を理解し、責任ある行動が果たせる
・個別性を踏まえた全人的なアセスメント(判断や分析)ができる 等
レベルⅢA(4年目)
・組織人としての自覚を持ち、教育・研究活動を実施できる
・ワーキンググループ活動を通じ、自己学習を高めることができる 等
※クリニカルラダーとは、看護師と
レベルⅢB(5∼6年目)
・リハビリ看護の実践モデルとなり指導的役割ができる
・専門職としてやりがいをもってキャリア開発ができる 等
つけるためのキャリア開発プラン。
(病状の検討会)における意識の変化だ。以前のカンファ
今後について、
「今まで以上に、患者さんを尊重し、主
レンスでは、看護師が発言するのは、主に排泄と薬のこ
体性の回復ができる看護を提供していきたい」と話す猪
とだけ。しかし今では、看護師の視点から、どのように自
川。
「たとえば言葉遣い一つとっても、常に患者さんに丁
宅の生活に戻っていただくのか、どのように家族指導を
寧語で接することです。そのことで、はじめて人として大
行なうのかを自身でまとめて発表する。全身管理から
切にされていると感じる患者さんもいるのですから」。最
ADLのゴール設定まで。看護師が、患者さんや家族を含
後に猪川はこう締めくくった。
「私が当院看護部の宝だと
豊富な院外教育を、
より良いリハビリに繋げる。
めた総合的なアセスメント(判断や分析)をできるように
思っているのは、師長・主任をはじめとする看護介護全
職員による院外研修や勉強会への積極的な参加。これ
なった。
員が、ワーキンググループなどに非常に前向きに、そして
は同院の大きな特徴である。看護部でも、多くの看護師
そしてもう一つが、自分たちの仕事とリハビリスタッフ
意欲的に取り組むこと。
この姿勢がなければ今の変化は
が、学会やさまざまな研修、勉強会に参加している。参加
の仕事をより深く関連づけられるようになったこと。たと
ありません。これからもこの姿勢を持ち続け、看護部全
した看護師は、そこで得た知識や成果を院内で発表。ス
えば、
食事の際の姿勢に問題があれば、
すぐに作業療法
体で、
患者さんとご家族により良いリハビリ看護を提供し
タッフ間で共有することで、より良いリハビリに繋げるこ
士に発信。
作業療法士の協力を得て姿勢を整える。
また、
ていきます」
。
とを図っている。
2
Topic
しての知識や技術を段階的に身に
ラダーとは梯子のこと。
3
Topic
ワーキンググループで、
組織の課題を克服する。
また同院は、リハビリ看護のスペシャリストを育てるため、
回復期リハビリテーション病棟協会が認定する<回復期
リハビリテーション看護師>の資格取得を奨励している。
同院の看護部には、さまざまなワーキンググループ(以下
毎年、東京で行なわれる計18日間の研修に看護師を送
WG)がある。本文で述べた<ケア10項目>を徹底する
り出し、現在、同院には6名の<回復期リハビリテーショ
取り組みも、始まりはWGからだった。昨年は、さらなる
ン看護師>が在籍する。
家族のケアのため、<家族看護のWG>が始動。今年も、
<摂食嚥下(飲食物を認識して口に取り込み飲み下すこ
と)のWG>、<コンチネンスケア(排泄管理)のWG>な
どが立ち上がっている。
同院の看護部では、こうしたWG活動に積極的に取り組
むことで、組織の課題を解決。加えて、看護師一人ひとり
が、WG活動を通じて自らを高め、リハビリ看護の質を向
上することを図っている。
04
リ ハ ッピ ー
リ ハ ッピ ー
05
通 所リハビリ ウカイ
珪山会
■通所リハビリテーション(1∼2時間)
・
(3∼4時間)
病院でのリハビリと
同等のリハビリの提供に努めています。
グループからの
んの状態やニーズに合わせ、医師やリハビリ専門スタッフがサービスを提
体力や基本動作能力の向上をはかりたい方を
対象に、20∼40分の個別訓練と1∼3時間程
度の自主訓練を行います。
供します。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を配置し、病院でのリハビ
対
介護保険で行う通所リハビリテーション施設(デイケア)です。利用者さ
お知らせ
リ(医療保険)が終了となった場合でも同等のリハビリを提供できるよう
努めています。
日常生活での動作獲得やコミュニ
患者さんにとってより快適な入院診療・外来診療を提供できるよう努めて
います。急に体調が悪くなられた方や、救急車の受け入れにも対応してお
り、
整形外科手術も行っています。
また、患者さん、ご家族の「自宅で生
活を」という気持ちにお応えできるよ
利用者さんの笑顔が
職員の励みです。
第1若宮では、年間を通して、節分や
夏祭りなど季節に合わせた行事のほか、
診療科目:内科・神経内科・外科・消化器外科・
整形外科・リハビリテーション科・
放射線科
お花見や遠足などの外出行事を実施し
ています。
行事では、機能訓練や認知症の進行予
病 床 数:120床(一般病床30、地域包括ケア
防の援助も取り入れながら、利用者さん
病床30、療養型病床60)
外来受付時間
が、ご自分の能力に合わせて楽しんで参
ています。法人内外の居宅介護支援事
月∼金曜日 9:00∼12:00 / 15:30∼18:00
加していただけるよう配慮しています。
護保険サービス事業所と協力し、患者
さんのご自宅での生活を支えます。
鵜飼リハビリテーション病院
利用者さんの状態に合わせ、
専門スタッフがリハビリや運動を実施します。
介護保険で行う通所リハビリテーショ
ン施設(デイケア)で、1時間30分の短時
間型通所リハビリを提供しています。病
院を退院した後、安心してご自宅での生
活が送れるよう、専門スタッフ(理学療法
※在宅医療サービス、介護保険サービスも行っています。
利用者さんが行事で見せてくださる笑
顔が、職員の励みになっています。これからも、一人でも多くの利用者さん
■通所リハビリテーション(1∼2時間)
大門訪問看護ステーション
施設概 要
短期間の利用も可能。
退院後の不安を取り除きます。
利用者さんの状態に合わせ、20∼40分の個別
訓練と1時間程度の自主訓練で体力や基本
動作能力の維持・向上をはかります。
「退院後すぐに体調が悪くならないだろうか」
「自宅でどんな運動をすれ
対
退院後の不安はどなたもお持ちだと思います。
象:要介護・要支援認定の方
ご利用日:月・木、火・金、水・土
(祝祭日を含む)
ばいいのだろう」
「トイレやお風呂の介助がうまくできるだろうか」など、
当ステーションでは、退院前のリハビリ見学等を通して入院スタッフか
ご利用時間:午前 9:00∼10:30/10:30∼12:00
午後13:00∼14:30/14:30∼16:00
らの情報収集を実施しており、退院後、
せ、個別リハビリ(20∼40分)や機械を
サービス内容
士・作業療法士・言語聴覚士)が週1∼
また、
平成24年から、
要介護者の方に限りお宅への訪問を始めました。
実際
の生活現場で情報収集を行うことで、
解決が必要な課題を明確にし、
より充
実したリハビリを提供できるよう、
スタッフ一丸となりサポートしています。
○筋力増強訓練や関節運動など
○食事・排泄・更衣・入浴など日常生活動作
○住宅環境の整備
○ホームプログラムの指導 など
※食事・入浴・送迎はありません。
○健康状態の確認(メディカルチェック)など
※食事・入浴・送迎はありません。
■通所リハビリテーション(6∼8時間)
介護を必要とする方を対象に、心身機能の維
持・向上のためのリハビリを提供するとともに、
入浴・食事・送迎サービス等も行います。
対
象:中村区にお住まいの要介護認定の方
ご利用日:月∼土曜日
(祝祭日、
年末年始を除く)
ご利用時間:9:50∼16:10
サービス内容
○理学療法士、
作業療法士によるリハビリテーション
○日常生活の援助
(健康状態の確認、
入浴・食事の介助等)
○在宅生活における各種相談
に、
楽しんで参加していただけるような行事を企画していきます。
士)が利用者さんの状態やニーズに合わ
使っての運動(40∼50分)を実施します。
リ ハ ッピ ー
土 曜 日 9:00∼12:00
休 診 日 日・祝
午後13:30∼17:00
施設概要
う、リハビリテーションにも力を入れ
業所や訪問看護ステーション等の介
06
リハビリテーションを中心に医療・福祉活動を
展開しています。最先端設備と人に優しい環境
を整え、患者さん一人ひとりを支えます。
ご利用時間:午前 9:00∼12:30
○3つのコースと利用者に応じた個別リハビリ
テーション
老人保健施設 第1若宮
当院は、地域に密着した病院として近隣の病院や診療所と連携を取り、
(祝祭日、
年末年始を除く)
サービス内容
低周波やホットパック等を行います。
施設概 要
ご利 用日:月∼金曜日
機能や筋力の維持・向上がはかれるよう
での筋力強化やマッサージ、物理療法の
地域に密着した病院として、
患者さんやご家族を支えます。
象:要介護・要支援認定の方
ケーション能力の向上等をめざし、身体
プログラムを立案。個別リハビリ、機器
鵜 飼 病院
施設概要
看護師やリハビリスタッフ(理学療法
2回程度訪問して、ご本人の状態や環
境に合わせた指導・援助をしています。
退院後から生活が落ち着くまでの短期
間利用も可能です。
施設概要
看護師、
リハビリスタッフがご自宅に訪問し、
利用者さんやご家族が安全・安心に暮らせる
よう、
在宅生活を支援します。
営業日時:月∼金曜日 9:00∼18:00
(祝祭日、
年末年始を除く)
サービス提供地域:中村区・西区・中川区
サービス内容
○健康状態・病状観察
○日常生活の支援
○医療処置・カテーテル管理支援
○在宅リハビリテーション
○看護・介護・住宅改修・福祉用具の助言、相談 など
※ご利用にあたっては医師の指示書が必要です。
ステーションに
お問い合わせいただくか、
ケアマネージャーにご相談ください。
※看護師の24時間対応。
リ ハ ッピ ー
07
通 所リハビリ ウカイ
珪山会
■通所リハビリテーション(1∼2時間)
・
(3∼4時間)
病院でのリハビリと
同等のリハビリの提供に努めています。
グループからの
んの状態やニーズに合わせ、医師やリハビリ専門スタッフがサービスを提
体力や基本動作能力の向上をはかりたい方を
対象に、20∼40分の個別訓練と1∼3時間程
度の自主訓練を行います。
供します。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を配置し、病院でのリハビ
対
介護保険で行う通所リハビリテーション施設(デイケア)です。利用者さ
お知らせ
リ(医療保険)が終了となった場合でも同等のリハビリを提供できるよう
努めています。
日常生活での動作獲得やコミュニ
患者さんにとってより快適な入院診療・外来診療を提供できるよう努めて
います。急に体調が悪くなられた方や、救急車の受け入れにも対応してお
り、
整形外科手術も行っています。
また、患者さん、ご家族の「自宅で生
活を」という気持ちにお応えできるよ
利用者さんの笑顔が
職員の励みです。
第1若宮では、年間を通して、節分や
夏祭りなど季節に合わせた行事のほか、
診療科目:内科・神経内科・外科・消化器外科・
整形外科・リハビリテーション科・
放射線科
お花見や遠足などの外出行事を実施し
ています。
行事では、機能訓練や認知症の進行予
病 床 数:120床(一般病床30、地域包括ケア
防の援助も取り入れながら、利用者さん
病床30、療養型病床60)
外来受付時間
が、ご自分の能力に合わせて楽しんで参
ています。法人内外の居宅介護支援事
月∼金曜日 9:00∼12:00 / 15:30∼18:00
加していただけるよう配慮しています。
護保険サービス事業所と協力し、患者
さんのご自宅での生活を支えます。
鵜飼リハビリテーション病院
利用者さんの状態に合わせ、
専門スタッフがリハビリや運動を実施します。
介護保険で行う通所リハビリテーショ
ン施設(デイケア)で、1時間30分の短時
間型通所リハビリを提供しています。病
院を退院した後、安心してご自宅での生
活が送れるよう、専門スタッフ(理学療法
※在宅医療サービス、介護保険サービスも行っています。
利用者さんが行事で見せてくださる笑
顔が、職員の励みになっています。これからも、一人でも多くの利用者さん
■通所リハビリテーション(1∼2時間)
大門訪問看護ステーション
施設概 要
短期間の利用も可能。
退院後の不安を取り除きます。
利用者さんの状態に合わせ、20∼40分の個別
訓練と1時間程度の自主訓練で体力や基本
動作能力の維持・向上をはかります。
「退院後すぐに体調が悪くならないだろうか」
「自宅でどんな運動をすれ
対
退院後の不安はどなたもお持ちだと思います。
象:要介護・要支援認定の方
ご利用日:月・木、火・金、水・土
(祝祭日を含む)
ばいいのだろう」
「トイレやお風呂の介助がうまくできるだろうか」など、
当ステーションでは、退院前のリハビリ見学等を通して入院スタッフか
ご利用時間:午前 9:00∼10:30/10:30∼12:00
午後13:00∼14:30/14:30∼16:00
らの情報収集を実施しており、退院後、
せ、個別リハビリ(20∼40分)や機械を
サービス内容
士・作業療法士・言語聴覚士)が週1∼
また、
平成24年から、
要介護者の方に限りお宅への訪問を始めました。
実際
の生活現場で情報収集を行うことで、
解決が必要な課題を明確にし、
より充
実したリハビリを提供できるよう、
スタッフ一丸となりサポートしています。
○筋力増強訓練や関節運動など
○食事・排泄・更衣・入浴など日常生活動作
○住宅環境の整備
○ホームプログラムの指導 など
※食事・入浴・送迎はありません。
○健康状態の確認(メディカルチェック)など
※食事・入浴・送迎はありません。
■通所リハビリテーション(6∼8時間)
介護を必要とする方を対象に、心身機能の維
持・向上のためのリハビリを提供するとともに、
入浴・食事・送迎サービス等も行います。
対
象:中村区にお住まいの要介護認定の方
ご利用日:月∼土曜日
(祝祭日、
年末年始を除く)
ご利用時間:9:50∼16:10
サービス内容
○理学療法士、
作業療法士によるリハビリテーション
○日常生活の援助
(健康状態の確認、
入浴・食事の介助等)
○在宅生活における各種相談
に、
楽しんで参加していただけるような行事を企画していきます。
士)が利用者さんの状態やニーズに合わ
使っての運動(40∼50分)を実施します。
リ ハ ッピ ー
土 曜 日 9:00∼12:00
休 診 日 日・祝
午後13:30∼17:00
施設概要
う、リハビリテーションにも力を入れ
業所や訪問看護ステーション等の介
06
リハビリテーションを中心に医療・福祉活動を
展開しています。最先端設備と人に優しい環境
を整え、患者さん一人ひとりを支えます。
ご利用時間:午前 9:00∼12:30
○3つのコースと利用者に応じた個別リハビリ
テーション
老人保健施設 第1若宮
当院は、地域に密着した病院として近隣の病院や診療所と連携を取り、
(祝祭日、
年末年始を除く)
サービス内容
低周波やホットパック等を行います。
施設概 要
ご利 用日:月∼金曜日
機能や筋力の維持・向上がはかれるよう
での筋力強化やマッサージ、物理療法の
地域に密着した病院として、
患者さんやご家族を支えます。
象:要介護・要支援認定の方
ケーション能力の向上等をめざし、身体
プログラムを立案。個別リハビリ、機器
鵜 飼 病院
施設概要
看護師やリハビリスタッフ(理学療法
2回程度訪問して、ご本人の状態や環
境に合わせた指導・援助をしています。
退院後から生活が落ち着くまでの短期
間利用も可能です。
施設概要
看護師、
リハビリスタッフがご自宅に訪問し、
利用者さんやご家族が安全・安心に暮らせる
よう、
在宅生活を支援します。
営業日時:月∼金曜日 9:00∼18:00
(祝祭日、
年末年始を除く)
サービス提供地域:中村区・西区・中川区
サービス内容
○健康状態・病状観察
○日常生活の支援
○医療処置・カテーテル管理支援
○在宅リハビリテーション
○看護・介護・住宅改修・福祉用具の助言、相談 など
※ご利用にあたっては医師の指示書が必要です。
ステーションに
お問い合わせいただくか、
ケアマネージャーにご相談ください。
※看護師の24時間対応。
リ ハ ッピ ー
07
ご案内 図
至栄生
200
本陣通3西
本陣通3
至栄生
本陣通2
井深町
佐古前町
鳥居通
3北東
鳥居通
三丁目
亀島駅
環状線
中村生涯学習
センター
190
地下鉄東山線
本陣駅
鵜飼病院
老人保健施設第1若宮
ほのか
小学校
ほのか
小学校東
大秋町
四丁目
中村
区役所西
バス停
笹島
通所リハビリテーション
通所リハビリテーション
黄金通2
黄金通3
黄金
跨線橋北
畑江通3
名古屋高速5号万場線
至烏森
米野駅
ささしま
ライブ駅
黄金IC
出入口
線
古屋
近
鉄名
な
あお
み線
黄金跨線橋下
至白川IC 至大須
米野
小学校東
米野小学校
黄金中学校
畑江通5
名駅通
千成通2
115
中村警察署
太閤通3 中村 笈瀬通
区役所駅
TEL 052-461-3132
FAX 052-461-3231
名古屋市中村区太閤通4-1
鵜飼リハビリテーション病院
中村郵便局
リ ハ ッピ ー
〈特 集〉
須通
大
運河通3
TEL 052-461-3237
FAX 052-461-3238
名古屋市中村区太閤通4-1
通所リハビリ ウカイ
TEL 052-461-9195
FAX 052-461-3107
名古屋市中村区寿町6-1
至豊橋
大門訪問看護ステーション
交通アクセスのご案内
交通アクセスのご案
■ 地下鉄/桜通線「中村区役所」①出口より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・徒歩約 1分
■ 市バス・名鉄バス/「中村区役所」下車・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・徒歩約 1分
■ JR名古屋駅太閤通口より・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・車で約 5分
■ 名古屋高速道路「黄金」ICより北へ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・車で約 5分
TEL 052-471-2533
FAX 052-485-9702
名古屋市中村区大門町30
中部リハビリテーション専門学校
TEL 052-461-1677
FAX 052-471-2333
名古屋市中村区若宮町2-2
http://www.chureha.kzan.jp/
中部看護専門学校
当院は、
医療機能評価
認定病院です。
TEL 052-461-3133
FAX 052-483-0873
名古屋市中村区寿町29
http://kango.kzan.jp/
日本聴能言語福祉学院
〒453-0811 名古屋市中村区太閤通4-1
TEL 052-461-3132 FAX 052-461-3231
Eメール [email protected] ホームページ http://www.ukaireha.kzan.jp/
TEL 052-482-8788
FAX 052-471-8703
名古屋市中村区若宮町2-14
http://ncg.kzan.jp/
Vol. 53
中村区役所バス停
愛昇殿
鵜飼リハビリテーション病院
至伏見
パチンコ
大門通バス停
名古屋駅
名古屋銀行
大門
椿神社前
中部
リハビリテーション
専門学校
中村区役所
日本聴能言語
福祉学院
地下
鉄桜
通線
至津島
中村保健所
大門訪問看護
ステーション
太閤通6
則武本通3
通所リハビリ ウカイ
68
太閤通7
TEL 052-461-3175
FAX 052-461-3136
名古屋市中村区寿町30
J
R
中部看護
専門学校
ピアゴ
Vol.
老 人 保 健 施 設 第1 若宮
則武本通2
中村日赤駅
名古屋第一
赤十字病院
鵜飼病院
TEL 052-461-3131
FAX 052-461-3136
名古屋市中村区寿町30
名鉄名古屋本線
鳥居通2
時代のニーズに応える
珪山会グループ
至岐阜
至丸の内
至大治
本陣通4
至栄生
鵜飼リハビリテーション病院 ハートフル情報誌
53
発行人/鵜飼泰光 発 行/鵜飼リハビリテーション病院広報委員会
名古屋市中村区太閤通4-1
http://www.ukaireha.kzan.jp/
編 集/鵜飼リハビリテーション病院広報委員会
編集グループ
編集協力/プロジェクトリンクト事 務 局
発 行/平成27年10月1日
リハビリの成果を最大限に引き出す
リハビリテーション看護。