こんにちは!栄養科です。 第 96 号 発行日:H27.3.16 規則正しく食事をすることが、なぜ大事なの? 「規則正しい生活、そして規則正しく食事をすることが大事で ある。」とよく言われます。どうしてなのでしょう。 私たち人間は、お日さまが上がるのに合わせて、朝起きて、明 るい昼間に活動して暗くなった夜に休む。このような生活をする のが、体に一番無理がかからなくなっているのです。最近は 24 時間営業のお店もあり、このような生活をすることが難しい人も たくさんおられます。 しかし、体の中には体内時計があって、約 25 時間サイクルで睡眠 のタイミングを決めたり、ホルモンの分泌や整理的な活動を調節して くれています。例えば、徹夜をするなど体内時計のリズムを乱す様な ことをすると、次の日は完全にダウンしてしまったり…。若い時は、 徹夜をしても次の日もがんばれていた人でも、年齢を重ねてくるとと ても難しくなり気持ちはあっても体が付いていかない現象が起こってしまうよね。 この体内時計が規則正しく働くことに一役かっているのが食事です。ある程度決ま った時間に食事をすると、それに合わせて体の方もリズムが付いてきて、体の調子も アップ↑ 昼間の仕事もテキパキとこなせて、趣味にも没頭できるようになります。 食事時間が一定していない人たちの中で多いのが、一人暮らしの人です。一人暮らし の人は他の人に合わせる必要がなく、自分の好きなようにできるので、食事時間が一 定せず、就寝や起床の時間もバラバラになりやすいのです。食事の時間や寝る時間を 規則正しくすると体内時計が規則正しく働きますので、夜もぐっすり眠れるようにな り、すっきりとした朝を迎えることができるようになりますよ。 それから、1 日 3 食食べる必要性ですが、朝・昼・夕の各食 事、それぞれ役割があります。朝食は、体を目覚めさせて、これ から活動するためのエネルギー源の確保と排便を促します。昼食 は、午前に消費したエネルギーの補給をし、午後からのエネルギ ーを補います。夕食は、1 日の疲れをとります。 規則正しい生活リズムといった基本的生活習 慣が身に付いていないと,「体がだるい」といった不定愁訴を感じ, 集中力が低下する傾向が見られます。 健康を維持するためにも、ある程度決まった時間に食事をして、 メリハリのある毎日を過ごすようにしましょうよね。 引き続き栄養科をよろしくお願いします。 執筆は、広島記念病院 管理栄養士 西本善子です。
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