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化学標準(⼤村1)
1. 基本⽅針
このクラスでは⾼校化学の標準的な知識の習得と演習を扱う。
理論化学においては、その後の学習において最低限必要になる化学の⽤語などを覚えつつ、できるだ
け暗記に頼らない学習を進める。
無機化学、有機化学においても、⼀般的には暗記分野と⾔われているが、理解の助けとなる指導要
領外の内容も取り込みつつ、⼊試に必要な範囲については暗記も重視する。
なお、受講⽣の知識に応じ、化学が苦⼿な学⽣や未習の学⽣であるの場合は基礎から、得⼿とする
学⽣に対しては発展的な事項を個別に付与する。
2. 教材について
教科書は特に⽤いないが、資料として「フォトサイエンス化学図録」など、画像を多く収録する資料集を
⽤意することを推奨する(授業でも適宜紹介していく)。
演習には「重要問題集」「化学の新演習」などを使うことを推奨するが、すべての問題に取り組む必要
も、その他の問題集に⼿を出す必要もない。
3. カリキュラム
第1章 理論化学
理論化学を学ぶにあたり、はじめは基本⽤語の渦に巻き込まれ、嫌になってしまう学⽣も多いが、定着
が⽢いとその後の理論化学の学習に⽀障をきたしてしまうため、⼗分に完成されるまで繰り返し学ぶ。
特に第 2 回の気体と飽和蒸気圧(ヘンリーの法則など)、第 6 回の反応速度と平衡(溶液平衡、気液
平衡など)等の物理化学分野では詰まりやすい学⽣が多いので、これについては重点的に扱う。
また、第 7 回の酸・塩基反応や第 8 回の酸化還元反応においては、パターンを覚えることで典型問題
は解けるようになるが、それでは⽬新しい設定の問題に対応できないし、何より⾯⽩く無いため、捉え⽅
⾃体を丁寧に学んでいく(受験直前期にどうしても点数を伸ばさないといけない場合にはこの限りではな
い)。
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筑駒 63 回卒 東⼤理科Ⅱ類1年 慶医正規合格(辞退) 元野球部
駿台全国模試化学 top50 / Camp Rising Sun ʻ13 参加者(⽇本⼈では唯⼀参加)
第 1 回 化学結合と物質の三態
第 2 回 気体と飽和蒸気圧
第 3 回 溶液の性質
第 4 回 結晶の構造
第 5 回 熱化学
第 6 回 反応速度と平衡
第 7 回 酸・塩基反応
第 8 回 酸化還元反応
第 9 回 電気化学
第 2 章、第 3 章の無機、有機化学は暗記の側⾯が強いので、受験⽣以外においては扱いを軽くする。
逆に受験⽣においては覚えるだけで点数をある程度稼げるようになる分野とも⾔えるので、重点的に取り
扱う。このため、⾼校 2 年までのうちに理論化学をある程度できるようになっておくことが望ましい。
第2章 無機化学
第 1 回 典型⾮⾦属元素①
第 2 回 典型⾮⾦属元素②
第 3 回 典型⾦属元素
第 4 回 遷移元素
第 5 回 気体の製法、陽イオン分析
第 3 章 有機化学
⾼分⼦化合物は単科医⼤で、実験器具の扱いなどは、国公⽴医学部などで問われやすい傾向にあ
るので、受講⽣の志望に応じて重点的に取り扱う。
第 1 回 炭化⽔素
第 2 回 酸素を含む化合物
第 3 回 窒素を含む化合物
第 4 回 天然⾼分⼦化合物
第 5 回 合成⾼分⼦化合物
第 6 回 実験器具などの扱い