Vol.27

黎明
三木高校第68回生
第27号
学年通信
平成27年
6月30日発行
~部活動からの切り替え
3年初のマーク模試活用法 ~
6月は、ほとんどの生徒が部活動や学校行事から受験勉強へと切り替えていく時期です。
そのスタート時期に 、『受験生』としての意識を高められれば、
受験勉強の天王山である夏休みにもスムーズに突入することが
できます。そこで、今回は主に部活動に打ち込んだ生徒が『受
験生』に切り替えるポイントと、6月マーク模試の活用法につ
いてお伝えします。
◇部活動からの切り替え◇
① 受験勉強の遅れからくる不安や焦りに対し、前回受験した模試の結果から自らの立
ち位置を自覚することからスタート
部活動に打ち込んだ全ての生徒が、スムーズに受験勉強へと気持ちを切り替えられ
るわけではありません。受験勉強の遅れを自覚してはいるものの、不安や焦りが先行
し何に手をつけてよいかわからない生徒もいるはずです。そんな人は、現在の自分の
状況や志望校を明らかにさせることから始めましょう。前回の模試の結果を見直すこ
とで、自らの克服すべき課題が何か、重点的に補強しなければいけない分野はどこか
分析できます。また、部活動で培った集中力を発揮するために、目標を設定し、モチ
ベーションを絶やさずに目標を追い続けることが重要です。3月に作成した志望理由
書・第一志望届をもう一度読み直し自分の志望校を再確認しましょう。その上で、部
活動に充てていた時間をそのまま学習に充て、部活動で培った集中力やメリハリをつ
けて取り組む力は受験勉強でも大いに役立ちます。質の高い学習を心がけましょう。
② 焦りの強い生徒は、あえて苦手科目ではなく得意科目に取り組むのもあり
スタートが遅れた生徒は、どうしても『苦手科目の克服』という方向で学習に取り
組みがちですが、逆に『得意科目にも徹底的に取り組み、受験の軸となる科目を作る』
ことも重要です。絶対的な得意科目を作ることで、今後の受験勉強のモチベーション
が生まれやすくなります。もし成績が落ち込んだとしても 、「得意科目があるのだか
ら、苦手科目でもここまで頑張れば合格が近付く」という具体的な目標設定がしやす
くなります。
③ 夏休みの受験勉強を充実させるために、7月分の学習計画の立案と実行
一度『計画倒れ』を経験し、夏休みの計画の精緻化を
受験の天王山と呼ばれる8月の受験勉強を充実させるために、6月末の時点で、7
月の1カ月分の学習計画を立て、実行しましょう。その際は、最低限何に取り組むか、
時間はどれくらいかけるか、ということを明らかにしましょう。たとえその計画がう
まくいかなかったとしても、夏休みの学習計画で軌道修正ができると思います。夏休
み中の計画倒れを防ぎ、志望校合格に向けたよりよい計画を立てるためにも、7月の
学習計画の立案に取り組みましょう。
◇高3最初の6月マーク模試活用法◇
模試は1回で3度おいしい。模試直後にも必ず復習を徹底すること
高3最初のマーク模試ですが、いわゆる「良問」で構成される模試は、現時点での
実力を測る格好の材料です。模試の結果が返ってきたときに「A判定だった 」、「B
判定だった」と一喜一憂して終わらないよう、結果が返ってくる前に模試の理想的な
復習法を確認し、志望校合格に向けて最大限に模試を活用する術を身につけましょう。
ここでは、理想的な模試の復習法を3ステップに分けてお伝えします。受験生切り
替えへの意識付けと、具体的な学習計画を立てる機会としてください。
<1回目>-受験した当日~3日後 【 解き直しと自己採点 】
たいていの場合、模試当日に問題と解答・解説を持ち帰ることがでるので、ざっと
見直して「正答だがあやふやだったところ」や「間違えたところ」を洗い出し、解き
直します。また、模試を通して、自己採点の精度を高めていくことも非常に重要です。
2013年度のデータでは、6月の模試時点で自己採点と実際の得点に誤差があった
生徒は9割を超えていました。センター試験本番で出願する際に参考となる自己採点
の得点が実際の得点と異なることで、出願にも影響を及ぼす恐れがあります。
<2回目>-受験後1~2週間後 【 解き直しと分野全体の対策 】
1回目の復習ポイントを中心に、制限時間を短くするなどの工夫をしながら解き直
しや見直しをして、知識を定着させるようにしてください。また、解き直しの必要が
あった分野については、普段使っている教材や参考書を利用して重点的に取り組むこ
とで、模試の問題だけでなく、その分野全体の対策も可能になります。
<3回目>-成績表の返却時 【 結果確認の際の4つの観点 】
(1)教科・科目ごとの学習状況を振り返る
成績推移から、上がった、下がった教科・科目に注目して、学習状況を確認し、
今後の学習計画を立てます。具体的には、教科判定で教科別の到達度を確認した後、
発見した弱点教科の中でも、どの科目や分野を補強すべきかを把握し、学習の優先
順位を立てることが大切です 。「学問に王道なし」といわれます。ひとつひとつ補
強するようにしましょう。
(2)志望校への到達度と距離を確認する
合格可能性判定に加え、目標まで「あと何点」必要かを具体的に確認してくださ
い。また、どんな志望校を記入するかも大切です。第1志望校だけでなく、併願校、
安全校も視野にいれた出願戦略を今から考えましょう。
(3)受験に必要な入試科目を確認する
志望校の受験に必要な教科・科目に対して、模試受験科目に不備がある場合や異
なる科目で判定している場合はその表示があります。2015年度入試から数学と理科
が新課程となり、特に理科の受験科目を注意して確認する必要があります。その際、
第1志望校の指定科目だけでなく、併願校を考慮した組合せになっているかを確認
することも大切です。
(4)自己採点結果の確認
模試受験直後に行った自己採点と、実際の得点との差がどれくらいか確かめまし
ょう。誤差があった場合は、何が原因でそうなったのか明らかにし、着実に自己採
点の精度を上げるようにしましょう。自己採点はperfectでなくてはなりません。
※ 期末考査後の詳細日程
1学期の考査後は通常時間割の3・4・5・6限の授業を行います。
7月
1校時
2校時
9 木 防災訓練
10 金
HR
3校時
進研模試
備
考
模試終了15:25
進研模試/自然科学講演会
13 月
球技大会
雨天時授業
14 火
球技大会
雨天時授業
15 水
3限
4限
16 木
小論文
LHR
17 金
大掃除
5限
6限
球技大会予備日
進路講演会
終業式 等
7月・8月の行事予定
1日(水) 金曜日の時間割
2日(木) 期末考査
~8日(水)
7月 4日(土) 土曜支援 GTEC
7月 5日(日) 第1回英検2次
7月 9日(木) 防災訓練 進研模試
7月10日(金) 進研模試 自然科学講演会
第1回漢検 教育相談
7月13日(月) 球技大会
7月14日(火) 球技大会
球技大会
7月16日(木)
7月16日(木) 進路講演会
進路講演会 教育相談
教育相談
7月17日(金)
7月17日(金) 大掃除
大掃除 終業式
終業式
7月
7月
4校時
HR
7月21日(火)
7月21日(火) 全員補習
全員補習
~31日(金)
~31日(金)
7月22日(水)
7月22日(水) 公務員模試
公務員模試 教育相談
教育相談
8月 3日(月) 中期補習
~7日(金)
8月 9日(日) 全統マーク模試
(於:神戸電子専門学校)
8月17日(月) 後期補習
~28日(金)
8月19日(水) 第1回オープンハイスクール