12 平成2年第12号 - 日本臨床整形外科医会

大阪臨床整形外科医会会報
TheJournal
of
TheOsakaClinical
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一一一
一
︿.
第12号
平成2年7月
ブロスタグランジンDDS製剤
Ⅱ
病巣血
管へ夕■■ゲッテイング
OneShotで確実な効果
〔効能・効果〕
回慢性動脈閉塞症(バージャー病、閉塞性動脈硬化症)
における四肢演癌ならびに安静時窪痛の改善
■下記疾患における皮膚潰癌の改善
進行性全身性硬化症
全身性エリテマトーデス
回振動病における末梢血行障害に伴う自覚症状の改
善ならびに末梢循環・神経・運動機能障害の回復
■動脈管依存性先天性心疾患における動脈管の開存
−<蕃告>
動脈管依存性先天性心疾患(新生児)に投与する場合には
本剤投与により無呼吸発作が発現することがあるので、
呼吸管理設備の整っている施設で投与すること。
〔使用上の注意〕
1.一般的注意
(│)慢性動脈閉塞症(バージャー病、閉塞性動脈硬化症)、
進行性全身性硬化症、全身性エリテマトーデス、振
動病の患者に適用する場合には、次の事項を考慮
すること。
|)本剤による治療は対症療法であり、投与中止後
再燃することがあるので注意すること。
静注用ブロスタグランジンE,製剤
彦
〃
健 保 適 用 G③ ⑬ 図 ア ル プ ロ ス タ ジ ル 注 射 液
●製品特長
1.
PP
GF
1E
1十
1
.
G
'十微細脂肪粒子担体を開発(リポ化)
−PGの活性維持・肺での失活を回避
2.病巣血管集職性
一強力な抗血小板・血流増加作用を局所で発揮
3.潰癌・四肢癌痛の早期改善一効果の持続
4.治療操作性の向上
5.副作用の軽減
資料請求先
OneShot静注
注入局所の刺激性
(2)動脈管依存性先天'性心疾患の新生児に適用する場
合には、次の事項を考慮すること。
1)重篤な疾患を有する新生児への投与なので、観
察を十分に行い慎重に投与すること。なお、副
作用が発現した場合は、投与中止、注入速度の
減速など適切な処置を講ずること。
2)無呼吸発作が発現することがあるので、投与中
は呼吸状態の観察を十分に行い、発現した場合
は投与を中止するなど適切な処置を誰ずること。
3)過量投与により副作用発現率が高まるおそれが
あるため、有効最小量で維持すること。
4)長期投与により長管骨膜に肥厚がみられるとの
報告があるので、観察を十分に行い、必要以上
の長期投与は避けること。
2.次の患者には投与しないこと
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
3.次の患者には恢重に投与すること
(1)心不全の患者(心不全の増強傾向があらわれるとの
報告がある)。
(2)緑内障、眼圧冗進のある患者(眼圧を冗進させると
報告がある)。
(3)胃潰癌の合併症及び既往症のある患者(既往のある
患者に胃出血を認めたとの報告がある)。
(4)問質性肺炎の患者(問質性肺炎を増悪させる可能性
がある)。
霞黍鷲議f輪蔦‘電繍…………
PX30B5A
目次
「雲雨罰……………………………………………………………………………大橋規男……’
│ 5而羅燕害1第13回OCOA定時総会及び研修会…………………………………2
[悪霊両害1IJCOA平成2年第1回各県代表者会議………伊藤成幸……12
11平成元年度第3回日整会保険等委員会.……..…反田英之……22
111第18回JCOA近畿ブロック会..……………・…長田明……23
Ⅳ日整会平成元年度評議員会……..………………・伊藤成幸……24
V平成2年JCOA総会・・…………………・………伊藤成幸……26
Ⅵ大阪府医師会医学会運営委員会…・…・…・………大橋規男……27
「而彦雲濡1I手関節の病態と治療(スボー
ツ外傷を含む)
北野病院整形外科部長染瀬義章……29
11足の進化からみた足部疾患
大阪市立大学医学部・整形外科教授島津晃……31
「天i雨雇雨雲両│…………………………………………………………………八幡雅志……42
函私の開業雑感……………………………………………古東司郎……43
医療法人の相続を経験してみて.………………・……・早石雅宥……44
JCOAの現況と展望
………・…・…………・…………・……………………・…坂本徳成……46
「j証蔀両 51平成2年OCOA春季ゴルフコンぺ…………………………………47
OCOA理事会議事録
………….………………………….………………………………・……49
尼調歴砺闘…………・……………………・…………………………………………………・…5’
雨司…………………………………………………………………………………………52
(1)第3回学術研修会
(II)第4回学術研修会
(、)第14回OCOA総会及び研修会
(Ⅳ)第13回ゴルフコンペ(秋季)
編集後記.……………………・…………..……………・………………………………………・……53
大阪臨床整形外科医会副会長
大 橋 規 男
本年4月に診療報酬の改定が行なわれま
したが、その内容は我々整形外科開業医に
コケ
鷺甲国璽宅亀頭酬鯛
とっては予想以上にきびしいものではなか
ったでしょうか。
私は医旅変の改訂のたびに我々整形外科
医の力不足と情報不足を猫感してきました。
両
愚、猫
いまや世間では情報化社会と云われ、金や
席F 一朝
1
物よりも情報がより高い価値を持つ時代と
なってきています。情報とは何も難しいコ
ンピューターを駆使することだけでなく、
本来の意味からすれば生物の各固体が生きるために必要な外部情況の報せをキャッチ
し、これを識別し評価し外部環境に対応した行動をとることであります。従って情報
の収集・分析・処理の能力に欠けた生物はサバイバル社会では生き残ることは出来ま
せん。我々、医療に携るものが医学的な情報を常に収集することは当然ありますが、
医療に付随した或は医業を続けるために必要な各種の情報をより広く、より早くキャッ
チすることも重要であります。しかし役職についている一部の人を除けば我々開業医
の大多数は一国一城の主と自負していても、本質的には井の中の蛙とあまり変りが無
いのではないでしょうか。情報は各種のマスメディアにのって入ってきますが、価値
があるのは寧ろマスメディアにのらない情報であって他人のまだ知らない新しい正確
な情報を集めるのが真の情報能力と思います。この意味からOCOAの研修会その他
の会は、専門分野の知識の修得にとどまらず、会を通じて色々な人と接してフェイス
ツウフェイス・マウスツウマウスに保険問題・経営問題から趣味や遊びの問
題まで広く↑IIi報を交換する会にしたいものです。
また、雛形外科医の権益は我々整形外科医自身でないと守ることは出来ません。本
会会員でI]整会・JCOA・府医師会。保険審査委員会などで御活躍中の先生方の尚
一層のご識力をお願いすると共に、大学および関連病院の先生方とも密な連携を保っ
て整形外科隣のパワーを益々充実させ、後に続く若い世代が希望を持って診療出来る
ような医療・体系を作りたいものです。
真夏の夜の夢に終わらないことを祈りつつ。
−1−
蓬鰯垂鰯警謡:篭
第13回大阪臨床整形外科医会定時総会及び研修会
日時:平成元年11月25日(土)
場所:太閤園(ゴールデソホール)
(1)総会
午後3:00∼4:00
1.開会宣言
司会大橋副会長
2.会長挨拶
伊藤会長
3.議事
識長松尾先生副議長安藤先生
第1号議案
平成元年度庶務及び事業報告について承認を
第2号議案
求 め る 件 小 杉 副 会 長
平成元年度収支決算について承認を求める件
第3号議案
平成2年度事業計画案について承認を求める件
第4号議案
平成2年度収支予算案について承認を求める件
小松・篠原理事
大橋副会長
小松・篠原理事
4.閉会宣言
小杉副会長
(11)研修会午後4:00∼6:00
○新薬紹介
座長服部理事
○識演I
「最近の社会基金の審査状況」
○識演11
健保担当理事
座長坂本理事
「PRの足について」
関西医科大学教授
小川亮恵先生
(Ⅲ)懇談会午後6:00∼7:30司会厚生担当理事
会長挨拶の要旨
新しい執行部が、誕生して、はや1年になります。その間、日整会の認定医制度が3月1日
より発足、さらに8月4日日整会の理事長制が、正式に認可になりました。
私ども、OCOAは、微力な私ですが、役員の先生方のご協力と、会員の皆さまの、ご支援
によりまして、この1年平穏無事に、のり切ることができました。まことにありがとうござい
ました。研修会、その他に、皆さまの参加も多く、今後、ますます発展する兆しが、みられ感
激しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
−2−
I平成元年度OCOA庶務及び事業報告
1)会員状況
期首(63.11.1)195名期末(1.10.31)224名
退会者2名(円井、宮本)
2)研修会
・昭和63年第4回11月26日於:太閤園
「関節内骨折について」
京都府立医科大学整形外科教授榊田喜三郎先生
・平成元年第1回5月27日於:レスソラソ・
パレス・ラ・クール
「肘関節周辺骨折の診断と治療の問題点」
大阪医科大学整形外科助教授阿部宗昭先生
「形成外科の基礎と応用」
大阪医科大学形成外科教授田嶋定夫先生
・平成元年第2回7月15日於:ホテル日航大阪
「変形性股関節症に対するBipolar人工骨頭置換術」
大阪市立大学整形外科講師浅田莞爾先生
「膝関節外傷」
大阪大学整形外科講師史野根生先生
・平成元年第3回9月16日於:大阪ターミナルホテル
「肩のスポーツ障害」
奈良医科大学整形外科講師尾崎二郎先生
「骨腫癌の診断」
奈良医科大学整形外科講師三井宣夫先生
3)各種会議開催及び出席状況
A)OCOA関係
①総会第12回OCOA定期総会(63.11.26)於:太閤園
②定期理事会4回(元年1/21,4/22,7/8,10/28)
③臨時理或会(63.11.26)
④臨時役員会(元年10.7)
−3−
B)その他の諸会議出席状況
JCOA関係
③1.6.18第2回JCOA学術集会
1.5.13同上準備委員会(大橘)
1.6.17同上(伊藤、大橋、小杉)
④1.2.16JCOA理事会(坂本)
1.7.15同上
1.8.27同上
⑤1.3.12JCOA各県代表者会議(伊藤、坂本)
1.9.17同上(伊藤、坂本、吉田)
⑥1.6‘17JOCA会則等検討委員会(坂本、三橋)
1.9.3同上(三橋)
1.9.17同上(坂本、三橋)
⑦1.5.13JCOA近畿ブロック会(坂本、大橋、長田)
1.11.11同上(伊藤、坂本、大橋、小杉)
⑧1.7.2JCOA全国保険懇談会(反田、服部)
⑨63.12.4JCOA全国保険審査委員会(服部)
⑩1.2.19JCOA選出日整会評議員相談会(伊藤)
京江戸戸戸京京京京江戸京江戸津京京京京
束松神神神東東東東松神東松神大東東東東
●●●●■●あひ■■■■■■●●●●●。●●●●巳。●●●申■■□●●●●●
於於於於於於於於於於於於於於於於於於於
①1.4.15JCOA総会(伊藤、坂本、吉田、三橋)
②1.9.22∼24JCOA松江研修会
1.7.2JCOA賛助会員委員会(柴田)
日整会評議員会(伊藤)
②1.8.30
日整会評議員懇談会(伊藤)
③1.6.22
日整会保険等委員会(反田)
1.9.29
④1.6.8
1.7.29
同 上
日整会スポーツ委員会(坂本)
同 上
一凧一風一風一風一凪︷夙
①1.4.13
東東東東東東
於於於於於於
日整会関係
医師会関係
①大阪府医師会医学会運営委員会(大橋)
63.11.28,12.19,
1.1.28,2.27,3.27,4.24,5.29,6.26,7.24,
8.28,9.25,10.30,
於:府医師会会館
②1.11.12大阪府医師会医学会評議員会(大橘、吉田)
於:府医師会会館
③1.9.7大阪府単科医会連絡協議会(伊藤、大橋)
④大阪府医師会健康スポーツ委員会(坂本、河合、三橋)
於:府医師会会館
63.11.10,11.15,12.20,
−4−
1.1.30,2.21,3.8,3.23,4.21,5.23,6.21,
7.19,8.25,9.20,於:府医師会会館
同 上 講 習 会
1.10.7,10.8,於:府医師会会館
⑤日医健康スポーツ医学講習会(三橋)
1 . 8 . 2 5 ∼ 2 7 , 於 : 東 京
⑥大阪府医師会労災部会役員会(坂本、平山、河合、柴田)
63.11.18,
1.1.20,2.17,4.21,5.19,6.16,7,28,9,22,
10.13,10.20,於:府医師会会館
⑦大阪府医師会交通事故医療委員会(坂本、河合、古賀、越宗)
63.12.15,
1.1.19,3.31,4.24,5.22,7.3,8.7,9.11,10.9
於:府医師会会館
⑧日本医師会労災自賠責委員会(河合)
63.11.24,
1.1.13,1.27,3.2,4.27,5.18,6.15,9.14,10.27,於:府医師会会館
⑨63.12.3府医師と柔整師会との懇談会(河合)
4)福祉厚生部事業
1.5.14第11回OCOAゴルフコソペ
於:北六甲ゴルフコース(西)
1.9.10第12回OCOAゴルフコソペ
於:北六甲ゴルフコース(束)
1.11.18∼19第5回OCOA親睦旅行
瀬戸大橘・倉敷大原美術館他
5)OCOA広報事業
大阪臨床整形外科医会会報第10号、第11号、発刊
−5−
11平成元年度会計報告
大阪臨床整形外科医会収支報告書
期間自昭和63年11月1日
至平成元年10月31日
小 松 堅
吾洋
会計
篠 原 良
1)大阪臨床整形外科医会
前
期 繰 越 金
今
期剰余金
計
2,601,207
557,100
3,158,307
2)大阪臨床整形外科医会財産目録
(内訳)
普通預金
大阪府医師信用組合
第一勧業銀行吹田支店
2,036,838
539,095
定期預金
大阪府医師信用組合
現 金
71,413
合 計
3)大阪臨床整形外科医会平成元年度会費納入状況
会員224名
510,961
2,688,000円
−6−
3,158,307
4)大阪臨床整形外科医会収支計算書
自昭和63年11月1日
至平成元年10月31日
収
入
年 会 費
(224名)
2,688,000
府医師会医会補助
100,000
会誌9号広告代
315 000
支
出
日本臨床整形外科医
会々費(210名)
1,260,000
,6,000×210
JCOA学術振興基金
(18名)
,3,000×18
54,000
会誌10号広告代
280 000
事 務 費
103,859
現 金 利 息
1
6 477
会 誌 9 号
678 000
預 金 利 息
4
7 487
会 誌 1 0 号
364 414
JCOA大阪研修会
特別会計剰余金
通信印刷費
285 532
698,058
役員出張賛
175 000
役員交通費
9
4 000
会 議 費
203 290
単科医会々費
2
0 000
JCOA大阪研修会
本会負担金
302,340
支 出 小 計
3,540,435
剰 余 金
557,100
計
計
4,097,535
監査報
4,097,535
告書
平成元年度大阪臨床整形外科医会歳入歳出決算につき、平成元年11月4日、慎重監査いたし
ました処、適正に処理、管理されたことを認めます。
平成元年11月4日
監事
吉
田 正 和 印
本 田 寅 二 郎 印
大阪臨床整形外科医会殿
−7−
Ⅲ平成2年度事業計画
1.組織と運営
(1)執行部各員の連帯を益々密にし、その能力・創意を発揮して理事会活動・各種委員会
活動を積極的に行い。本会の一層の発展を計る。
(2)会員の生涯研修及び会員相互の親睦と融和のための各種活動をさらに充実させる。
(3)JCOA・その各ブロック都道府県との交流に努め整形外科医の団結に貢献する。
(4)日本整形外科学会・その他の関係諸学会・日本医師会・大阪府医師会及び郡市区医師
会・各単科医会・その他の医療団体との交流・情報交換・協調に努め、厳しさの増す医
療情勢の中で整形外科医の地位向上を目指す。
(5)会則検討委員会を作り会則を再検討する。
2.学術活動
会員の研修意欲にこたえて日本盤形外科学会認定医、認定スポーツ医、認定リュウマ
チ医の認定教育研修会を開催し、その内容の充実を計ると共に各大学・公私病院との連
帯を深め、生涯教育と整形外科医擁の進展に努力する。
<研修会日程の予定>
第1回:平成2年3月22日(木)午後2時より大阪府医師会館
大阪府立成人病セソター整形外科部長小松原良雄先生
演題:「慢性関節リウマチの治療一最近の進歩」
第2回:平成2年5月19日(土)ターミナルホテル
第3回:平成2年7月21日(土)ターミナルホテル
第4回:平成2年9月未定(土)ターミナルホテル
第5回:平成2年11月未定
3.広報活動
会誌第12号。13号発刊予定
新会員名簿作成予定
4.厚生・福祉活動
(1)会員.親睦旅行:11月17∼18日予定
(2)会員親睦ゴルフコソペ
春季:5月27日(日)北六甲力ソトリークラブ
秋季:9月30日(日)北六甲力ソトリークラブ
−8−
Ⅳ平成2年度収支予算
(収入の部)
2,880,000(12,000×240)
会 費
寄附及び広告収入
600,000
受取利息
4,000
繰越金
3,158,307
合計
6,678,307
会議費
2,000,000
(支出の部)
内訳:総会費
600,000
研修会費
分担金
1,400,000
1,520,000
内訳:日本臨床整形外科医会々費1,440,000
JCOA学術振興基金(@3,000×20)60,00O
近畿ブロック会費10,000
大阪府単科医会々費10,000
需要費
1,570,000
内訳:事務費
120,000
印刷費
250,000
通信費
200,000
OCOA会報費
交通費
1,000,000
700,000
内訳:役員出務費
300,000
役員出張旅費等
予備費
合計
400,000
888,307
6,678,307
−9−
平成2年度○COA役員
(五十音順)
名誉顧問
小川亮恵(関西医科大学整形外科教授)
小野啓郎(大阪大学医学部整形外科教授)
小野村敏信(大阪医科大学整形外科教授)
島津晃(大阪市立大学医学部整形外科教授)
田中清介(近畿大学医学部整形外科教授)
顧 問
稲 松 滋
越 宗 正
林 原 明 郎
今云
長長事
会副理
原 省 吾
伊 藤 成 幸
大橋規男・小杉豊治
芥川博紀・大竹節郎・長田明
河合秀郎・河村都容市・木佐貫一成
古賀教一郎・越宗正晃・小松堅吾
坂本徳成・柴田辰男・篠原良洋
首藤三七郎・瀬戸信夫・反田英之
新田望・丹羽椴平・服部良治
馬場貞夫・早石雅宥・平山正樹
堀 木 篤 ・ 松 矢 浩 司 ・ 三 橋 二 良
村上白士・八幡雅志・山本光男
監 事
本田寅二郎・吉田正和
議 長
松 尾 澄 正
副議長
安 藤 晃
−10−
平成2年度OCOA役員役割分担表
会長(伊藤)
学術・保険
総務・庶務
副会長(大橋)
副会長(小杉)
会計福祉
会場設営
渉外
広報保険医療研修会
(小松)(村上)
(三橋)
(坂本)
(瀬戸)学会(服部)
(篠原)(河合)
(河合)
(大竹)認定医(長田)
(古賀)
(柴田)
(首藤)(反田)(丹羽)
研修会(平山)
(松矢)(河合)(新田)
(芥川)
理事会
(八幡)戸」−弓総会
会場(長田)
(新田)議事銑一全』量
(馬場)(木佐貫)(越宗)
(丹羽)(越宗)(掘木)
(小松)(山本)
(河村)
(服部)
(松矢)(早石)
(早石)
(首藤)
(順不同)
−11−
平成2年第1回各県代表者会議
日時:平成2年3月11日(日) 10時∼16時
場所:中野サソプラザ6階
研修室
出席者:理事14名。各県代表
42名
会長伊藤成幸
例年の如く、議長志賀正之先生のもとで会
参照)および日整会スポーツ医と、日
議が行われた。まず
医の健康スポーツドクターの関係につ
報告事項
いて、高瀬先生より報告があった。
1)会員状況(高瀬):会員総数3628名(平
(日整会スポーツ医は一定の補講によっ
成元年12月31日)大阪は210名で東京(2
て、日医の健康スポーツドクターにな
85名)福岡(233名)に次いで全国第3
れると話し合いで決った)。
(2)会則等検討委員会(坂本)一JCOA
位の会員数とっている。
2)日整会理事会報告(高山):日整会評議
の法人化に向かって会則を改正して行
く。また役員の任期を2年とする等。
員会報告を参照されたい。
3)日整会理事増員の選挙について(金井):
(3)企画・福祉委員会(高尾)−JCOA
JCOAより高瀬先生が出馬される。
総合福祉制度(明治生命)を会員に充
分理解していただくように協力してほ
(4月12日の選挙で日整会理事に当選さ
しい。
れる)
(4)保険委員会(鈴木)−4月1日より診
4)日整会各種委員会委員の交代(高山):
①社会保険等委員会一OCOAから出て
いる反田英之先生が4年(2期)つとめ
られて退任され、そのあとに北野病院整
形部長の梁瀬先生に交代される予定。②
認定医制度委員会−中村了生先生から南
宥先生(和歌山)へ。③リウマチ委員会
一喜多正鎮先生からOCOAの河合秀郎
療報酬の改正があり運動療法が医師の
指導下で5点上のせが出来る。
(5)学術研修委員会(安部)-64回日整会
学術集会(京都)の演題について。
(6)広報委員会(八百板・平田)−JCO
A会員名簿の完成と、会誌、ニュース
(年間3∼4回)等について。
(7)組織・賛助会員委員会(奥山)−現在
先生に交代の予定。
賛助会員143社であるが200社を目標
5)JCOA各種委員会報告:
にしている。(事務局から大阪の努力
(1)スポーツ委員会(佐々木・賀藤)−ア
に対して感謝された)
ンケートに対する集計の報告(資料を
−12−
(8)自賠・労災委員会(白坂)−各府県に
各府県のお互いの役員で話し合をするよ
よって自賠に対する医療費の算定がま
うに。(しかしいろいろ不都合な問題が
ちまちであり、JCOAとして至急に
あるという意見がかなりあった)。
検討すること。
12)JCOA20周年記念行事について(高蜘:
3年程で20周年るなる。担当理事は高瀬、
6)JCOA総会について(高瀬):4月14
桑原理事に決る。
日、愛知県医師会館にて総会、懇親会を
ひらく。
7)第3回JCOA学会準備状況(安部):
審議事項
1)平成元年度事業・会計・監査報告(高瀬・
辻・日高):資料を参考に
愛知県平成2年6月17日
第16回JCOA研修会会計報告(桑原):
8)第4回JCOA学会準備状況(安部):
札幌市平成3年7月14日
2)平成2年事業計画・収支予算(高瀬・辻)
資料を参考に
9)第17回研修会準備状況(広瀬):高松平
成2年9月22.23.24日
3)年会費の増減について(辻):事務局の
移転・事業内容の増加等で年間6000円を
10)リウマチ医の一本化について(金井):
リウマチ財団の登録医と日整会リウマチ
10000円に増額をお願いしたい。(いろ
医の一本化は、学術団体でないリウマチ
いろの意見が出たが、平成2年の事業計
財団との話し合いは、筋が通らないため
画・予算が、年会費10000円として算出
にJCOAとしては、一本化に反対であ
してあり、各県代表者会議で一応承認さ
れた。)
ると。(JCOAニュースの八百板先生
の意見を参照されたい)。
4)法人化について(高瀬):法人になると
厚生省等と直接話し合いがもてる等の大
11)柔整師会との懇談の結果について(金井):
きな利点がある。全員賛成
日本柔整師会とJCOA(会長、伊藤副
以上簡単ですが、要点をご報告します。
会長、八百板先生)との懇談会の結果。
−13−
日本臨床整形外科医会収支決算書
一 般 会 計
自昭和64年1月1日
至平成元年12月31日
貸 方
借 方
予 算 科 目
予 算 額
決 算 額
決 算 額
1 会 費
21,168,000
23,034,000
j
9
1
1
5
6,700,000
8,645,000
7,200,000
3,645,000
4 雑 収 入
200,000
487,512
5 預 金 利 息
271,000
316,516
6 払 戻 金
0
334,080
19,934,000
20,716,559
55,473,000
57,180,667
1,707,667
55,473,000
57,180,667
-1,707,667
年度繰越
8事務所移転積立
1,620,518
359,482
9事務所設置費
9,239,626
-1,439,626
10事務人件費
1 1 通 信 費
4,064,811
1,050,189
4,388,140
4,379,860
12旅費交通費
1,902,769
2,447,231
1 3 会 議 費
0
200,000
1 4 総 会 費
2,000,000
0
15研修会補助
2,000,000
0
16学会準備費
98,868
1,132
17障害保険料
10,410,156
3,069,844
1 8 印 刷 費
166,800
133,200
1 9 慶 弔 費
160,000
240,000
2 0 謝 金
394,200
-144,200
21身体障害者補助
240,953
109,047
22消耗品費
286,300
13,700
23コピー整備費
306,190
97,810
2 4 賃 借 料
45,900
154,100
25臨時雇用費
884,803
-384,803
2 6 雑 費
722,555
-122,555
2 7 備 品 費
0
5,626,000
2 8 予 備 費
757,062
-757,062
29法定福利費
265,424
-265,424
3 0 共 益 費
99,645
−99,645
31光熱水料
40,054,720
15,418,280
小 計
57,180 667
1,866,000
2 賛 助 会 費
一別
J
咽皿皿血皿咽咽姻皿皿皿咽咽函咽咽皿皿咽咽咽000皿
,分りp#りり3,,,99サリ3J999,
j
和知唖唖油獅麺咽皿、“迦皿麺知鋤姻麺知”唖蝿
,8,
021
p5
1
75
42
35
750,000
差 異
3 広 告 料
7
0
1,945,000
3,550,000
-287,512
-45,516
−334,080
-779,559
次年度繰越
17.125 947
55,473,000
予 算 額
差 異
一一一
資料(1)
-1,707,667
合 計
−14−
資料(2)
日本臨床整形外科医会平成2年事業計画
(平成2年1月1日∼平成2年12月31日)
1整形外科学の研讃
2学校保健に関する研究と協力
3スポーツ傷害の予防と治療に関する研究と協力
4労働災害の予防と治療に関する研究と協力
5交通事故診療に関する研究と協力
6医療保険制度の研究と自賠黄等の適正化
7医業経営の合理化の研究
8JCOA学会の開催
9研修会の開催
10学術振興基金の運営
11広報(日本臨床整形外科医会会誌、JCOAニュース)の実施
12日本整形外科学会への協力、連携
13日本臨床整形外科医会名簿の維持、整備
14会員の福祉、厚生についての研究
平成2年事業日程
○1月27日(土)平成元年会計監査
○1月27日(土)JCOA選出の評議員相談会
○2月25日(日)第1回理事会
○3月11日(日)各県代表者会談
○4月13日(金)第63回日整会学術集会
∼15日(日)
○4月14日(土)日本臨床整形外科医会総会および懇親会
○6月17日(日)第3回JCOA学会
○6月24日(日)臨時理事会
○7月15日(日)保険懇談会
○8月26日(日)第2回理事会
○9月22日(土)第17回日本臨床整形外科医会研修会(高松)
∼24日(月)各県代表者会議
○12月2日(日)第3回理事会
※各種委員会各2∼3回
※会誌(特集号を含む)4回発行
−15−
資料(3)
日本臨床整形外科医会平成2年収支予算
自平成2年1月1日
至平成2年12月31日
単位千円
予
算
額
前年
増 減
計
決算額
会 費
36,500
23,034
賛 助 会 費
8,000
8,645
-645
広 告 料
7,900
3,650
4,250
事業経費
管理経費
収 入 の 部
2
2
0
3
1
7
2
0
0
4
8
8
0
334
小 計
52,820
36,468
前 期 繰 越
12,725
20,714
計
65,545
57,182
2,000
2,000
2研修会補助金
2,000
2,000
3 会 議 費
2,500
2,300
4,800
4 旅 費 交 通 費
4,870
4,750
9,620
5 通 信 費
5,200
1,320
6,520
2
0
0
3
3
0
5
3
0
7 印 刷 費
1
5
,
9
5
0
3
0
0
16,250
8 臨 時 雇 用 費
2
0
0
2
0
0
9身体障害者補助
5
0
0
5
0
0
1 0 謝 金
5
0
0
5
0
0
1,000
1,000
2
0
0
2
0
0
13障害保険料
200
200
1 4 給 料 手 当
10,030
10,030
15法定福利費
9
6
0
16事務所家賃
1,980
9
6
0
1,980
1 7 共 益 費
3
9
0
1 8 光 熱 水 料
2
0
0
2
0
0
19コピー整備料
3
0
0
300
2 0 リ ー ス 料
3
6
0
3
6
0
2 1 慶 弔 費
3
0
0
3
0
0
2 2 雑 費
5
0
0
5
0
0
2 3 備 品 費
5
0
0
計
5
0
0
3,500
2,205
5,705
38,420
27,125
65,545
収 支 合 計 0
−16−
4
2 4 予 備 費
3
9
0
8,363
2,897
5,232
2,455
289
5,840
1
5
4
1
0
6
340
帥α帥鯛詔溺帥皿副認舗認的閉
2
1
7
2
3
1
1
1
3
2
74
一一
1120周年事業積立金
1 2 総 会 費
1
6 消 耗 品 費
16,352
−7,989
00
1 学 会 準 備 費
姻皿恥翠函麹皿妬理皿00的迦面廼温血鉦班面睡函0庇
(11)支出の部
221440910
返 戻 金
−97
一一
受 取 利 息
雑 収 入
13,466
8
拠
犯3
1
1
123456
く
予 算 科 目
1,000
5
2
5
資料(4)
平成2年支出予算事業項目別表
単位千円
1:【事業経費】
弧目
JOCA
予算
学会
学会準伽費
2
,
0
0
0
身体陳謝
者補助
会総等
発行
各稲
委jl会
研修会
紳帥I謝礼
金
r算 機
訓
.
2,000
2,000
2,000
研修会補助
会 議 費
2,300
旅費交通費
4,870
通 信 費
2
5
消耗品費
1
0
0
2,500
200
4,870
5,200
5
,
1
7
5
200
1
0
0
印 刷 費
15,950
臨時雁用費
200
15,950
2
0
0
500
500
身体障害者補助
謝 金
5
0
0
300
200
20周年小業穣立
1,000
1,000
予 伽 費
3,500
3,500
4,500
38,420
瑚務経費
予術機
計
計
300
500
21,825
7,295
2
,
0
0
0
2,000
2:【管理経費】
弧 u
予 算
総会
理リ〔会
常任
理伽会
各県代炎
折会拙
540
600
旅岱交通f1i
2,321
986
580
jln偏澱
309
2
6
澗粍IIllI1Y
2
0
3
3
印111リ1?
8
5
総会11r
200
p
l
l
F
筋
所
継鋤
2,300
3
2
1
6
0
4,750
480
1,320
240
3
3
0
215
3
0
0
2
0
0
1
0
0
陣襟保険料
486
人件徴
03
錫加
880
6
16
1
波岱
会
評議員会
6
0
2
0
0
4
0
給料手当
10,030
10,030
法疋桶利fi
960
9
6
0
水料
3
9
0
3
9
0
200
200
コピー稚鮒料
リース料
慶 弔 伐
雑 甜
如知姻知池
光
典
丸
1,980
1.980
1f紡所家if
共 維 伐
3
6
0
3
0
0
5
0
0
5
0
0
伽llWIfi
2,205
予側ilY
計
3
0
0
614
3,360
1,618
1,727
−17−
1,086
10,990
2,570
5,160
2,205
27,125
資料(5)
」OCA会員スポーツドクターに対するアンケート
(平成元年9月実施)
」OCAスポーツ委員会
JOCA会員数(89,9.25現在)3,629名
JOCA会員日整会スポーツ医(89,9.25現在)1,243名
JOCA会員日体協公認スポーツドクター(確実数不明)
発 送 数
1
,
0
1
3
発送完了日
89’9月下旬
返信最終受取日
90,1月下旬
返 信 数
回 収 率
9
1
8
90.6%
SportsDr、アンケート集計Nol
問1.スポーツ選手の診療の後、指導者への連絡を行っておりますか?
※解答総数918但し複数解答あり。(etc.いいえ+その他)
※その他への解答者の内訳(順位別)
①はい
452
②いいえ
305
必要と判断した時電話、報
③その他
156
告書、診断書等で連絡。
無解答
8
1.ケース・バイ・ケース
2.同行者に説明し、関係者へ連絡する様指
計921
示、伝達。
3.関係者(同行者)より依頼あれば意見書、
報告書、診断書、電話等で連絡。
4.指導者の方より電話がある。
5.学生の場合、生徒手帳に記入連絡
問2.はいとお答えの先生に
※複数回答含む
※その他への解答者の内訳
1.同行者(親、指導者、先生etc.)
①
選手に口答で巡絡させる。
436
②
文書(手紙)を持たせる
307
③
電話で
146
④
後日面接を行っている
⑤
その他(辿絡方法を具体的記入して下さい)
3
7
☆
無解答
2
4
5
9
。
計
1,009
−18−
へ連絡。
2.ケース・バイ・ケースで、その
時によって方法は違ってくる。
3.学生の場合、連絡表等あるとこ
ろがあり、それに記入。
4.定期的にスポーツ選手検診日を
利用している。
問3.文書を出される先生に
①文書料を徴収していますか?
はい……87いいえ……349無解答……4
②はいの先生に……その費用は?
1,000円以内
1,000∼2,000円
2,000円以上
2
3
4
5
7
※文書に関して、診断書形式の場合…有料、意見書、メモ等は…無料という解答が多く、次い
で診断書形式は…有料、意見書も有料であるが安価(500円位)、メモ…無料。
問4.各個人のコメントとは別にスポーツ相談日、懇談日などを設けて、指導者のグループと
コンタクトを取られますか?
①はい…38②いいえ…455③その他…27④無解答…19
問5.はいとお答えの先生に
☆その場所は
①病院内…25
☆時間帯は
①午前……3
☆曜日は
②その他…19
②午後……23 ③夜間………7
①平日……18 ②土鵬……7 ③日・休日…3
・具体的内容例として
ア.都道府県、あるいは市町村、スポーツ協会、委員会等主催によるスポーツセソター、
相談室が定期的にあり、それに参加依頓される。
イ.個人的、友人関係を通して行う。
ウ.現場、合宿所などへ直接おもむき、指導者、選手と相談、チェックする。
−19−
SportsDr・アンケート集計NO2
問6.先生独自の方法でスポーツ現場と接点をお持ちでしたらお聞かせ下さい。
解答総数…331(これらの意見の中よりいくつかのグループにまとめた)
1.スポーツ協会、団体蛾に所属又は接触があり、役員、剛川をしている。又時に
依頼され講演会、指導会、相談会にて識演、参加している。
8
3
2.学校医、産業医を通しスポーツ活動の相談、指導、アドバイスをしている。
4
9
3.スポーツクラプ、チーム(プロ、アマ問わず)、団体などのチームドクターと
して、あるいは顧問として選手を治療、指導、アドバイスをしている。
3
9
4.自らスポーツクラブ、団体に加入、入会、所属し、選手を兼ね相談、指導、ア
ドバイスをしいてる。
5.スポーツ関係の現場(競技場、練習場、合宿所、会合の場)へ出向き、選手チ
エック、指導、相談、会合の見学、意見交換をしている。
6.競技会、大会などの医務班、救護班又はスポーツDrとして参加、依噸受ける。
7.公共機関のスポーツ関係哲より‘撒演会、相談会など依蝋あり、荊淡、セミナー
指導をしている。
8.病院へ来院したスポーツ陣背選手又はスポーツ障桝旭者の相談、アドバイス、
指導訓練など個人的に行っている。
9.個人的な関係(友人、先縦、後飛など)で、又意識的にスポーツ関係者との接
触などで選手の診察、指導、アドバイスしている
3
3
2
9
2
7
2
3
2
1
1
7
。
10・地域的、あるいは'2│北的にスポーツ障害、又はスポーツ関係に関する会を設
立、相談日、指導会を行っている。
計
1
0
331
−20−
SportsDr、アンケート集計No.3
A、6年後、日整会認定スポーツ医資格を再度継続しますか?
①はい…749②いいえ…70☆その他…99
総計918
※いいえ、あるいはその他に解答された方々のコメソト
①スポーツドクターとしての資格にメリットが少ない、もしくはない。
②現資格認定方法に疑問あり。
③6年後、日整会としての存続ではなく、資格が統一されているのでは…。
④高令の為。
⑤現在の状態、現況では不満。
B・日体協スポーツ医の資格をお持ちの先生におたずねします。今後の資格をどうしますか?
①続ける
2
1
1
②日整会認定スポーツ医にのみする……
1
4
③両方やめる
4
④その他
6
C、学校医、産業医、健康スポーツ医などとして関与する事を希望しますか?
①希望する……
639
②しない……
118
③その他……
9
0
④無解答……
7
1
総計918
※②回答者の具体的理由
①自分の置かれている環境上、都合が合わない。
②特にメリットがあると思われない。
③年令の為
−21−
II平成元年度第3回日整会社会保険等委員会
日時・・平成2年2月9日(金)pm6:00∼8:30
場所・・東京駅前ホテル国際観光
理事反則英之
I〕厚生省との懇談報告
・平成元年10月2日に厚生省保険局医療課
小林秀資課長、松谷有希雄課長補佐、新木
一弘主査と懇談を行った。
§要旨
1)同一手術野における手術点数加算につ
いて
2)運動療法における施設基準(A・B。
C案)について
3)四肢におけるC・Tの点数請求基準の
拡大について
4)ギプス料の増点について
しかし、その他の整形外科独自の要求に
ついては、それらのなかでごく僅かしかな
綴黙瀞蕊
・本当は日医の疑義解釈委員会に質疑を提出
するのは個人でもできるが、まとめて学会
として出した方がよいと思われるので、学
会の広報紙にもこの点についてPRして当
委員会を窓口として提出して欲しい。
Ⅲ〕日医の社保診療報酬検討委員会の答申に
5)テーピソグ料算定対象疾患の拡大につ
いて
以上5項目の要望について説明を行なった。
懇談の回を重ねる毎に、より突っ込んだ話し
合いが出来るようになって来ており、今後と
もこうした話し合いを行う必要性がある。
また、外保連や日医、疑義解釈委員会には
積極的に問題を提起し、整形外科独自のもの
にしぼって要求を行なわないと、大枠が決まっ
ている予算の中で整形外科の要求を認めさせ
るのはかなり困難であることを痛感させられ
た。
11〕日医の疑義解釈委員会について
・河路渡先生に代わって、大井淑雄先生に
日医の疑義解釈委員会に昨年の11月中旬よ
り出席していただいている。疑義解釈委員
会には整形外科的な問題についても、例え
ば手の外科については形成外科から、四肢
のC・Tについては神経内科から、慢性疾
患については病院学会などから、そして理
学療法についてはリハビリテーション医学
会からも出されている。
手術の同一視野の加算などの問題は、形
成外科、外科学会などからもそれぞれ出さ
れている。さらに人工骨、セラミックス、
ハイドロオキシアパタイトの事については
業者からでているとの事である。
−22−
ついて
日医会長に行った答申であるが、これが
今後の日医の考え方である。この中で一番
変わったことは「医療機関の特質及び機能
の評価」ということである。即ち、いろい
ろの格の医療機関の特質を生かした医療体
制を作ることである。
「一物一価」の概念は、甲・乙表の分離
方式採用により、その実効性を失い、更に
前回改定における病院、診療所の機能的報
酬評価によって本質的意義を失った。従っ
て、今後は一物二価、或は三価といったそ
れぞれの機能に応じた評価もあってよいの
ではないか。甲・乙一本化を主張するより、
もっとフレキシブルな考え方で新しい診療
報酬体系を考えるべきだとの答申がなされ
ている。
Ⅳ〕今後の当委員会の活動方針について
これまでの活動を反省してみて、これか
らは今の点数をいかに活用していくかを検
討するグループと、一方では、新しい医療
の分野や今後の点数改正に向け、何を要求
してゆくかを検討するグループと、それぞ
れ分けて活動して行った方がよいと思われ
る
。
V〕疑義解釈委員会への提出事案について
上記の具体的事案について審議した。
Ⅲ第18回」COA近畿ブロック会
平成2年4月22日(日)
於:京都(中川安株京都支店北分室)
理 事 長 田 明
6.日整会の評議員選挙に対する近畿ブロッ
(1)報告及び連絡事項
クとしての対応(大阪提案)。
1.平成2年第一回各県代表者会議の報
○現行では各大学の教授(近畿の)の話
と
t
弓
ロ
し合いで決められているので各大学の
2.平成2年JCOA総会の報告
教授にそれぞれアプローチしてほしい。
(2)協議事項
○現在近畿からは開業医(JCOA会員)
1.JCOAに対する対応
は3名である。会員数の職域別分類
2.各府県臨床整形外科医会の活性化
(大学、勤務、開業)の比率から言え
○各ブロック会の内容をもっと中央に反
ば近畿は8名のJCOA会員を出したい
映させるような努力が必要。
ところだがせめて5名に増員したいと
○JCOA総会を現在は日整会の時にして
いるが、これでは参加者が少ないので、
考える。
○増員に対する人選はJCOA理事と各府
JCOA学会の時にしてもらうのはどう
県代表者との話し合いで決めてもらえ
か。
ればと考える。
○各県代表者会議を現在は3月にやって
7.会員増強のため、会員資格の検討(和
いるが11∼12月頃にもう一度開催して
もらってその時に翌年の予算等の検討
歌山提案)。
をする必要があるのではないか(今年
○各府県により会員資格は一定していな
度JCOA会費値上げの問題に対して)。
い。
○京都はかなりきびしく審査している。
○JCOAと各府県臨床整形外科医会との
8.認定医研修会の識師の選定、申請期間
関係について議論あり(下部組織か?)。
等(和歌山提案)。
結論は出ず。
○3ケ月前という申請期間をもう少し
○東京では東大の先生方の入会が少ない
(例えば2ケ月に)短縮できないか。
のでその対応を。
○日整会誌に蛾せる都合上3ケ月が必要。
3.自賠責保険に対する対応(特に日医等
に対し)
○京都よりそのメリット、デメリットに
ついての研究報告あり。次で保険会社
と契約書を交わす京都方式についての
説明あり。
4.社会保険対策
5.基金・国保連への提出レセプトに対す
る各府県の審査・減点の状況及びそれ
に対する対応について(大阪提案)。
○三橋理事より大阪の実情説明あり。
−23−
Ⅳ日本整形外科学会平成元年度
定例評議員会に出席して
会長伊藤成幸
平成2年4月12日(木)13..00∼18..30名
リウマチ医3072名
古屋観光ホテルにて、平成元年度の日本整形
スポーツ医3674名
外科学会の定例評議員会が、評議員147名の
出席のもとに行なわれた。
3.平成2年度事業計画と収支予算案
①日整会認定リウマチ医、第6回日整会認
議長一大井評議員(自治医大教授)。副議
長−原田評議員(JCOA)。
定リウマチ医資格取得のための研修会を
平成2年8月18.19日東京で、8月25.
26日大阪で開催。第7回は、平成3年2
報告事項
月の予定。
1.三浦理事長より日整会の平成元年度の活
②第9回スポーツ医学研修会を平成2年7
動状況のあらましについて、報告があっ
月28.29日大阪で開催する。第10回研修
た。
会は、平成3年1月開催予定
①平成元年8月4日理事長制の発足
②JOAニュース3号までの作成
③表彰制度について
④認定医試験(1月20日21日)が行なわれ、
受験者451名合格者430名
③平成3.4年度評議員の選挙。平成2年
9月1日現在の正会員により平成3年2
月1日に選挙を行なう。
4.日本整形外科学会役員選挙施行細則改定
案(改定部分のみ)第3条2..役員の被
⑤リウマチ医、スポーツ医の一本化等につ
いて、等々
選挙権は、選挙の行われる年の前年の9
月1日現在の日本整形外科学会正会員の
2.各学術集合についての運営、準備進行状
況について各学術集会会長より説明があっ
た。
うち、就任の年の4月1日現在、年齢満
66年未満の者に限りこれを有する。
5.日本整形外科学会評議員選挙施行細則改
3.各種委員会報告
定案(改定部分のみ)
4.表彰に関する内規等について(学会功労
第6条・・評議員定数は、定款第18条によ
賞、学会奨励賞、学会賞)
り160名以上200名以内とし
第9条③・・候補者であることを辞退す
審議事項
る場合は、選挙の行われる前年の12月15
1.名誉会員Correspondingmenber推薦
の件
日までに到着するように候補者本人の自
署による立候補辞退届を選挙管理委員長
木村千側、田川宏、田辺剛造、松本淳、
に提出しなければならない。(④は削除)
Hans、Mau・G6ranC.H・Bauerが名誉
会員に推薦される。
6.日本整形外科学会学術集会規約改定案
(改定部分のみ)
2.平成元年度事業報告と収支決算および財
第4条2..次々期会長の被選挙権は選挙
産目録
の行われる年の前年の9月1日現在の日
正会員14846名(平成2年2月28日現在)
本整形外科学会正会員のうち、就任の年
認定医8530名
の4月1日現在年齢満65年未満の者に限
−24−
同じレベルでの一本化はおかしい。また
りこれを有する。等々の改定が行われた。
リュウマチ財団は、学術団体でなく、
7.理事(増員)選挙
役員(理事)7名増員に対して選挙が行
JOACの八百板先生の意見が尊重され、
われた。
一本化については、もっと話し合うべき
だと、いう結論に達した。
開票結果・・当選一三浦(103票)、佐藤
17.評議員提案議題
(100票)、島津(84票)、広谷(78票)、
A)東北の斉藤評議員
高瀬(74票)、東(69票)、鳥山(64票)。
1)日整会年次集会出席の有無によ
次点_寺山(34票)
る会員資格継続について。
8.整形外科学術集会会長(第64回会長)の
2)関連学会、研究会の整理統合ま
了承の件
たは同時開催について。
山室会長平成3年4月18日(木)19(金)
B)関東の八百板評議員
20(土)21(日)、京都国際会議場で行
1)認定医試験について、口頭試験
われる。21日(日)は、一日中研修会が
の人物評価の方法および基準に
行われる。
ついて等
9.整形外科学術集会次期会長(第65回会長)
C)北海道の渡部評議員
選挙・・杉岡洋一教授(九大)に決定
10.整形外科学術集会次々期会長(第66回会
整形外科手術料の不合理性につ
長)選挙:小野教授(阪大)109票、桜
いて中医協に申し入れを行って欲
井教授(東北大)45票で小野教授に決定
しい。日整会々会長若しくは理事
11.整形外科基礎学術集会次期会長(第6回
長、或いは社保委員長より、日本
会長)の承認の件・・広谷教授(島根大)、
医学会会長、および、日医会長を
平成3年8月29日(木)30(金)日、京
通じて中医協に手術点数を合理化
都国際会議場にて。
するように働きかけるべきである。
以上、われわれに関係のあるところを主と
12.整形外科基礎学術集会次々期会長(第7
回会長)選挙・・室田教授(122票)、寺
山教授(32票)
13.骨軟部腫揚学術集会次期会長(第24回会
長)の了承の件・・立石教授(帝京大)平
成3年7月19日(金)20(土)日東京に
て
14.骨軟部腫癌学術集会次々j、会長(第25回
会長)選挙・・柴田教授(愛媛大)に決定
15.スポーツ医学研修カリキュラムの変更に
ついて・・日医と日整会で互換性をもたせ
る。日整会理事長の証明で必要単位を補
完すれば、日医の健康スポーツドクター
になれる。
16.リュウマチ学会とリュウマチ医の一本化
問題について・・日整会リュウマチ医は、
認定医の上にあるのに、リュウマチ学会
認定医の下になる。リュウマチ登録医と
−25−
して報告しました。
V平成2年日本臨床整形外科医会総会
日時平成2年4月14日(土)18時40分より
場所愛知県医師会館9階
会長伊藤成幸
議事次第
⑤その他
1.開会
イ.日整会報告(評議員会報告を参照
2.会長挨拶
のこと)
3.議事録署名人の選出
ロ.その他、日整会理事長に鳥山教授、
4.報告事項
副理事長に小野村教授に決まる。
①平成元年事業・会計・監査報告(高瀬・
平成2年第1回各県代表者会議(3月11日)
辻・日高)
および平成2年日整会評議員会(4月12日)
②平成2年事業計画・予算(高瀬・辻)
の報告事項と重複しているので、それぞれの
(会費を値上げしたものとして(6000円
項を参考にされたい。
→10000円)計上されていた。)
総会後懇親会が行われ非常にたのしい時を
③第3回JCOA学会について(宮地)
過ごすことが出来ました。しかし、日整会学
2年6月17日名古屋市文化講堂にて行わ
術会の股中にJCOA総会をひらくことは、
れる。
同門会等と、重なるため参加しにくい。その
④第17回日本臨床整形外科医研修会(香川)
ためJCOA学会の前夜祭に総会をもってく
開催について(広瀬)
るのが、よいのではないかという意見が出て
2年9月22日∼24日高松市において行わ
いた。
れる。
−26−
Ⅵ大阪府医師会医学運営委員会報告
副会長(医学会運営委員)大橋規男
で当てる方針でゆく。
4.医薬品副作用モニター制度参加施設
(診療所)推薦の件
当運営委員会委員のうち勤務医師を除
く25名に依頼することで了承
5.現地セミナー(11月11日)報告の件
大阪市おとしより健康セソター見学
定員50名が参加
6.医学会総会(11月12日)報告の件
Ⅷ、第7回医学会運営委員会
平成元年10月30日(月)
1.12月度学術講演会開催の件
2.メンタルヘルスシリーズ講演会の件
近年、ますます重要になってきたメソ
タルヘルスに関し、学術講演のシリー
ズテーマとして取り上げて欲しい旨の
提案あり。本件を次年度から実施する
にしても、現運営委員会が責任をもっ
て企画すべきである。しかし、現行の
講演会(循環器・消化器・感染症・臨
床検査・医学の進歩の各シリーズで年
26回)以上に増やすことは企画側も受
講者側も難しいので、どこかに組み込
んで計画する方向で検討することになっ
た。
3.その他
MMRワクチソ接種実施の件
公募演題71題総会参加者434人と盛
会シソポジウム「脳をめぐるトピッ
クス」も有意義な内容で最後まで熱心
な聴講を与えた。
7.生涯教育推進委員会報告の件
Ⅸ、第9回医学会運営委員会
勤務医部会第10ブロック委員会作製の
業蹟集回覧
国立大学附属病院における研修登録医
の受入れの件
4.生涯教育推進委員会報告の件
生涯教育システム化(案)及び府医ニュー
スへのPR文章の検討
Ⅷ、第8回医学会運営委員会
平成元年11月27日(月)
1.1月度学術講演会開催計画の件
2.セミナー形式による研修会開催計画
の件
テーマは肺(胸部)を中心としたものと
して検討
3.メンタルヘルスケア講演会開催計画の
件
種々検討の結果、現在開催しているシ
リーズ講演会(年26回)で限界であるた
め、循環器・消化器・医学の進歩シリー
ズ各6回開催のうち1回を併催等の形
−27−
1.2月度学術講演会開催計画の件
2.3月度医学の進歩シリーズについて
大橋より説明
日時平成2年3月22日(木)午後2時
場所大阪府医師会館
主題「慢性関節リウマチの治療
一最近の進歩一」
司会とまとめ
医学会運営委員大橋規男
講師大阪府立成人病セソター
整形外科部長小松原良雄
共催大阪臨床整形外科医会
(本講演会は、日本整形外科学会認定
教育研修会とする)
3.セミナー形式による研修会
開催計画の件
主題「呼吸器疾患の最近の問題点」
日時平成2年2月17日(土)
14:00∼16:40
平成2年2月18日(日)10:00∼15:40
会場大阪府医師会館
内容高齢化医療を迎えつつある昨今、
癌・肺炎・呼吸不全等呼吸器
疾患に関しては数多くの修得し
ておきたい知識や技術がクロー
ズアップされているが、今回は
その中から11のテーマを選んで
■●
△ロ知一︽声.﹃胆︾
●G
︽手島叩︾︻︾〃。
集中セミナーとする。
平成元年度医学研究奨励費助成の件
生涯教育推進委員会報告の件
生涯教育のシステム化についてかなり
具体的な報告あり。
医薬品副作用モニター施設決定の件
その他
皿.第12回医学回運営委員会
平成2年3月26日(月)
1.5月度学術講演会開催計画の件
2.大阪府医師会医学会総会の日程につい
て
平成2年11月11日(日)又は18日(日)に
予定
3.セミナー形式による研修会の日程につ
いて
平成3年2月16日(土)・17日(日)に予
定
X、第10会医学会運営委員会
平成2年2月3日(土)
平成2年度
1.3月度学術講演会開催の件
2.郡市区医師会生涯教育担当理事連絡協
議会(1/29)報告の件
3.生涯教育推進委員会(2/3)報告の件
主な問題点は
1.第1回医学会運営委員会
平成2年4月23日(月)
1
.
︽叩塁︼︽叩く雫︾。−勾与.
について
また、本システムを含めた生涯研修・の
PRについても検討し、府医ニュース
への記事掲載・医師会報での座談会の
開催を決定(日時は未定)
う
。
循環器シリーズ(年6回)偶数月
第3木曜日
消化器シリーズ(年6回)奇数月
第3木曜日
医学の進歩シリーズ(年6回)4.7.9.1
0.1.3月第4木曜日
感染症シリーズ(年4回)5.8.11.
2月第4木曜日
臨床検査シリーズ(年4回)6.9.12.
3月第3土曜日
但し、今年度より「循」・「消」・「医」シリー
ズの年6回開催のうち1回はIメソタ
ルヘルス11をテーマとした講演回とす
Ⅲ.第11回医学会運営委員会
平成2年3月5日(月)
1.4月度学術講演会開催計画の件
2.平成元年度医学研究奨励費助成研究
選考の件
資料の様に39件の応募があったが、予
算枠(300万円)も考慮し、本年度は30
件(10万×30=300万)と決め、無記名
●●
−28−
る。各シリーズの世話人を決定
一呉西︾︽h︶
投票により選定した。
3.生涯教育推進委員会(2/8,3/5)報告の
件
参加証明書の発行については1回でも
参加したら発行する。履修の基準につ
いては特定せず、履修の最低基準目標
(2時間×6=12時間)とする。チケッ
トは25枚綴りとする。
運営委員紹介
会長を含む42名の運営委員で任期は平
成2年4月∼平成4年3月
植松会長挨拶
6月度学術講演会開催計画の件
講演会世話人および7月以降学術講演
会開催計画の件
今年度はとりあえず昨年に準じて行な
■●●
a)履修証明の発行について
b)検定基準について
c)医療品メーカー対象とした説明会の
開催について
。)単科医会を対象とした説明会の開催
7
.
医学会評議員委嘱の件
平成2年度医学会総会開催日程の件
予定日11月11日(日)
生涯教育推進委員会報告(4/23)の件
藻遜#峰I識鍵!#
I手関節の病態と治療
一スポーツ外傷を含む−
(平成2年5月19日OCOA研:修会諦淡要旨)
(財)田附興風会医学研究所北野病院整形外科部長梁瀬義章
はじめに
手関節痛ば種々の原因で起こるため、一時
“Lowbackpainofhandsurgery”とい
われていた。しかし、各病態が解明された今
日では、この言葉は使うべきではないといわ
れるようになった。今回スポーツ外傷も含め
た手関節障害について述べる。
〔総論〕
1)手関節の解剖と運動学;手関節の解剖
や機能については古くから極々研究されてい
る。Sarrafian(1977)によると正常の手関節
屈伸では、伸展時約65%はradio-carpaljoint
Iま、手根不安定症との関連からも未だに議論
で動き、屈曲時は約60%はmid-carpaljoint
がされている。他に手関節掌側の靭帯も諏要
で動いているとのことである。しかし手関節
で、特にV−Ligamentといわれる靭帯構
の運動学に関しては未だ種々の議論がある。
造と三角線維軟骨複合体(TFCC)を椛成
You、(1978)が手関節焼尺屈時の回旋軸や手
する靭帯などと各種の病態の関係がよく論じ
根骨間の動きについて、詳しく述べている。
られている。
現在手根骨の動きに関してはNavarro(1909)
やTalesnik(1976)らはColumnarcarpus
2)臨床診断について;外来診療において、
という概念でdistalcarpalrow全部と月
患者の病歴と局所所見(ROM、圧痛、運動
状骨を手根骨運動の中心とし、舟状骨は外側
時痛など)および単純X線である程度の診断
のmobilecolum,三角骨が内側のrotatory
は可能である。しかし症例によっては種々の
columとするものである。これに対しMayfield
補助診断法を行う場合がある◎病歴ではスポー
(1980)やAlexander(1984)らは、手関節屈
ツ外傷で捻挫と診断されていた症例のなかに、
伸時に有頭骨と月状骨間で動きがあるため、
靭帯断裂やTFCC断裂の例がかなり認めら
近位手根列と遠位手根列を二つのmobileunit
れる。同様に前腕骨遠位部の骨折後、遠位椀
とした。このように手根骨の運動学に関して
尺関節に障害を残す例もよくあるため、これ
−29−
ら骨折の既往の有無もチェックすべきである。
位椀尺関節障害と診断したのは30例で、その
局所所見では圧痛点が診断に有用な場合もあ
うち18例には手術的治療を行った。その内訳
るが、遠位榛尺関節障害では、回内または回
は、Sauv6-Kapandji法が10例、Darrach
外時の運動時痛や、運動制限が特徴的である。
法が2例、Bowers法が2例などである。外
単純X線は骨変化を来した症例では有用であ
傷後の症例に対するSauvも−Kapandji法は
る。ただし、手関節尺側などで獲痛との関連
除痴と回内回外可動域の改善にはよい方法で
が疑わしい異常陰影がいくつかある。すなわ
ある。Darrach法も術後に握力の低下など
ち、副骨は幾つかあるがこれと癌痛は必ずし
問題はあるが、高齢者では侵襲も少なく、術
も一致しない。また尺骨茎状突起骨折と紛ら
後のROMの回復も良いので、適応を選べば
わしいものに、lanula”があるがこれも建痛
良い方法である。Milch法の経験は少ない
とあまり関係がない。他に偽痛風の際にも手
が2例中1例で、術前より尺骨遠位端に背側
関節尺側に結晶沈着の陰影がみられるが、こ
脱臼を認めた例で、術後にもそれが残存した
れも特に症状を来さない。こういった症状と
例がある。
の関連が疑わしい異常陰影像についても知っ
TFCCの断裂と臨床症状との関連につい
ておく必要がある。補助診断法として最もよ
ては議論のあるところである。Mikic(1978)
く用いているのは関節造影である。関節造影
や堀井(1987)によれば、50歳以上ではかなり
は滑膜炎、靭帯損傷およびTFCC断裂の診
の高率にTFCの断裂が認められたとのこと
断に有用である。骨シソチも病変部位の判定
である。Palmer(1983)はTFCCの断裂と
に有用な場合がある。すなわち後に述べるキー
尺骨のplusvarianceとが関連があるとし
ンペック病やUlno-carpalabutment
ているが、彼の例では年齢の考慮がなされて
syndrome,豆状一三角骨間関節症を疑う例
いないので問題がある。Reinus(1987)の302
などである。CTも遠位榛尺関節の亜脱臼や
手関節造影の経験から、TFC穿孔と痩痛は
有鈎骨の鈎骨折の診断などに有用であるが、
無関係であったとのことである。TFC断裂
保険診療の面では適応がない。単なる断層撮
の場合の治療であるが、部位によっては修復
影で代用出来る場合もある。MRIはキーソ
すべきである。一方断裂したflapがimpinge
ペックのLichtman分類でstagellの予
を起こし、痛みの原因となっている場合はこ
後判定に有用との報告がSowaら(1989)に
れを部分切除するという報告が多くみられる
よってなされている。すなわちT1で低信号
ようになっている。しかしTFCの本来の機
であってもT2で高信号であればその予後が
能が尺骨と手根骨のクッショソや支持性を与
良いというもので、同様の結果を、先日の第
えることであるので、安易な切除は慎むべき
33回日本手の外科学会で名古屋の今枝らが報
かと考えている。この他講演ではU1no-carpal
告している。
abutmantや手関節の変形性関節症、豆状
三角骨間関節症、キーソベック病についても
〔各論〕
述べたが紙面の関係で省略する。
手関節障害を来す病態には種々のものがあ
るが、今回は主としてスポーツ障害との関係
で、骨折後の遠位榛尺関節障害とTFCC損傷、
およびU1no-carpalabutmentsyndrome
を中心に述べ、他にキーソベック病について
も自験例を中心に述べる。これまでに筆者が
経験した前腕骨骨折後の慢性の手関節痛で遠
−30−
11足の進化からみた足部疾患
大阪市立大学灰学部盤形外科教授島津晃
はじめに
IiL
腰
爾
発育停止説にはB6hmの軸旋の異常、Mau
の後腰骨筋の発育停止、Scherbの短緋骨筋
と短指伸筋の結合の残存などがある。軸旋は
通常胎生2∼4ヶ月に完成し、短緋骨筋と短
指伸筋の結合の解離も3か月頃には独得する
はずである(図1)。
ヒトの進化にともなって、上肢は物を把握
し、道具を巧みに使用する方向へ、下肢は着
実に身体を支持し、2本足歩行を可能ならし
めた。進化は固体発生の中でも繰り返されて
おり、上記の内反足も進化の異常とも側され
る。足についての進化を振り返り、その観点
先天性内反足の原因
[
識
“
B
t
i
h
m
(
1
9
2
9
)
iIilli旗(正常発育)の異常
2∼4カ月
Mau(1930)
後肌骨筋の発育停止
Scherb(1931)
短l俳骨筋と短指伸筋の
結合(正常3ヵ月まで)の残存
Stewart(1951)
アキレス腿停止の内方移動
Fried(1959)
後肌‘附筋の足底腿│膜への結合
図1先天性内反足の原因
−31−
■可便■1.回蜜■
足の変形の代表例として先天性内反足があ
る。この骨格の病理学的変化は、距骨頭が体
部に対し強く内転・回外しており、舟状骨は
距骨頭の内下方に偏位、従って、距骨下関節
において睡骨はrollinしている。この成因
には子宮内圧迫が有力であるが、そのほか発
育停止・'圧の異常などが考えられる◎
から足の疾患を眺め、特に、横足根関節部・
中足指関節部、下腿頚部の外傷に焦点をあて
て述べる。
1.ヒトの足の進化
四肢は魚の鰭に起源を求められる。多数の
骨格が集合し数を減らし、その方向を変え、
主要骨格は尺側から椀側へ移動して行ってい
る。食虫類は木登りができ、頭をあげて両眼
視が可能となることによってヒトニザルから
ヒトへ進化したといわれている。この間に、
手足とも、物の把握機能は進み、足は足底接
地ができるようになった(図2.3)。
進化の中でヒトの足が獲得した形態の主要
なものとして足関節90度肢位、軸旋、足根骨
の長大化、集合、睡骨隆起の形成、第1足指
列の発達などがある。足関節が手に比し、90
度背屈したこと、また、足が回外位から回内
方向に偏位したことによって、足底屈筋・回
外筋は強力になっている。軸旋に伴って横足
根関節・距骨下関節に於ける足の回内外運動
が可能となり、しかも、回外によって足根骨
の結合は強固となり、全体重を支え、回内に
よって緩承、巧みに凹凸道にも足底全接地を
可能にしている。そして、全体として足アー
チができあがってきた。
サルは2本足起立はしているが足底全接地
でなく、主に前足部接地である。前足部・足
指で木の枝を握り、後足部との間で背屈でき、
扇平足類似の配列をし、さらに横足根関節・
足根中足関節の背底屈運動が強要される。足
底筋鍵は足底筋鍵膜と連絡している。ヒトで
は足底健膜は瞳骨に終わっているが、多少の
連絡の遺存しているヒトもある。このことを
知っておれば足関節捻挫、アキレス腿損傷に
際し、足アーチ低下、足底に愁訴を残すこと
も理解されよう。
サルの前腰骨筋腫は二分し、舟状骨と中足
骨の内側面から足底面にかけて停止しており
指による把握の強化に働く一方、前足部接地
した部分よりも中枢の上半身の荷重支持のバ
ランスを保つことにも働く。ヒトでは鍵は1
本になり、足の軸旋に伴って停止部は背側に
移動し、足関節の背屈筋となる。腿は1本で
あるが、容易に2分し得ることから背屈力再
建のためのsplitgraft,扇平足に対する
Young手術に利用されているところである。
ゴリラの後腔骨筋は第2∼4中足骨基部に
停止し、把握に際し、中足骨を回外・底屈せ
しめ、前足接地時には距舟関節の保護索とし
て働く。ヒトでは舟状骨結節への停止が主と
=言クラ
A
g私8
E団。P3
図2進化図
−32−
サルではしっかり把握することよりも巧綴性
のため腿に起始するようになったものであろ
う。ヒトでは足底全接地し、しかも、指で地
面をつかみ得るように先祖がえり的な進化を
とげたといえる。なお、手では巧繊性の向上
のため腿滑動をさらに増加させ得るように、
なり強力な回外筋であると同時に足アーチ低
下を防ぐ作用を持つようになる。
長緋骨筋も把握から第1中足骨の床面抑付
け、回内筋へと変化して行っている。
短指屈筋はヒトでは睡骨についているが、
ヒトニザルでは長指屈筋腿に起始する率が多
くなる。これは把握に際し、起始は中枢に移
動し、滑動範囲は大きくなり筋収縮の能率を
あげている。食虫類では睡骨に起始しており、
浅指屈筋筋腹は前腕にとどまったものと考え
られる。このことは、手根管を浅・深指屈筋
腿がともに走り、狭くなっており、手根管症
珊淳
壁グ、
HC/WmPα〃ごどF
1〃α〃
F/VbmαノーcmsGGめ6
鍛震鍵
Cs妙ノ77OurYa
仰塞シAI蝿I
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両性類
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袋ネズミ
、
、
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o
わ
ノ
o
似
窟
'
ソ
で
b
、
'
1
図3進化図
−33−
候の遠因をなしている。
手根骨にもアーチはあるが、縦短く、横幅
は比較的広い。中足骨は第1Iを中心に集合し、
骨間筋もそのように配列している。中手骨は
長吐屈筋と長母吐屈筋はともにすべての指
に二重に鍵を送っていたものが、進化するに
つれて分化し、緋骨側にある長母靴屈筋が頚
骨側の母指へ鍵を送り、腿骨側にある長跳屈
となる。これによって指の屈曲の能率は減少
しても足アーチ挙上に働くようになっている。
サルの母赴内転筋は大きく扇状に広がり長
母吐屈筋腫は母指の緋骨側を走り、内転・屈
曲に働く。ヒトでは短母別:内転筋は小さくな
り、短母吐屈筋がよく発達し、2つの筋腹を
持ち、母吐の底屈力が強化されている。
1,11間が開大し、対向位を取るようになっ
ており、中心は第Ⅲ中手骨である。
副骨は足にきわめて多く、前腔骨は約20%、
三角骨は13%に存在する。これらは、種子骨
でなく、進化の未熟な動物にみられる過剰骨
であり、集合・癒合が未だ遅れていることを
意味する。そして、この副骨起源の疾患がみ
られる。手部の副骨は少なく、このことから
みても、手の方が完成に近ずき、足は進化の
途上にある'といえる。
2.ヒトの足と手の比較
2)運動域
進化を観点を変えて、ヒトの足と手の違い
から眺めてみよう。手は巧級性を持つ運動、
把握へ、足は足底全接地、荷重、歩行に適し
た方向に発達してきた。
l)骨格と配列
足関節の90・背屈し、足根骨は長大となっ
ている。足根骨は足全長の52%を占め、手根
骨はわずか18%であり、その代わり指節骨が
長くなっている。ちなみにヒトニザルでも中
足骨長は約30%と一定しており、チンパソジー
32%、ゴリラ39%、ヒト乳児46%と長くなり、
荷重に足根骨の長大化は必要な要因である
(図4)。
図5にみるように、第IMtP以外、手の
方がすべて運動域は大きい。手関節の背底屈
は、その中でも手根間関節の方が、梶手根関
節よりもやや大きい。ヒトへの進化が進むに
つれて、手根関節・手関節の運動域は大きく
なっており、尺骨と手根骨との間には真の関
節を欠き、それだけ運動域は増加している。
足では運動域は少ないだけ、荷重、支持に適
’
L
a
n
P
1
p
0%I”呪
足関節90・
足根骨長大
足アーチ縦長
横狭
中足骨11中心
集合
ゆぴ短小
すべてtoe
副骨多い前鯉骨
三角骨
c
p
q
O
伽
している。
回内外も足部に少なく、手部に多い。しか
し、ここで注目することは、この主要関節は
足内在関節であるのに対し、手では前腕にあ
り手外在関節である。もし、足の回内外運動
が外在関節にあれば、歩行の方向は定まらな
麹
パ
銅
蕩
禁チ鍾撚短cp弘
…
W
蕊
圃
躍
鯛
、
恥
ゆぴ長大
thumbとfinger
副骨少ない
図4足と手比較(骨格と配列)
−34−
い。手では前腕にあることは、あらゆる方向
にむかっても物を把握できる有利さを持つ。
3)運動筋力
足では背屈と底屈筋力を比較すると圧倒的
に底屈力が強い。抗重力筋が強大となってい
ることを示している。回内と回外の比較では
回外筋力の方が2倍以上である。図6はその
主要筋を列記しているが、その支配神経をみ
ると、手では背屈筋郡が脊髄神経後枝支配で
あるのに対し、足では後枝支配の緋骨筋が底
屈筋となっている。回内外では足と手では逆
の支配になっており、足の軸旋に伴った変化
といい得る。
4)回内外運動
回内外は前足部と後足部とは同調し、別個に
回内外はできない。
前足部接地すれば前足部と後足部とは別個
の動きが可能となる。(図9)。その際、回
外によって足アーチは挙上し、下腿は外旗す
る。回内では足アーチは低下し、下腿は内旗
する。
歩行周期からみると、瞳接地時には足は回
外し強固な足で接地・制動し、その後、回内
しつつ足底全接地を行う。このときには足は
柔らかくなり、凹凸面にもよく適合する。つ
いで瞳離床から再び回外し、強固な足となっ
て蹴り出し期に移行する。
このようにヒトのスムーズな歩行には足に
内在する回内外運動こそが必要である。ちな
みに手では主に前腕での回内外が営まれ、運
動域は大きい。もし、足でも同様に下腿内に
あれば、その角度に応じ足の方向が変化し、
上述のように、ヒトの足では足固有の内在
関節で行われている。これはヒトの手とも、
さらに、他の動物の後枝とは明らかに異なる
点であり、ヒトの足固有のものといえる。回
内外はおもに距骨下関節で営まれ、この関節
軸は距骨腔部背内側から斜め後下方外側に走
り、距骨体部、後関節部に近くに達している。
水平面では足長軸と約23°、矢状面では約42
°傾いており、回外に同時に内転・底屈し、
回内と同時に外転・背屈する。足根横関節で
は、距舟関節軸と睡立関節軸は、回外によっ
て立体的に交叉し、回内によって平行に走る。
このことは回外によって関節の組合せは制動・
鎖錠し、強固な足となり、回内によって解錠
し、柔らかい足となる(図8)o遊脚時には
足関節
背屈《底屈
背屈〈掌屈
4.3kg、18.7→4.4倍
前股 骨 筋
5.4kg、13.4→2.5倍
総指伸筋
下腿三頭筋
後股骨筋
長・短緋骨筋
回内〈回外
回内二回外
1.61.7
回内20°.・
回
外
3
0
.
<
∼
図6足と手の比較(運動)
手内在運動
回内回外
90。=90°
筋力3.2<7.8
長・短俳骨筋
蕊
:
:
:
>
Ⅱ
M
P
背
羅
1
0
.
掌屈60。
下腿三頭筋
後股骨筋
11∼VMtP背屈40.−11∼VMP背屈45.
底屈35.ヘーー
前腕斜軸
ROM20.<30.
回内90.
回外90・
(2.4倍)
IMtP
円回内筋
椀手根伸筋回外筋
下腿三頭筋
←は後技)椀手根伸筋
後股骨筋
[足は内在、手は外在運動]
上腕二頭筋
距骨下関節軸
回内回外
掌屈90・
椀・尺手根屈筋
3.2kg、7.8→2.4倍
長・短緋骨筋
足内在運動
蕊
:
:
:
<
手
関
節
背
屈
7
0
.
浅・深指屈筋
椀・尺手根伸筋
掌屈90。
1.6=1.7
円回内筋回外筋
棟手根屈筋
榛手根伸筋
上腕二頭筋
着地時に前足部と後足
肩関節とともに始めて
部は非同調
手部と前腕とが非同調
[足根横関節の解錠と鎖錠]−後技支配
図5足と手の比較(運動域)
図7足と手の比較(回内・回外)
−35−
歩行の方向が定まらず、不安定となる筈であ1)偏平足
る。
ヒトの足アーチは進化の所産であり、偏平
3.横足根関節・距骨下関節における異常
足は発育過程の破綻の結果である。変形要素
は水平面では前足部の外転、後足部の内転、
前頭面では前足部の回外、後足部の回内、矢
代表的なものとして、まえがきに述べた内
反足、また、外反偏平足があり、また、足アー
状面では前足部の背屈、後足部の底屈がみら
れる(図10)。前述のように偏平足は解錠状
チの要である舟状骨にはケーラー病、疲労骨
折がみられる。
態の足であり、軟らかく、荷重に際して不要
な応力を靭帯、関節包、関節軟骨に与え、特
○
前足部:外反、後足部内反
中間位前足部:内反、後足部:外反
下腿:外旋、足アーチ:挙上下閥:内旋、足アーチ:低下
Chooart関節:鎖錠Chcoart関節:解錠
図8距骨下関節の運動による下腿回旋運動
遊脚時/立位
ノ
−
/
前足部と,/
後足部同調/′非同調可能
ノ
ノ
ノ
JJ
(
ひ
ノ
1
図9前足部と後足部の動き
−36−
回外
転
[前足部]
(横アーチ低下)
i
’
□
d
宅
。
。
I
回内
チ低下)
[後足部]
詞
(前頭面)
[水平面]
(矢状面)
pesanticerenexusabductusspinatus,
postjcefIexusadductusprcnatus・
transve『so-pIanus
図10扇平足の変形要素
.、診垂
/,へ
年
〃
愚
6
0
●
,,
応
↑
ヘ蕊.:.:.
侭謹0.,.,.ニロ
首
.
.
、
〆
‘畦足指尺取り虫ハム黙蝿伸展
0●
〃蕊津一ワ
瞳立ち●
Q識別唖℃
︽︾
〃
巳●◆
竃す 『
横跳び
図11足の体操
−37−
内廻り外廻り
、ノ
内
わ
/
/
,
民
奏鱒癖篭書か
J凶
爪さ
きj竃
立ち.、
き外
凧
霊
奏
遥
鐸︾ぬ手趣
哲
かにの横ばい
に靭帯・関節包の神経終末を刺激し、痛みを
起こす。また、矯正保持のために過度に足アー
チ挙上筋の収縮を要し、疲労痛を起こす。
治療は足の体操と、足アーチ支えの装用で
ある。足体操は上述のことから回外内運動の
強化が主眼となり、その他、ハムストリソグ、
アキレス健の伸展運動、足指運動、さらに、
股関節の内外転運動も加える(図11)。足アー
チ支えの採型に際しては土ふまずを上方へ持
ち上げようとしても矯正はむつかしい。下腿
を外旋すれば容易に足回外が起こり足アーチ
を挙上せしめ得る。これもヒト固有の運動の
応用面でもある(図12)。
なお、後天性偏平足として近時、注目され
ているものに後腰骨筋腿断裂がある。中年女
性の症例では念頭に置くべきである。
2)先天性内反足の矯正に際しての注意
前足部の内転・後足部の内反、尖足を矯正
するが、この主眼は距骨頭の内下方へ偏位し
ている舟状骨を前方へ移動させ、かつ、距骨
下関節にそって回内せしめ、この矯正位、矯
正力を維持して距骨歴部の変形の再構築を誘
導せしめることである。肝心の距骨下関節の
矯正不十分なまま、前足部を外反位に過矯正
されていることがある。その場合、外観上は
良好に見えても、起立歩行を始めると前足部
接地に伴って後足部は著明に内反し、かつ、
内旋歩行する。(図13)。主要変形要素を踏
まえての矯正が肝心である。
3)第1ケーラー病・有痛性外腰骨
足アーチの要の位置に舟状骨があり、足回
内外の中心にあるため、足骨格の中では十分
な発育が必要であり、従って、軟骨の骨化、
骨賂の出現は遅い。このことは逆に骨格出現
の変異頻度が増え、これに軟部組織の外傷性
炎症が加わって嬉痛を伴うと無腐性骨壊死、
すなわち、ケーラー病と診断されやすい。し
かし、正常の変異なので、放置しておいても、
約2年の経過で正常像を示すようになる。ペ
ルテス病などの自然経過と全く異なるので、
過度の治療は慎むべきである。
舟状骨は最も後で完成することから、これ
に隣接する前腰骨と舟状骨の癒合も遅れ、副
骨となる可能性が高くなる。発育期の有痛性
外腿骨は外観上偏平足に類似する。簡単な足
アーチ支えを処方すれば篠痛は軽快し、また、
成人になるまでに舟状骨と癒合する例が多く、
手術の適用は少ない。
なお、足骨格のうち、ヒトにとって瞳骨、
とりわけ睡骨隆起の発達は重要である。これ
には骨端軟骨があり、2次骨格による発育が
続く。この骨端軟骨は3∼4個に分裂して出
現するので、骨壊死、すなわち、シェーバー
病と誤ってはならない。
下腿外旋
露
abC
図12アーチ支えの採型
:舟状骨粗面
:底面からv,a"等距離
:中足骨頭の手前
−38−
4)舟状骨の疲労骨折
舟状骨は足アーチの要の骨であるが、回内
外連動に際しての応力は案外少ない。しかし、
スポーツ選手などでは過度な応力を受け疲労
骨折を起こすことがある。舟状骨に一致して
こしやすい。通常、背側に骨練を形成し、背
屈制限を起こす。第1MtPに起これば強剛
母吐といわれ、歩行踏み返しに癌痛を訴え、
下肢を外旋し、足回内外運動による代償が強
いられる。初期には手術侵襲の少ない骨隷切
除によって軽快するので試みてよい手術であ
慢性の姪揃を訴え、背底方向の初期X線像で
る。
は距骨側中央の小範囲の骨硬化像が出現、次
第に前方へ伸び、縦方向の骨硬化を伴った亀
裂像を見る。初期では保存的に、末期では骨
2)フライバーグ病
蹴り出し時に、中足骨頭とくに第1I中足骨
頭に大きな勢力を受ける。これによる骨軟骨
骨折と、その後の治癒過程の遷延が本態であ
接合術を行う。
4.中足吐節の疾患
手指では把握に必要な運動域、筋力が必要
であり、足でもともに少なくない。しかし、
歩行に際し、他動運動は強制され、中足頭は
駆動の地面との支点となる。足指は小さく物
の把握には適さないが、立位では地面を押し、
身体の平衡維持に強く働く。そのため、手の
MPにはまれな外傷性の変性疾患がみられる
(図14)。
足ゆび
手ゆび
背屈く底屈
伸展《屈曲
3.9cm,7.3→1.9倍
6.1cmP24.4→4倍
短吐伸筋
短指仲筋
短吐屈筋
なし浅指屈筋
外来筋
内在筋
浅・深指屈筋
長靴屈筋
1)MtP関節の変形性関節症
分離良好
分離不良
中足骨頭は中手骨頭に比し、偏平になって
おり、MtPの生理的運動域はMPに比し少な
い。他方、他動的な強制運動を歩行・疾走時
に受けるため、MPに比し変形性関節症を起
[把握・巧級性良好]
[地面の把握]
骨間節はII中足骨中心
骨間節はⅢ中手骨中心
図14足と手の比較(ゆび)
後足回外
勾反凹九
ベ︺
こつ
C
C
I
乏
Q
I
c
l
000○(]
堀滝三1辰面
図13先天性内反足→矯正、前足部過回内→立位
−39−
り、従来いわれてきた突発性無腐性壊死では
ない。組織学的には仮骨形成、それも遷延し、
壊死骨とその修復像、軟骨がみられる。病巣
は骨頭の主として背側にかたよっており、伸
展骨切り術によって、足底側の殿上軟骨面を
移動させるGauthier手術は合理的である
が促進される。老化による靭帯弛緩によって
履物と無関係にも発病する。
McBride手術など軟部手術は初期例に適
川されるが、過度となれば逆の内反母雌変形
を起こす。骨手術には発表者によって100余
りに及ぶ方法があるといわれているが、大綱
は中足骨の矯正骨切り術である。その際、中
足骨長を過度に短縮させると新たに第2中足
骨頭への負荷を増し、疫痛を起こす。この点
に注意を要す。
(図15)。
3)槌祉
槌赴は手の場合と同様、腿損傷、内在筋麻
陣によって起こる。原因はさまざまであるが、
矯正関節固定術によって機能は回復する。手
と異なり鮭移行術を要する例は少ない。
5.頚部骨折
足関節は90.に保たれ、足底接地し、荷重
支持に働くために強固なmortisがある。
この部分はヒトの足固有の回内外力を2次的
に受けて、その力を吸収しなければならず、
過度となれば骨折を起こす。内外頚の骨折・
靭帯損傷は部位及びその程度に応じて種々な
4)外反母祉
手の母指の対向位への先祖返りに成因を求
めることもできる。ヒト胎児では第'1,’1'中
足骨開角は30・あり、生後急速にこれを減じ、
正常の8°以下となる。回旋も40。から20°
に減少する。この過程の障害とも考えられる
が一方、正常位保持の靭帯を始め筋組織の破
綻による後天性要因も大きく、それには靴が
大きく関与する。ハイヒールを使用すれば,
MtPで強く緋側へ偏位する力が加わり、美
容的な靴甲革の圧迫によってバニヨソの形成
分類が行われてきた。
Lauge-Hansenの分類は受傷時の肢位と
力の作用方向によってspination-eversion,
supination-adduction,pronation-eversion,
pronation-abductionに分け、さらに程度
によってstageが細分されており、病態を
知るのに有用である。ただし、eversionは
誤解をまねく用語であり、これを足部の外旋
と読みかえるとよい。
Frejbergsノnfracrjon
7J一
﹃一
仁
釣
GaUthjer.G、、EjbaZ・月.
FR
図15
−40−
stageは図16の上段のように正側2方向か
らの模式図であらわされることが多く理解し
にくい場合がある。ヒト間有の回内外を考え
るとき、水平面での模式図を加えると理解と
記憶を助け得る。すなわち、supination
eversioninjuryでは外蝋に、pronation内
頼に始まり、順次、外廻りで受傷して行って
いる。是非、参考にして頂きたい。
参考文献
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Freiberg,sinfraction:Asubchondralbone
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WilliamsandWilkins,Bultimore(1976).
むすび
ヒトの足の進化を振り返ると、足は足底全
接地荷重負荷、凹凸道にも適合し歩行、疾走
も可能となる合理性を獲得している。これま
で余り指摘されていない足の回内外に焦点を
当てて検討し、この破綻という観点から各種
疾患を述べた。
足ゆびは、手と異なり把握機能からは遠ざ
かっているが強固な接地、立位保持に働いて
おり、それだけに手指と異なる疾患の場となっ
ていることを説明した。
頚部骨折を足の内外反、回旋外力からみて、
従来の説明図に新たに水平面投影図を加え、
理解の一助にした。
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anditsbearingonorthopaedicpractice.
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1
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(
1
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andankle・Lippincott,Philadelphia,(1983
.
)
suolnatIon-everslon(extrotation)
pronatlon-everslon
0
19
評
4
⑱
、
pronation-abduction
suDination-adductIon
八
Lノ
1
歩ごう
獣
1
②
’
討廼
剖
3
図16穎部骨折(Lauge-Hansen分類)
−41−
毒
i
i
i
菱i燕載隷黙
大阪府医師会理事
OCOA理事八幡雅志
本年4月より植松治雄会長のもとに新しい
府医執行部が誕生致しました。その中には新
人の理事が9名含まれております。私もその
1人で、OCOAの河合前理事が担当されてお
りました労災、自賠責、健康スポーツ医学の
分野を受け持つ事になりました。今まで地区
の医師会では諸々の役割をこなして少しは医
政をかじっていたつもりですが、府医に入っ
て知識の浅さを痛感しております。植松会長
の方針はそれぞれ主担当の理事が責任を持つ
のは当然ながら、互いに意見交換をして簸善
の決定を下す。全理事が全ての問題に関与し
ようと云う事です。従って私の主担当は3部
門、副担当は病院、救急、医事紛争、大阪市
域医師会の4部門、プロジェクトチームは国
際花と緑の博覧会と大阪市総合医療セソター
の2チームに属しています。労災、自賠に関
しては平山正樹副会長の指導を受けておりま
す。殆ど毎日午前の診療を終えると府医会館
に出務します。5時の帰院にも遅れがちで土
曜、日雌にも出かける事があります。広報で
は毎日放送の「真昼はオアシス」、テレビ大
阪の健康手帳に出浪の順番が廻って来ます。
5月末日現在のニュースをお知らせ致します。
<労災>郡市区医師会長推せんによる委員及
び府医会長推せんによる役員が決定し、委員
会、役員会が開催されました。
1.健康保険における診療報酬点数表等の
改正に伴い、健保点数表に定める点数
に労災単価を乗じて算定している頂目
については改正点数表により算定する。
特掲料金については5月18日現在、日
医と労働省との間では改正する点はお
おむね合意に達しているが、大蔵省と
の合意が出来ていない。日医は今後各
地にある特掲を中に入れ込み、全国一
律にする考えを示し、地域特掲の存統
が厳しい現状に唾かれている事の理解
を求めている。
2.40年余続いてまいりました大阪労災指
定病院長会が本年5月31日をもって解
散し、代わって(財)労災保険情報セ
ソター大阪事務所が6月1日より開所
致しました。従って労災保険診療費請
求抑の受付、群査の業務も同所で行う
小:となりました。
<自賠責>大阪では昨年6月に日医より算定
基準設定に関するガイドライソが示され、交
通事故医療委員会で、目算会、損保協会と協
議を重ねて来たが、健保切替、大阪労災特掲
料金、レセプト様式の3つの問題点を残した。
今後もその問題を中心に引統き実施に向けて
協議継続することなっております。
1.単価設定では原則として日医が示した
単価及び算定方法通りで、「モノ」の
範囲は中央三者の合意により作成され
たレセプトにより区分された通り。
2.地域特掲の導入に関しては一部を除い
て合意している。
3.自動車保険群在会は算定基準の実施に
合わせて医師会内に設瞳。
4.実施は健保使川の問題等の折り合いが
つき、合窓した時点で行なう。出来れ
ば秋頃を予定している。
<健康スポーツ医学>大阪府医師会主催平成
2年度(第2回)健康スポーツ医学誰習会を
下記日程で行います。定員は約280名ですの
で地区医師会から案内があれば早目にお申込
み下さい。日程は前期8月4日(土)、8月5
日(日)後期、10月20日(土)、10月21日(日)の
4日間です。
以上3つの部門の妓近情報です。今後もO
COAの皆様に役立つ情報をお知らせ致しま
す。
−42−
幕蕊慧随
弓、鞭と−−営,汚竺-:誇一
私の開業雑感
古束整形外科古東司郎
私の開業は、昭和62年からであります。そ
れまで救急病院に約5年間務めておりました
が余りの忙しさのために体調を崩し救急病院
での勤務が苦痛になっておりました。昭和61
年の半ばより開業しようかどうしようかと悩
んでいたところ、ある人から、急病のため休
角、誼戸
IE6鐸=U鶴嘗
業していてその後を引き継ぐ医者を探してい
声;
るとのお話しがありました。紹介された先生
し
蟹
i
についてよく聞いてみますと、私の先誰でい
らっしゃる神原整形外科医院の神原先生であ
五
ることが分かり、家族の方とお目にかかった
後に引きつがせていただきました。
開業の動機は開業すれば体も楽になり生活
りの有無でありますし、患者さんに優しい対
もより安定するだろうという安易な考えから
応ができるかどうかにかかっています。開業
でした。しかしながら、その考えは大変浅は
当初、よりレベルの高い医療を患者さんに提
かであることが間もなく分かりました。診療
供しようとの想いでリハビリのスタッフに毎
所の運営は人の協力と、信頼によって前進す
日のように醜細かく治療方針を伝え、勉強を
ることが可能であって、そのためには朝から
するように言い統けましたが逆に煙たく思わ
夜まで休むことなく伽かなければならないこ
れ、反感ももたれてしまい、突然出勤しなく
とが分かりました。院長が休めば当然スタッ
なってしまったことがありました。そのすぐ
フの全員が右へ倣えで休んでしまうことがよ
のちに、受付事務の女性2名も、院長がスタッ
く分かりました。開業の初めに集まったスタッ
フをやめさせたように誤解したためか辞表を
フは、おたが1,、よそよそしく気心が知れるま
提出して止めてしまいました。誤解が誤解を
でには相当の時間を要しますし、院長に対す
生み、私に対する不信感のため、診療所の運
る信頼感もなかなか芽生えません。軽率な発
営に大きな障害を生じました。開業して3ヵ
言をしようものなら、むしろ不信感を抱かせ
月目の出来郡でした。私にとってこの出来郡
てしまい、信頼の回復には大変な時間を必要
は非常にショックでありましたし、スタッフ
とすることが痛感されました。勤務医のころ
への対・応及び、運営について考えさせられま
の言葉の重みと、たとえ小さな診療所とはい
した。まず一つは、診療所のレベルを上げる
え院長としての言葉の亜みの進いは大きい事
には時間が必要であり、焦ってはいけない。
も知りました。診療所がうまく運営されるか
二つ目は、院長自らよく働くこと◎スタッフ
どうか、つまり、スタッフが働き易くかつ、
が自主的に仕事をするような雰囲気を作って
,患者さんによい印象をもって来ていただける
行くようにし、細かいことには口出ししない
かどうかは、スタッフのお互いの信頼と気配
ように心がける。忍耐、我慢、寛容、信頼、
−43−
鷹揚、黙認などが必要であることを州感しま
が明るくなって来ました。歯車が良いほうへ
した。その後は、運が良いのかスタッフに恵
回り出してきました。今年で開業後3年を経
まれ大きなトラブルもなくなり、それぞれの
過し4年目になり開業を続けて行くうえで医
スタッフは順調に育ってきて,患者さんへの応
療環境が厳しくなって来ているように思われ
対・も優しくなって来ました。またそのため忠
るすが、何とか生き延びて行けるよう努力を
者さんも少しずつ増えて来て診療所の雰囲気
惜しまぬつもりでおります。
医療法人の相続を経験してみて
早石病院副院長早石雅宥
私は昭和42年卒の勤務医である。父の附設
した病院で現在も働いている。昭和50年に父
が亡くなり実兄の早石誠が院長としてこの病
院を継いでいる。私覗で恐縮であるが私達兄
弟が経験した相続劇を報告し、現在一人法人
が叫ばれている今日今頃、必ずや近い将来に
起って来るべき相続問題に備えて何かの御参
考になればと思い雑を執った。
当院は大阪で昭和29年に法人化した病院と
聞いている。父は自分の父母弟を理酬にして
自分の土地や建物を法人に寄付し医療法人を
開設した。日本では極く当たり前の病院開設
者型の医療法人である。医療法人は立前から
なった昭和50年は今日程病院所有の土地価格
言って公益団体であり営利性を否定している。
が高くなく、その一口猟価も商いものではな
当然利益の配当も禁止している。設立時に出
かった。その時は父の保有していた口数の半
資した運転資金、医療施設、医療用機器等の
分を母が相続し、その残りの半分を兄が、残
資産から借入等の負伎を差し引いた金額が資
りの1/2を小生や姉達が分け合う形となった。
本金となる。その資本金を各々の出資者が受
父の財産と言っても病院以外には何も無く、
け持つ割合によって生ずる法人の正味盗産に
相続税の支払いについては、母は、父が加入
対・する権利を持ち分と言い、私達の場合は口
していた生命保険を解約することによって支
数で表現されている。
払うことが出来た。
ところが今度、昭和63年に母が亡くなり、
今までの当院の経営は日本の他の医擁法人
と同じく、患者増に支えられ,少し黒字の傾
母が父から受けついだ1/2の持ち分の相続問
向が見られた時に病院の土地を担保に借金し、
題が起ってきた。・母の持ち分相続については、
隣接土地の購入や建物の増改築を行って来た。
その口数と父の死亡時における過去の経験か
開設時が約40年前の大昔であるし、父の亡く
ら推察して、兄も私もその評価額は大した金
−44−
額にはならないであろうと安易に考えていた。
思い起こせば、昭和50年父の時に、母は病
しかし税務署の評価は誠に厳しく、その税額
院の持ち分を相続する為に高額ではなかった
は驚く程高額であった。御存知の如く土地の
にしる既に税金を支払っている。その税金を
評価はその路線価格で示されるように、JR
支払った相続分を又子供が相続する時に税金
環状線の内と外では相当の差異がある。内と
を支払い、姉達が引き継いだ持ち分の口数に
言えば土地高騰の最も激しい地域とされてい
ついて、将来、姉達が子供に引き継がせる時
る。更に配当が出来ない為、約40年間の利益
に、又もや高額の税金が甥や姪にかかってく
が剰余金として積立てられ、何と一口の単価
ることになる。病院の資産と言っても実質は
が昭和50年に比べ7倍に跳ね上がっていた。
土地だけであり、この土地の高騰が一口単価
そうなると母が残した父の1/2の口数でもそ
の昂騰を招いているのである。理事の保有す
の相続税は兄一人で支払える金額ではなく、
る持ち分は、配当の無い物だけに売れるもの
従って小生や姉達も分割して相続することに
はない。
誰も相続を考えて医療を行っている訳では
なった。姉達には誠に申し訳ないことである
が、配当もなく売ることも出来ない持ち分を
ないが、常に残された者が困らないような対
相続してもらい相続税を払ってもらうことに
策が必要であろう。即ち一口単価を安くする
したのである。この持ち分は、お分かりだと
方法、借金をして負債を増やしておく等色々
思うが医者でない姉達には無用の長物であり、
な手段が考えられるが、土地高騰を前にすれ
この医療法人を他人に売却しない限り現金化
ば、資産の増加は止めようがない。現医療法
出来ない全く価値の無いものである。兄も私
人制度は、地域の意志として親子代々医療を
も父の時代と同じように病院を続けているの
世襲するために素晴らしい制度である。しか
で、ある程度の口数を保有するのはやむを得
し相続には病院の経営が健全であればある程、
ないとしても、主婦業の姉達にとって病院の
問題がある事を考えておく必要がある。非営
持ち分等、相続で押しつけられるのは迷惑千
利性の固持か、配当禁止規定の緩和か、検討
万であろう。しかもこれには税金がかかるの
を要する時期に来ていることを痛切に感じる
である。
次第である。
−45−
琴j璽蕊塗 蕊1妻謹
JCOA常任理事坂本徳成
JCOAが発足してまもなく20年の節目を
各県代表者会議で、その方針が決定されます。
迎えようとしています。現在、約3700名の会
そこで我々を取り巻く厳しい医療体制に対
員を擁して北は北海道、南は沖縄までの整形
処するために、JCOAを公益法人とするこ
外科開業医の医会へと発展してきました。こ
とが、本年度3月の各県代表者会議で決定し、
こで、JCOAの現在の活動状況を振り返り、
目下会則検討委員会で、三橋二良委員長のも
将来の展望を考えてみたいと思います。
とに法人としての定款を鋭意作成中であり、
学問的には、一昨年よりJCOA学会が開
準備も着々としてすすめられています。先日
催され、今年の6月17日名古屋で第3回JC
発送されたJCOAニュースで高瀬理事の法
OA学会が開催され、その内容も年々充実し
人に付いての論説で述べられていたメリット
てきました。また、親睦を兼ねた地方色豊か
について、いま一度確認してみたい。公益法
な研修会が全国持回りで行なわれており、今
人とは、法律によって権利能力が与えられ、
年は、第17回をむかえ香川県高松市で、9月2
社会活動の主体となることが承認されるもの
2,23,24日開催されます。そのほか、開業
で、その活動は理事等の機関を通じて行なわ
医が直面する保険の問題に付いても、年に2
れ、機関の行為は法人に帰属するものである
回全国保険懇談会が開催されており、明日へ
と民法第34条に記戦されています。このよう
の治療に寄与すべく意見やニュースの交換が
に法の制約を受けますが身分も守られ、その
行なわれています。また、日本整形外科学会
団体が行なう事業は社会的にも認められます。
の傘下として、その運営ならびに各種委員会
即ち、今までの法人格のない任意団体とは違
にも参画し、日本医師会の複雑多岐にわたる
う社会的に認められた団体となります。日本
医政方針にも協調しています。
整形学会が文部省直轄の社団法人であるに対
して、JCOAは厚生省直轄の社団法人とな
事務局は、長年東京都、高山整形外科病院
に間借りをしていましたが、平成元年度より
り、社会的信用及び税制上の優遇措置が得ら
山の手線御徒町徒歩5分の大石ビル4階の一
れる一方法人として、主務官庁の指導、監査
部屋に医会専属の事務所を開設出来、事務長、
を受け、事業、予算決定の年次報告の義務が
事務員2名で煩雑な事務を手際よく処理して
あり、時として立入り検査を受けなければな
りません。現在、日本眼科医会が、厚生省直
頂いています。
会の運営に付いては、会長、副会長2名、
轄の公益法人として認められており、保険診
理事14名よりなる理事会の合議性により、会
療点数改正等種々の折衝に発言の場を得てい
の運営が成されています。会の議事に際して
ます。JCOAも権益擁護の立場から是非と
は年一度、3月第2日曜日に開催される全国
も公益法人となるよう努力したいものです。
−46−
け
平成2年度○COA春季ゴルフコソペ(通算12回)
平成2年度春季ゴルフコソペは5j127日(日)好天に恵まれ、北六甲力ソトリークラブ東コー
スで行われた。
今阿は当コソペ始まって以来30人の参加渚で大磯況、11.t話人並びに幹事は嬉しい悲鳴をあげ
た。
ネット
上位の成紙は次の通り
優 勝 八 幡 雅 志
7
5
準優勝河村・都容市
7
7
3 位 松 矢 浩 司
7
7
4 位 小 泉 昌 久
7
7
5 位 石 川 正 樹
77
プレー後、村上先生の進行でパーティと表彰式が行われ、和気あいあいに歓談したあと散会
した。
今回は特別賞として、ベストドレッサー蛍を松矢先生が雄得されました。
次回は、優勝者の八幡先生とB,B、の高井先生が幹事で、平成2年9月3日(日)北六甲力
ソトリークラブ西コースで行われる予定◎蒲って御参加を!!
鏑
,
』一皇弓ご・
三口’
i
l
鶴
日
蝋鍵
‘陸に
蕊
藷
蝿
鴬
ノ‘
−47−
鍵
平成2年○COA春季ゴルフコソペ成績表
(平成2年5月27日
北六甲カソトリ
クラブ東.
ス
)
N A M E
OUT
1
N
GROSS
NET
RESULT
八 幡 雅 志
河村都容市
松 矢 浩 司
小 泉 昌 久
石 川 正 樹
丹 羽 権 平
広 谷 巌
首藤三七郎
市 岡 倖
小 松 堅 吾
松 本 有 無
三橋
良
原 卓 司
島田永和
矢 倉 久 義
小 杉 豊 治
孫 熔 権
妻 鹿 利 和
服 部 良 治
林原明郎
堤 勤
古賀教一郎
大 橋 規 男
平 山 正 樹
中 川 英 隆
4
1
4
1
8
2
7
7
5
4
3
4
3
8
6
9
7
7
H、,.C、P
5
3
5
9
112
1
7
9
5
村 上 白 土
5
2
5
8
1
1
0
1
4
9
6
中
山
高
伊
5
7
5
6
113
1
7
9
6
7
0
6
8
138
3
6
102
優勝
準優勝
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位
16位
17位
18位
19位
20位
21位
22位
23位
24位
25位
26位
27位
28位
5
5
6
5
120
1
6
104
B・B
6
5
8
5
150
3
6
114
B・M
根
本
井
藤
勇
光
澄
成
平
男
男
幸
ペストグロス
4
9
4
5
9
4
1
7
4
8
4
7
9
5
1
8
7
7
5
4
4
8
102
2
5
7
7
7
7
5
3
4
4
9
7
1
9
7
8
4
7
5
2
9
9
2
1
7
8
4
3
5
3
9
6
1
7
7
9
4
2
4
8
9
0
1
0
8
0
4
6
4
5
9
1
1
1
8
0
5
8
5
2
110
3
0
8
0
4
4
5
1
9
5
1
4
8
1
5
0
5
0
IOO
1
9
8
1
5
2
5
1
103
2
2
8
1
5
5
5
5
110
2
7
8
3
5
9
5
7
116
3
3
8
3
4
9
4
2
9
1
4
6
4
9
9
5
7
1
8
4
8
4
4
8
4
7
9
5
1
1
8
4
5
2
4
6
9
8
1
2
8
6
5
1
6
0
1
1
1
2
4
8
7
5
3
6
0
113
2
6
8
7
5
6
4
9
105
1
4
9
1
5
5
5
7
112
1
7
9
5
八 幡 雅 志
ドラコソ
川村都容市(3)
八幡雅志(17)
ニアピソ
三橋二良(6)
服部良治(8)
小松堅吾(12)
孫熔権(16)
大波賞
伊藤成幸
小波賞
妻 鹿 利 和
おしどり
八 幡 雅 志
次回ハソディー
八幡雅志(6)
村都容市(8)
4
8
松 矢 浩
司(16)
テル(藤沢)午後3時∼
*第4回11月17日(土)日航ホテル
(大正)午後4時∼(総会に
第1回理事会(平成2年2月3日)
報告事項
(1)府医師会医学会運営委員会報告(大橘)
続いて)
*平成元年10月30日
第7回医学界運営委員会
メソタルヘルスに関し、学術講演会を、
現行の講減会に組み込む方向で検討する。
*平成元年11月27日
第8回医学界運営委員会
*平成元年12月25日
第9回医学界運営委員会
平成2年3月22日(木)午後2時より,
府医師会館にて大阪府成人病セソター整
(7)平成2年度OCOA研修会講師、演題に
ついて(服部)
*3月22日(木)府医、小松原良雄先生
「慢性関節リウマチの治療」
*5月19日(土)ターミナルホテル
①梁瀬先生「手関節障害の病態と治療」
②島津教授「足の進化から見た足の疾患」
*7月21日(土)は未定。
(8)福祉関連機器に関するアソケート調査
(伊藤)
日整会評議員に対してのアソケート。
形外科部長・小松原良雄先生の「慢性関
節リウマチの治療一最近の進歩一」につ
いて、約2時間の講演がある。
(2)平成元年12月3日
JOCA理事会報告(坂本)
(3)平成2年1月6日
日整会スポーツ委員会報告(坂本)
(4)会報第11号発刊の報告(瀬戸)
会報をJOCA本部へも送ること。
(5)平成元年度の旅行の報告と、平成2年
の旅行の日程について(古賀)
*平成元年11月11,12日、岡山・倉敷・瀬
戸大橋観光。
参加者12名OCOAより20万円の補助が
あった。
*平成2年度の旅行は、11月17,18日の予
定であったが、OCOAの総会が11月17日
になったため、11月10,11,12日にゴル
フと観光の予定。
(詳細は厚生担当に一任。)
*ゴルフは5月27日北六甲西コース
9月30日北六甲東コース
(6)平成2年度OCOA研修会日程について
(三橋)
*3月22日(木)大阪府医師会館
午後2時∼(府医との共催)
*第1回5月19日(土)ターミナルホ
テル(エーザイ)午後3時∼
*第2回7月21日(土)ターミナルホ
テル(吉富)午後3時∼
*第3回10月20日(土)ターミナルホ
(9)日整会認定医試験について(伊藤)
平成2年1月20,21日に筆記試験と口答
試験があり、口答試験の試験官として参
加した。口答試験では受験態度が比較的
問題になる。決められた質問・問題と、
受験生の提出症例によって試験が行われ
る。
(10)JCOA選出の評議員相談会(伊藤)
平成2年1月27日(土)東京において行
われた。議題は次のようである。
、日整会のリウマチ医のリウマチ学会と
の一本化。
・日整会の役員(理事)、評議員の定年
制の問題。
・日本理学診療学会の件。
・日整会の理事の増員に対する選挙の件。
(JCOAより高瀬先生が出馬)
、日整会の評議員も169名から200名に増
員となる。
協議事項
−49−
(1)会報第12号の発刊について(瀬戸)
(2)OCOA会員に対する減点のアンケート
について(瀬戸)
(3)第18会近畿ブロック会(平成2年4月
22日)について(伊藤)
大阪からの議題は、各府県の保険の事情
について。
出生予定は、大橋・小杉・長田・服部。
三橋・伊藤。
(4)JCOAより、JOAの学術集会主題アソ
ケートについて(伊藤)
第2回理事会(平成2年5月12日)
報告事項
(1)日整会スポーツ医と日医健康スポーツ
医の互換性について
日整会スポーツ医と日医健康スポーツ
医について、互換性を持たせる方向で話
OCOA内に小委員会を設けて対応して行
く事に決まった。
(9)JOA評議員会報告
伊藤会長より、平成2年4月12日、名
古屋観光ホテルで開催された評識員会の
報告がなされた。
(10)近畿ブロック会について
平成2年4月22日、京都で開催されこ
た近畿ブロック会について、長田理事よ
り報告があった。
が進められているとの報告が、坂本理事
協議事項
よりなされた。
(1)日整会評議員の増員についてのOCOA
の対応について
坂本理事より評議員増員の説明があり、
現在、近畿ブロックからは開業医が3人
評議員に選ばれているが、股低5人ぐら
(2)府医師会報告
新執行部により、医師会内に各委員会
が設けられ、会務の執行が始められた。
注射針の廃棄等、産業廃棄者に関する説
明が、八幡理事(OCOA理事、大阪府医
師会理事)よりなされた。
(3)大阪府医師会医学会運営委員会報告
生涯教育の件等について、大橋理事よ
り報告された。
(4)平成2年度第1回学術研修会報告
平成2年3月22日大阪府医師会館で、
小松原成人病セソター整形外科部長を講
師にむかえ研修会が行われたことについ
て、大橘理事より報告された。
(5)学術運営資金報告
報告書が配布され、大橋理事より説明
された。
(6)減点調査アンケート中止の件
伊藤会長、瀬戸理事より、先の理事会
で決定された減点調査アソケートは、今
の時点では中止することが望ましい、と
いう決定に至った経緯について報告され
た。
(7)研修会日程、演題について
別紙の如く決定している事が、服部理
事より報告された。また、第5会研修会
(総会)の講師には、星ケ丘厚生年金病
院院長上野良三前香川医大整形外科
教授にお願いする事になり、堀木理事に
依頼していただく事に決まった。
(8)JOCA各県代表者会議報告
伊藤会長より、平成2年3月11日、東
京・中野サンプラザホテルで開催された
各県代表者会議について、資料プリソト
をもとに報告された。柔整師に対しては、
−50−
いに増員する方向で、各大学教授と連絡
をとり、調整を計ることになった。
(2)OCOA会則改定案について
大橘理事より、大阪臨床整形外科医会
会則・施行細則改定案が配布され、説明
が加えられた。
(3)JCOA会費値上げの件
本年1月よりJCOA会費が6,000円か
ら10,000円となったので、OCOA会費を
12,000から18,000円に値上げしたい旨の
説明があり、理事会で承認され、次回総
会で決定を計ることになった。
(4)会報第12号の発行について
瀬戸理事より、OCOA会報第12号目次
(案)をもとに原稿依頼かあった。
(5)単科医会について
伊藤会長より,今回OCOAが担当になっ
た事について説明があった。
雲釜舞蕊識蕊塞
・会員名簿追加
〒
岩 本 善 介 岩本整形外科
自宅住所
電話番号
〒558
0
6
大阪市住吉区清水丘2-1-3 6756100 大阪市住吉区清水丘
2.1-3
わ麓ひろ胆
わだ整形外科
559 和 田 尋 二
こしかわめぐむ
4
5
越川
整形外科病院
越川恵
ひろせL●んいちら
535
広瀬俊一良6 広瀬整形外科
大阪市住之江区粉浜西
1-1-16
高槻市上牧南駅前町5戸8
河 合 潔 河 合 ク リ ニ ッ ク 和泉市和気町2-11-1
570
石井元章
572
門 林 哲 夫 門林クリニック 寝屋川市初町104
かわいcよし
守口市滝井元町2.35
bpどぱやしてつお
吉 中 正 好 吉中整形外科
5“
大本晃生
よしなか堂さよし
おおもとてるお
大本整形外科
医院
守口市京阪通2-25
吹田市泉町2弓4J7-5
〒545
大阪市阿部野区北畠
3-14-14-201
0
6
652e282
0
6
大阪市阿部野区北畠1.24. 524-1550
1
3
〒558
0
6
大阪市住吉区帝塚山1-35‐ 671-5036
2
〒569
高槻市上牧南駅前町5唐8
0726
69-4913
0725
3
41-005
〒594
0725
和泉市和気町421-2
455160
0
6
〒570
997-1166 守口市滝井元町2-35
0720
21-2620
〒572
寝屋川市東香里園町
1813
〒560
2J9000
豊中市上野坂1-1019
0
6
富雄北38割4
9916276
-1315
〒663
0
6
997-2828
0720
32-3288
0
6
8528876
0742
43F4083
0798
西宮市高木東町16-40306 65-8029
・注:住所、電話番号等の変更はOCOA事務局までお知らせ下さい。
−51−
0
7
5
7
1
1 -6280
69-4913
髄恋
570
豊中市新千里南町2-5-6
32-2
56100
0726
船出
いしかわ2冬々
左京区下鴨東町
〒545
9520918
594
石 川 正 樹 石川整形外科
0
6
6
7 5乱008
6
大阪市旭区清水3丁目3‐ 0
3
よこいとCひろ
565
992-7572
628同8501
横 井 勅 洋 横井整形外科
石井整形外科
医院
0
6
大阪市阿部野区昭和町4. 06
91
569
いし↓、もとあざ
〒一風
はたの整形外科 大阪府守口市大枝北町69
班諦
はたのひらつぐ
570 波多野弘次
電話番号
貼師
いわしとよしゆむ
558
医療機関所在地
医療機関名称
氏 名
(1)第3回研修会
日時:7月21日(土)於:ターミナルホテル
(1)演題:「整形外科医が知っておきたいMRの知識∼¥
∼脊椎・脊髄について∼」
講師:大阪市大放射線科助教授井上祐一先生
(2)演題:「骨粗霧症の診断と治療に関する最近の進歩」
講師:大阪大学整形外科助教授高岡邦夫先生
(11)第4回研修会
日時:10月10日(±)於:ターミナルホテル
(1)演題:「日常見られる頚椎疾患の診断と治療」
講師:関西医大整形外科講師森良樹先生
(2)演題:「慢性関節リウマチの予後診断と治療方針」
講師:大阪大学整形外科助教授越智隆弘先生
(Ⅲ)第14回OCOA総会及び研修会
日時:11月17日(土)於:日航ホテル
演題:「股関節症の治療」
講師:星ケ丘厚生年金病院院長上野良三先生
(Ⅳ)ゴルフコンペ
第13回ゴルフコンペ(秋季)
平成2年9月30日(日)
北六甲カントリークラブ東コース
−52−
原稿募集
次号(13号)平成2年11月発行予定です。日頃臨床経験、診察上の工夫、学会研修会
印象記.OCOAに対する意見要望・保険診療・医業経営・医政に関する御意見.随想・
趣味等々いづれでも結構です、奮って御投稿下さい。(平成2年10月20日〆切)
(送り先:OCOA事務局)
編集後記
年々OCOAの会員も増加の一途をたどり210名余りとなり、益々発展しつつあるのは誠に御同
慶の至りです。この春の府医師会の人事交代で、本会の平山正樹先生が副会長をつとめられる
ことになりました。我々としても全面的なバックアップをしなくてはならぬと思っています。
OCOA発展のシソボルとしての先生の御活躍を心から祈っています。5月の研修会でもターミ
ナルホテルの会場を埋めつくす170名の先生方が熱心に講演に聞き入っていられるのを見て、
矢張忙しい臨床医には身近な処でこの様な勉強会を開催するのが一番有難いという、会員の先
生方の声なき声を聞いた様に感じました。一方理事会で伊藤会長が、JCOAが法人化するメリッ
トに就いて述べられ、日整会は文部省所管で学術団体としての扱いを受けている為、点数改正
等の厚生省所管の話についてどうしても押しが弱い。矢張JOCAが法人化して日医を通して、
会員の意見を厚生省の施策に反映させねばならないとのことで、文部省と厚生省と管轄の違い
すらも知らずに居た自分の不明に恥じ入ったことでした。以上最近感じたことを2点述べさせ
て頂きました。
(N、G記)
−53−
大阪臨床整形外科医会会報第12号
平成2年7月20日発行
発行所大阪臨床整形外科医会事務局
〒535大阪市旭区高殿6-3-27
伊藤整形外科・外科診療所内
TEL(06)9530071
大竹節郎・松矢治
首藤三七郎・瀬戸信
丹 羽 権 平
男司夫
FAX(06)956-5558
編集者伊藤成幸・大橋規
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慢性関節リウマチ治療剤
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〔特性〕
1.RAの腫脹関節に対し、優れた改
善が認められます6
2.早期投与でより高い有用性が認
められます。
〔使用上の注意〕抜粋
(1)一般的違意
1)遅効性であるため従来より投与しているiW炎頒茄剤神を併用すること。
2)活鋤性を有し、比較的早期発握の慢性関節リウマチに対して使用すること。
3)本剤投与中は胃機能、肝機能報の検壷を定期的に実施することが斑ましい。
(2)次の患者には投与しないこと砿篤な冊脈審のある心廿
(3)次の患者には慎重に投与することl)冊陳榔又はその既往歴のある悠折2)肝陳窪のある忠蒋
3.免疫パラメーターの異常を是正し、
RAの臨床症状を改善します。
〔効能・効果]’慢性関・節リウマチ
3)消化性祇蛎又はその既往歴のある忠巷
(4)副作用
1)腎臓:ときにBUN上#I.、血Wザクレアチニン上外、血尿、畿内尿祢の群'〈t智があらわれることがあ
るので、観察を十分に行い拠淋が認められたjル合には投与を中止し、適切な処溌を行うこと。
2)皮腐:ときに発疹、群麻疹、疲搾感岬の握状があらわれることがある。
3)消化器:ときに食欲不搬、W部不快感、W航、W炎、W爪感、Wのもたれ、悪心、哨弧、暇吐、腹筋、 ド痢、
胸やけ、、渦、舌のあれ、11内炎、似秘、服部膨澗感神の瓶状があらわれることがある。
4)肝膝:ときにs-GO‘ns−GP‘I:Al-Pの上外があらわれることがある。
5)その他:ときに浮賦、発熱、倦怠感、飢分不良があらわれることがある。
*用法・用型、その他の使用上の注意、取扱い上の注意については添付文宙をご鷺下さい、
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〔イブ。リフラボン錠)
│効能・効果
用法・用壷
骨粗窪症Iこおける骨誕減少の改善。逆鱗、成人には1回1錠(イプリフラポンとして200mg)を1日3回食後経口投与。年齢、症状により適宜地減C
l便用些の注意’
1 . 一 般 的 注 意 ( 6 ) 腎 臓 : と き に B U N の 上 昇 。
(1)本剤は骨粗蝿症における骨量減少の改善剤であり、その適用にあたって(7)その他:ときに倦怠感。
は、厚生省「老人性骨粗蝿症の予防および治癒法に関する総合的研究班」3.妊婦・授乳婦への投与
の診断基準(骨量減少の程度、骨折の有無、yf怯後電の有議、腰背筋の有無(1)妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦または妊娠し
などの総合による)等を参考に、舟相蝿症との診断が砿立した悪者を対象ている可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断
とすること。なお、必要に応じ腰背筋に対する適切な治癒を併用すること。される場合にのみ投与すること。
(2)本剤は高齢者に長期にわたって投与されることが多い蕊剤であるので、(2)動物実験で母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人
投与中は謹者の状態を十分眼察し、消化器症状等の副作用があらわれたには慎重に投与すること。
埋合には適切な処壁を行うこと。4.小児への投与
2.次の副作用があらわれることがある未熟児、新生児、乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない
(1)過敏症:ときに発疹_畷癌等の過敏症状。このような喝合には投与を中止。(使用経験がない)。
(2)消化器:ときに悪心、哩吐、食欲不振、卿部不・快感、問流、服癌、下痢、5.相互作用
口内炎等の症状。卵巣摘出動物にエストロンと併用した壌合、そのエストロジェン作用を
(3鯖神神経系:ときにめまい、ふらつき等の症状。地加させるので、木剤とエストロジェン製剤を併用する曝合には慎亜に
(4)血液:ときに赤血球域少、白血球減少等。投与すること。
(5)肝座:ときにS−GOT、S−GPT、ビリルビンの上昇等。
●ご使用に際しては添付文書をご覧ください。(本剤はCHlNOlN、Budaoest,HUNGARYの許諾に基づき製這)
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●心身症(高血圧症、胃.
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優れた鎮静・催眠作用、筋緊張緩解作用、抗うつ作用
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急性上気道炎の
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●<効能・効果><用法・用量><使用上の注意>等については
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DP-回(B5・略)1989年2月作成
二フランのブロスタグランジン生合成抑制作用は、
胃・腸・腎で弱く、炎症部位で選択的に強力で魂
<効能・効果>
●下記疾患ならびに症状の消炎.鎮痛
慢,性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、
頚肩腕症候群、歯根膜炎
●右記疾患の鎮痛・解熱急性上気道炎
●外傷後、小手術後ならびに抜歯後の
消炎・鎮痛
く用法・用量>
ブラノブロフェンとして、通常成人1回
75mgを1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
頓用の場合には1回75mRを経口投与する。
※<使用上の注意><取扱い上の注意>等
については添付文書をご参照下さい。
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二●吸収が早く、速やかな解熱・鎮痛効果を示す6
●選択的プロスタグランジン生合成抑制作用を示すも
硬管うぁ等鰯雲蓋熱蕊
プラノプロフェン
識
●モーラスは、ケトプロフェンを主成分とする経皮
鎮痛消炎剤ですも
・ケトプロフェンはすぐれた鎮痛消炎作用を有し、
しかも経皮吸収性にすぐれていま炭
、すぐれた粘着性・伸縮性を有しているため、関節
などの可動部位にも貼付できま説
〔薬価基準収載〕
⑮経皮鎮痛消炎剤
モーラユ。
ケトプロフェン貼付剤
0.3%
(効能・効果)
下記の疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症縫肩関節周囲炎、腿・縫鞘炎、腿周囲炎、上
腕骨上顎炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・窪痛。
(使用上の注意)
1;一般的注意
【I】消炎誤痴剤による治採は原因娠濫ではなく、対症砿謹
(2)皮浦の感染症を不頚性化するおそれがあるので、感染
を伴う炎症に対して用いる鴫合には適切な抗薗剤又は
抗真菌剤を併用し、皿察を十分に行い慨愈に投与する
こと。
(3)極性疾懇(変形性関節症等)に対し本剤を用いる蝋合に
は饗効探;去以外の縦法も考慮すること‘、
』た胆.荷の状態を十分に眼察し、剛作用の発現に葡迩
することゅ
2次の恕者には使用しないこと
であることに苗:唾すること。
*剤又は他のケトブロフェン製剤に対して過敏症の既往
*その他の使用上の注意については
添付文書を参照じてください。
畷のある忠端
黄料舗求先
3.副作用
皮膚:とさに発疹、発赤、細脹、磯廊感、刺,敗感、藤た、ま
れに光総過散従があらわれることがある,これらの症秋が
強い巡合は他用を中止すること!.
③久光製薬ホ朱式会社
〒151型0京部渋谷区代々木4-31-8
一
薬価基準収載
クu弓凸
効能・効果
下記の疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、肩関節周囲炎、腿・腿鞘炎、
腿周囲炎、上腕骨上顎炎(テニス肘等)、
筋肉痛、外傷後の腫脹・窪痛。
*その他の使用上の注意については添付
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文稗を参照してください衝
資料請求先
③久光製薬株式会社
〒151索京都渋谷区代々木4-31-8
骨格筋と血管平滑筋
一双方の緊張を緩和する
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筋緊張改善剤
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使用上の注意
効能・効果
(1)・蚊的肱.砥
◎下記疾患による筋緊張状態の改善
頚肩腕症候群、肩関節周囲炎、腰痛症
③下記疾患による痩性麻揮
脳血管障害、痩性脊髄麻癖、頚部脊椎症、術後
測搬離偽.裟謬澱蝋総ホ論難緬編癒織
1肝陣11fのある忠什
2,炭総雛醐棚鵬雛醤せないように嘘感すること・
(3)バリ作川
I)シ汀ツク:決れにシヨックを樫こすことがあるので、奴索を十分に行い、
拠粘が蝿められたjル合には投り・を中止し、適切な処祇を折うこと。
2)川:腿:ときに肝機能拠榊のあらわれることがあるので、肝機能検盗を行
うなど鯉醗を十分に行い、拠術が狸められたjル合には投与を中止すること。
後遺症(脳・脊髄腫癌を含む)、外傷後遺症(脊髄
3
)i;iな蹴総1縦卿翻赫継競馴深熊野鮒僻蕊ijo
4)血恢系:ときに赤血球歌、ヘモグロビン航の拠椛をみることがあるので、
損傷、頭部外傷)、筋萎縮性側索硬化症、脳性小
:I繍灘灘蕊聯蝋蝋嚇
児麻揮、脊髄小脳変性症、脊髄血管障害、スモ
ン(SMON)、その他の脳脊髄疾患
肱のふるえ神のあらわれることがある。
7)i)'j化滞:ときに懸心・暇吐、食欲不娠、w部不快感、口渦、便秘.ド"リ、
収派、腹部膨潤感、欲皿、まれにLl内炎搾の症状があらわれることがある。
;雌臓篭燦M1シj勝競雑蝿雛撚蕊雛蕊舞‘締農
10)蛎聯蝿織械腰詫織雄らわれることがある。
用法・用駕
錠50mg:通常成人には│日量として3錠を3回に分け
て食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適
側w撫撫綴釧洲柵紬燃聯胤
る鳩合にのみ似Ij・すること。。
2)棚職iM二I難航溌雛誉とが朝ましいが.やむを得ず役い
(5)小児への投!j・
小児に対する資令惟は砿立していない。
宜増減する。
穎粒10%:通常成人には1日量として│、59を3回に分
けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状により
(‘
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賊似架の堪雌トルぺリゾンで、〆トカルパモールとの併川時、眼の潤姉陣害
があらわれたとの服侭がある‘、
適宜増減する。
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蛎蹴郷文京区小猫川4"・・6−10
鞭資料鋪求は弊社催薬那業部ミ謙渉寺ル係ま窪
世界で最初のニコー幸ノロン系抗菌剤
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嚇呈
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バクシタール錠100mg・バクシダール錠200mgBACCIDArT園b‘
一般名:ノルフロキサシン(略号:NFLX)
⑬錘
I効能・効果】ブドウ球画屈、レンサ球画賦、縄球面、肺炎球菌、淋菌、大潟菌、シトロパクター厩、サルモネラ属(チフス菌、パラチフス函を除く)、シゲ
ラ属、クレブシェラ侭、エンテロバクタ−脇、セラチア届、ブロテウス鰯、モルガネラ・モルガニー、コレラ菌、縄炎ビブリオ、緑腰酉、インフルエンザ画、
カンビロバクター厩のうち本則感性面による下記感染症
●咽喉頭炎、馬桃炎、急性気管支炎◎腎孟腎炎、勝耽炎、前立腺炎、淋画性尿道炎、毛濃(包)炎(濯庖性癌癒を含む)、調、よう、伝染佐濯痴疹、笠典炎、
皮下膜煽、感染性粉撤、胆のう炎、胆憧炎●細薗性赤痢、脇炎、コレラ、中耳炎、副鼻腔炎
【使用上の注迩】1.次の患者には投与しないこと本則に対し過敏症の既往歴のある患者2.次の患者には慎重に投与すること高度の雷障害のある患者
3.副作用(1)ショックまれにショック症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困姥、胸内苦悶等の症状があらわれた場合
には、投与を中止し適切な処遡を行うこと。
用法・用凪、その他の使用上
の注意(妊婦、授乳蝿への投与
等)は添付文宮をご覧下さい。
噸
製 造 応 販 光 J 亡
杏林製薬株式会社/杏林薬品株式会社
蝋jK祁Wtlll区神11I駿河台Z−3輔輔WtIII区伸iII駿河台2−3
〈資料請求先:杏林製薬医薬慨報部〉
【薬価基準収戯】
BC8910B5