資料5 平成28年3月10日 北 陸 信 越 運 輸 局 「地域公共交通利用促進シンポジウム in 富山」の開催結果について 自治体や交通事業者による公共交通の利用促進の取組を更に深めることを 目的として、以下の通りシンポジウムを開催いたしました。 <概要> ○日 時:平成28年2月23日(火) 13:30~17:00 ○会 場:ボルファートとやま ○参加者:約 180 名 (自治体職員、交通事業者、 一般市民、運輸局職員 等) ○基調講演:大分大学経済学部 大井准教授 九州における成功事例や失敗事例を交えながら、 「おでかけとまちづくりは一体的に取り組まなければなら ない」 「交通は与えるものではなく、地域の関係者が責 任を分担しながら構築していくべきもの」等のご提言を いただきました。 ○事例発表:富山市 森市長 公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりに対する熱 い思いを語っていただきました。その中で、富山ライトレ ールや市内電車環状線化等の事業についてご説明い ただいたほか、「おでかけ定期券」等の利用促進策につ いてもご紹介いただきました。 <会場内の様子> <基調講演(大井准教授)> <事例発表(森市長)> ○パネルディスカッション 金沢大学の髙山教授をコーディネーターにお迎えし、 5名のパネリストによるパネルディスカッションを行いまし た。パネリストからは「単に利用促進に取り組むだけでは <パネルディスカッションの様子> なく、公共交通を使いたくなるようなまちづくりを目指す べき」「10年・20年先の健康なまちづくりを見据えて、関 係者がしっかりと連携すべき」といった提案がなされまし た。 コーディネーター: 金沢大学理工研究域環境デザイン学系 髙山教授 パネリスト: 大分大学経済学部 大井准教授 富山市都市整備部 京田部長 加賀温泉バス株式会社業務部 松田部長 【連絡先】 頸南バス株式会社 佐藤常務 北陸信越運輸局交通政策部交通企画課 田村、白砂 電 話 025-285-9151 北陸信越運輸局交通政策部 瀬井部長 FAX 025-285-9171 -1- (参考) 交通事業者による利用促進のモデル事業の実施について パネルディスカッションに参加いただいた加賀温泉バス株式会社(石川県加賀市) 及び頸南バス株式会社(新潟県妙高市)は、北陸信越運輸局が行う調査の一環で、 バスの利用促進に係るモデル事業を実施しました。 ① 加賀温泉バス 平成 27 年 12 月 14 日から平成 28 年 1 月 31 日の間、バス路線(温泉大聖寺線) に、バスロケーションシステムを導入しま した。 また、沿線の小学校に通う児童及びそ の父兄を対象に、バスの乗車体験教室 を開催し、参加者には親子で利用できる 特別無料乗車券を渡し、バスの利用促 進を図りました。 <乗車体験教室の様子> <バスロケーションの対象路線> ② 頸南バス 平成 27 年 12 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日の間、バス路線(菰立線、上関田 線、山寺薬師線、三針線)に、バスロケ ーションシステムを導入しました。 また、これらのバス路線の主要な利用 者である高校生を対象に、バスの利用 促進を図るため、上越市内の主要ポイン トを周回しているバス路線「ぶらっと春日 山・高田号」沿線のフォトコンテストを開 催しました。 <フォトコンテスト> <バスロケーションの対象路線> ※頸南バスのホームページより抜粋 -2-
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