『身体バランス測定会』を開催します

平成28年3月8日(火) 岐阜県発表資料
担 当 課
担 当 係
担 当 者
電話番号
058-379-3300
情報技術研究所 情報システム研究部 曽賀野 健一 直通
FAX 058-379-3301
県図書館で『身体バランス測定会』を開催します
県図書館 で『身体バランス測定会』を開催します
県情報技術研究所(各務原市)は、超高齢時代を迎え急増している下肢疾患(股関節症等)
のリハビリ支援を目的として医療機関の指導のもと手軽な装置を用いて身体のバランス能力
を数値化する技術を開発しています。
この技術は、計測装置にのるだけで立位姿勢や歩行時の重心移動に関する情報を解析し、
身体のバランス能力をわかりやすく表示します。リハビリの現場から、ロコモティブシンド
ローム※1の予兆に気づくツールとして、幅広く活用できます。
※2において、公益社団法人岐阜県理学療法士会(会
このたび、第26回岐阜県理学療法学会
まきばやし まさる
長:槙 林 優 )と協力し、下記のとおり『身体バランス測定会』を開催します。
身体バランス測定会にはどなたでもご参加いただけます。なお、ご参加いただいた方には、
測定結果をお渡しするとともに、理学療法士が身体のバランス状態に関するアドバイスを致
します。
記
1 日 時 平成28年3月13日(日) 10:30~15:30
2 場 所 岐阜県図書館 1階 企画展示室内
(岐阜市宇佐4丁目2−1)
3 内 容 身体バランスの測定と理学療法士によるアドバイス
4 参加費 無料
5 定 員 50名(先着順)当日、企画展示室内で整理券を配布いたします。
身体バランス測定の様子
身体バランス測定結果シート
理学療法士の観察とアドバイス
【開発技術の特徴】
開発した身体バランス測定・解析技術の特徴は、以下のとおりです。
《特徴①》手軽な測定
身体にセンサなどを装着する必要はなく、ボードに乗るだけで床反力情報を収
集し、身体のバランスに関わるパラメータを解析します。
《特徴②》身体バランス能力をわかりやすく可視化
身体バランス能力の評価に専門的な知識は必要なく、「ふらつき度」「偏り度」
「支持度」「健脚度」といった情報で、健常者と比較して自分の身体バランス能力
の位置をわかりやすく表現します。また、左右脚の比較により左右の均衡がとれ
ているかを評価します。
技術の
技術の特徴①
特徴①
技術の
技術の特徴②
特徴②
手軽な
手軽な計測
身体バランス
身体バランス状態
バランス状態の
状態の分析・
分析・評価
専門的な知識がなくても、わかりやすい表現で可視化
Wii ボードに乗るだけ
両脚立位姿勢
片脚立位姿勢
段昇降
歩行
重心移動の
重心移動の軌跡
床反力の
床反力の時系列変化
解析
無線受信
患者群にみられる
患者群にみられる重要度
にみられる重要度の
重要度の高い因子を
因子を導出
左右脚の
左右脚の比較
例:歩行(左)
分析
健常者と
健常者と比較
床反力の
床反力の解析結果(
解析結果(特徴量)
特徴量)
受信データを
受信データを解析
データを解析し
解析し特徴量を
特徴量を抽出
股関節症患者と
股関節症患者と健常者のデータ
健常者のデータ傾向
のデータ傾向を
傾向を統計的に
統計的に分析
身体バランス測定・解析技術の特徴
※1
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)
※2
第26回岐阜県理学療法学会
日本整形外科学会が提唱する言葉で、運動器(関節等)の障がいによる移動機能の低下
した状態をあらわす。運動器症候群ともいう。ロコモティブシンドロームは、生活習慣病
や認知症と並び「ねたきり」や「要介護」の要因となるもので、バランス能力や移動能力
の低下から、衣服の着脱や階段の昇り降り等、最低限の日常生活動作(ADL)を自立して
行えなくなり、健康寿命の短縮や要介護状態に至る危険性が高まる。
開催期日 平成28年3月13日(日)9:45~16:30
開催場所 岐阜県図書館(岐阜市宇佐4丁目2-1)
内 容 講演『障がい者スポーツ大会の帯同とチームドクターとしての役割』
青木隆明先生(岐阜大学医学部 准教授)
この講演(13:30~15:00)の参加費は無料(申し込み不要)で、どなたでも参加
できます。
主 催 公益社団法人岐阜県理学療法士会
代 表 者 会長 槙林 優(木澤記念病院)
学会長 小島 誠(岐阜保健短期大学)