ややゆとりある社会を創るために ~次期5ヵ年

楽読
(ラクヨミ)
2016年3月8日
Vol.
1,077
中国、ややゆとりある社会を創るために
~次期5ヵ年計画を公表~
3月5日、中国で全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)が開幕し、2015年の活動報告と16年の活動
計画および予算、そして習政権として初めて立案する、20年までの5ヵ年計画草案が議会に提出されました。大
会は16日まで行なわれます。
会は16日まで行なわれます
15年の経済成長率は6.9%となり、貿易額の減少や過剰な生産能力などの影響から、目標の7.0%前後を若干
下回りました。ただし、積極的な全方位外交を行なった効果がみられ、中でもIMF(国際通貨基金)が加盟国に
配分する準備通貨であるSDR(特別引き出し権)の構成通貨に人民元採用が決定されたことは、今後、中国へ
の資本流入や貿易取引の拡大につながると期待されます。
16年の経済成長率目標は、製造業からサービス業への構造転換を進める中で、小康社会(ややゆとりある社
会)を創り比較的十分な雇用が確保できる水準として、6.5 7.0%にすると表明しました。景気下支えに向けた
会)を創り比較的十分な雇用が確保できる水準として、6.5~7.0%にすると表明しました。景気下支えに向けた
財政政策の拡充と柔軟な金融政策を行ない、過剰設備を解消するなど供給サイドの構造改革、製造業の強化、
高速鉄道・道路などのインフラ整備や環境対策などを通じて、国民生活の改善に努めるとしています。
名目GDPと経済成長率の推移
(2000年~2020年予想)
(兆元)
100
名目GDP(左軸)
経済成長率(右軸)
80
6.5%以上
を維持
60
40
予想
20
0
第13次5ヵ年計画(2016年~2020年)では、国民1人当
たりの所得水準を10年比で2倍にするために、年平均
(%)
6.5%以上の経済成長率を維持するとしています。その
15
ために、構造改革で労働生産性を高め、技術革新によ
12 り産業の高度化を図り、国際生産協力強化と品質の向
上を目指すとしています。加えて、新しいタイプの都市化
と農業改革による品質向上などによる地域格差の是正、
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環境に配慮した生産方式への転換や生態環境の改善、
社会福祉の充実を通じた豊かな国民生活、などの施策
6
も実施するとしています。
3
0
00 02 04 06 08 10 12 14 16 18 20 (年)
このように、中国はややゆとりある社会を創るために、
このように
中国はややゆとりある社会を創るために
着実な経済成長と構造改革の推進などを行ない、世界
への影響力も高めていくと期待されます。
主な指標の目標と実績
2015年
目標
2016年
実績
目標
経済成長率
7%前後
6.9%
6.5~7.0%
都市部新規雇用者数
1,000万人以上
1,312万人
1,000万人以上
消費者物価指数
3.0%前後
3.0%前後
マネーサプライ(M2)
12%前後
約13%
財政赤字(GDP比)
2.3%
2.3%
3.0%
1人当たり労働生産性
研究開発費(GDP比)
各種報道および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
5ヵ年計画
第12次実績
第13次計画
(10年~15年)
(16年~20年)
年平均7.8% 年平均6.5%以上
6,400万人以上
5,000万人以上
年平均2.8%
8.7万元
12万元以上
2.1%
2.5%
※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。
■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘
資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料
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