島 﨑家 住宅 主屋

しま ざ き け じゅうたくしゅおく
島﨑家 住 宅 主屋
●種
別:登録有形文化財
●所 在 地:長崎県島原市新町二丁目245-1
●構造形式:木造平屋建、屋根入母屋造、桟瓦葺
建築面積104.44㎡
●建築年代:明治初期 昭和17年・昭和48年改造
●価
値
島原城跡の南方に建ち、主屋の平面は西を上手として玄関から入ると正面に床
棚を構える客間・長四畳・仏間が一列に並び、さらに居間・台所と続き、玄関横
には書斎がある。
屋根は玄関の間・客間・長四畳の部分の南北棟と、仏間から台所の東西棟が直
交し、玄関前面と東西棟を入母屋造りとし、周囲に下屋を廻す。
玄関の間・客間の南北棟が明治2年の建設当初の形状が残り、仏間以下の東西
棟が昭和17年に増築され、居間・台所が昭和48年に改修された。
玄関の構えや床の間の形状は明治当初の風格ある造りを残している。
湧水の流れる町並みの三叉路の角地にあり、島原の往時の町並みを今に伝え、町
並み景観上重要な位置を占めている。
本建築は、登録有形文化財登録基準の「一
の」に該当する。
南西側外観
座敷
国土の歴史的景観に寄与しているも
しま ざ き け じゅうたく は な れ
島﨑家 住 宅 離れ
●種
別:登録有形文化財
●所 在 地:長崎県島原市新町二丁目245-2
●構造形式:木造平屋建、屋根切妻造、桟瓦葺
建築面積53.69㎡
●建築年代:大正末期
●価
値
本建物は、島﨑家住宅の離れ座敷として、主屋建築後の大正末期に、敷地の南
東隅にあって小道・水路に面して建てられた。
平面は南に面した玄関へ水路を渡り入ると右手に台所、左手が6畳の和室、こ
の奥に床の間と仏壇を構える6畳の座敷、この右手に3畳の次の間が並び、廊下
を介して浴室、便所を造る。
玄関・台所などを別棟として建て,建物は単一の機能をもち,二,三室から成
る書院造りの離れの機能を有する。
書院造りの続き座敷が整っており、当主によれば、離れ座敷として主屋建築後
の大正末期に建築されたものである。
「鯉の泳ぐまち」の小道に面する当建物は、登録有形文化財登録基準の「一 国
土の歴史的景観に寄与しているもの」に該当する。
南東側外観
座 敷