募集要項 - 浦河町

旧野深小学校跡地の利活用に関する
公募型プロポーザル募集要項
平成 27 年 9 月
浦河町
1.趣旨
この要項は、廃校となった野深小学校の土地、校舎、体育館、教職員住宅
等(以下「校舎等」という。)の利活用について、事業者等から広く提案を募
集し、民間が保有する知見や資金を活かし、新たな雇用の創出や地域振興、
住民福祉の向上に寄与することが期待できる買受候補者を選定するために必
要な事項を定めるものです。
2.売却物件の概要
(1)施設の名称 旧野深小学校
(2)物件
1)土地 浦河郡浦河町字野深 1 番地の 1 外 6 筆
面積合計 約 20,907.00 ㎡
(用地確定測量等の結果により変動が生じることがあります。)
2)建物
① 校舎棟
鉄骨造 2 階建
S63 年建
2,354.86 ㎡
② 体育館
鉄骨造 2 階建
S63 年建
923.15 ㎡
③ 教職員住宅 木造平屋建
S46 年建
54.65 ㎡
④
〃
木造平屋建
S63 年建
68.04 ㎡
⑤
〃
木造平屋建
S63 年建
68.04 ㎡
⑥
〃
木造平屋建
S63 年建
68.04 ㎡
⑦
〃
木造平屋建
S63 年建
68.04 ㎡
⑧
〃
木造平屋建
S48 年建
67.90 ㎡
⑨
〃
木造平屋建
S49 年建
50.03 ㎡
⑩ 温室
鉄骨造平屋建
H 元年建
21.50 ㎡
⑪ 物置
木造平屋建
H8 年建
14.40 ㎡
⑫ 物置
木造平屋建
H8 年建
19.78 ㎡
⑬ 倉庫
プレハブ平屋建 H 元年建
88.30 ㎡
⑭ 物置
木造平屋建
H8 年建
7.77 ㎡
⑮ 厩舎
木造平屋建
H10 年建
44.72 ㎡
⑯ 自転車置場 鉄骨造平屋建
H 元年建
21.50 ㎡
⑰ 遊具
一式
⑱ その他工作物
一式
(3)交通(最寄交通機関)
JR 北海道バス野深小学校前停留所から徒歩 3 分
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(4)特記事項
1)本物件内に河川敷地及び道路敷地がありますが、河川敷地及び道路敷地
は売却の対象外とします。ただし、河川敷地及び道路敷地内に工作物等
がある部分(フェンスは除く)は、別途申請に基づき占用を許可します。
2)本物件内に民間からの借地があり、売却の対象外とします。なお、別途
土地所有者との賃貸借契約が必要となります。
3)本物件は、災害時等における避難所に指定されています。
4)建物内の露出吹付材におけるアスベスト含有量調査は実施しており、結
果は不検出でした。
5)建物内に、PCB を含有し絶縁油を使用している電気機器はありません。
6)文化財保護法上の周知の埋蔵文化財包蔵地には指定されていません。
7)今回の公募手続きにおいては、宅地建物取引業法に規定する重要事項
説明書等の書面は交付しませんが、これと類似した概要説明書をお渡し
します。なお、本物件の立地場所は都市計画区域外になっています。
3.売却物件の処分方法
売却物件は、現状のまま一括で売却することを原則とします。
ただし、事業内容や規模等により一括購入ができない場合であっても、プ
ロポーザルに参加できますが、一括での売却を優先とします。
4.応募資格等
(1)応募資格
旧野深小学校の利活用に関する提案者は、個人又は法人(法人登記の手続
中であるものを含む。以下「事業者」という。)とします。ただし、次に掲げ
る要件をすべて満たす者であることが必要です。なお、同一事業者が複数の
事業提案をすることはできません。
1)本契約締結後、指定期日までに売買代金の支払いが可能であること。
2)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に
該当する者でないこと。
3)破産法(平成 16 年法律第 75 号)の規定による破産手続き開始の申立
て、会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づく更生手続き開始
の申立て又は民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づく再生開
始手続きの申立てがなされている者でないこと。
4)国税、都道府県税及び市町村税等を滞納していないこと。
5)暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77
号)第 2 条第2号又は第6号に該当する者でないこと。
※なお、提案者が契約締結までの間に応募資格を有しなくなった場合は、そ
の時点で失格とします。
-2-
(2)共同による応募
複数の事業者が共同で応募するためには、(1)の応募資格のほか次の条件
をすべて満たさなければなりません。
1)関係する事業者の中から代表者を 1 名選定すること。
2)関係する事業者が他の提案に係る構成員になっていないこと。
3)関係する事業者がそれぞれ果たす役割を書面により明確にできること。
5.校舎等の利活用に関する条件
校舎等の利活用にあたっては、次の事項を条件とします。
(1)事業開始時期等
1)所有権移転の日から 3 年以内に提案書に記載された事業を開始しなけ
ればならないこと。
2)所有権移転の日から 10 年間は、提案書に記載された事業の用に供さな
ければならないこと。
(2)譲渡等の禁止
所有権移転の日から 10 年間は、次の行為を行ってはならないこと。
1)売買、贈与、交換、出資等により校舎等の所有権を第三者に移転するこ
と。
2)提案書に記載された事業に反するこことなる地上権、質権、使用貸借に
よる権利、または賃借権その他の使用収益を目的とする権利を設定する
こと。
(3)実地施調査等
町は、契約の履行状況を確認するため、所有権移転の日から 10 年間に限
り、校舎等の使用状況を調査し、または事業者から必要な報告を求めること
ができること。
(4)契約不履行に対する措置
買受事業者が不正な手段により契約を締結した場合又は契約を履行できな
いと町長が判断した場合には、契約を解除することがあります。
なお、契約を解除した場合には、売買代金の 100 分の 30 に相当する金額
の違約金支払義務が発生します。
(5)瑕疵担保責任
契約締結後に、校舎等に隠れた瑕疵を発見したとしても、事業者は売買代
金の返還、若しくは損害賠償の請求を求めることができないこと。
-3-
(6)避難所等に関する協定の締結
校舎等が災害時の避難所等に指定されていることから、契約締結後速やか
に、町と災害時の対応について協議を行い、避難所等に関する協定を締結す
ること。この場合において事業者は、可能な限り町の防災対策に協力するこ
と。
(7)地域への協力等
1)買受候補者に選ばれた事業者は、契約締結までの間に地域住民を対象と
した事業内容等の説明会を開催すること。
2)施設整備及び運営にあたっては、地域住民との交流や連携を大切にし、
良好な信頼関係の形成や周辺の住環境への影響に配慮すること。
3)校舎等が小学校として地域の中心的な公共施設として多機能に利用され
てきた経緯を考慮し、体育館・グランド・遊具等は可能な限り開放(使
用許可)すること。
(8)法令等の遵守
施設整備及び運営にあたっては、関連する法令、条例等を遵守すること。
6.参考価格について
(1) 土地
4,041,000 円
(2) 建物
59,688,360 円(税込)
(3) 合計
63,729,360 円(税込)
(4)留意事項
1)応募申込書に記載する「購入希望価格」については、参考価格に関わら
ず、事業者の考えを記載していただきますが、購入希望価格も買受候補
者を選考する際の審査対象とします。
2)参考価格は、校舎等を現状のまま一括で売却した場合を前提としていま
す。
3)土地の参考価格は、あくまでも目安として示すものであり、用地確定測
量等の結果により変動が生じることがあります。
7.応募の手続き等
提案の応募に関する手続き等は、次に定めるところにより行います。
(1)提案の受付期間
平成 27 年 9 月14日(月)~平成 27 年 10 月 30 日(金)まで
(土、日、祝日を除く、午前 9 時~午後 5 時まで)
(2)現地確認及び図書閲覧
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本件への応募を希望する事業者に対し、次のとおり現地確認及び図書閲覧
を実施します。
1)受付期間
平成 27 年 9 月14日(月)~平成 27 年 9 月 30 日(水)まで
(土、日、祝日を除く、午前 9 時~午後 4 時まで)
2)受付方法
浦河町企画課企画係へ電話連絡により予約する。
※現地確認及び図書閲覧時には質疑は受けません。
(3)質疑書の受付及び回答
質疑事項は、質疑書(様式 3)に記入の上、企画課までメールにて提出し
てください。
1)受付期間
平成 27 年 9 月14日( )~平成 27 年 9 月 30 日(水)まで
(受付期間初日の午前 9 時~最終日の午後 5 時まで)
2)回答方法
後日、メールにて回答します。
(4)提出書類
1)応募申込書兼誓約書(様式 1)
① 氏名(又は代表者名)の押印をすること。
② 共同で応募する場合は、共同事業体構成調書(様式 2)を添付するこ
と。
2)提案書
任意様式とするが、次の事項を必ず記載すること。
① 利活用に関する基本理念・方針
② 利活用の概要
ア.事業内容及び運営規模
イ.工事内容及び開設までのスケジュール
ウ.建物等の配置計画
③ 運営体制
ア.運営形態(営業時間、休日など)
イ.人員配置(配置職種や人数など)
ウ.雇用方針(必要人員の確保方法など)
④ 事業収支計画書(事業開始初年度分)
応募申込書に記載した購入希望価格を基礎として試算すること。
⑤ 地域との関わりに関する考え方
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地域住民との交流や連携等(体育館等の開放や地域住民を交えた行
事など)について、具体的に考えているものを記載すること。
3)応募者関係書類
① 個人の場合
ア.住民票
イ.印鑑登録証明書
ウ.納税証明書(市町村税)
② 法人の場合
ア.法人登記簿謄本(履歴事項全部証明で発行後 3 か月以内のもの)
イ.印鑑登録証明書
ウ.納税証明書(市町村税)
エ.財務関係書類(過去 3 期分)
・資金収支計算書(資金収支内訳表及び人件費支出内訳書表含む。)
・損益計算書
・貸借対照表(固定資産明細書、借入金及び資本金明細書を含む。)
・財産目録
・監査報告書の写し
※ただし、新規に法人を設立する場合など、これまでに事業実績がな
く、提出できない書類がある場合には、当該書類を省略できること
とします。
4)その他
① 提出書類は、A4 サイズのファイルに綴じて、正本 1 部・副本 10 部
を企画課へ提出すること。
② ファイルの表紙・背表紙に、タイトルと事業者名を記入すること。
(5)応募の辞退
応募関係書類を提出した後に応募を辞退する場合は、書面(応募辞退届な
ど)によりその旨を届け出ること。
(6)応募にあたっての留意事項
1)提出書類に虚偽の記載があった場合は失格とします。
2)提出書類は、買受候補者の選考審査や公正性・透明性・客観性の確保等
に必要な限度において、これを公表することがあります。
3)提出書類の著作権は応募者に帰属しますが、前号の規定により公表する
場合は、町が無償で使用できるものとします。
4)提出書類の作成等に要する一切の経費は、応募者の負担とします。
8.審査の方法等
(1)書類審査
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1)事業者から応募があったときは、町において書類審査を行い、書類に不
備がある場合には期間を定めて補正や追加提出等を命ずるものとしま
す。
2)応募資格を有していないことを確認した場合には、提出書類を受理せず、
申請を却下(書類を返還)するものとします。
(2)地域住民等からの意見聴取等
地域に及ぼす影響度や審査の困難性などを考慮し、あらかじめ地域住民等
の意向を把握する必要があると町長が認めたときは、事業者からの提案内容
を公表または説明し、これに対する意見等を求めることができるものとしま
す。
(3)審査及び決定
1)選考は、地域活性化の貢献度、事業者としての適格性(資力・信用)、
購入希望価格などを総合的に審査した上で、判断するものとします。
2)審査は、町の職員等で構成するプロポーザル審査委員会が実施します。
また、提案の受付期間終了後、下記のとおり提案者からのプレゼンテー
ションを実施します。
① 日程は、後日連絡します。
② 場所は、浦河町役場会議室等を予定しています。
③ 順序は、受付順とします。
④ 説明は、20 分以内、質疑は 10 分以内とします。
⑤ 説明は、提出書類に基づく内容とし、資料の追加やアプリケーション
ソフトによる OA 機器等の使用は認めないものとします。
3)買受候補者の決定
① 審査委員会の各委員による配点基準の総合点の平均値をもって委員
会の評価点とし、これを応募者の評価点とします。
② 買受候補者は、あらかじめ定められた審査基準に基づく評価点が、満
点の 6 割以上を得たものの中で最高得点者に決定します。ただし、最
高得点者が複数あった場合は、審査委員会の議決により決定します。
(4)審査結果の通知等
審査を実施した応募者全員に対し、審査結果を文書により郵送で通知しま
す。ただし、審査結果は合否のみの通知とし、審査集計内容・順位等は通知
しないもとします。なお、審査の内容、評価点に対する問い合わせ、異議等
には一切応じないものとします。
9.契約の締結等
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(1)買受候補者の決定後は、速やかに必要な準備を行い、契約を締結すること
とします。ただし、本件売却が議会の議決を要する財産処分に当たる場合に
は、先に仮契約を締結し、議会の議決を得てから本契約を締結することとし
ます。(12 月定例議会を予定。)
(2)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 16 第 1 項及
び浦河町財務規則第 136 条により、契約締結と同時に契約金額の 10%に
当たる契約保証金を納付していただきます。(指定期日までに売買代金の支
払いができない場合は、契約保証金は町に帰属し、契約を解除します。)
(3)校舎等の売却金額のほか、次の費用は事業者の負担とします。
1)契約書の作成に要する費用
2)事業者の希望に基づく分筆費用。
(売払金額に含めるものとします。)
3)登録免許税、不動産取得税、固定資産税
4)建物に係る消費税(売払金額に含めるものとします。)
(4)次の経費は町の負担とします。
1)用地確定測量費用
2)表示登記費用
(5)本契約締結後、事業者は町が指定する期日までに、売買代金を町に支払う
ものとし、校舎等の引き渡しは当該支払完了後に行うものとします。
10.その他
本方針及び提案募集要項に定めのない事項については、契約書あるいは協
議により定めるものとします。
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