チェルノブイリの犯罪 - 核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016

映画〈サクリファイス〉が暴く
チェル ノブ イリの 犯罪
映画上映とヴラディーミル・チェルトコフ監督来日記念トークイベント
3月26日(土)
19:00〜21:00
在日本韓国YMCA 会議室
303号室
会場住所
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2 - 5 - 5
会場の電話 : 03-3233-0611
JR水道橋駅下車徒歩5分
通し券で入場できます。(通し券は当日会場
で購入できます。2000円)この集会のみの
参加の場合は1000円(お支払いが困難な
方は受付でお申し出ください)
主催:核と被ばくをなくす
世界社会フォーラム
問い合せ:080-5443-7825(根岸)
3月23日~28日にかけて多様なアクションに取
り組みます。詳しくは下記をごらんください
http://www.nonukewordsocialforum.org
twitter: @Nonukes_WSF
(原題: LE SACRIFICE 犠牲)
『サクリファイス―犠牲者―リクビダートルの知
られざる真実』 2003年 スイス (25分)
内容紹介
チ ェル ノブ イリ原 発 事故の 収束 にあ たった
“5人”のリクビダートル(ロシア語で後始
末をする人の意)の1991 年から 2001 年まで
の 彼ら の様 子を追 っ たドキ ュメ ンタ リー映
画。リクビダートルの総数は 60~80 万人、
そのうち 1986 年と 1987 年に作業にあたっ
た約 20 万人が大きな被曝を受けたとされてい
る。事故処理作業時の平均年齢は約 35 歳。ウ
クライナ、ベラルーシ、ロシアそれぞれでリ
クビダートルの国家登録が行われている。
ロシアに住むリクビダートルのうち 65905 人
(平均被曝量 120 ミリシーベルト)を対象に
1991 年から 1998 年までを追跡した結果によ
ると、その間の死亡は 4995 件 (7.6%)で
あった。ベラルーシでのある調査によると、
地元一般住民に比べて結腸癌や膀胱癌、甲状
腺癌がはっきりと過剰に発生している。
ヴラディーミル・チェルトコフ氏略歴
1935 年セルヴィア生まれ 80 歳。母語ロシア
語、イタリア国籍のジャーナリスト。
スイス、イタリアテレビ局 (TSI) とイタリ
ア国営テレビ局 (RAI) のディレクターとし
て、50 本以上のドキュメンタリーを制作、活
躍してきた。チェルノブイリ原発事故の被害地
に入り、取材を続けた。2001 年キエフで開か
れたWHO 後援による 「チェルノブイリの健康
影 響 に 関 す る 国 際 会 議 」 は 、 IAEA ・
UNSCARE・ICRP の代表者たちが顔を連ね、
科学者や現地の医療関係者たちと大論争となっ
た。チェルトコフは、その様子を取材・録画
し、事故処理にあたった作業員たちのその後を
描いたドキュメンタリー 『サクリファイス
(犠牲)』 をエマヌエラ・アンドレオリと制
作 し 、 パ リ 国 際 環 境 映 画 祭 で 受 賞 ( 2003
年)。ついで、『核論争』 (邦題: 『真実は
どこに?』) を制作し、大反響を引き起こし
た。どちらも、事故によって放出された人工放
射性物質による内部被ばくが何をもたらすかを
現す貴重なドキュメンタリーである。
この映画の取材過程で得た情報を詳細に綴った
主 著 『 チ ェ ル ノ ブ イ リ の 犯 罪 』 ( 2006
ACTES SUD社)が翻訳され、2015 年日本語
版が出版された(上下巻 緑風出版)。本書
は、アレクセイ・ヤブロコフに「チェルノブイ
リ事故後の第一級の資料の一つ」と言わしめた
ほど、最重要文献である。
(上記の記述は、子ども脱被ばく裁判」」を支え
る会・・西日本主催の映画とトーク集会の案内か
ら転載しました)