会 議 録 会 議 の 名 称 第 74 回行田市都市計画審議会 開 催 日 時 平成

会
議
録
会 議 の 名 称
第 74 回行田市都市計画審議会
開 催 日 時
平成 26 年 5 月 30 日(金)
開会:午後 2 時
閉会:午後 3 時 45 分
開 催 場 所
行田市役所 305 会議室
大関守宏 朽木 宏 小川雅以 田尻 要 栗原二郎 高橋弘行
出 席 者 (委 員 )
氏
小林友明 園田誠司 鈴木紀之 新井文夫 新井清介
(名簿順・敬称略)
名
※幹事 小林都市整備部長 石川都市計画課長
欠 席 者 (委 員 )
氏
名
事 務 局・担 当 課
大野久美子 香川宏行 松本安夫 岩田譲啓
(名簿順・敬称略)
【開発指導課】 青山課長 小林主幹
【都市計画課】 加藤主幹 金子主幹 金子主査 馬場主査 金古主任
青山主任 沼尻主事
議第 1 号 行田都市計画生産緑地地区の変更について(諮問)
会 議 内 容
議第 2 号 都市計画法第 34 条第 11 号区域の変更について(意見聴取)
(資料名・概要等)
① 次第
② 行田市都市計画審議会名簿
③ 行田市都市計画審議会条例
④ 行田市都市計画審議会 会議傍聴要領
⑤ 資料 1 行田都市計画生産緑地地区の変更(案)
(行田市決定)
会 議 資 料
そ の 他 必 要
事
項
⑥ 資料 2 都市計画法第 34 条第 11 号区域の変更について(意見聴取)
傍聴人 1 名
1
発
言
者
会議の経過(議題・発言内容・結論等)
1 開会
・資料確認
・新委員紹介
・委員出席状況報告
2 あいさつ
・小川会長あいさつ
・幹事、職員 紹介
3 議事
審議
(1)議第 1 号 行田都市計画生産緑地地区の変更について(諮問)
小 川 会 長
・ 平 成 26 年 5 月 9 日 付 け 行 都 第 147 号 に て 、 市 長 よ り 行田都市計画生
産緑地地区の変更および都市計画法第 34 条第 11 号区域の変更に つ い て 諮 問
及 び 意 見 聴 取 が あ っ た 。 議第 1 号
行田都市計画生産緑地地区の変更につ
いて、 幹 事 に 説 明 を 求 め る 。
石 川 幹 事
・議 第 1 号
行田都市計画生産緑地地区の変更について、担 当 よ り 説 明 さ
せていただく。
■ 配布資料を用いた担当の説明
小 川 会 長
・ 議 第 1 号 について説明があったが、意見等はあるか。
小 林 委 員
・ 1 点 目 に 、事 前 に 配 布 さ れ た 資 料 1 に 変 更 箇 所 が あ り 、本 日 の 資 料
と 差 し 替 え と の こ と だ が 、ど の 部 分 に 変 更 が あ っ た の か 詳 し く 説 明 い
ただきたい。
2 点 目 に 、p4 の「 2.買 取 り 申 出 に 係 る 事 務 手 続 き の 経 過 買 取 経 過 に
つ い て 」 の 「 (3)地 権 者 へ の 説 明 及 び 交 渉 」 が 平 成 24 年 11 月 か ら 平
成 26 年 1 月 ま で と あ り 、 1 年 2 ヶ 月 も の 期 間 を 要 し て い る こ と に な
る が 、 そ の 理 由 を 説 明 い た だ き た い 。 ま た 「 (4)売 買 契 約 締 結 」 に つ
い て 、 昨 年 9 月 の 補 正 予 算 で は 2,000 万 を 計 上 し て い た が 、 市 は 実
際いくらで買取りを行ったのか最終的な値段を教えていただきたい。
3 点 目 と し て 、今 回 は 買 取 り 希 望 の 申 出 が あ り 、市 が 買 取 る 形 と な
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っ て い る が 、買 取 り 理 由 で あ る 都 市 計 画 道 路 常 盤 通 佐 間 線 事 業 の 具 体
的 な 進 捗 状 況 や 取 得 費 用 、埼 玉 県 へ 買 い 戻 し さ れ る 際 は 、ど の よ う に
売買価格の定め、手続きを進めていくのか教えていただきたい。
石 川 幹 事
・1 点 目 の 資 料 1 の 差 し 替 え は 、P4「 1.公 拡 法 第 5 条 の 規 定 に 基 づ く
買 取 り 希 望 申 出 の あ っ た 生 産 緑 地 地 区 に つ い て 」 の 「 (5)買 収 用 地 」
の 面 積 に 誤 り が あ り 修 正 し た 。 ま た 同 ペ ー ジ 最 下 部 の < 参 考 >に 買 取
後の面積を追加し、買取りによる面積の変動をわかりやすく表記し
た 。 さ ら に 、 p1 の 理 由 欄 の 「 公 有 地 の 拡 大 の 推 進 に 関 す る 法 律 」 の
後 に「( 以 下 、公 拡 法 )」の 文 言 を 追 加 し 、そ の 後 の 頻 出 に 対 応 さ せ て
いただいた。
2 点 目 の 経 過 に つ い て だ が 、交 渉 に 時 間 を 要 し た 要 因 と し て は 、年
度途中に買取申出を受けたことにより予算確保に時間を要したこと
や 、申 出 者 本 人 が 税 務 署 に 対 し 税 控 除 の 確 認 を 行 っ て い た こ と な ど か
ら 期 間 を 要 し た 。ま た 、金 額 は 通 常 の 買 収 と 同 様 、地 価 公 示 価 格 を 基
に 不 動 産 鑑 定 を 行 い 、宅 地 と 同 等 の 価 格 で 買 い 取 っ て お り 、買 取 価 格
は道路の位置や幅員など土地の存する状況からそれぞれ異なるが、2
筆 と も 1 ㎡ 辺 り 18,000 円 前 後 で 買 取 を 行 っ て お り 、当 該 単 価 に 面 積
に乗じた金額が買取り価格である。
な お 、3 点 目 の 常 盤 通 佐 間 線 の 進 捗 状 況 に つ い て だ が 、整 備 済 延 長
は 2,525m、総 合 公 園 の あ る 125 号 バ イ パ ス 南 側 付 近 か ら 忍 川 の あ る
県 道 弥 藤 吾 行 田 線 ま で の 約 875m が 未 整 備 区 間 で あ り 、未 整 備 延 長 は
全 体 の 25.7% に あ た る 。 常 盤 通 佐 間 線 は 整 備 促 進 を 図 る こ と を 目 的
と し て 、埼 玉 県 行 田 県 土 整 備 事 務 所 が 主 体 と な り 、埼 玉 県 道 路 街 路 課
及び行田市の三者による都市計画道路の整備に係る検討会議を設置
し、調整を行っているが、事業化については現時点では未定である。
本 路 線 は 南 北 軸 の 交 通 を 担 う 重 要 な 幹 線 道 路 で あ る こ と か ら 、引 き 続
き 、早 期 事 業 化 に 向 け て 調 整 を 図 っ て い く 予 定 で あ る 。な お 、買 戻 し
に つ い て で あ る が 、県 事 業 で あ る 常 盤 通 佐 間 線 は 事 業 認 可 さ れ て お ら
ず 、市 が 先 行 し て 用 地 買 収 を 行 っ て い る と こ ろ で あ る が 、県 が 事 業 認
可 を 得 、事 業 化 さ れ た 際 に は 、埼 玉 県 に 買 戻 し て い た だ く 予 定 で あ る 。
なお、事業に係る経費負担割合は県が 8 割 、市が 2 割と なっている。
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小 林 委 員
・ 1 ㎡ あ た り 18,000 円 前 後 と の こ と だ が 、 買 取 総 額 は 一 体 い く ら に
な る の か 明 確 に 教 え て い た だ き た い 。ま た 、今 回 の 諮 問 と 懸 け 離 れ て
し ま い 、常 盤 通 佐 間 線 は 県 事 業 で あ る こ と も 重 々 承 知 し て い る が 、事
業の見通しを教えていただきたい。先行取得の必要性は理解できる
が 、市 民 は 期 待 し て 待 っ て い る こ と か ら も 、市 と し て ど の よ う に 受 け
止め、考えているのか教えていただきたい。
石 川 幹 事
・ 常 盤 通 佐 間 線 事 業 に よ り 買 い 取 っ た 金 額 は 15,550,740 円 、 か す が
緑 道 部 分 は 163,800 円 で あ る 。 ま た 、 県 道 行 田 市 停 車 場 酒 巻 線 は 、
総 合 公 園 以 北 の 国 道 125 号 行 田 バ イ パ ス か ら 県 道 熊 谷 羽 生 線 ま で 現
在 開 通 し て お り 、今 後 、星 川 を 越 え 南 河 原 へ と 続 く 路 線 で あ る が 、本
路 線 と 併 せ 、常 盤 通 佐 間 線 は 南 北 軸 を 担 う 重 要 な 幹 線 道 路 で あ る と 考
え て い る こ と か ら 、引 き 続 き 地 権 者 な ど 地 元 関 係 者 で 構 成 す る 県 道 行
田市停車場酒巻線道路改築連絡協議会において早期整備の促進を要
望し、全区間の供用開始が図られるよう努めていく。
小 林 幹 事
・買 取 り に は 生 産 緑 地 に 係 る 部 分 と そ れ 以 外 の 部 分 が あ り 、石 川 幹 事
は 生 産 緑 地 に 係 る 部 分 を 申 し 上 げ た が 、全 体 で 言 う と 、常 盤 通 佐 間 線
は 20,366,486 円 、 か す が 緑 道 は 1,652,495 円 と な る 。 な お 、 県 道 行
田市停車場酒巻線は県事業として現道のバイパス路線として整備が
行 わ れ て い て 、い ず れ は 振 替 路 線 と な り 、現 道 は 行 田 市 道 へ 移 管 と な
る予定である。
高 橋 委 員
・市 が 先 行 し て 土 地 を 買 取 り 、県 が 着 工 す る ま で の 間 は 市 が 管 理 主 体
に な る と 思 う が 、県 が 着 工 す る ま で の 間 は 、何 か に 活 用 し て い る の か 。
小 林 幹 事
・市 が 先 行 買 収 し た 土 地 は 当 然 、市 が 所 有 者 と な り 管 理 義 務 も 付 随 す
る こ と か ら 、除 草 や 出 入 り を 制 限 す る 木 柵 の 設 置 を 行 っ て い る 。活 用
に つ い て は 、道 路 用 地 と し て 買 い 取 っ て い る こ と か ら 、賃 借 な ど 他 の
用 途 と し て の 利 用 は 基 本 的 に は で き な い 。た だ し 、公 共 事 業 等 で 一 時
的 に 駐 車 場 等 と し て 利 用 す る こ と は あ る が 、定 期 的 に 年 間 で 貸 し 出 す
ようなことは行っていない。
高 橋 委 員
・これまでにも常盤通佐間線事業として買取った実績はあるのか。
小 林 幹 事
・申 出 に よ る 買 取 り は 今 回 が 初 め て で あ る 。な お 、当 該 地 は 以 前 は 区
画整理予定地であったことから、計画時に区画整理の事業用地とし
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て、路線ではなく筆で買い取ったことはある。
小 川 会 長
・常 盤 通 佐 間 線 事 業 は 県 が 実 施 す る も の と 県 と 市 で 協 議 が 整 っ て い る
ようだが、整備スケジュールについては県と協議をしているのか。
小 林 幹 事
・整 備 ス ケ ジ ュ ー ル に つ い て 具 体 的 な も の は 決 ま っ て い な い が 、県 事
業 で 実 施 す る こ と は 決 ま っ て お り 、市 と 埼 玉 県 行 田 県 土 整 備 事 務 所 と
埼 玉 県 道 路 街 路 課 の 三 者 に よ る 協 議 を 何 度 か 重 ね て い る が 、何 年 ま で
に事業化し、完成するなど具体的なスケジュールは決まっていない。
小 川 会 長
・先 行 取 得 を し て も こ の 先 何 年 後 に 事 業 に 移 さ れ る の か 、特 に 定 ま っ
ていないということか。
小 林 幹 事
・現 在 、市 が 先 行 買 収 を 行 っ て い る 理 由 は 、例 え ば 買 取 申 出 が な さ れ
た際、市が買取らずに第三者に売却され、宅地開発が進んだ場合は、
補 償 費 を 含 め て 買 収 し な く て は な ら な く な る こ と か ら 、先 行 し て 買 取
る わ け で あ り 、ま た 路 線 計 画 が あ る に も 関 わ ら ず 、買 取 ら な い の で は
県 に 対 す る 市 の 姿 勢 が 問 わ れ る こ と に な る 。市 と し て は 一 刻 も 早 く 整
備 を 進 め て い た だ き た い こ と か ら 、先 行 的 に 用 地 買 収 を 実 施 し て い る
ところである。
小 川 会 長
・ 国 道 125 号 行 田 バ イ パ ス 、同 17 号 熊 谷 バ イ パ ス が 開 通 し て か ら 既
に 30 年 以 上 経 過 し て い る が 、 市 役 所 や 埼 玉 古 墳 群 な ど へ の 案 内 看 板
は 一 つ も 無 い 。南 北 の 国 道 を 機 能 的 に 活 用 す る に は い ろ い ろ な 問 題 は
あ る と は 思 う が 、常 盤 通 佐 間 線 の 整 備 に 関 す る 具 体 的 な ス ケ ジ ュ ー ル
はないのか。
小 林 幹 事
・市 と し て は 一 刻 も 早 く 県 に 事 業 化 し て も ら い た い と こ ろ だ が 、県 も
財政状況が厳しく、早期の事業化は困難であると推察される。
小 川 会 長
・冒 頭 に 小 林 委 員 か ら も 発 言 が あ っ た が 、市 民 も 本 路 線 の 整 備 に は 大
変期待していることから、是非、整備の早期実現をお願いしたい。
採決
小 川 会 長
そ れ で は 、議 第 1 号
行田都市計画生産緑地地区の変更について採
決に移らせていただく。
原案のとおり可決することに異議はないか。
(意義なし)
そ れ で は 、議 第 1 号
行田都市計画生産緑地地区の変更については
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全会一致により、原案のとおり可決させていただく。
(2)議第 2 号 都市計画法第 34 条第 11 号区域の変更について(意見聴取)
小 川 会 長
・議第 2 号
都 市 計 画 法 第 34 条 第 11 号 区 域 の 変更について、 幹 事 に
説明を求める。
石 川 幹 事
・議第 2 号
都 市 計 画 法 第 34 条 第 11 号 区 域 の 変更について、担 当 よ
り説明させていただく。
■ 配布資料を用いた担当の説明
小 川 会 長
・ 議 第 2 号 について説明があったが、意見等はあるか。
小 林 委 員
・ 資 料 2 の p5 に 変 更 の 経 緯 の 一 つ と し て 、 平 成 25 年 3 月 に 策 定 さ
れ た 都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン を 踏 ま え て 見 直 し を 行 う 、と の 説 明 が あ
っ た 。マ ス タ ー プ ラ ン の 土 地 利 用 構 想 で は 持 田・前 谷 地 区 は 西 部 地 域 、
荒木地区は北部地域として土地利用構想が図面で明示されていたが、
持 田・前 谷 地 区 は 土 地 利 用 検 討 ゾ ー ン と し て ゾ ー ン 指 定 が な さ れ て い
た も の の 、荒 木 地 区 は 土 地 の 有 効 活 用 の 旨 、明 示 は あ っ た が 、ゾ ー ン
指 定 は な さ れ て い な か っ た と 記 憶 し て い る 。先 程 、鉄 道 駅 や 公 共 施 設
を 有 し て い る こ と か ら 面 指 定 を 行 う と 説 明 が あ っ た こ と か ら 、マ ス タ
ー プ ラ ン と の 内 容 の 差 異 に つ い て 教 え て い た だ き た い 。 11 号 区 域 の
指 定 は 悪 い こ と で は な い が 、持 田・前 谷 地 区 と 比 較 す る と エ リ ア が 広
す ぎ る よ う に 思 わ れ る 。ま た 、p8、9 に 持 田 ・ 前 谷 地 区 の 区 域 指 定 の
変 更 内 容 が 図 示 さ れ て い る が 、 現 行 の 11 号 区 域 を 示 す 灰 色 の 線 と 今
回 の 11 号 指 定 検 討 区 域 を 示 す 赤 破 線 が 一 致 し な い の は な ぜ か 。 先 程
の 説 明 で は 、持 田・前 谷 地 区 の も の つ く り 大 学 に 隣 接 す る 地 域 は 溢 水
や 冠 水 、排 水 等 と の 関 係 か ら 指 定 区 域 か ら 除 外 し た と あ っ た が 、そ れ
以 外 で も 線 が 重 な ら な い 箇 所 が 見 受 け ら れ る 。併 せ て 溢 水 や 冠 水 す る
地 区 の 排 水 に つ い て は 、今 後 ど の よ う に な さ れ る べ き と 考 え て い る の
か 。条 例 と の 関 わ り も あ る と は 思 う が 、少 な く と も 周 辺 と 同 じ よ う に
指 定 し て い く べ き で あ る 。ま た 、p10 の 今 後 の ス ケ ジ ュ ー ル に お い て 、
住 民 説 明 会 に は 延 べ 44 名 の 参 加 が あ っ た と 説 明 さ れ て い た が 、 そ れ
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ぞれ 4 回がどこの地区の説明会で、何人参加し、参加者からはどの
ような意見があったのか、把握している範囲で説明をお願いしたい。
石 川 幹 事
・ 荒 木 地 区 の ゾ ー ン 指 定 に つ い て だ が 、 11 号 区 域 の 指 定 に あ た っ て
は 県 の 区 域 指 定 運 用 方 針 を 参 考 に 指 定 し て お り 、荒 木 地 区 に つ い て は
市街化区域に隣接してはいないが、鉄道駅や公共施設等の周辺には
11 号 区 域 の 位 置 付 け が 可 能 で あ る と の こ と か ら 、 県 の 運 用 方 針 に 沿
っ て 指 定 し て い る 。 な お 、 鉄 道 駅 や 優 良 農 地 は 11 号 区 域 の 指 定 か ら
は除外している。また、第 2 種農地内であれば比較的農地転用許可
が 得 ら れ や す い な ど 、立 地 条 件 も 基 準 と し て 区 域 を 指 定 し て い る 。ま
た 灰 色 の 線 と 赤 破 線 が 一 致 し て い な い 点 に つ い て は 、後 ほ ど 担 当 か ら
説 明 さ せ て い た だ く 。 地 元 説 明 会 は 全 4 回 開 催 し て お り 、 3 月 12 日
に 持 田 公 民 館 で 開 催 し た 持 田 地 区 住 民 説 明 会 へ の 参 加 者 は 12 名 、 3
月 18 日 に 荒 木 公 民 館 で 開 催 し た 荒 木 地 区 住 民 説 明 会 へ の 参 加 者 は
18 名 、3 月 19 日 に 南 河 原 公 民 館 で 開 催 し た 南 河 原 地 区 住 民 説 明 会 へ
の 参 加 者 は 2 名 、 3 月 25 日 に 教 育 文 化 セ ン タ ー み ら い で 開 催 し た 全
体 説 明 会 に は 12 名 の 参 加 者 が お り 、 持 田 ・ 前 谷 地 区 の 主 な 意 見 と し
て は「 一 部 、指 定 区 域 の 形 が く び れ て い る の は な ぜ か 」と い う 質 問 に
対 し て は「 指 定 区 域 の 外 側 は 農 振 農 用 地 と な っ て お り 、条 例 に よ り 指
定 で き な い 区 域 と な っ て お り 、仮 に 区 域 指 定 を 行 っ た と し て も 農 用 転
用 や 農 用 地 除 外 が で き な い た め 、 あ ら か じ め 11 号 区 域 の 面 指 定 か ら
は 除 い て い る 」と 回 答 さ せ て い た だ い た 。ま た 荒 木 地 区 の 主 な 意 見 と
しては「県道熊谷羽生線の北側にも集落が形成されていることから、
そ ち ら に も 指 定 す べ き で は な い か 」 と の 意 見 に 対 し て は 、「 基 本 は 駅
や 幹 線 道 路 、河 川 を 境 界 と し て 設 定 し て お り 、ま た 農 用 地 は 指 定 で き
な い こ と か ら 、指 定 の 予 定 は な い 」と 回 答 さ せ て い た だ い た 。ま た「 鉄
道 駅 を 中 心 と し た 荒 木 地 区 発 展 の た め に は 、駅 南 東 側 の 開 発 も 不 可 欠
で は な い か 」 の 意 見 に つ い て は 、「 駅 南 東 側 は 農 振 農 用 地 で あ り 、 優
良 農 地 が 広 が っ て い る こ と か ら 、 11 号 区 域 の 指 定 に よ る 住 宅 開 発 は
不 可 能 だ が 、今 回 の 指 定 に よ り 、駅 北 西 側 で の 土 地 利 用 は あ る 程 度 の
変化があると考えている」と回答させていただいた。
金 子 主 査
・都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン の 位 置 付 け に お い て 、持 田・前 谷 地 区 は ゾ
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ー ン 指 定 し て い た が 、荒 木 地 区 は ゾ ー ン 指 定 し て い な か っ た と の こ と
だ が 、都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン の 構 成 は 全 体 の 目 標 を 定 め 、そ れ ぞ れ
の 土 地 利 用 や 、道 路・交 通 の 方 針 を 定 め て い る 。市 の 大 き な 方 向 と し
て ゾ ー ン を か け て い る エ リ ア が あ り 、例 え ば 持 田・前 谷 地 区 に 加 え て
南 大 通 線 沿 線 に は 農 振 農 用 地 が 存 す る が 、一 体 的 な 土 地 利 用 を 考 え て
い こ う と 住 居 系 土 地 利 用 検 討 ゾ ー ン と し て 位 置 付 け て い る 。そ う し た
全体の方針を踏まえ、行田市は 4 つのブロックに分けて、地域別構
想 を 定 め て い る 。西 部 地 域 は そ の 点 を 踏 ま え 、土 地 利 用 の 可 能 性 と し
て 農 振 農 用 地 も 存 在 す る が 、土 地 区 画 整 理 事 業 な ど に よ る 手 法 の 検 討
を 引 き 続 き 行 っ て い か な く て は な ら な い 。今 回 の 持 田・前 谷 地 区 に つ
い て は 、 下 水 道 の 整 備 状 況 や 道 路 の 幅 員 等 を 勘 案 し て 11 号 区 域 の 指
定 を さ せ て い た だ い た 。北 部 地 区 に お い て も 、地 域 別 構 想 の「 武 州 荒
木 駅 周 辺 の 土 地 利 用 の 見 直 し 、 駐 車 場 ・ 駐 輪 場 の 整 備 」 の 中 で 、 34
条 11 号 区 域 の 見 直 し を 想 定 し て い る 。 農 政 サ イ ド と の 調 整 が 必 要 で
あり範囲も定まっていないことから、エリア図には描いていないが、
駅 周 辺 の 11 号 区 域 の 見 直 し を 想 定 し 、 都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン に は
位 置 付 け て い る 。な お 、持 田 地 区 、特 に も の つ く り 大 学 周 辺 の 灰 色 の
線の現行指定区域と赤破線の面指定する区域になぜ差異が生じるか、
に つ い て は 、 条 例 上 、 原 則 は 地 形 地 物 と な っ て い る が 、 p8 に お い て
現 状 の 指 定 エ リ ア の 11 号 区 域 の 考 え 方 は 、
「 平 成 18 年 9 月 1 日 よ り
前 か ら 登 記 地 目 が 宅 地 」と な っ て い る た め 、灰 色 線 内 で あ っ て も 緑 色
の 箇 所( 農 地 等 )は 開 発 が で き な い 土 地 と な っ て い る 。ま た 、溢 水 ・
冠水している箇所は田んぼが調整池の役割を果たしていることから、
そ の よ う な 箇 所 は 除 か せ て い た だ い た 。排 水 計 画 に つ い て だ が 、行 田
市 は 市 街 化 区 域 が 市 全 体 の 17%、 約 1,160ha 存 在 す る が 、 そ の 中 で
も 排 水 機 能 が 悪 い 状 況 が 見 受 け ら れ る な ど 、総 合 的 な 治 水 対 策 、内 水
排 除 等 の 対 策 を 考 え て い か な く て は な ら な い 。な お 、都 市 計 画 と し て
最 優 先 さ れ る の は 市 街 化 区 域 の 土 地 利 用 で あ る こ と か ら 、現 時 点 で は
当該地区の排水機能の解消方法の具体的なものはない。
小 林 委 員
・都 市 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン に は 、34 条 11 号 の 区 域 指 定 が ど の よ う に
位 置 付 け が な さ れ て い た か 確 認 さ せ て い た だ い た が 、都 市 計 画 マ ス タ
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ー プ ラ ン と 県 の 運 用 方 針 と の 関 わ り の 中 で 、 荒 木 地 区 が 34 条 11 号
区域の指定に至ったことが理解できた。
高 橋 委 員
・登記地目が宅地の土地は現在、どのくらい存在しているのか。
金 子 主 査
・ 参 考 資 料 2-2 に つ い て 、 現 在 、 青 で 塗 ら れ て い る 平 成 18 年 8 月 4
日 に 旧 行 田 市 域 の 各 集 落 に 指 定 し た 地 区 1,294ha の う ち 、 宅 地 は 約
550ha と な る 。 南 河 原 区 域 の 農 振 農 用 地 を 除 い て 宅 地 の み と し た 場
合 は 約 50ha と な る 。資 料 2 の p4 の ② は 150ha だ が 、こ こ に は 農 用
地 も 含 ま れ て い る た め 、そ れ を 除 き 宅 地 の み の 条 件 と す る と 、約 50ha
と な る 。 同 様 に ④ は 1,294ha は 宅 地 の み の 条 件 に 絞 る と 550ha と な
り 、 新 た に 面 指 定 を し て い く p8 の 持 田 ・ 前 谷 地 区 は 約 62ha、 p9 の
荒 木 地 区 が 72ha と い う 状 況 で 、 そ れ に 旧 暫 定 逆 線 引 区 域 の 約 80ha
を 加 え た 宅 地 部 分 の 合 計 は 約 800ha で あ る 。
園 田 委 員
・ p5 の 変 更 内 容 に「 都 市 計 画 施 設 と の 重 複 箇 所 の 解 消 」と あ っ た が 、
p10 の ス ケ ジ ュ ー ル に は 持 田・前 谷 地 区 、荒 木 地 区 は 7 月 1 日 、南 河
原 地 区 、都 市 計 画 施 設 の 除 外 は 平 成 27 年 7 月 1 日 と な っ て い る 。こ
の 1 年の間には、都市計画施設内に開発行為等もあると思うが、他
の 市 町 村 で は 都 市 計 画 施 設 内 の 土 地 を 開 発 業 者 が 購 入 し て し ま い 、都
市 計 画 施 設 が 一 向 に 完 成 し な い と い う ケ ー ス が あ り 、同 様 の こ と が 懸
念されるがいかがか。
金 子 主 査
・都 市 計 画 施 設 内 の 土 地 を 売 買 す る 際 は 、公 有 地 の 拡 大 の 推 進 に 関 す
る 法 律 に よ り 、届 出 が 必 要 と な る 。そ こ で 、例 え ば 市 が 都 市 計 画 道 路
の予定地など公共用地として買い取りを希望する場合は優先的に交
渉権を得るので、全体的に未整備の部分は市が買取りを行うことで、
園 田 委 員 か ら 指 摘 の あ っ た 懸 念 は 避 け ら れ る と 思 わ れ る 。そ の 一 方 で
開 発 指 導 課 か ら の 相 談 案 件 で あ る が 、 例 え ば 現 道 幅 員 が 14m の 都 市
計 画 道 路 に 対 し 、16m の 都 市 計 画 決 定 を 行 う と 、大 体 は 折 半 で 1m ず
つ 後 退 と な る 。そ の よ う な 箇 所 は 個 別 の 協 議 と な る が 、影 響 部 分 を 避
け て 後 退 し 、建 築 物 を 建 て て い た だ く こ と と な る こ と か ら 、1 年 の 猶
予 期 間 を 定 め て も 支 障 が な い と 判 断 を さ せ て い た だ い た 。ま た 、都 市
計 画 施 設 と の 重 複 箇 所 の 解 消 は 規 制 に あ た る こ と か ら も 、1 年 の 猶 予
期 間 を 設 け さ せ て い た だ い た 。な お 、道 路 予 定 地 と し て 計 画 を す ぐ に
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で も 実 行 に 移 し た い 場 合 は 、公 有 地 の 拡 大 の 推 進 に 関 す る 法 律 第 4 条
の 届 出 を 踏 ま え て 、市 は 地 権 者 と 交 渉 を 行 い 、先 行 し て 買 取 る 形 で 対
応していきたい。
採決
それでは、議第 2 号
都 市 計 画 法 第 34 条 第 11 号 区 域 の 変 更 に つ
いてお諮りする。
本 日 の 審 議 内 容 を 踏 ま え た 上 、意 見 を 付 し 、市 長 へ 回 答 す る こ と に
異議はないか。
(意義なし)
それでは、議第 2 号
都 市 計 画 法 第 34 条 第 11 号 区 域 の 変 更 に つ
い て 審 議 内 容 を 踏 ま え た 上 、意 見 を 付 し 、市 長 へ 回 答 さ せ て い た だ く 。
回答については、私から市長へ提出させていただく。
本日の議事については、これで結審とさせていただく。
【議事審議終了】
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閉会
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