資料3 - 神戸市

資料3
幼保連携型認定こども園及び家庭的保育事業等の認可について
1.幼保連携型認定こども園の設置認可
新制度において、幼保連携型認定こども園は、学校かつ児童福祉施設としての単一の施
設として、市長が認可することとされている。
(1)条例等で定める認可の基準
幼保連携型認定こども園の認可の申請があったときは、条例で定める設備及び運営
に関する基準に適合するかについて審査するほか、就学前の子どもに関する教育、保
育等の総合的な提供の推進に関する法律(以下、「認定こども園法」という。)等に掲
げる基準によって審査を行うこととされている。(認定こども園法第 17 条第 2 項)
神戸市では、
「神戸市幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に
関する基準等を定める条例」を定めている。(別紙1-1参照)
(2)意見聴取
認可にあたっては、幼保連携型認定こども園に関する審議会において意見を聴かな
ければならない、と定められている。(認定こども園法第 17 条第3項)
(3)既存の幼稚園・保育園からの移行に対する神戸市の考え方
既存の幼稚園・保育園から認定こども園の移行については、神戸市子ども・子育て
支援事業計画において、
「認定こども園が、幼稚園及び保育所の機能を併せ持ち、保護
者の就労状況及びその変化等によらず柔軟に子どもを受け入れられる施設であること
を踏まえ、その普及を図るものとし、既存の幼稚園・保育園から認定こども園への移
行については、原則認可すること」としている。
(4)既存施設からの移行の状況
幼稚園からの移行
8園
保育所からの移行
40園
(5)その他
幼保連携型認定こども園は、保育教諭が必置となっている。
保育教諭は、
「幼稚園教諭免許状」または「保育士資格」の両方の免許・資格を有
していることを前提としているが、幼保連携型認定こども園への円滑な移行を進める
ため、認定こども園法では、施行後 5 年間は「幼稚園教諭免許状」または「保育士
資格」のいずれかを有していれば、
「保育教諭」となれる経過措置が設けられている。
(認定こども園法附則第 5 条)
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資料3
2.家庭的保育事業等の認可
新制度において、家庭的保育事業等は市町村の認可事業として位置づけられている。
(1)条例等で定める認可の基準
家庭的保育事業等の認可の申請があったときは、条例で定める設備及び運営に関す
る基準に適合するかを審査するほか、児童福祉法(以下、「法」という。)等に掲げる
基準によって審査を行うこととされている。(法第34条の15第 3 項)
神戸市では、「神戸市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条
例」を定めている。(別紙2-1参照)
(2)意見聴取
認可にあたっては、児童福祉法において、市町村児童福祉審議会の意見を聴かなけ
ればならない、と定められている。(法第 34 条の 15 第 4 項)
(3)神戸市の確保方策における家庭的保育事業等に対する考え方
3歳未満児に対する確保方策として、以下の通り、家庭的保育事業等を位置づけて
いる。
ア.教育・保育施設の新設、幼稚園から認定こども園への移行に伴い設定される3号
定員で対応し、
イ.それでも不足する3号定員に対しては、小規模保育事業を中心に、事業所内保育
事業も活用しながら対応します。
ウ.その上で、さらに小規模な(5人以下の)ニーズしか見込めない地域などに対し
ては、補完的な役割として家庭的保育事業で対応します。
また、「赤ちゃんホームのように、実績のある市独自の制度については、特例的な
措置を講じるなど、制度の枠外にならないように考慮すべきである」
(『「教育・保育」
に関する基本的な考え方』)との意見を踏まえ、赤ちゃんホームから家庭的保育事業
の移行を進めてきた。
(参考)認可申請を受けている件数(平成 27 年 3 月現在)
種
類
施設類型
件数
教育・保育施設
幼保連携型認定こども園
48
家庭的保育事業等
家庭的保育事業
24
小規模保育事業
61
事業所内保育事業
2
5