「兵庫県ニュータウン再生ガイドライン」策定の背景と目的 1 背景 高度経済成長期の都市部への人口流入の受皿として郊外に開発されたニュ ータウンは、公共施設や生活利便施設等が計画的に整備され、整然とした緑 豊かなまちなみを有する「新しいまち」として、当時のファミリー世帯が一 斉に入居し、成熟したまちを形成してきました。 県内のニュータウンにおいては、現在も市街化区域の人口の約 2 割が集積 しており、県の重要な住宅地として次世代へ引き継いでいく必要があります。 しかしながら、親世代の高齢化や子世代の流出等による急激な人口減少、少 子・高齢化の進展、施設の老朽化等により、活力の低下や近隣センター等の衰 退、空き家・空き地の増加等が懸念されています。 こうした状況の中、県ではニュータウン再生の先進モデルとして明舞団地の 再生に向けた取組を進めているところですが、今後は、他のニュータウンにお いても、地域住民の方々を中心に、行政や民間事業者と連携した再生の取組が 進められるよう、その指針となる「兵庫県ニュータウン再生ガイドライン」を 策定します。 2 目的 本ガイドラインは、ニュータウンの再生に向けた取組の基本的な指針として、 ①ニュータウンの状況、②再生の目指すべき姿、③再生の進め方、④取組事例 などを示しており、住民の方々や地域団体、民間事業者、行政等が再生を進め る上で参考となるよう作成しています。 本ガイドラインにより、県下のニュータウンにおいて、再生の必要性が認 識され、再生に向けた取組が一層推進されることを目的としています。
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