旧大木道具店リノベーション事業物件活用者選考委員会の選考

旧大木道具店リノベーション事業物件活用者選考委員会の選考結果
1.選考方法
旧大木道具店リノベーション事業物件活用者選考委員会において、事前に定めた審査基準によ
り、一次書類審査、二次審査(プレゼンテーション・ヒアリング)において総合評価を行い、最
優秀提案者(物件活用候補者)1者を選定した。
2.審査会の経過等
(1)募集公告
平成27年12月21日(月)
(2)応募書類提出期限
平成28年2月19日(金)
・応募書類提出者 6者
(3)一次書類選考
平成28年2月22日(月)
・一次書類選考通過者
(4)二次審査
5者
平成28年3月4日(金)
3.物件活用者選考委員会
(1)二次審査
平成28年3月3日(木)・4日(金)
・審査基準の確認、提出された活用提案書の内容確認
・ヒアリング審査、総合評価、物件活用候補者の選定
(2)選考委員会メンバー
氏名
備考
役職
委員長
江川
誠一
福井県立大学地域経済研究所 講師
竹川
直人
株式会社北陸銀行 地域創生部 副部長
泉
株式会社エフビー 代表取締役
神山
株式会社 西洋菓子倶楽部
代表取締役
高倉
文寛
丸山
晴之
丸山晴之建築事務所
川﨑
周市
みくに地区区長代表者会
大和
久米登
新開
和典
萬道
正之
一般社団法人三國會所
坂井市総務部
理事長
部長
坂井市産業経済部 部長
4.選考委員会講評
(1)全体講評
旧大木道具店の活用提案者を募集したところ、若い世代を中心に福井県内外 6 者からの応募があ
り、いずれもチャレンジ精神が溢れる提案内容であった。当物件は三国湊という歴史的背景を持つ
町の中心部に位置し、町並み景観に大きな影響を与える極めて重要なものとして位置づけられる。
少子高齢化、空き家・廃屋の増加などにより、かつての町並み・伝統が失われつつある現状を踏ま
えるとともに、この地のポテンシャルをしっかりと理解した上で、賑わいづくりの核となることが
期待されている当物件にふさわしい事業内容、事業規模であるか、また、その事業を実現するだけ
の実施体制・熱意・ストーリーがあるか、が審査のポイントとなった。
最優秀となった提案は、自らが県外から夫婦で J ターンし、そこで起業するという覚悟をもち
つつ、事業規模・内容については三国湊のポテンシャルを引き出す可能性があり、国内外に情報発
信できる人脈・ノウハウをもっている点、また、地元企業と連携し資金的裏付けがある点を高く評
価し、候補者として選定した。
(2)最優秀提案者及び講評
最優秀提案者
玉村 交市
氏
最優秀提案者からは、北前船交易をモチーフにした新会社を設立し、福井県と日本海沿岸エリア
の「食文化」
「手仕事」に関する物販及びイベントを実施するなど、当物件全体を地域を交えて様々
な角度から活用するという提案がなされた。当物件にふさわしい事業内容・事業規模であるととも
に、その実現には、ともに福井県出身者である夫婦が、県外から三国へ J ターンし、起業するとい
う覚悟をベースに、大手企業で働いていたことを背景とする人脈・ノウハウ、県外企業・地元企業
との連携という裏付けがなされており、全会一致で最優秀提案者にふさわしいと判断した。