日本心エコー図学会認定専門技師制度規約 第 1 第 第 第 第 第 2 第 第 第 第 3 第 第 第 第 第 第 章 認定専門技師制度 1 条 目 的 2 条 名称と資格 3 条 運営(委員会の構成と業務) 4 条 認 定 章 資格取得 5 条 受験資格 6 条 申請と審査料 7 条 試験と認定料 章 資格更新 8 条 認定更新 9 条 更新申請資格 10 条 申請と審査料 11 条 審査と更新料 12 条 更新の猶予 13 条 資格喪失と再取得 第 1 章 認定専門技師制度 ■第 1 条 目 的 この認定専門技師制度は、心臓・血管分野における超音波医学の進歩発展に即して日 本心エコー図学会がこの分野の優れた技能を有する専門検査技師を認定し、超音波医 学ならびに医療 の向上を図り、よって国民の福祉に貢献することを目的とする。 ■第 2 条 名称と資格 前条において認定する専門検査技師を日本心エコー図学会認定専門技師という(英 語名: Japanese Registered Diagnostic Cardiovascular Sonographer:JRDCS)。なお、 この認定 専門技師は心臓・血管分野において卓越した検査実践能力を有し、以下の事項に おいて 優れた能力を有する者を認定する。 1.心エコー図法および血管エコー法の適切な検査と判断ができ、信頼のおける所見を 提供する能力がある 2.専門的検査において、医師と協力して精度の高い検査ができる 3.超音波装置・探触子の保守管理ができる 4.技師育成のための教育的役割を果たすことができる 5.新技術・新手法の実践および研究面において指導的役割を果たすことができる ※経食道心エコー図検査は体腔内プローブ操作を除く ■第 3 条 運営(委員会の構成と業務) この制度の維持と運営は、認定専門技師制度委員会があたる。認定専門技師制度委員 会は下部組織として、応募症例適否判定委員会、問題作成・試験委員会並びに認定専門 技師資格更新委員会を編成し、それぞれ資格審査と応募症例の適否判定、専門技師試験 の問題作成と実施、及び資格更新の審査を実施する。それぞれの審査の最終判定は認定 専門技師制度委員会がおこなう。下部組織の委員会については、委員長は理事長が任命 し、委員はそれぞれの委員長が指名する。 ■第 4 条 認 定 理事長は日本心エコー図学会認定専門技師の認定試験に合格した者に対して、理事 会の承認を経て日本心エコー図学会認定専門技師と認定し、認定書を交付する。 第 2 章 資格取得 ■第 5 条 受験資格 日本心エコー図学会認定専門技師の認定試験を受験する者は、申請時において次の 各項の条件を全て満たしていなければならない。 1.専門技師としての必要な実務経験 1) 心エコー図検査に 8 年以上の実務経験を有すること 2) 別 に 定 め た 専門的検査の経験を 50 例以上有すること 2.資格と業績 1)休会期間を除く会員歴(年会費を完納した年数)が 5 年以上であること 2) 日本超音波医学会認定超音波検査士(循環器または血管領域)であること 3) 過去に 1 回以上の日本心エコー図学会学術集会の発表(筆頭発表・共同発表を問 わない)があること 3.日本心エコー図学会の定める代議員もしくは日本心エコー図学会認定専門技師の推 薦が得られること 4.年会費を完納していること ■第 6 条 申請と審査料 日本心エコー図学会認定専門技師の受験を申請する者は応募要項に記載されている 手順に従って、定められた期日までに必要な書類を提出し、審査料を納付する。 審査 料は 20,000 円 ■第 7 条 試験と認定料 試験は年一回、日本心エコー図学会認定専門技師制度委員会が行う。 試験は一次審査(書類審査) 、 二次審査(静止画像・動画像を含む筆記試験) 、三次審 査(面接・実技)の三段階で行われる。一次審査に合格した者に限り、二次審査を、二 次審査に合格した者に限り、三次審査をそれぞれ受けることができる。 なお、一次審査、あるいは一次・二次審査に合格したが認定専門技師に認定されなかっ た者は、翌年度の認定試験においてのみ、合格した審査は免除する。 二次審査(静止画像・動画像を含む筆記試験)は、関東地区と関西地区で交互開催とする 三次審査(面接・実技) 健常者を被験者として、2名以上の試験官が実技試験を行う 審査に合格した者は、定められた期日までに認定申請書を提出し、認定料(10,000 円) を納付する。 第 3 章 資格更新 ■第 8 条 認定更新 認定専門技師のレベル保持のために認定更新制度を実施する。日本心エコー図学会 認定専門技師は、認定を受けてから5年ごとに資格更新の審査を受けなければ、引き続 いて認定専門技師を呼称することはできない。 ■第 9 条 更新申請資格 1. 申請時において、以下の資格を満たすこと 1)日本心エコー図学会認定専門技師であること 2)日本心エコー図学会の会員であること 3)日本超音波医学会認定超音波検査士(循環器または血管領域)であること 2.更新の申請には、認定期間中に次に定める点数を 50 点以上取得していること ただし、日本心エコー図学会学術集会での共同発表の場合、その発表数にかかわらず 一回の学会につき5点とする。参加して発表の場合は、それぞれの発表の点数に参加の点 数を加点する。 日本心エコー図学会学術集会での発表(筆頭) 20 点 日本心エコー図学会学術集会での発表(共同) 5 点 日本心エコー図学会学術集会の参加 10 点 日本心エコー図学会主催講習会の参加 10 点 心エコー図に関する論文(筆頭) 20 点 心エコー図に関する論文(共著) 5 点 注 1:論文については、 「査読を通じて採択されたもの」に限る 注 2:認定期間中とは、直近に発行された認定証に示された認定期間の 5 年間をいう 注 3:認定期間中に勤めた勤務先の長の証明する勤務証明書、または、代議員もしく は日本心エコー図学会認定専門技師の推薦書を提出できること 注 4:年会費を完納していること ■第 10 条 申請と審査料 1. 認定専門技師の資格更新を申請する者は応募要項に記載されている手順に従って、 定められた期日までに必要な書類を提出し、審査料を納付する 審査料は 5,000 円 2. 認定更新の申請期日については、認定専門技師資格更新委員会が別に定める ■第 11 条 審査と更新料 資格更新の審査は書類による審査とする。 審査に合格した者は、定められた期日までに更新料(5,000 円)を納付する。 ■第 12 条 更新の猶予 以下の条件のいずれかを満たす場合、認定専門技師資格更新委員会の審査により、資格 更新期間を猶予することがある 1) 更新に必要な点数が基準に満たない場合 原則として 1 年の猶予を与える 2) 休会届を提出して、1 年以上休会している場合 個々の事情を勘案して専門技師資格更新委員会で審査する ■第 13 条 資格喪失と再取得 1. 以下の条件に該当した場合、認定専門技師の資格を喪失する 1) 認定専門技師資格取得または資格更新後、申請書類に故意の改ざんや不正が判 明したとき 2) 正当な理由を付して認定専門技師の資格を辞退したとき 3) 会員の資格を喪失したとき 4) 猶予期間を過ぎても、更新手続きを完了できなかったとき 2. 資格喪失後は、新たに審査を受けることで資格の再取得は可能とする 以上 この規約は平成 18 年 7 月 1 日より施行 改定 平成 20 年 1 月 10 日 改定 平成 20 年 10 月 24 日 改定 平成 22 年 11 月 28 日 改定 平成 23 年 4 月 20 日 改定 平成 24 年 10 月 20 日 改定 平成 25 年 7 月 21 日 改定 平成 26 年 3 月 17 日 改定 平成 27 年 2 月 23日
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