議第１１号議案首都近郊の雑木林の保全のために、納税猶予制度を求める意見書上記議案を別紙のとおり提出いたします。平成２７年６月１９日提出提出者賛成者提案理新座市議会議員木村俊彦〃塩田和久〃並木〃亀田博子〃笠原〃島田久仁代傑進由雑木林の保全のために、地権者に対する相続税の納税猶予制度を求めるため、この案を提出する。首都近郊の雑木林の保全のために、納税猶予制度を求める意見書首都近郊に広がる武蔵野の雑木林は、多くの動植物が育まれ、江戸時代に屋敷林、畑地及び平地林が一体的に新田開発された歴史的にも価値のある景観地であり、住民の心に潤いと安らぎを与え続けてくれています。しかし近年、相続の度に貴重な雑木林が伐採され、売買される流れに歯止めがかかりません。新座市では、「市民憩いの森」の指定により、固定資産税を減免し、ボランティアの協力により雑木林の管理を行い、市民に開放していますが、せっかく整備した「市民憩いの森」も相続により伐採され宅地化されてしまう現実があります。農地については相続税の納税猶予制度があることで、ある程度の保全はされていますが、雑木林については宅地並みの高い相続税が課されています。多くの農家が、先祖代々引き継いできた土地を売りたくない思いはあっても、相続税を払うために売却や物納せざるを得ない状況にあります。雑木林の減少は、地球温暖化に拍車をかけ、保水力の低下がゲリラ豪雨による水害を拡大させます。環境、教育、福祉、防災など市民にとって多面的な価値を持つ雑木林を保全するため、下記の事項を強く要望します。記１雑木林を保持し続ける地権者に対して、その良好な管理、保全を前提に、相続税の納税猶予制度を講ずること。以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出する。平成２７年６月日埼玉県新座市議会内閣総理大臣様総務大臣様財務大臣様農林水産大臣様