NO.4(平成27年7月6日発行) 弥生小だより 津山市立弥生小学校 地区別懇談会 6月22日(月)~26日(金)7会場で地区別懇 談会が開かれました。ご出席いただいた町内会長様を はじめ、弥生っ子サポーターや民生委員等の皆様方に は、平素から子どもたちの健やかな成長を見守ってい ただき心より感謝申し上げます。 学校からは、例年ご質問やご意見をいただく次の5 点について、お話をさせていただきました。 (1)自転車の乗り方 (2)あいさつ (3)川での遊び (4)公園の使い方 (5)通学路の変更 家庭や地域での過ごし方につい ては、各ご家庭や地域で話し合っ ていただき、ご指導ください。学 校でも、子どもたちの安全・安心 やマナーについて、発達段階に応 じて子どもたちの心に届く指導を 繰り返し行っていきます。 お世話いただいたPTA役員、地区子ども会の皆様 ありがとうございました。 上農は土をつくる もう5~6年前になるでしょうか、丹波篠山方面に 家族で出かけることにしました。どうしても訪ねてみ たいところがあったからです。半ば強引に、豊岡市但 東町に向かいました。理由は、東井義雄先生の記念館 があるからです。 「東の斉藤喜博、西の東井義雄」と言われるくらい教 育界では、(戦後)昭和中期における教育実践家とし て著名な東井義雄先生は、兵庫県の方です。終生、但 馬地方を出ることなく村の教育に一生を捧げられまし た。地方から都会への若者の流出が進んだ戦後の経済 成長期に、「親を見捨てず、家を見捨てず、村を見捨 てない」学力を育てる教育を実践されました。先生は 次のようなことを述べておられます。 お百姓さんから教えてもらった言葉があります 「下農は雑草をつくり、中農は作物をつくり、上農は 土をつくる」 という言葉です。 「作文」だけがんばっていても「作文」が育つもので はありません。 「理科」だけがんばっていても「理科」が育つわけで はありません。 「勉強」 「勉強」と「勉強」攻めにしていても「勉強」 は育ちません。 自転車のタイヤを直接ささえているのは三センチの道 幅であっても幅が三センチの道を自転車で走ることは 不可能です。直接にはたらいているように見えないと ころにも間接に大切なはたらきをしているのです。 だからこそ、「上農」は「土」をつくるのです。子 どもの生活全体を豊かなたくましいものに育ててやっ てください。「遊び」でしか育て得ないものを奪って しまうことを自戒しましょう。「家庭」でしか育て得 ないものまでも「学校」が奪ってしまうことを警戒し ましょう。教育の「土」を作る教師を目指しましょう。 ※東井義雄著「村を育てる学力」他 7月の行事予定 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 曜 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 11 12 13 土 日 月 14 15 火 水 16 木 17 金 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 行 事 等 げんぽ学習 ぶっくまる 4年読み聞かせ 2・5年読み聞かせ クラブ 短縮5校時 15:00下校 1年食育授業 下校指導 短縮5校時 15:00下校 3年読み聞かせ 短縮5校時 15:00下校 短縮4校時 13:30下校 給食最終 大そうじ 通学班会 短縮3校時 11:30下校 終業式 短縮3校時 11:30下校 海の日 水泳指導 水泳指導 水泳指導 市水泳記録会(河辺小) 市水泳記録会予備日 教育における土作り 水泳指導 個人懇談 は、一人一人の学ぶ意欲 水泳指導 個人懇談 や関心、生活に対する態 水泳指導 個人懇談 度等を育てることが重要 美作水泳記録会 です。それらは豊かな体 ※10日は、安全点検日、学校集金口座振替日 験や意味ある活動の積み です。 上げによって醸成されて いくものだと思います。 また、『自分は大切にされ ている』と子どもが思うような言葉かけも、とても大 く成長し、元気のある葉が生い茂っていくよう、立派 切だと思います。 な土作りのできる上農になれと、私たち大人に語りか 東井先生は、根っこが自分の力で強く伸び、幹が太 けておられるように感じました。
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