地域で守り、育てよう 赤岡の子供たち! ~地域とともに育つ赤岡小学校

 こんな活動です!! 地域で守り、育てよう 赤岡の子供たち!
~地域とともに育つ赤岡小学校@「黒潮の子ども応援隊」の取組~
活動区分
■ 活動名
学校支援
地域本部
赤岡小学校区学校支援地域本部
■ 関係する学校
香南市立赤岡小学校
基本データ
高知県香南市
コーディネーター数
開始年度
補助の有無
3人
179人
24年度
有
コーディネーター数
子供の平均参加人数
年間開催日数
補助の有無
開始年度
放課後児童
クラブとの連携
放課後
子供教室
コミュニティ・
スクール
ボランティア登録数
実施場所
指定日
委員数
児童生徒数
学級数
その他
※H24年度の実績
(補助の有無についてはH25年度の状況)
以前から、地域の方による学校教育活動を支援する取組は行っていたが、平成22年度から規模を拡大し、より
多くの地域ボランティアの方々の参画を得て、学校の様々な教育活動への支援をいただいている。
平成24年度には学校支援地域本部事業を活用して地域ボランティアの組織化を図り、①環境整備隊(日曜大工
班、図書館班)、②学習支援隊(採点班、加力指導班、踊り子班、読み聞かせ班、地域学習班、昔遊び班)、③スポーツ健康隊(食育健康
班、スポーツ班)、④黒潮っ子安全隊(防災学習班、あいさつ運動交通指導班)の4領域12班から成る「黒潮の子ども応援隊」を結成して、
現在では、約179名のボランティアに協力いただいている。
平成24年度の地域ボランティアによる学校支援活動ののべ人数は、1773人(学習支援940人、部活動指導1人、環境整備36人、登下校
安全472人、学校行事151人、その他173人)となっている。
運営にあたっては、地域側に学習支援活動を担当するコーディネーター1名、それ以外の学校教育活動を支援するためのコーディネー
ター2名を配置するなど、支援内容の特性等に配慮した機能的・効率的なコーディネート体制を構築するとともに、学校側には、地域の情
報を教職員に伝えたり、学校内のニーズを集約してコーディネーター等に相談・依頼する「地域連携担当教員」を校務分掌で位置づけるな
ど、学校と地域が組織的に連携する仕組みを備えている。また、学校長、地域連携担当教員、コーディネーター等で組織する「幹事会(打
ち合わせ会)」を頻繁に実施し、学校と地域住民が同じベクトルを共有することで更に充実した取組となっており、学校や児童にも大きな
影響を与えている。
活動の概要
■ 特徴
【特徴的な活動内容】
①環境整備隊
○日曜大工班・・・学校施設等の修理等の支援。 ○図書館班・・・図書館の整備、管理の支援。
②学習支援隊
○採点班・・・
「学習タイム」
(昼休み)
や
「算数教室」
(放課後・夏季休業中)
において、地域の方が採点。
○加力指導班・・・
「放課後加力学習」
において、担任と連携を図りながら加力指導を実施。
○踊り子班・・・運動会での
「どろめ網曳唄」
(踊り)
の発表に向けての指導・支援。
○読み聞かせ班・・・朝と昼の時間帯に読み聞かせを実施。赤岡中学校の生徒も参加。
○地域学習班・・・地域のことを話してもらう
「きらきらタイム」
(総合的な学習の時間)
の授業に参加。
○昔遊び班・・全校が昔遊びを学習する授業を地域の方が支援。
③スポーツ健康隊
○食育健康班・・・食育推進とともに、児童の栽培・収穫体験への支援。
○スポーツ班・・・放課後バスケットボール教室、相撲大会に出場する児童を指導。
④黒潮っ子安全隊
○防災学習班・・・消防団員すべてが登録し、学校の防災教育への支援。児童はすべて少年消防クラブ
に加入し、消防団の出初め式に制服を着て参加、年末の
「火の用心」
活動にも参加。
○あいさつ運動交通指導班・・・民生児童委員20名が中心となって組織、毎週月曜日にあいさつ運
動と安全指導を実施。
【実施に当たっての工夫】
○地域の方々が学校に気軽に入ってこられる雰囲気づくり
(学校は地域のコミュニティ)
。
○校務分掌に地域連携担当教員を位置づけと
「幹事会
(打ち合わせ会)
」
の実施。
○地域ボランティア同士の交流会
「親睦会」
の実施。
算数教室での採点
■ 事業を実施して
地域と連携した教育活動を通して、教職員からは、
「落ち着いて学習できる雰
囲気ができるとともに、教育活動が充実した」
、
「学校外での児童の様子を聞くこ
とができ、指導・支援に役立った」
という連携のメリットについての声が聞かれた。
地域ボランティアの方からは、
「学校に来ると、子供たちから元気をもらうこ
とができる」
、
「子供たちに
『ありがとう』といってもらえるのがうれしい」など、
子供たちに関わりを持つことへの充実感が聞かれ、地域の方々の生きがいや自己
実現にもつながっている。また、学校が地域の人々のコミュニケーションの場に
なることで、
「地域の子供を地域で守り育てる」
気運が醸成され、地域の教育力の
向上や地域コミュニティの活性化にもつながっている。
■ その他
今後も、地域の方々による学校や児童への支援活動を更に充実させることで、
児童の学習意欲や学力の向上、規範意識やコミュニケーション能力などの社会性
を高める取組を進めるとともに、学校が地域の人々のコミュニケーションの場と
なり、地域の活性化にもつながるよう取組を充実させる。また、地域ボランティ
アと保護者がつながり、地域の中で子育てについて相談したり考えたりする場を
設定することで、家庭教育への支援、さらには地域の教育力が高まる取組へとつ
なげていければと考えている。
■参考URL■
http://www.kochinet.ed.jp/akaoka-e/
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