低コストで実現! μITRONからLinuxへのOS移殖 ~OSポーティングサービス~ 2015年12月4日 株式会社メタテクノ セブンスウェーブシステム部 鎌田 実 なぜLinuxへ移殖するのか? μITRONではネットワーク機能などの最新技術に対応するには ソフトウェアを自社開発あるいは購入しなければならない事が多 く時間と費用がかかっていた。 Linuxではそれらのソフトウェアが早く無料で提供される事が多 く、 低コストで開発を行う事が出来る。 μITRON 既存のカスタムボード Linux 新規のカスタムボード製作時 に最新技術を導入したい 1 移殖時の問題点 μITRONの膨大なソースコードの中のシステム コールをひとつづつLinuxのシステムコールへ 変換していかなければならない。 変換作業の後には確認作業も加わるので工数 もかかってしまう。 すでに完成しているソフトに手を加える事で再 び不具合の発生する可能性が高くなる。 2 それら問題点を解決をサポートするのが 弊社製ライブラリ μITRON API for Linux 3 ライブラリの特長 μITRONのアプリケーション部分にほとんど手 を加えることなくLinuxへ移殖出来る。 概略図 4 それ以外のサービスの特長 お客様のカスタムボードに合わせたブートロー ダー、デバイスドライバ等のソフトウェアコンポ ーネントも作成致します。 →Linux BSP(Board Support Package)作成 お客様の組込み機器の用途に合わせた構成 のLinux環境を作成致します。 →Yocto Projectを利用した カスタムデストリビューションの作成。 5 Linux移殖で実績のあるCPU ルネサス製 SH-4 フリースケール製 i.MX6Q 6 最後に 弊社では組込みLinuxの開発に力を入れてい ます。 組込みLinuxのウィークポイントでもある起動 時間、電断によるファイルシステムの破壊また は、リアルタイム性能などの問題も徐々に解決 しつつあります。 組込みLinuxの開発について ご興味のある方、問題を抱えていらっしゃる方は 弊社へお気軽にお問合せ下さい。 7
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