平成26年度 笠岡市消費生活センター相談状況 [PDFファイル/217KB]

平成26年度
笠岡市消費生活センター相談状況
○笠岡市消費生活センター相談件数
平成26年度
相談件数
うち斡旋件数(斡旋率)※
343件
21件(6.1%)
※ 斡旋とは相談者と事業者の間に入って解決を図ること
平成26年度の相談件数は,前年度に比べマイナス14%と大きく減少しており
ます。契約当事者を年代別にみますと,60歳以上の高齢者が占める割合は46.
6%となっております。
性別では,男性,女性ともに,70歳代の相談が最も多く,高齢者がトラブルに
巻き込まれる傾向があります。
○相談内容別件数上位5
順位
商品・サービス
相談件数
1
運輸・通信サービス
77
2
商品一般
52
3
金融・保険サービス
42
4
他の相談
30
5
食料品
17
【相談事例】
1位 運輸・通信サービス
・アダルトサイトの動画を見ようとクリックしたら、登録完了の画面になり高額
請求された。誤動作だと伝えようと電話したら、解約できないと言われた。
・光回線の料金が安くなると電話で勧誘された。大手通信会社からの電話だと思
い、パソコンを遠隔操作され設定されたが、料金が高くなっていた。
・スマホにSNSのメッセージを送ってきた人とメッセージのやりとりするため、
無料登録をしたところ,出会い系サイトだった。連絡先を交換するためポイン
トを次々と購入した。
2位 商品一般
・債権の請求ハガキが届いた。民事訴訟、財産差し押さえ執行等と書いてあるが
身に覚えがない。
・携帯電話に、クジが当たったので振込先を教えろというメールが届いた。
3位 金融・保険サービス
・製菓会社に投資しないかと電話があり、断った。翌日、手続きをしないと訴訟
になると言われた。
・市内に老人ホームの建設計画があり、その債権を購入する権利は市民しか持っ
ていないので貸して欲しいと電話があり、了承した。その後お金を要求された
ので断ったら、名義貸しは法律違反だから逮捕されると脅された。
4位 他の相談
・自宅に封書で世論調査依頼と図書カードが送られてきたが不審だ。
5位 食料品
・テレビショッピングで健康食品を注文し、受け取った。知らない間に定期購入
になっているようで、請求が毎月来る
・認知症の母が業者に会場に連れて行かれて次々と健康食品を購入しているよう
で、生活に困窮している。
平成27年度は,アダルト情報サイトが最多です。事例を見ると「有料という認
識がないままサイトを見ていたら、突然登録になり、料金の請求画面が表示された」
と支払う前の相談が多いが、「指示されるままにコンビニの窓口で電子マネーで払っ
てしまった」と新しい支払方法も見られるようになってきました。
光回線やインターネット接続回線をよくわからないまま契約変更していたという
相談も増加しています。遠隔操作で手続きを行う業者の相談が目立ちました。
また,販売業者以外の立場の違う複数の業者が登場し、架空の投資話などを巧み
なセールストークを用いて電話で勧誘する「劇場型勧誘」についても,依然として
多くみられます。投資話ではなく、「老人ホームの権利を貸して」「漏洩した個人情
報を削除してあげる」などと最初のうちは、お金の話が一切ないというものもあり
ます。これらのトラブルが減らない背景の一つとして,手口がより巧妙化・悪質化
していることが挙げられます。
消費者トラブルは,年々複雑化しています。一人で悩みを抱えないで,消費生活
センターにお早めに相談をしてください。
笠岡市消費生活センター
所 在 地:〒714-0087 笠岡市六番町2-5
相談日時:月曜日~金曜日(祝日・年末年始は除く)
9時~12時,13時~17時
T E L:0865-63-0999
F A X:0865-69-2184