仙 台 星 陵 CL 画 像 ニュース 平成 15 年 11 月号 慢性に経過する 腹痛 ∼ C T で そ の 原 因 を 探 る ∼ その3 腹痛に対し投薬などの対応で様子をみても一週間以上改善しないケースがあります。できるだけ 早く適切な治療を始めるためには、腹痛の原因を早く・正しく見極める必要があります。 X線CTによる腹部から骨盤にかけての撮影は短時間で済みますし、それにより腹痛の原因を見 極めることができれば、患者さんの不安や負担を早期に軽減・解消するのに役立ちます。 腹痛シリーズ最終回となる今回は、X線CTで憩室炎を指摘できた症例をご紹介します。 74 歳 女性 腹部単純CT 強弱のある左下腹部の重苦感続き来院。診察 時圧痛あり、筋性防禦なし。虫垂炎、子宮筋腫 の手術歴あり、原因検索のため単純CT施行す る。 [単純CT所見] S状結腸憩室炎 S状結腸が全周性に肥厚し、その 周囲の脂肪組織の炎症を認め、憩 室も認められる。S状結腸憩室炎 が疑われた。 ※その後アインラーフを施行し、 S状結腸憩室炎の確定診断が下さ れた。 検査時間の目安 単純CT 腹部のみ(or 骨盤のみ) …10 分 腹骨盤 …20 分 ※ あらかじめご要望いただければ、異常所見があった場合に必要に応じた造影検査の追加を当クリニックで判断させて 頂くことも可能です。 造影検査所要時間=単純の検査時間+約 10 分 検査のご予約は 022-273-3141 (検 査 予 約 直 通 ) まで
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