仙 台 星 陵 CL 画 像 ニュース 平成 15 年 9 月号 腹痛 ∼ C T で そ の 原 因 を 探 る ∼ その 1 腹痛に対し投薬などの対応で様子をみても一週間以上改善しないケースがあります。できるだけ 早く適切な治療を始めるためには、腹痛の原因を早く・正しく見極める必要があります。 X線CTによる腹部から骨盤にかけての撮影は短時間で済みますし、それにより腹痛の原因を見 極めることができれば、患者さんの不安や負担を早期に軽減・解消するのに役立ちます。 今回から 3 回ほどのシリーズで、X線CTで異常所見を指摘できた症例をご紹介していきます。 23 歳 女性 腹部単純CT 1 ヶ月ほど前より、右下腹部痛・ 37.0℃前後 の微熱あり。右下腹部痛は緩解憎悪を繰り返し ていたが、1 週間ほど前より憎悪し近医受診。 CTによる精査目的にて当クリニック紹介と なる。 [単純CT所見] 回盲部相当部の腹壁直下に腫 大した虫垂(矢印)が認められ た。 一般に、虫垂が径 6mm 以上に 腫大していれば虫垂炎を疑い、 径 10mm 以上の場合はほぼ虫 垂炎と診断できる、とされてい る。 この症例も、虫垂炎を発症し ている可能性が高いと診断され た。 検査時間の目安 単純CT 腹部のみ(or 骨盤のみ) …10 分 腹骨盤 …20 分 ※ あらかじめご要望いただければ、異常所見があった場合に必要に応じた造影検査の追加を当クリニックで判断させて 頂くことも可能です。 造影検査所要時間=単純の検査時間+約 10 分 検査のご予約は 022-273-3141 (検 査 予 約 直 通 ) まで
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