新名神高速道路 楊梅山高架橋(下部工)工事

新名神高速道路
楊梅山高架橋(下部工)工事
施工場所 大阪府高槻市大字原~大字成合北の町
工
期 平成 24 年 3 月 27 日~平成 27 年 10 月 7 日
発 注 者 西日本高速道路㈱ 関西支社
工事概要 橋脚下部工
19 基(施工高 49.5m~13m)
大口径深礎杭 11 基(直径 12m~7m)
小口径深礎杭 265m(直径 3.5m~3m)
仮橋工 延長約 540m(鋼材量約 2,400t)
用排水工 延長約 2,800m
切土盛土工 56,000 ㎥
現場からのメッセージ
楊梅山高架橋は高槻市北部の山岳地帯に位置し、楊梅山と呼ばれる急峻な山のすそ野を
東西に横切り、高槻ジャンクションに直結する新名神高速道路最長の橋梁です。楊梅山の
楊梅とはヤマモモの中国名で、植林が行われる以前は山に赤い実をつけたヤマモモが多く
自生していたそうです。現在はナラやクヌギの樹林となっており、野生動物も豊富です。
キツネ・タヌキ・イノシシ・リス・テン・イタチ・サルなどが確認でき、シカにいたって
はほぼ毎日見ることができます。
工事箇所は全般に狭く、東側は急な斜面の中腹であるため、鋼材で組み立てた仮橋を先
行して設置し、工事用の道路と作業するための構台を確保して施工を行い、西側は蛇行す
る河川を真っ直ぐに付け替え、作業スペースを確保して施工しています。主体工事となる
橋脚は、当社が施工する部分となる脚柱部の最大高さが 50m近くあり、生コンクリートの
品質を損なわないように、打ち込み作業には細心の注意を払って施工しています。
UP1 橋脚の大口径深礎杭の掘削風景
現場中央部を上空から見た風景
仮橋を起点側に向かって橋脚から
見下ろした風景