観光資源論 第6回 観光資源論 1. 第 6回 : 地 域 資 源 と 観 光 資 源 本 日 の講 義 内 容 今回の講義では、 「 地 域 資 源 」に つ い て の 概 説 と 、地 域 資 源 が 観 光 資 源 と し て の活用に焦点を当てて考察する。 2. 資 源 問 題 と地 域 資 源 の関 わり ☆ 地域資源とその課題は:比較的( ◆地域資源の概念生成期の課題背景 )概念と課題 ( 戦 後 ~ 1980 年 代 ) 1) = ◆資源問題で中心的に扱われる課題: 権利の主体: 例: ◆地域資源で中心に扱われる課題: 例: 2) a. b. 3) 1 観光資源論 第6回 Ex. 4) = Ex. * 3.地 域 資 源 の特 性 と管 理 の必 要 性 【特性】 1) ex. 2) 3) = ◆ 2 観光資源論 第6回 ☆地域資源の定義 「 地域資源は地域に固定され、地域開発に利用可能な資源であり、広義には 自然資源、文化的資源、人口施設資源、人的資源等を含む。 狭義には、自然管理(土地、水、森林、鉱物、地域エネルギー、気候、景 観 な ど ) を 指 す 場 合 が 多 い 。」 ( 目 瀬 守 男 編 著 『 地 域 資 源 管 理 学 』 (1990)p3 を 抜 粋 ) 「 (地域資源とは)地域内に存在するもろもろの資源の間に存在する連鎖的 なつながり(いわば地域的な自然生態系)を重視する。 それだけではなくて、そこでの農林業を中心とする資源利用の営みが、地 域資源の維持・存続に役立ち、ひいてはそれが国民経済的な公的機能の向上 につながるという、いわば人と自然をめぐる網の目のようなつながりの総体 を『地域資源』と呼んでいるのである。 したがって地域の人々が長年にわたって作り上げてきた、その地域独自の 資源利用のための『生活の知恵』も、その知恵を具体化させるための人々の 組織的な活動のエネルギーや、活動ルールのあり方さえも、かけがえのない 地 域 資 源 と い う こ と に な る 。」 ( 七 戸 長 生 氏(『 地 域 資 源 の 国 民 的 利 用 』1 9 8 8 よ り ) : 日 本 の 農 学 者 、経 済 学 者 ) 「 農(林)業の正常な活動をベースにした『合理的な地域農業の形成』こそ が、地域資源の利用・活用の基本であり、国民生活のうえで不可欠な公益的 機 能 の 保 全 も 、 そ の こ と に よ っ て 保 証 さ れ る で あ ろ う 。」 (永田恵十郎:農業経済学者 3 農業水利問題を研究してきた人) 観光資源論 第6回 4
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