平成27年8月27日 東洋医療福祉専門学校 校長 今 井 佳 江 平成27年度学校関係者評価報告書の公開について 平成26年度自己評価報告書に対する「平成27年度第1回学校関係者評価 報告書」を公開します。 平成 27 年 7 月 21 日 東洋医療福祉専門学校 校長 今 井 佳 江 様 東洋医療福祉専門学校 学校関係者評価委員会 委員長 飯 田 里 子 学校関係者評価委員会報告 平成27年度第1回学校関係者評価委員会において実施した「平成26年度 自己評価報告書」に対する評価結果について、下記のとおり報告します。 記 1 学校関係者評価委員名簿 委員長:飯田里子委員 副委員長:西澤道夫委員 ①小潟竜一(特別養護老人ホーム吉川平成園 介護課長) ②橋本かおり(特別養護老人ホーム越谷なごみの郷 在宅サービス課長) ③飯田里子(介護老人保健施設老健ねぎしケアセンター 事務長) ④南出泰孝(介護老人保健施設三郷ケアセンター介護職員 卒業生) ⑤西澤道夫(埼玉県立越ケ谷高等学校定時制課程 進路指導主事) 2 学校教職員(陪席) ①今井佳江(東洋医療福祉専門学校 ②鶴巻有香( 〃 ③一郎丸恵一( 〃 ④山本晃市( 〃 校長) 教務主任) 事務長) 事務長代理) 3 学校関係者評価委員会の開催状況 日 時:平成27年7月16日(木)9時00分~10時10分 会 場:東洋医療福祉専門学校 301教室 参加委員:学校関係者評価委員5名、学校教職員4名(陪席) 4 学校関係者評価委員会報告 別紙「平成27年度第1回学校関係者評価報告書」のとおり 以上 1 別紙 平成27年7月21日 平成27年度第1回学校関係者評価報告書 1 学校の理念、教育目標 ・本校の教育理念を集約するような、キャッチフレーズを持つとよいと思う。 入学希望者がこの学校で学びたいと思えるような表現方法も必要だろう。 ・学校の教育を広く周知するために、市内のイベントへの積極的な参加や広報 誌の活用も良いと思う。 ・教育理念、教育目標は妥当であり共感を持てるが、分かりやすい表現の工夫 を求める。 評価結果:教育理念、教育目標は妥当であり、おおむね適切であると言える。 2 本年度の重点目標と達成計画 ・本校の卒業生は、知識も技術もしっかり教育されて、良く勉強していると思 う。それに加えて、リーダーシップを発揮できるような人材育成をお願いした い。 ・学校で教えてもらったことだけやっていれば良いと思っている有資格者が増 えている。日々学習して向上していく姿勢を持ち続けられるような教育が必要 だろう。 評価結果:重点目標と達成計画・取組方法は適切である。 3 評価項目別取組状況 基準1 教育理念・目的・育成人材像 評価結果:点検結果については妥当である。 ・専門学校で学んできた学生が入職するにあたり全体的に感じることは、一般 企業に比べて社会的スキルや最低限のマナーが分からない者が多いと感じる。 専門職の学校ではあるが、知識や技術の教育だけに偏らず、一社会人として社 会に出るための教育をお願いしたい。 ・高校新卒で入職する若い職員は、日本の文化を知らな過ぎる。介護福祉士は 介護のプロとして採用するので、利用者に合わせた世代の歌や季節ごとの習慣 など伝えることも必要だろう。 基準2 学校運営 評価結果:点検結果については妥当である。 2 基準3 教育活動 評価結果:点検結果については妥当である。 ・卒業するまでの間に、在学中と社会人になることの差を充分に理解させる教 育が大切である。 ・仕事とは、与えられるものではなく、自分で模索してやりがいを探すことだ という教育をしてほしい。やりがいが見つかると勤務も長続きすると思う。 ・医療的ケアは、現在教育課程で必須科目となっているが、介護現場で実施出 来なくても、知識としてしっかり身につけてほしい。 ・利用者さんの変化に最初に気が付くのは介護福祉士である。血圧の変化や脱 水対策など、どう対処すればよいか、知識を身につけていてほしい。 基準4 学修成果 評価結果:点検結果については妥当である。 ・介護施設で働いてみて、思った以上に仕事を辞めていく仲間が多い。実習以 外にも、在学中に介護施設の雰囲気を感じる機会があればより良いと思う。 ・介護現場で働き続けることを希望する職員は多いが、昇進して上に立って仕 事がしたいと思う職員が育たない。キャリアアップを目指す意識付けは、在学 中も就職してからも大切であると感じる。 基準5 学生支援 評価結果:点検結果については妥当である。 ・ボランティアの受入は、利用者さんにとっても外部の方と接することで刺激 になり、新しい会話も生まれてとても良いこと。顔色も変わる。職員も先輩と しての振る舞いになる。介護施設にとっても施設の中身を知ってもらえるし、 プラスに作用することが多い。 ・別の学校の学生だが、在学中にアルバイトを受入れている。どのような施設 かを理解した上で就職を希望するので、傾向として永く勤務している。学生に とっても就職先を判断するのに一番良いのではないか。 基準6 教育環境 評価結果:点検結果については妥当である。 ・図書室に設置しているDVDやマンガの活用は、介護分野への導入用の教材 としては大変良いと思う。 ・1クラス30名程度の少人数制は、全員に目が届き学ぶ環境として大変良い。 ・利用者さんと過ごす中で、歌う歌や話が分からないことがある。演歌や歌謡 曲を校内に流してはどうか。日本文化や古い歌に触れる時間があるのも良いと 思う。 3 基準7 学生の募集と受入れ 評価結果:点検結果については妥当である。 ・学生募集の観点からいうと、専門学校と定時制高校との風通しは悪いように 思われる。今の資格制度からすると介護の専門学校に進学しようと思えない。 進学して国家資格を取得することのメリットや5年、10年先のスキルアップ について、イメージができるような説明がほしい。 ・全日制の高校で進路指導をしていた時、福祉の分野に向いていると思い進路 を勧めた事があるが、親から反対された例があった。生徒自身が介護分野の体 験をして選択している訳ではないので、進路決定に対する「はじめの一歩」の 根拠がなくなってしまう。一言でその気になることもあれば、断念してしまう こともある。定時制の場合は、働きながら学ぶ生徒が多いので、学校と介護施 設の連携による、働きながら学べる環境と情報がほしい。 ・60歳~65歳人口は増加していく。元気な高齢者を募集のターゲットにし たらどうか。その際は、高齢者向けの学費の設定が必要。 基準8 財務 評価結果:点検結果については妥当である。 ・平成26年度は支出超過の決算であるが、法人全体でいえば公認会計士が入 り、会計監査も正常に行われているので、問題はないだろう。 ・収入超過のための学生募集が課題となる。 基準9 法令等の遵守 評価結果:点検結果については妥当である。 基準10 社会貢献・地域貢献 評価結果:点検結果については妥当である。 ・ボランティア支援や市内のイベントへの参加など評価できる。今後も積極的 な活動に期待する。 全般に関する意見 ・介護福祉士とヘルパー2級や初任者研修修了者との差を強く感じることがで きない。自分たちは国家資格を持った専門職業人だというプライドを持って働 く人材の育成をしてほしい。 ・介護はとても深いもので、学び続けなければならない。学ぶことに努力を惜 しまない人材の育成をしてほしい。介護分野で働く人の社会的地位が上がって いかないのはこういうところだ。 4
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