②家屋の評価はどのように行われますか。 再建築費評点数 = 標準評

②家屋の評価はどのように行われますか。
固定資産評価は、地方税法及び固定資産評価基準を基に算出します。
家屋の評価方法は、評価の対象となった家屋と同一のものを、評価の時点においてその場所に新築するもの
とした場合に必要とされる建築費を求める再建築価格方式によります。
実際には、屋根、外壁、天井等の部分別に評価して必要な建築費を積み上げて求めます。
再建築費評点数
評価額
=
=
標準評点数
再建築費評点数
×
×
補正係数
×計算単位
損耗の状況による
減点補正率
×
評点一点当たりの価格
(木造住宅の評価例)
屋根
部分別に評価して積み上げ
<具体例:延べ床面積 100 ㎡、建床面積 50 ㎡>
【屋根】瓦 中
(家屋内部)
14,480 点×0.9×50 ㎡=
651,600 点
【外壁】サイディング 4,570 点×1.1×100 ㎡= 172,700 点
外壁 【内壁】クロス貼
【天井】クロス天井
基礎
8,680 点×1.0×100 ㎡=
868,000 点
2,170 点×1.0×100 ㎡=
217,000 点
・
・
・
【建築設備】便器 洋式(水洗) 54,300 点×1.0×1 個
柱・壁体、内壁、天井、床、建具
システムキッチン
267,070 点×1.2×1 個
・
・
・
建築設備
(その他) 仮設工事、その他工事
= 1,659,810 点
【その他工事】雑工事:部分別「屋根」から「建築設備」ま
での合計評点数の 4%を計上
階段
166,510 点×1.0×1 個
バルコニー 40,340 点×1.0×5 ㎡
⇒
部分別の評点数の合計(一棟の再建築費評点数)
7,548,620 点
<建築費と固定資産評価基準における再建築費の関係>
実際の建築費と固定資産評価基準に基づいて算定した再建築費とは、次のような違いがあります。
☆工事原価に含まれるものと、含まれないものに分けて考えます。
建築費
固定資産評価基準
〇工事原価<東京都特別区>
(評点数に含まれるもの)
資材費
労務費
〇工事原価に含まれていないもの
再建築費評点数
価 の 東
差 区 京
域 都
と 特
の 別
物 区
物価水準による
補
正
率
(評点数に含まれていないもの)
設計監理費
一般管理費等負担額
利
潤 等
設計管理費等による
補
正
率
再建築費