眼の遠近順応に関する新理論について

明治銭灸医学第 9 号
77-87
(991
)
7
7
眼の遠近順応に関する新理論について
明治誠灸大学物理学教室
森本安夫
要旨人聞の眼目遠近順応は生理学司教科書においては Helmholtz 説,即ち水晶体白変形によって統
的に 説明がなさ れている.然 るに近年水品体にIi'l{;担を受けた患者にガラスの レ ンズを埋め込んだ場合
にも町江Eがみられることが明ら かになった
この“準"順応現象は H elmho 1tz 読の説明では理解でき
ない.ガラス白レンズは 変形しないか らである
これを克服する途は Kep ler の提出した機構,
レンズ
の移動,を復活させることである.段近これらの事情を純粋に綾何光学的理論で説明する論文が日本の
物理学会論文誌に発表 された
然しその内容は極めて 彼雑で,レンズの設計等 にかかわる専門家でなけ
ればとても理解できる代物ではない
本解説はそのような専門家以外白人々,例えば医学の分野町人々
にとっての 既解 の便を供するす ることを目線とした
New Theory on Accommodation i
n HumanEye
MORIMOTO Yasuo
Depα rtme nt
0
1Physics. M
e
i
j
iC
o
l
l
e
g
e0
/OrientalMedicine
$ummary: Accom moda
t
ioni
nhumane
y
ei
su
s
u
a
l
l
ye
x
p
l
ai
n
e
dbyt
h
eHelmholtztheory ,
def
ormat
i
ono
fc
r
ys
t
t
al
inelens , i
nt
h
es
t
a
n
d
a
rd t
extbooksoCp
h
y
s
i
o
l
o
g
y
. Recenlly , howュ
ever , i
thas be
en f
ound t
h
a
lt
heaccommodation was r
e
a
l
i
z
e
de
v
e
ni
nt
hee
y
ew
ホ
thimュ
p
l
a
n
t
e
d gl
a
ssl
en
s f o rced ゐ y damage o
fc
r
y
sl
al
l
i
n
el
e
n
s
. This phenomenon c
a
l
le
da
5
ps
eudoac
c
ommodationcan oo
tb
ee
x
p
l
a
i
n
e
dbyt
h
eHelmho
l
t
z theory , b
e
c
a
us
et
heg
l
a
s
s
l
e
n
sC
8n0
0
1bed
ef
o
r
r
ne
d
.1
0 19叩 t h e ar
t
i
c
l
ewasp
u
b
l
i
s
h
e
dwh
i
c
he
x
p
l
a
i
n
e
dt
h
ep
s
e
u
d
o
ュ
ccommodationbyKepler theory , t
h
el
r
a
n
sl
a
t
io
n
a
l movement o
fc
r
y
s
t
a
l
l
i
nel
e
n
s.The
t
h
e
o
r
yi
sQ
u
i
l
einterest ing , howevert
h
ee
x
p
r
e
s
si
on i
s qui
t
e compl
i
c
at
e
d
. Only t
h
ep
roュ
f
e
s
si
o
n
a
lp
e
r
s
o
n
sc
o
n
c
e
r
n
i
n
gt
h
eg
e
o
m
e
l
r
i
c
a
lop
t
ic
ss
u
cha
sd
e
s
i
g
n
e
r
so
fl
e
n
s may u
n
ュ
d
e
r
st
andi
te
a
s
i
l
y.Thiscommenlary i
sd
e
s
i
gne
df
o
rt
h
e he
l
po
fu
n
d
e
r
s
t
a
n
d
i
ng oft
he
new t
h
eor
yonaccommoda
t
i
o
nt
ol
hepe
r
s
onsi
nt
h
emedicalf
i
e
l
d
Key Words
へ J レム ホ Jレツ項
Acc
ommodatio
n
. 単遠近順応 Pseudoac
c
ommodation ,
Helmh
o
l
t
z lerrn , ケプラー項 K
e
p
l
e
rterm
遠近順応
7
8
娘白波近順応に関する新理論について
I
過程を含めて詳細に説明するものである 。
序論
[本解説は文献1)を詳細に解説するものであ
る.
1
その必
要があるのだろうかという疑問]に対して以下のよ
うな答えを用意した
まずそこで展開されるのは
限の遠近順応に I史lする研究の歴史はずいぶん古
幾何光学の理論である.残念なことに現在の高校
い.残念ながら著者は|眼科の専門ではな く . 廃史
の 物理の教科 {H4) において幾何光学の分野は省 略
的な事実については詳しくないので ,文献 1 )から
されており, R放で物理!を目立修した者にとっても
の受け売りをさせて頂く.なおそこに登場する古
とっつき難い分野であるー
レンズの設計等に関わ
い文献についてはもう捜しょうがないので文献J)
る専門家ならとにかく 1 普通の人にとってはある
の ref 欄を見て頂くことで御前しを箭うことに
程度の解説がなければ読み切ることは困難であろ
するー辰初の説はかの有名な J. Kepler によるも
う.次にそこで展開される計算は原理的には難し
ので. 1611年に提案された
いものではないが,“ elementary
水晶体の眼球内での
b
u
tt
e
d
i
o
u
s"
光軸方向への移動によるとした.残念なことにレ
と形容されるような飽雑さをもっている
ンズ計算にミスがあったらしく , 所要の順応力引
うな理論では , ある程度式の導出が分からなけれ
このよ
を説明するには l cm 程度の移動が必要であると
ば定性的な狸解も覚束無いのが普通である . その
指摘され.非現実的として認知されなかった(ら
過程を充分にかみくだいていくつもりである .最
しい) .他には 1 697 年 J.
C
.8trum. 1794 年 D
後にそテソレの説明図の問題がある
これは複雑極
Hosack 等による眼球そのものの変形,あるいは
まりなく! 一見して納得できるものではない
1795年 E. Hom e に よる角 l肢 の変形による説等が
解説ではそれをいくつかの段階に分けて説明し l
提案されている .
理解を容易たらしめることにした.
しかしこれらは各れも,
1801 年
本
以上が本解
T
.Young の研究によってすべて否定された.現
説を著した理由である.その BI味 は読み進んでゆ
代の説に引き続くものとしては,
けばおいおい納得して頂けることと思う .
Descartes が提案し ,
1677 年に R
1 795年に W. Porter field が
補強した水晶体の変形によるとする説がある .
1
8
55年 H. Helmholtz は Purkinje-Sanson 像引を解
E
問題の設定
図 l を見て頂きたい
文献 1 )の設定する眼の光
析し, m
odel eye を梢成 L ,その研究からほぼ現
学系である.これを見てすんなり了解できる人は
在の遠近順応の理論をつくりあげた
極く少数,光学関係の専門家の人々くらいなもの
その後多少
の精密化はあるものの , 本質的には Helmho\t z
説が生理学の教科舎に解説されている.
ところが最近ややこしいことが分ってきた
“準"遠近11国応3) という問題である.水晶体に損
だろう
これを段階に応じて分解してゆこう.図
2 は模型眼の全体像を示す.光制l を z 制!とし守角
膜 8 0 から網膜 S へ向かつてとる.原点 O を水品
体の中心にとる
外界の物点を P とし O からの距
傷を受けた患者にはガラスのレ Y ズを埋め込む手
離を P とするー水晶体前回を S"
術が行われる.当然これは変形し得ないので,
網膜を S とする.
後面を S ,また
8 0 より左は外界(空気,屈折
Helmholtz 説では l順応は起こり得ない.ところが
率は 1) , S o S , 聞は i(j 肢と nijl眼 房を コミにした
順応力は劣るが結構 い ろんな距離の物をみること
もので屈折率は no とする . 勿論こ れは簡単化 の
ができる.ということが切らかになった.これを
為の近似である
説明するのに過去に否定さ れ た Kep l er 流の水晶
してある . 8 , srm は 硝子体で席折率はがとする
体の移動による順応という考え方を復活させた の
水晶体の屈折率は一様ではないが l これを考える
が文献1)である.
と幾何光学の範囲を越えるので一様とした
文献 1 ) は眼のモデルを純粋に幾何光 学的に,
ひたすら計算したものである
本解説はその計算
SlSl rm は水晶体て、回折率は n と
らの近似は大勢には影響を与えない
これ
P から出た
光はふ上の点 A o , 81 上の A ,及び8 ,上のんで各々
明治錨灸医学第 9 号
77 87(1凶1)
7
9
y
".、ー
一、
目白~"""O.-'-:'-:':::=':.__:ー
O
.
ω.
I
p
.
o
l
..γ. 州
図 1
文献 1) の図 3 より引用
modeJ eye
の光学系の鋭明図
\<1, :01
同a.
(
<
10
.
-0)
その複雑さがよく分かる
廊折し,光軸上の点 Q (0 からの距離 q) で結像
する.勿論P を認識するには Q は 5 と 一 致しなけ
ればならない
いよいよ各屈折聞での角度.距離関係を求めよ
う.図 3 は角膜上での屈折を示す.距離を定義し
P (-P, O)
ておく
ここであは角膜の面を表すと同時にそ
の聞と X軸との交点をも表すことにする.その 他
の S についても問機
図 2
model eye の全体像
前面聞の距離.
可能な限り簡単にした
各部の説明. lè 号等 については本文を重要照のこ
808 , =Do は角膜と水品体
08 , =D ,は水晶体前而と中心問
距離である.ここで S o は半径 R. の球面としそ
と.
の中心を Co とする. Ao は光軸より ho の距離にあ
り,その z 軌上の位置を Ho とする
80H o =d 。である.同じく A ,は光軸
より h ,の距離にあり x 車IU 上の点を
H ,とする.角度は次のように定め
W
,
る
〉ぽ
80 への入射角,屈折角を各々 10.
n とする
A ,で再び屈折を受ける
が,今 A n Al を延長して x 軸と交わ
る点在 Q. とし .0 からの距離を qo.
z 車IU となす角度を ω 。とする.説明
よりも図 3 を見た方がはっきりする
図3
第 1 屈折面,角獲での屈折田様子
だろう
この図 3 より次のような関
•
眼の遠近順応に関する新理論に つい て
ω
係の成立することが分かる
S . (A .) でのスネ Jレの法目 IJ') より.
5
1
n 10=noS10γ . ,
ðC.A . I-f. より
(
J
)
s i n(γ 。 +ω 。) = 主人
堕:r:::,l
(
2
)
ðPA . I-f . より
q, .
b.!...ーで (3)
p - D , ー レ O +dD
tan (i. ー γ 。ー ω 。 〕
図4
ðQ . A . I-f . より
h.
tanω a
q . +D , +D.-d o'
h,
ðQ . A ,I-f,より
qo+Dt-dl
Q ,何,,0)
C,
z、 。
-斗
第 2 屈折面,水晶体前面での屈折の様子
(
4
)
A~
-
*'-.:L' え
(
5
)
らーζ
、必j 、、
竺ユ二ι x
なお式の番号は文献 1 ) 1こ従ってつけるので順番通
Q,
りには出てこないことがあるので注意されたい.
次に図 4 でS ,での様子をみよう,
S ,は半径 R ,の
球面と考えその中心を C , とする.
A ,で屈折した
x
光(入射角 1 , ,屈折角 r , )は S.上のんに達する .
OS , =D ,と する.また ん は光軸か ら h ,の高さに
あり , X 制l上の位位をI-f.とする
図5
前 3 屈折面, 水品体後面での屈折の悌干.
S , H ,=ふとす
る. AIA 2 を延長した線が z 車Ib と交わる点を Q"
O からの距離を q ,とし,なす角度を ωl とする.図
わるとする.参考のため網膜 S を記入しておいた.
4 より先程と同様に次の関係が得られる.
S.S=v とする.
スネルの法目 Ij( A ,)
ð C , A , H ,より
ðQ . A , Q ,より
ðC , A , H ,より
ðC , A ,I-f , より
n.s
i
ni , =ns
i
nr
"(
6
)
s
i
n
(T'+ 仇) =昔,
ω , = ω 。 +it-
t
a
nW I
q,
71 ,
h,
q
t+Dt d ,
h.
D2+dt
ここでの諸関係を求めよう.
スネ Jレの法則 (A.)
ns
i
nT
I=n's凹
i. ,
(
1
1
)
(
7)
ðC.A . I-f . より
s
i
n(T ' ー 仇) = 主
E、人
左
(
12
)
(
8
)
ðA .Q , Q より
ω=it- 72 + 曲"
(3)
ðA . H.Q より
t
a
nw
(
9
)
(
10)
h.
q-D.
+d.
(1
4)
以上(1)から(14) か必要な式の全てである.
以降行うことは Q の位置 q を上式より,パラメー
さてこれが最後の式となる.図 5 で S ,での腐
折をみてみよう. S. は半径 R. の球面で中心を C .
l o""'Iz, Ta
- 7 2 , ω a.l , ω を消去して , p ,
DO........OI , ho, Ro-Ra. no , n, n' の関数として求
とする
めることである .その後 Q と S を 一致,即ち q =
A. での入射角 ,屈折角を 各々 r 2 , 12 と
する.但し n> n ' なので, 1 ,
γ の取り方を逆にし
タ.
V + D . とし,非!順応。順応状態でのパラメータか
であるので注意.胞折光が z 軸と交わる点を Q と
ら順応力を求めればよい
し, 0 からの距離を q とする
常に単純で以上のことを行うのに原理的な困難は
z 車h と角度 ω で交
幸い上式は個々には非
明治鋸灸医学第 9 号
何もない.しかしながら"原理的"にというこ
R. である
これを (3) へ代入して,
とと,実際にということ は全く異なる.上記のこ
h . 一一 + γ 目+
p-Dt-Dc
とを厳密にやるには計算に堪能の人でも 1 年かかっ
かても灘しかろう
8
1
77 87 (
19
9
1
)
脱だと思えば,計算に着手し
~h.I
.J- + 一一一一一 1.
。 L Ro p ー Dl-Do .J
てみればすくお分かる.そこで適当な近似を用いざ
(A ・ 1 )
るを得ない.それが近刺l近似あるいはガウス光線
ここで (A・ 1) という妙な式番号が出てきたのは
近似5) とよばれるもので,要するに 10 → O とする
文献1)と合わせるためである昔、の為,
ことである
これによって h , -h ,→ 0 ,
→ O となる
更に重要なことは, sin
d. - d ,
fi , t
anf
i~ f
i
(e<
<1)なる近似を使えることである.
ho
ω a 一言
る . 文献 1) はこの計算を Appendix でサラリとやっ
本当に理解したという感触を得るには.
式の理解が不可欠である
次節において ,
E
1
この患は以後頻繁に出てくるので,
おく.
計算の詳細と順応力の定式化
計算の方針は各訟を h . で表して行くことであ
る .そ の前に do--d2 は h . より高次の微少量な の
=R-R c
o
s e, s
i
nf
i=h/R で
(近車111光線近似)なら e- h/R,
f
iY2)= hγ2R であり
d ~R (
, R-lcm ,
1- 1+
あるなら d ........O. 5rnm となるから納得できるであ
ろう
ω 。 =h . K と
K の定義は (A ・ 3) より明らかであろう.
3) を用い れば次式を得る
h.
(
A
.
5
)
qo+Da+Do=Z7=τr
fi 4:: 1
h-!mm で
(
A
.
3
)
(4) は ω 。 ~h./(q.+ D , +D.) となるので, (A ・
で前以って O にしておこう.このことは図 6 にお
いて d
i
Q
17
no p-D l ー D. }
その 詳
細をたどってみよう .
_ ho
r . ー百7
=h. {( 1 一士〉土
ているが,素人にとってはこれが理解を問む厚い
壁 になる ,
(A.
1)を用いて,
これに
よって系は線形性を取り戻し何とか解析可能とな
Cl)は
γ 。 -i o/ n o を与えるので ( 2 ) へ代入すれば ,
q.+
一方 (5) は ω.~h ./ (q . 十 D , )を与える.
D , =(q.+D , + D.)- D. =l/K-D.
(':(A ・ 5))
であるから, (5) は h ,を 次のよう に定 める.
文献 1 ) ではこれらを厳密に求めているが最
日 ω .(q. +D ,同 .K( す -D.)
終段階ではこうしているので,本解説のようにし
ても問題はない.まず (2) より r .+ ω 。 -h ./
=h.[1-KD.].
(A.6)
( 7) より r , + ω l::::: h l/Rl ,また (8) より r ,+
ω1=11 ート ω ー であるから,
R
店主十一一昔 [ !-KD.]-h.K
h
C
=叫士 一 K( l+告)]
(6) より noi l ::::: nγ "
ω
即ち γ , ~(n. / n)i , .
再
び (8) の戻り ( A ・ 6 , 7) 及び今の関係を用いれ
iま,
図 6
di が hi に比べて高次の微少量であることの説呪
。 ~ O,
1, 2
ω l= lJー γ , + ω 。 ~(ト干 )i , +h.K
8
2
l限白遠近順応に関する新理論について
=叫(1 一千)~, -K(l 十昔 )J 出K
q-D ,::::岩
(A ・ 9)
三 h.P
♀ニDP
(
15
)
与P+(与
l)[Q DP].4
1
1
1
1
1
"
¥
.2
F は勿論 (A ・ 9) より次のように定義される.
これが求めるべき結果である.ずいぶんと簡単に
P=(l-T) 土
なった“ように"みえる.更に進もう.
+K[苧一 (1 ←子)昔]
(A ・ 10)
(1 5) の
分子を詳しく書くと,
Q-DP=I-KD.-DP
次へ進もう.
(9) は ω , ::::h , /(q ,十 D ,)である
引ー {l(1
-D.
"}
Vーム)ムム--"
nO/R
o n
O P-Dl ー
J
から, (A ・ 6) を用いて P
h,
l-KD.
Q
ql+ÐI::::: ーニー=一一一一一二一三一一
ωP
-P
勿論 Q= 1 - KD. である
-D[(l-T) 去:
(
A
.
l
1
)
+ {C!土)古士 τ士τ}
(1 0) は ω , :::: h , /(q ,­
x { 子一( 1 干)告 } J・
D ,),また (A ・ 1l )より q ,ー D ,=Q/P-D , -D ,
なので l
である
この中に P-D , -D. という距離が出て
くる.図 3 をみれば分かるように,これは角膜と
h2::::::ω , (q ,← D ,)
(A ・ 13)
= h.[Q- (D , +D , )Pl
物点の距離である
そこで順応状態でのパラメー
タを入れ,像が網膜上にあるようにすると,これ
ここで新たに D , +D , =D なるパラメータを定義
が近点の距離を与える.この逆数が順応力に相当
する.これは水晶体の厚さである
する.但し簡単のため遠点は∞としておく.そこ
(1 2) からは
h が (A ・ 9 , 13) を用いて次のように求まる.
で以下のようにおいて f これを順応力と呼ぶ.
山)
さて上式で Y(p) を含む項と含まない項に分けて
次のように表す .
(11)は j , -(n/n') r ,を与えるので(1 3) へ代
丹念(.ゲ〕に計算すれば求まる.以下のようにな
n
=h.{ 十 P+ 土(子一 1) [Q- DPl }
tt!
n
a
× [l+Tt(l?) ま]詰 ω
=(子一 l)h. [P+ 当手 J+h.P
16) を代入することにより l
N は
M=I- (l-...!!!..)喜一(1ーム)
ω=i2- y2+ ω , ::::(十一J) r , +ωl
さていよいよ最終結論に導かれた.
Q-DP=M+NY(p). M,
る
入すると , (A ・ 9 , 1 4) を用いて I
13,
(
=h.[P+ 当芋]
)
2
Y(p)=一一
1 一一
p-D , -D.
γ , ::::ωt 十十日+長 (Q-PD)
(A・同
(14) へ (A -
N=D[ 士+土手 (十士)量],
これはまだたいしたことはない
分母を M'-N'Y(p) としてみよう
(却
同様に(1 5) の
これも同じく
明治結灸医学第 9 号
丹念に計算すれば求まる
以下にそれを普いてみ
77-87
(
19
9
]
)
回
分かるように q =V+D ,でなければならない .
従って (26) より,
よう
vzA」ヰ4年L
l-bY(p)
M'= ま[子 (1 子)+(十一 1 )長
十与 (1 てL) 喜'---(1- ---.1ー)
1
1
lI Oι0
(
2
9
)
話を簡単にするため非順応状態では p= ∞の像が
川
x(子一干)寺。(予 1)(1 士)
S 上にある,即ち遠点は無限遠とする
× tt-(十一 1)(1 子)長
A個である
Y( ∞)=
O そこでの値を A_ , V 聞とすると , (29) より V.=
nν
』 nv
Y
A
i)
L(
一Va
+二
ab
AA
11
幽
・
no'\D a D
+(号一 l)(l-t)(1
一 τ)
而 1 (叫
一一
v
v
v
一(十一十 )(0. -1)告t
(29) とこの式との差をとると,
ここでð. V=V-V. , ð. A=A-A. ,且つ ð.=ð.
V- ð. A なる昆を定義すると上式は次のように変
N'= 与 」ァ(子ー 1)与
I
!
11
形できる
山n"
-t(fl)ま(十十)ま
1 , D.
D
+(十 l)(rI〕 Eτ
Y(p)
(
2
5
)
)
1
A
(
3
A(a+b)+b.
これが待望の順応力の表式である.
は各種のパラメータを含んでいる.
計算の複雑さが実感頂けただろうか.
このあたり
によって変化することになる
(31) の右辺
これらが順応
これからの議論の
が理論を理解することの 一 つの壁のようなものな
主眼はこれらの変化をどう設定するかにある
のだろう.
Helmholtz 疏では R o . Rl 白 Rz , Dl ,及び D ,が,
(1 5) をもう少し扱い易 い 形にしてお
こう.即ち,
Kepler 流では D . と V+D , (=OS) の変動を仮定
M+NY(o)
q=D ,+-+ニーニムヰぷ」
M'-N'Y(p)
耐I
している.
しかしながら余りにも変数が多過ぎる
実験的に確認されている諸事実からこれらを減ら
1+斗
Y(O)
札1" ~ "
l
'
すことを考えよう.当然のことではあるが屈折率
=D ,+一一
M' 一一一一一一一一
. N
I FY(p)
na, n,
トtaYω)
=D , +Aートー子士今ζ←
ト→ Y(p)
変化しないことが知られている . 即ちð. R.= 日
n' は順応では変化しない.
また Purkinj e­
Sanson 像の研究から角膜の半径は順応において
(
2
6
)
次に眼球の大きさ( =S . S) そのものも順応によっ
て変化しないことが分かっている.従って,
勿論
A 1 4 N
一一ê;=7
;-,
M' , a
~
M
N
'
b
= '
" M
(
2
7
)
O. +D , +D , +V=D . +D+V
=O.+O , +OS=一定
(
3
4
)
.V
と定義しである.次節において (26) を如何に料
これによって独立なパラメ ー タが一つ減る .
理してゆくかを述べよう.
には水品体の中心の変動 (Kepler 項)と水晶体
の変形 (Helmholtz 項)による D ,の変動との和
W
遠近順応の理論
網膜 S 上に結像する場合を考えよう.図 5 から
になっていて都合が惑い
(図 5 をみよ)なのでð.
ところが OS=V+D ,
V=.OS-ð. 0 ,となり,
明治誠灸医学
制
第9号
77-87 (1 9宮 1 )
うまいこと上記 2 項を別々にとりだせる.勿論 A
但し第 l 項を t., , 第 2 項を t., とおいた.各々
OSが Keple r lJiとなる .
A を記
Kepler 項, Helmho l tz 項であることはその定義
述するパラメータは 10個あるが変動するのは 6 個
から明らかであろう.なお t." は (37)の関係を
しかない(上述) .しかも (34) の関係があるの
用いると
t. A を考えよう
で独立なのは 5 個である .
(=
更に D=D , + D ,
水晶体の厚さ)であるから,仮想的に 4 個独立と
考一える
それらを Rl.
A
t. ,,=-t. D ,- t. A- 一一一。 D.
(
4
0
)
t. OS ,
R
z
.D
. Do にとる.そう
とも 暫け る
すると ,
この関係がなければ t." はとても評
相Iiできない
。A •~ ,
A
t. A= 一一:ê-t. R ,+ 一一:.: t
ðR
,
R .R
,-."
V
数値的な結果
ここまで話が進めば後は実際に数値を入れて順
応力を求める仕事が残るだけである .
2 つ の場合
ここから狙l立な変数を 5 個に戻す. (34) は t. D .=­
がある.準順応と順応(正常眼)の場合であるー
t. D , - t. OS であることを示し て いるから 1 これ
まず話が非常に単純になる前者の場合から考えて
を上式の最後の項に代入する.
みよ う
5-1
/ A .~ ,
A .~ ,
A
t. A = ( 一一:ê-t. R , +一一一-t. R.+ 一一~t. D
、 ðR ,-.'"
ðR ,-.'"
D
ðA
、
ðA
~;.
.
:t. D, )+一一一~
。 D.
ノ
ðD .
となる.
t
.O
S
.
準順応の場合
これは水晶体が損傷を受けたため,代わりにガ
ラスのレンズが入って いる場合である
(
37
)
レンズは変j~ しな い.従って t. R ,
ガラスの
=t
.R
.
=t. D, =
t. D, = t. D = 0 であり , t. OS , 即ちレンズの移
5 個の独立な変数の変動によって表現さ
れていることが分かる.このようなややこしいこ
動のみが順応に効くことになる.国l ち t.,,=
t. ,,.c 0
0,
話が簡単になるというのはこのことであ
とをした理由は後に明らかになる.右辺第 1 :項は
る.それでは各パ ラメータの値を設定しよう.ま
明らかに Helmholtz 項になっており.第 2 項は
ず順応 によって変化しない部分を次のようにとる
Kepler 項であることが解かる.後で出てくるが,
t. A と Kepler 項が独立に解かることがある.こ
のとき (37) を用いれば複雑な Helmholtz 項の大
きさは簡単に求まることになる.
さていよいよ A に対する表式を与えよう.
n.= 1. 34 , n= 1. 45 ,ぜ = 1.33,
R.=8.0mm , R , =(1O .0+6.0)/2=8.0mm ,
R.=
(
6
.0+5.5)/
2=5.75mm ,
(
4
4
)
D=(3.6 十 4.2)/2=3.8mm
これらは次のようにして決めた.回折率について
t
.=t
.V-t
.A
/ðA.~ , ðA
=t. OS - t. D.-(、 一一一-t.
R , + 一一一ðR ,
ðR
_.., •
, t. R,
は生理学の教科書の通りである
また R . は変化
しないことは先に述べてお いた
この値は笑i!llJ値
である一方 Helmholtz の model eye では非順
応から順応ゆ~~へ移ると R ,=lO .O → 6.0mm ,
D
A
O
O 一
D
A一
+
D
A
A一
D
O 一。
DU
一
一
A
Ri
A
A一
一
o-ou
=(1+ 告。) t
.OS+{ 一山一 jt7 比
D=3.6 → 4.2mm と変化すること
になっている.
(44) の値はこ れらの平均値にとっ
てある
そうとったのは適当な距離の所が見える
ようにとの思いである
(
3
7
)
R ,=
6. 0 • 5.5mm ,
人工的なレンズなのでこ
れらの値はある程度自由にとれることは勿論であ
眼目遠近順応に関する 新理論について
る
順応に対して変化するのは 08 である.とこ
部
である.これはほぼ 30才代での順応力に相当する.
ろが model eye では 08 の代わりに D . の変化と
“これは充分な順応力ではないか"というのが文
して与えられているので変数をそちらに変える
献1)の主張である.
しかもレンズの動きはわず
これは簡単で (34) より.
か 3 mm で足りる
従って過去に否定された
t
.D.
+t
.OS(
':t. D ,=0) • t. OS=- t
.D.
.(
41
)
t. D .+ t. D ,+ ム 08=
Kepler の説は復活されるべきであり,これが準
順応の正体であると結論された訳である.また A
D.<O ということはレンズは角膜の方へ動くと
だからである.現段階では t. D. はいくらか分か
いうことであり,これも実際と 一致している.但
らない
し実際に患者にレンズを埋めこんでl順応力を副IJ る
更に ðA/ðD 目の値を求めなければな
と 2 任-2 . 7D ,程度であるらしい.従って表 l を
らないので,次のようにする
非 11悶応状態
D.=3.6mrn •
みれば6. D o """-' ー 1. 0mm程度が移動の限度らしい
順応状態
D.=3.6+ t. D , rnm. (
4
4
)
'
非順応状態での D. の値はI-Ielmho1tz による .
t
.
D . を種々変えて実測値と合うところを捜そうと
いう訳である.以後の計算は (44) , (44) ' の値を
(
2
2
)- (お)へ代入し, M-N' , A , a , b 等を求
め (3 1)へ代入し Y(p) を求めることになる
これ
らは屯卓でやってもやれぬことはないが ,
t
.D.
なお ðA /
る
D.-t
.A/t. D. も表 l から求められ
これら 2 つの値は後に使用するので寄き出し
ておこう‘
t
.08(= -t
.D.)=1
.0
mm
A
一一一 ::=-0.36
D.
(
4
7
)
残念なことに Kepler の求めた値 ,
t
.D.=-1
.0
を 5 個程とると 1 週間はかかることは諮け合う.
cm はどこにミスがあってそう評価されたのかに
パソコンを 利用することをおすすめする.結果は
ついては述べられていない.
勿論文献1)に与えられている.それを表 1 に示
す,参考の為に表 2 に生理学の教科告2 ) に出てい
5- 2 正常眼での )1国応
この場合は複雑になる
総ての効果が効いてく
る年齢による 11国応力の変化を示す.表 l から A
るからである.
D . =-3.0mm なら Y(p)=7.19D , (ジオプトリー)
対してつくられたものである彼の考えたパラメ ー
表1
準順応における順応力の数値計算の結果
s は本文中では説明
しなかったが, Y(p) の逆数で,いわば近点目角膜からの lêJIII を
表す但し遠点=∞の条件で.
0.
0
7
4
0
.1
4
7
0
.
2
1
8
0.2ω
0
.
3
5
8
0
.
4
2
9
0.
49
9
0
.
7
0
9
1
.0
4
6
表2
順応力と年齢との関係。文
献 2 )より引用した,
年令
.A .
d(mm) Y(D) s(cm)
t
.OS=-t
.D.(mm) (t
mm)
0
.
2
0
.
4
0
.
6
0
.
8
1
.0
1
.2
1
.4
2
.
0
3
.
0
I-Ielmholtzの rnodel eye はこれに
0
.
1
2
6
0
.
2
5
4
0
.
3
8
2
0
.
5
1
0
0
.
6
4
2
0
.
7
7
1
0
.
9
0
1
1
.2
9
1
1
.9
5
1
.
47
0
0
.
9
4
1
.4
2
1
.8
9
2
.
3
8
2
.
8
6
3
.
3
4
4
.
7
7
7
.
1
9
2
1
4.
3
1
0
6
.
5
7
0.
4
5
2
.
9
4
2
.
0
3
5
.
0
3
0
.
0
.0
21
1
3
.
9
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
調節力(D)
12
10
8
.
5
7
.6
7.0
6
.
0
4
.
5
2.
5
1
.5
1
.0
0.5
明治銭灸医学第 9 号
8
6
77 -87 (
19
91
)
タの変化をもう一度示そう . 但し n Q , n , n' 及び
(49) , ( 56) を ( 31) へ代入すれば順応力が求まる.
R , については変化はない
凶l ち ,
R , =10 .0
ー→
6.0
L'l R , =-4.0mm
R , =6.0
ー→
5.5
L'l R , =-0.5mm
ー→
3.2
_ _
_1
Y(
p) 13.06百五6+ 1
1.3)+1
.33X1 1. 3 ・ u 川
(
5
1
)
= 1.28D ,.
4mm
L
'
lD = O.
L
'
lD.=-O
.
4mm.(
'
1
8
)
D=3.6 一一. 4
.
0
D . =3.6
18
8
変化
順応状態
非順応状態
但し D , は m - ' であり数値 limm 単位なので注:tt .
表 2 からみてもこれは|順応力として充分強力であ
る
しかしここで安心してはいけない .
というの
L
'
lR
" L'l R.<O , L'l D> O ということは水品体は
は Helmh o ltz のノマラメ ー タカまそもそもこのよう
より丸っこくなり厚みを泊すことを示している.
な 順応力を出すように構成されているからである
またL'l D. < O なので準l順応の場合と同じく水品
問題はこのl順応力のうち, H elmhol tz 項と Kepler
体が角膜の方へ移動することを示している.但し
項がどにようにきいているのかということである ,
これには水晶体の脹らみと移動が同時に絡んでい
即ち ιH とL'l , を別々に評価しなければならない.
るので, O .4 mm移動したという訳ではない
の仕方は前回と同格である.
- (25)
タを用いて (22)
計算
2 つの状態のパラメー
を計算するのみである.
まずL'l,を評価してみよう
この場合L'l OS や
蘂 / åD . の値は準順応の場合と大差ないと考
えることにしよう
というのは 2 つの効果はほぼ
今回は前回と違って順応状態をいくつも考えてい
独立 に考えることができるからである
る訳ではないので,各変数がどんな値になるのか
( 41 ) を用いれば ?
を示しておこう.
A 戸 (1 一発;)AOS
順応状態
非順応状態
=(
J0
.
3
6)X1=0.64mm.
M_= 0.156
N_= 5.10
ー→
0.135
ー→
5.04
と評価できる.次にL'l Hへ移ろう
M'_ = 0.051
ー→
0.056
あるから ιOS = L'l D ,
N
'_=0.653 一一. 0
.
6
3
6
'
lA=-1
.88mm
A_= 14 .94 ー+ 1
3.
0
6 L
&_ = 6
.
1
5 一→ 6.86
(
4
9
)
1
1
.3
0
b_=1
2
.
9
1
一
l悶応力を求めるにはL'l=L'l V- L'l A が必要にな
る
L'l A は (49) で既に得られている.問題はL'l V
〔水晶体後聞と網膜陪lの距離〕である . 幸いなこ
とにこれは PurkinjかSanson 像の実験から知られ
ている,
L'l V-O であるらしい
勿論完全に日と
いうことはないだろうが誤差の範囲内でこう考え
=L
'
lV- L
'
lA=1
.8
8
てよいだろう
そうするとL'l
mm と求まる
後で使うので大袈裟に書いておこ
う
(
56
)
(
6
1)
OS=V + D . で
C
"L
'
l¥
1
=
=0
)
.
L
'
l08= 1
mm としているのでL'l D , =lmm である
(
4
8
)
ではL'l D が与えられているので, L'l D ,も分かる
即ち D=D , + D , であるから , L'l D= L'l D , + ιD "
L'l D= O.4rnm , L'l D , = 1mm であるカ〉らL'l D , = 0.6mm となり , 水品体の前面は l順応に際して薄
くなっているのが分かる .
ßnlま (39) で定義され
ているが åA / åR , 等を求めるのは大変である.
幸いなことに少し別な形で表現されている.それ
が (40) である
L
'
lD" tJ. A, åA/åD . , t
J
.OS
は既に評価されているので便利である.
(49) に
これらの値を代入してみよう.
。A
L
'
lH= - tJ. D ,- L'l A- 一一-L'l
08
。D。
=ー 1. 0+
L
'
l=
=1
.88mm
従って
1
.88-(-0
.
3
6
)X 1
=1
.24mm
(
6
6)
眼の遠近服応に関する新理論について
と無事求めることができた.
ßu: ß. K:::::2
ある.これは驚くべき結果であるらしい
で
という
8
7
結局は分からない.物理屋の努力と苦労を多少と
も理解頂ければ幸いである.得られた結果は非常
のは従来の説では è,,::e 0 で, "'"のみによる 順応
にはっきりしている
が起こっているということだったのだ.ここにも
変形と移動がほぼ同程度( -
文献1)の主援“ Kepler 説は復活されるべきだ"
であって。従来の説のように前者のみが本質的な
がみてとれる
のではないということである
この節の終りに,この説による水
晶体の動きをみてみよう
図 7 がそれである
(a) が比順応状態, (b) が順応状態である.多少大
即ち迷近順応には水晶体の
2 :1) に有効なの
それが分かつたきっ
かけが水晶体の損傷による限疎へのレンズの埋め
込みの手術であったというのは一顧の皮肉である.
袈裟に書いているのは御許し頂きたい .
Do+D
このような理解が臨床家にとってどんな意味を有
+V は勿論一定である
O が前
するのか著者には皆目見当がつかないが, ,),の真
V も変化しない
方へ移動した分,水品体が脹らんで埋め合わせて
実が明らかになったということでも充分であろう.
文献1)ではこの他に Gullstrand のモデ ルにつ
いる.
いても評価を行っている .この場合はるかに強力
(
0
)
S。
v :' )三
な順応力が得られるが,これは水晶体の変形を大
きくとっているので当然すぎる結論である.本解
説ではこれは省略した
他に仮想的(又は虚)順
応なる現象も論述さ れているがこれも本質には関
係ないだろう
最後に心配したことを書いておく
ここに述べ
たことが眼科の方では周知の事実ではないかとい
う点だが,この論文の発表さ れて いるのが日本物
理学会論文誌上であり,且っそれが凶90年 10月な
(
b
)
のでその心配は切り捨てた .この小文が臨床の場,
あるいは生理学研究での一助になれぽ幸いである.
参考文献
図 7
比順応状態, ( a) と順応状態, (b) での水晶体
の移動と変形の摸式図
明終わりに
rvfiíj までの式の羅列にはうんざりされたことで
あろうが,理論というのはこれを乗り越えないと
1
)S
.YomosaandS
.Kamiya:
Geomelrico
p
t
i
c
a
lf
ormula on accommodation i
n human
eye , J
.Phys.8
0
c
.J
p
n
.5
9
(1
0
)
:pp.376告-3779 ,
1
9
9
0
2) 間島英信 “生理学" 文光堂,東京, pp .211-219 ,
1
9
7
7
3) 文献J)内の文献 12 ) -16) を参附せよ
4 ) 岡小天 I 大川章,斎藤哨男 “物理" 啓林館,
大阪, 1
9
8
8
5) 工藤忠栄1 上原富美
"革礎光学" 現代工学社.
東京. 1
9
9
0