第 4回

POSレジ活用・繁盛店作り。
「第4回店舗の条件」
繁盛店作りに欠かせない店舗関係に付いてこれから説明して行きます。新しく店舗を出店される
場合皆さんが一番気になるのは家賃、立地条件、スペースだと思います。そこで今回は新規店舗
の出店に対してスポットを当てます。
1. 良い立地条件とは。
まず家賃を考えなければ最近利用されているコンビニ跡、駅前、繁華街、商店街等が最初に
考えられますが、よほどの郊外に行かない限り家賃が高く、最近はクリーニング店が求めて
いる主婦の生活動線とは少し違ってきます。以前に関わったお店での例ですが、通勤客を狙
って駅前にお店をオープンし朝7時から夜9時まで営業しましたが、来店する客は通勤客ば
かりでクリーニング品もワイシャツと事務服が中心で他店と比べても一点単価が低く、時間
帯利用率も朝・お昼休み・夜に集中してしまいました。原因を考えて見ますと、確かに通勤
客は来店するが通勤カバンを持って徒歩・自転車で駅まで来るため、背広等のかさばる物は
敬遠されてしまいます。また主婦層は普段駅前に行く用事は殆ど無く、また自転車も止めに
くい所が多いのでいくらセールを行って来店してくれません。高い家賃、狭いスペース、営
業時間の長さ、高い人件費どれをとっても良い事は有りません。それではコンビニ跡が良い
のかと言うと最近は一時よりも他業種の利用者が増えたため家賃が高くなってしまい永続的
なクリーニング繁盛店を作る上であまりにもリスクが多くなってしまうためお勧めできませ
ん。
それでは理想的な場所は何処が良いのか。実際現地を見ないと断定できないが、おおむね家
賃、スペース兼ね合いから次の立地条件が考えられます。
① 駅前から少し離れた(300m以内)生活道路に面した場所で多少店舗前の道路に一時的
でも駐車(最近はかなり難しい)可能で、自転車も止めやすい場所。
② 中型か大型のスーパー内のテナントで新規オープンしたスーパーと同時オープンする。最
近のスーパーは更に大きな複合型店舗を郊外に出店しています。是非テナントで出店でき
るように努力してください。以前から有る古い小さなスーパーのテナントはお勧めできま
せん。
③ 大きなスーパーの近くでスーパーの行き帰りに利用できる場所。又はスーパーに隣接し買
い物ついでにお客様がスーパーの駐車場に車を止めて利用できる場所。ただしスーパー正
面入口に面していること。
④ 郊外の住宅地・団地等の中、主婦の生活動線上に有り必ず自転車が止めやすい場所。出来
れば車も止めやすければ更に良いです。ただし分譲された時期が古く住民も高齢者が多い
場所で繁盛店を作る事は難しいので避けられた方が良いです。
⑤ ここで言う主婦の生活動線に付いて少し説明しますと、通常主婦が日常生活に必要な食料
品等を販売しているスーパー・銀行・公共施設等、毎日利用する施設を中心にした半径最
大500m以内でその施設に向かって伸びている生活道路を言います。ただし端では無く
出来るだけ施設に近い場所を選んでください。また目標としている商業施設から最大10
0m以内である事も大切な事です。動線エリアは360度ではなく180度の前面に広が
りますので注意して下さい。
⑥ 郊外の小都市の場合は町のはずれは避けた方が良いです。出来るだけ町の中心地に向かう
通りに面した場所を選んでください。最近は郊外型大型店舗が道路沿いに出来ていますの
で昔からの商店街よりもそちらを狙った方が良いです。
⑦ 同業者が多く出店して入る場所はそれだけ需要があるので狙い目ですが、数年前と現在と
では商業状況が早いスピードで変化しているので良く調べてください。
⑧ 過去に色々な業種の店舗が失敗している場所で成功する事は非常に難しいので避けてら
れた方が良いです。
⑨ 同じ場所で直営店を10年以上に渡って商売を維持して行く事は近年難しくなってきて
いますので将来の事も十分考慮した上で場所選びをして下さい。
色々な例を書きましたが必ず借りる予定の店舗の場所で通行する方の人数・時間帯・主婦の
割合・年齢帯・生活動線方向・交通手段等数日に渡って調べられた方が良いです。また近く
の同業者の営業内容・値段・営業時間等も同時にチェックして下さい。多少お金がかかって
でもアルバイトを頼んでまで行なった方が将来に役立ちます。
次は売上げと家賃のバランスに付いて説明します。----------続く
倉林 茂