S U 3 4 J 0 0 1 - 0 1 2015 年 2 月 27 日作成(第 1 版) 高度 医療機器承認番号 22700BZX00052 機械器具 51 医療用嘴管及び体液誘導管 血管狭窄部貫通用カテーテル(JMDN コード:46916000) ナビクロス Ⓡ 再使用禁止 【形状・構造及び原理等】 【警 告】 <構造図(代表図)> <使用方法> X線不透過マーカー ・血管内の操作は、X線透視下で慎重に行い、操作中に少しで カテーテルシャフト カテーテルハブ も抵抗を感じたら操作を中止し、その原因を確認すること。 [血管を損傷したり、本品の破損、切断を生じる可能性があ る。] 親水性ポリマーコーティング部 ・本品の交換の際は、事前にヘパリン加生理食塩液でぬらした ガーゼ等でガイドワイヤーを拭き、ガイドワイヤー表面の汚 <寸法> れを取り除くこと。[ガイドワイヤー表面が汚れている、あ ・カテーテルシャフト外径:1.39 mm るいは湿潤が十分でない状態での挿入、抜去は、本品の破損、 ・最大適応ガイドワイヤー径:0.035 インチ(0.89 mm) 切断を生じる可能性がある。] ・カテーテル有効長:65 cm/90 cm/135 cm/150 cm ・親水性ポリマーコーティング長:40 cm ・ステント内の操作、及び狭窄部を貫通させる際は、過度な回 転操作を行わないこと。[本品の破損、切断を生じる可能性 <原理> がある。] ・ステントのストラットへの挿入や抜去は、X線透視下で慎重 カテーテルシャフトは内層及び外層の 2 層から構成され、ガイ に行うこと。[血管を損傷したり、ステントとの擦過により ドワイヤー単体での通過が困難な病変に対し、ガイドワイヤー 本品の破損、切断を生じる可能性がある。] の通過をサポートし、通過部を確保する。 ・本品を血管内に挿入した状態で、ガイドワイヤーを交換する 【使用目的、効能又は効果】 場合は、ガイドワイヤーを慎重に挿入し、操作中に抵抗等を 感じたら操作を中止し、本品とガイドワイヤーを一緒に抜去 <使用目的> すること。[本品の破損、切断を生じる可能性がある。] 本品は血管内挿入後、狭窄部へのガイドワイヤーの通過が困難 ・本品が折れ曲がっている状態で、過剰に回転負荷をかけない な患者に対し、経皮的血管形成術(PTA)を実施するに際し、 こと。[本品の破損、切断を生じる可能性がある。] ガイドワイヤーの通過をサポートし、通過部を確保することを ・手技にあたっては、患者の状態を考慮して適切な抗凝固、あ 目的に使用するほか、ヘパリン加生理食塩液や造影剤を注入す るいは抗血小板療法を行うこと。[血栓性塞栓等の有害事象 るためのカテーテルである。ただし、冠動脈、頸動脈及び頭蓋 の可能性がある。] 内の脳血管を除く。 ・手技に熟達した術者以外は使用しないこと。[不適切な操作 による不具合発生の可能性がある。] 【品目仕様等】 <仕様> 【禁忌・禁止】 破断強度:10 N 以上(1.0 kgf 以上) ・再使用禁止、再滅菌禁止 【操作方法又は使用方法等】 <適用対象(患者)> ・妊娠している、あるいはその可能性がある患者。[X線によ 1.本品をホルダーごとピール袋から取り出し、本品をホルダーか る胎児への影響が懸念される。] ら慎重に取り出す。 ・抗血小板療法、抗凝固療法を禁忌とする患者。[薬物療法が 注意・本品を取り出す際、ホルダー端部で本品を曲げずにまっす 適切に行えない可能性がある。] ぐ引き抜くこと。[本品の破損、切断を生じる可能性があ <併用医療機器> る。] ・有機溶剤を含んだ薬剤及び油性造影剤の使用、併用をしない 2.カテーテルハブよりヘパリン加生理食塩液をフラッシュして こと。[本品が破損する可能性がある。] 気泡を除去する。 <使用方法> 3.本品をガイドワイヤーに沿って血管内に挿入する。 ・頚動脈及び脳血管で使用しないこと。[本品は、頚動脈及び 注意・ヘパリン加生理食塩液で本品表面を十分にぬらし、湿潤し 脳血管での有効性、妥当性は確認されていない。] ていることを確認する。使用中は本品表面を湿潤した状態 ・冠動脈内で使用しないこと。[本品は、冠動脈内での有効性、 で保つこと。[血管を損傷したり、本品の破損、切断を生 妥当性は確認されていない。] じる可能性がある。] ・形状付け(リシェイプ)は行わないこと。[本品の破損、切 ・最大適用ガイドワイヤー径以下のガイドワイヤーを使用す 断を生じる可能性がある。] ること。 ・消毒用アルコール等、有機溶剤を含む薬剤への浸漬、又は薬 ・適切な内径のガイディングカテーテル又はガイディングシ 剤による拭き取りを行わないこと。[本品の破損、切断を生じ ースを使用すること。[本品の破損を生じる可能性があ たり、潤滑性が損なわれる可能性がある。] る。] 1/2 ・ガイディングカテーテル又はガイディングシースの止血弁 <不具合・有害事象> は緩めてあることを確認すること。[緩めないと本品挿入 可能性のある不具合・有害事象には次のものが含まれるが、こ 時の抵抗となり、本品の破損、切断を生じる可能性があ れに限定されるものではない。事前に対処方法について確認し る。] ておくこと。 ・ガイドワイヤーを本品先端から挿入する場合は、本品を傷 [不具合] つけないよう慎重に行うこと。 ・本品の破損、切断 ・本品がねじれたり、曲がっている場合は、ガイドワイヤー ・本品の操作不能、抜去困難 の操作は慎重に行うこと。[本品を破損し、血管を損傷す ・親水性ポリマーコーティングの剥離 る可能性がある。] [有害事象] 4.X線透視下で目的部位まで、ガイドワイヤーを先行して進める。 ・血管の解離、穿孔、破裂、傷害 注意・本品は、親水性ポリマーコーティング処理がされているた ・出血性有害事象 め、血管内での操作は慎重に行うこと。 ・薬剤等に対するアレルギー ・本品外径よりも細い血管には挿入しないこと。[血管を損 ・遠位部(空気、組織、血栓性)塞栓 傷する可能性がある。] ・低血圧 ・本品がトラップされた、又はその可能性がある場合、回転 ・感染症及び穿刺部有害事象 操作は行わないこと。[本品の破損、切断を生じる可能性 ・動脈攣縮/痙攣 がある。] ・動静脈瘻 5.本品で造影確認する場合は、ガイドワイヤーを引き抜き、カテ ・徐脈/動悸 ーテルハブから造影剤を注入すること。 ・大腿偽動脈瘤/偽動脈瘤形成 注意・造影剤をフラッシュする前に、本品にキンクや詰まりがな ・血管塞栓/血栓/閉塞 いことを確認すること。[本品の破損、切断を生じる可能 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 性がある。] ・本品の耐圧は 5171 kPa(750psi)である。注入圧設定に <貯蔵・保管方法> 注意すること。 ・水ぬれに注意し、直射日光及び高温多湿を避けて保管すること。 6.所定の手技が終了後、本品を抜去する。 <有効期間・使用の期限> 注意・ガイディングカテーテル又はガイディングシースの止血弁 ・使用期限は外箱に記載(自己認証による) を緩め、本品の抜去後は止血弁を締める。 ・本品の抜去の際は、X線透視下でガイドワイヤーの位置を 【包装】 確認すること。 ・1 本/箱 ・本品の抜去中に抵抗を感じたら、本品、ガイディングカテ ーテル又はガイディングシース、ガイドワイヤーを一緒に 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】 抜去すること。 製造販売業者:テルモ株式会社 住 【使用上の注意】 所:東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号 電 話 番 号:0120-12-8195 <重要な基本的注意> ・併用する医薬品及び医療機器の添付文書を確認後、使用するこ テルモ・コールセンター 製 造 業 者:テルモ株式会社 と。 ・抜き取った本品の表面付着血は、ヘパリン加生理食塩液を入れ たトレーに浸し、すすぐようにして除去すること。なお、付着 血がとれにくい場合は、ヘパリン加生理食塩液で浸したガーゼ で軽く一回拭き取ること。また、ガイドワイヤールーメン内の 付着血は、ヘパリン加生理食塩液をフラッシュして除去するこ と。 ・造影剤は必ず 37℃に加温して使用すること。 ・診断部位と解剖学的見地から、適切な先端形状、サイズを選択 すること。 ・すべての操作は無菌的に行うこと。 ・包装が破損、汚損している場合や製品に破損等の異常が認めら れる場合は使用しないこと。 ・包装を開封したらすぐに使用し、使用後は感染防止に留意し安 全な方法で処分すること。 WS 22700BZX00052 500 01 、TERUMO、テルモ、ナビクロスはテルモ(株)の登録商標です。 2/2
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