故障診断機 3110Jの用語集 【OBD】 オン・ボード・ダイアグノーシス。元来は大気汚染を抑制するため、排気ガス排出に関連するパーツの故障箇所を発 見するために作られたシステム。 排気ガスの最初から最後までなので、エンジン・ミッションを含むほぼ全ての電子機器の故障チェックを行えます。米 国車は 1996 年頃から、日本車は 2000 年頃から、欧州車は 2001 年頃からほぼ全てのメーカー・車種に採用されてい ます。 【故障コード】 DTC(ダイアグノーシス・トラブル・コード)。OBDは世界共通規格なので、そこで表示される故障コード(DTC)も共通の ものが使われています。 【CAN規格】 2008 年以降に世界標準になるとされる次世代規格。日本国内ではすでにトヨタの一部車種とマツダでは採用されて います。 【16 ピンコネクター】 故障診断機等の機器を接続するためのコネクター。画像のコネクターが 16 ピンです。 【故障診断機とは?】 電子的に管理されている車のコンピューターは、センサーを通じて車の不具合箇所を把握しています。そのコンピュ ーター情報を読み取り、不具合箇所を特定するものが故障診断機です。 【故障診断機があると】 故障箇所が特定できなかった車を、ディーラーに持ちこまなくても診断できます。 【なぜ故障診断機の需要が高まりつづけている?】 トラブルシューティングの第 1 歩が正確にDTCを読むことであり、それにより修理のプロセスが決まるからです。 まず読み取って、それに従い修理を行い、そして消去して試運転、消去されているかどうか確認する。修理の基本が この流れで進行するために、読み取り/消去のできるツールが最低限必要なのです。 ツールがないと読み取ることができない車種がますます増えています。高度なダイアグノーシス(自己診断)プログラ ムを装備した現代車は高年式ほど重要性は高まり、また正確性も高まります。 まずコードを読む、すべてはここから始まるのです。
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