事業計画書(PDFファイル) - 社会福祉法人恵仁会 古賀の里

平成 27 年度事業計画
Ⅰ.法人基本方針
高齢者人口の急速な増加の一方で、少子化の進行に因る人口減少の課題を抱える中、厚
生労働省が示す第6期介護保険事業計画の基本指針においては、団塊の世代が後期高齢者
となる 2025 年に向けて、中長期的な視点での施策の展開が求められている。このことを受
け、平成 27 年度介護報酬改定では、「地域包括ケアシステムの構築」と「介護保険制度の
持続可能性の確保」の観点から、9 年ぶりの大幅減額となり、介護現場においては事業運営
に対する直接的な影響が懸念されるところである。
このような中、今回、新たに示された地域支援事業としての「医療・介護の連携」や「認
知症への早期対応」などに向けて必要となる体制の構築を見据えた事業展開を推進し、地
域福祉の牽引車として、真の地域貢献に努める社会福祉法人を目指し、法人の自主性と自
立性を高めることは喫緊の課題であると考える。併せて、地域における福祉需要への積極
的な取り組みや制度の狭間にあって潜在しているニーズへの適確な対応など、地域の生活
課題・福祉ニーズに真正面から向き合い解決等に向け積極的に取り組んでゆくことで、地
域の人々からの信頼に応えてゆく姿勢が大事と考える。
ついては平成 27 年度においても、介護報酬改定は素より、介護人材の慢性的不足や制度
改定による利用者への影響に加え、一層多岐多様化する福祉ニーズへの対応等、課題が山
積みしているが、引き続き、利用者の目線に立って福祉サービスの質の向上を図ると共に、
利用者の安心・安全な生活を守り、地域福祉の充実に貢献するべく、高い公共性と倫理性
をもって適正かつ活力ある法人経営に努めてゆく。
Ⅱ.重点目標
1. 中長期事業計画の策定
2. 福祉サービスの質の向上
3. 地域福祉の向上をめざした地域活動への積極的参加
4. 福祉人材の確保と職員育成の充実
Ⅲ.例会
○ 理事会・評議員会・・・・・・・・・定例会年 2 回・その他随時
○ 運営会議・・・・・・・・・・・・ 週 1 回(各関係者)
○ 合同会議・・・・・・・・・・・・ 月 1 回(各事業所責任者)
○ 安全衛生管理委員会・・・・・・・ 月 1 回(各事業所責任者)
○ 恵仁会研究発表会・・・・・・・・ 2 月実施予定(各事業所)
○ その他事業運営に関する会議・・・ 随時
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Ⅳ. 各事業所別重点項目
1. 特別養護老人ホーム(本館・新館)
(1)基本方針
接遇マナーの向上を目指す中で、利用者やその家族とより良好な関係を築き、十
分な意思の疎通を図ることで、利用者が満足できる良質なサービスの提供へと繋げ
てゆく。また、施設での生活が安全で快適なものとなるよう危険箇所の把握等の分
析は素より、危機管理体制の強化に向け職員間で情報の共有化を密に行い、事故の
未然防止に努める。併せて、利用者のニーズを的確に把握し、状態に応じた適切な
介護サービスが適時に提供できるよう個別ケアの推進に力を入れる。
加えて、実習生やボランティアの積極的な受け入れに努めることで、人材の確保
及び、育成に繋げてゆく。
(2)重点目標
ア. 利用者の満足度の向上を図る
(ァ) 接遇マナーの向上に更に取り組むことで、サービス内容の充実を図る。
(ィ) 介護サービスに従事する職員の専門性の向上を目指し、施設内外の研修会等に
積極的に参加し、その内容を職員間で共有することに拠り、事業所全体のスキ
ルアップにつなげる。
(ゥ) サービスの質の向上を図る上から、利用者や家族は素より、職員に対しても接
遇に関するアンケートを実施し、その結果を基に専門知識の修得や技術の研鑚
に努める。
(エ) ユニットケア(新館)においては、上記に加え独自に設けている接遇マナー委
員会の活動をとおして、ユニット職員の接遇に対する理解を深め、マナーアッ
プに資することとする。
イ. 施設内事故を防止する
(ァ) 館内及び、居室内の整備点検をハード・ソフト両面から定期的に実施し、生活
空間の危険箇所・危険要因を排除するなど環境整備の徹底に力を入れる。
(ィ) 事故の背景や原因等を徹底的に究明し、事故の未然防止に向け、職員間で情報
の共有化を図る。
(ゥ) ユニットケア(新館)においては、上記に加え、日常生活でのリハビリ(機能
回復訓練)を実践すると共に、自立支援のサービスに心がけることで、身体機
能・生活能力の維持、向上を目指す。
ウ.個別ケアの推進
(ァ) 利用者及び、職員の小規模化の具現化に向け、本格的な検討に着手する。
(ィ) 利用者の状態に応じた適切な介護サービスを提供するにあたり、認知症ケアの
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知識の修得及び、技術の向上に努める。加えて、重度化への対応として、看護
職・介護職間の職種横断的な連携強化を図る。
(ゥ) 利用者やその家族とのコミュニケーションを密に図ることで、的確なニーズを
適時に把握できるよう努める。
(エ) ユニットケア(新館)においては、上記に加え、利用者個々のニーズに応える
ことができるようユニットまたは、フロアー単位でのレクリェーション活動や
行事関係の充実を図る上から、業務の見直しと共に、職員体制の整備に努める。
エ. 人材の確保及び育成の強化
積極的な実習生やボランティアの受け入れを通じて、介護人材の確保及び、育成
に繋げる。
(3)委員会活動(定例会:月1回、随時)
「介護事故防止委員会」
「感染症・食中毒防止委員会」「接遇マナー委員会」
「排泄検討委員会」
「レクリェーション活動委員会」
「食事委員会」
「入浴委員会」
(4)年間研修計画
〈施設内研修〉全職員対象
5 月 看取り介護(連絡体制・医療器具取扱) 10 月 事故予防の対策
6 月 感染予防・介護技術
11 月 感染予防
7 月 人材育成(接遇マナー)
1 月 事例研究発表会
8月
2月
身体拘束廃止、虐待防止関係・認知症ケア
9 月 介護技術(褥瘡予防)
身体拘束廃止、虐待防止研修報告会
3 月 事故予防(年間集計など)
〈施設外研修〉
・長崎市老人福祉施設協議会主催職員研修会
8 回/年
[全職員対象]
・社会福祉事業従事者生涯研修
1 回/年
[介護職対象]
・認知症介護実践研修
1 回/年
[看・介護職対象]
・九州老人福祉施設職員研究大会
1 回/年
[全職員対象]
・高齢者虐待防止研修会
1 回/年
[看・介護職対象]
・ユニットリーダー研修会
1 回/年
[介護職対象]
・その他研修
[全職員対象]
3
(5)年間行事計画
七夕祭り・大相撲クイズ
4
月
花見
5
大相撲クイズ
月
外食ツアー◎
6
月
菖蒲見学
創立記念(食事会・カラオケ
大会)
7
月
本・新館対抗風船バレー大会
予定
健康診断
8
夏祭り
9
敬老会・防災訓練
10
コスモスツアー◎
11
月
仏教法話
月
大相撲クイズ
月
施設対抗風船バレー大会予定
月
大相撲クイズ
外食ツアー◎
インフルエンザ予防接種
ひな祭り
12
忘年会
月
クリスマス会
1
新春お茶会
月
大相撲クイズ
2
月
節分(豆まき)
3
仏教法話
月
大相撲クイズ
防災訓練
※ 誕生会 毎月最終水曜日
※ ◎は、新館(ユニット)の単独行事
2.
短期入所生活介護(ショートステイ)事業所
(1)基本方針
利用者やその家族が必要とする時に必要な内容のサービスを適切に受けることがで
きるよう、ケアマネージャーなど関係者との緊密な連携に努める。また、施設内にお
いて職種横断的に連携を強化することで、介護事故の未然防止に努める。併せて、接
遇マナーの向上に取り組み、利用者や家族との信頼関係を構築することで、サービス
の付加価値を高めてゆく。
(2)重点目標
ア. 定期利用の推進と新規利用者の確保
介護者の負担軽減を図る上から、定期的な利用の拡大に力を入れると共に、情
報の更なる共有化を通じて、新規利用者の開拓に努める。
イ. 介護事故の防止
(ァ) サービス利用中の介護事故を未然に防止する上から、職種横断的に危機管理体
制の強化を図る。また、その中で、とりわけ職員が要因となる事故を極力排除す
る。
(ィ) 事故の原因等を明確に分析し、職員間での情報の共有化に努めることで、再発
防止に繋げる。
ウ. 接遇マナーの向上
利用者の意向に沿ったサービスの提供を実現する上から、接遇マナーの向上に努
めることで、利用者・家族との意思の疎通を一層図ってゆく。
4
(3)委員会活動
施設の内容と同様
(4)年間研修計画
施設の内容と同様
(5)年間行事計画
施設の内容と同様
3.
訪問介護事業所
(1)基本方針
高齢者が住み慣れた地域の中で、いつまでも自立して、 健やかに安心・安全な生
活を営むことができるよう、生活環境の整備を側面から支援するとともに、生活意欲
の高揚につながるキメ細やかな心のこもったサービスの提供に努める。
(2)重点目標
ア.登録ヘルパーの確保・育成に力を入れる
サービスの提供基盤の強化を図る上から、ホームページ充実等事業所の活動内容
が分かる広報活動を通じて、人材のさらなる確保に努めると共に、自己研鑽や専門
性の向上につながる研修会を効果的に開催することで、人材の育成に力を入れる。
イ. 利用者の拡大を目指す
利用者との確たる信頼関係が、過度の馴れ合いに陥っていないか等、挨拶や言葉
使いといった接遇マナーの検証を日常的に行うことで、サ-ビスの付加価値を高め
ると共に、地域における関連事業所に対し、事業所の案内チラシを配布する等、連
携を強化することで利用者の拡大へとつなげてゆく。
ウ.サービスの質の向上に力を入れる
利用者や家族を対象とした満足度調査を適時に実施し、的確に分析を行うことで、
現状における課題等を再確認すると共に、積極的に改善に努めることでサービスの
質の向上を図る。
エ. 危機管理体制の強化
利用者宅におけるチェックリストを用いての日常的な安全点検の実施に加え、日
ごろより危機管理意識の啓発に力を入れることで、ハード・ソフト両面から事故
等の防止に努める。
オ. 障害福祉サービス事業の充実を図る
障害者が自分の能力を十分に活かしながら住みなれた地域で、自らの意志に基づ
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き、自立して日常生活や社会生活を営むことが出来るよう、関係機機関との連携
の下、さらなる支援の充実に努める。
カ. 生活援助事業の推進
日常生活を送る上で欠かせない家事等の指導・支援を行うことで、生活機能の低
下を防止し、介護予防につながる支援を行う。
キ. 福祉有償運送サービス事業の充実
公共交通機関での通院が困難な利用者に対し、外出の準備から車両への乗降介助
等
一連の移動介助を安全かつ適確に行なうことで、介護サービスの隙間を埋め
ていることを自覚し、業務のさらなる推進と充実に努める。
(3)研修計画
○ 施設内研修 (全職員対象)
研
修
内
容
開催月
職業倫理と法令遵守について (介護保険制度の改正について)
4月
感染症及び食中毒の予防と対策について
5月
心肺蘇生法 (AED使用法)について
6月
介護に活かす「リハビリテーション テクニックⅠ」について
7月
調理実習 (季節の食材を使った高齢者向けの献立と調理)
8月
利用者のプライバシー保護と虐待予防について
9月
介護に活かす「リハビリテーション テクニックⅡ」について
10 月
こころの健康について (長崎市出前講座)
11 月
認知症について
12 月
介護に活かす「リハビリテーション テクニックⅢ」について
1月
接遇マナーについて
2月
事故・ヒヤリハット事例の検討 (1年の反省と自己評価)
3月
○ 施設外研修 (サービス提供責任者対象)
研
修
内
容
参加予定回数
参加予定者数
訪問介護責任者研修会
(長崎市老施協主催)
年1回
6名
認知症ケア研修会
(長崎市老施協主催)
年1回
2名
サービス提供責任者研修会(長崎県介護福祉士会主催)
年1回
1名
精神障害者居宅介護事業所研修会(長崎市地域保健課主催)
年1回
1名
視覚障害者ヘルパー養成研修会(長崎県障害福祉課主催)
年1回
1名
同行援護責任者研修会
年1回
1名
国土交通省認定 外出支援ネットワーク運転者講習会
年1回
1名
6
4.
通所介護事業所
古賀山荘
(1)基本方針
高齢者が要支援・要介護状態となっても、心身の特性を活かして、可能な限り住み
慣れた地域で自立した日常生活を営むことが出来るよう、必要な支援を効果的に行う。
又、利用者の意思及び人格を尊重し、常に、利用者個々人や家族の立場に立った利
用者本位のサービスの提供に努める。
(2)重点目標
ア. 利用率・稼働率の向上を図る
(ァ) 事故防止及び利用者の健康管理に努め、月間平均利用者数のべ 750 人以上、1 日
平均利用者数 28 人以上を、また、利用登録者数 90 人以上を目指す。
(ィ) 毎月、計画性をもって地域内の各居宅支援事業所を訪問し、現在の登録状況と併
せて利用案内や広報用チラシの配布等を行い、施設の特色をアピールすることで、
新たな利用者の開拓へとつなげてゆく。
(ゥ) 現在のサービス提供時間帯に、新たに「3 時間以上 5 時間未満」と云った短い時
間帯を加えることで、
「入浴と食事のみ」や「午前中のみ利用したい」と云った潜
在ニーズに応えてゆくことができないか、具体的に検討を重ねてゆくと共に、こ
れまで細かな調整が必要であった認知症や困難ケース等の受け入れを促進するこ
とで、稼働率のさらなる向上を目指す。
(ェ) 体験利用者の積極的な受け入れを行い、利用に繋げる。また、通院などで来所出
来ない場合は振替利用を勧奨するなど、利用率の向上に努める。
(ォ) 地域内の各自主グループ等との連携を強め、介護保険対象者等の把握と発掘に努
める。
イ. サービス内容の充実と質の向上を目指す
(ァ) レクリェーション活動の選択肢を拡大すると共に、現クラブ活動(手芸・カラオ
ケ・囲碁・脳トレーニング等)の内容を充実することで各利用者の多様なニーズに
応える。
・同じ趣味等を有する利用者同士が主となり、グループとして主体的に活動してい
けるフィールド(場)を確保する。
(ィ) 利用者の個々の状況や嗜好に合わせた献立で、ゆっくり、ゆったり食事して頂く
など、ランチタイムを豊かなものとするよう努める。
(ゥ) 利用者の意向に沿った新たな外出先の開拓や季節行事の企画に努める。
・定例的な行事以外にも、気候の良い季節にはドライブや買い物ツアーなどの屋外
行事を取り入れ、利用者の要望を踏まえた取り組みに力を入れる。
(ェ) 内部・外部問わず、積極的に研修会に参加しそれを基に事業所内で研修内容の共
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有化を図ることで、各職員のスキルアップは素より事業所として多様な技術やノ
ウハウの蓄積につなげてゆく。
ウ. 対応の個別化を図る
(ァ) 家族や担当ケアマネージャーとの連携を密に図る中で、利用者の真のニーズの把
握に努める。
(ィ) 施設内で行うレクリェーションや体操の中に、多くの利用者が課題として抱えて
いる部位の機能訓練につながる項目を盛り込み、その機能の維持・向上を図るこ
とで、在宅生活への適応能力が高まるよう支援に努める。
エ. 地域交流の促進
(ァ) 老人会活動や地域活動などへ積極的に参加することで、地域との絆を強める。
また、それらを通じて地域に対し、必要に応じ、蓄積している「ノウハウ」やマン
パワーを提供することで、事業所の存在を浸透させる機会とする。
(ィ) 地域の活動に参画する上からベルマークの収集に取り組み、地域の小学校へ寄贈
する。
オ. 危機管理体制の強化
3ヶ月毎にデイサービス単独での防火避難訓練を実施すると共に、年 2 回(3 月・
9 月)
、古賀の里との合同防災訓練に積極的に取り組むことで、各職員の防火・防災
意識の向上に努め、組織としての緊急時の即応能力の強化につなげる。
カ. 介護予防につながる各種事業の基盤強化を図る。(長崎市委託事業)
(ァ) 運動機能向上事業(特定高齢者運動教室)
要支援・要介護状態になる恐れが高い高齢者を対象に、適度な運動を行うこと
で、引き続き自立して活動的な生活が送れるよう支援する。
(ィ) 生涯元気事業(一般高齢者運動教室)*実施 3 地区:「日見」 「橘」 「東長崎」
全高齢者を対象に簡単な運動の紹介を地域に出向いて実施し、「うつ」や「閉じこ
もり」の防止につなげると共に、生きがい作りの契機とする。
(ゥ) 配食サービス事業(対象:要支援・要介護者、虚弱高齢者、身体障害者)
1人暮らしの高齢者等や高齢者のみの世帯で、低栄養など栄養改善の必要な方に
対し、安否確認も含め食事(夕食)の提供を行うことで、居宅においても、自立
して健康に生活できるよう生活環境の整備につとめる。
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(3)年間研修計画
〈施設内研修〉 全職員対象
*尚、新任職員研修については随時実施する。
開催月
研
修 内 容
4月
介護保険と倫理および法令順守について
5月
感染症および食中毒の予防と対策および蔓延の防止について
6月
接遇マナーについて(苦情、クレーム対応について)
7月
介護技術の向上について(ハンドマッサージ、フットケアの実践)
8月
高齢者の主な疾患について(緊急時の対応方法について)
9月
安全運転について(送迎事故予防および対策)
10 月
口腔ケアの仕方について(介護サービス内容の検討会)
11 月
リスクマネジメントについて(ヒヤリハット、事故発生事例の検討会)
12 月
身体拘束および虐待防止について(業務改善についての検討会)
1月
認知症および認知症ケアについて
2月
プライバシー保護について・満足度調査結果の検証について
3月
非常災害時の対応について
〈施設外研修〉 全職員対象
・ 長崎市老人福祉施設協議会主催職種別研修会
・ 長崎県老人福祉施設協議会主催デイサービス部会職員研修会他
(4)年間行事計画
月
行
事
4月
花見(桜)ドライブ
5月
つつじ花見(稲佐山)
6月
菖蒲花見(大村公園)
・防火避難訓練
7月
七夕祭り・ソーメン流し
8月
夏祭り・のど自慢大会
9月
敬老会・防火避難訓練
10 月
コスモス花見(白木峰)
11 月
作品展・運動会
12 月
餅つき大会・防火避難訓練
1月
初詣・新年会
2月
節分(豆まき)
・花見(梅)ドライブ
3月
お茶会・防火避難訓練
* 上記の他、各月ごとに誕生会を開催すると共に、
「買い物ツアー」や「特別バスハイク」
などの外出行事も随時実施し、利用者の「自立した生活の支援」や「機能訓練」「閉じ
こもり防止」等に資することができるよう努めていく。
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5.
認知症対応型
通所介護事業所
古賀の里 かきどう
(1)基本方針
認知症高齢者が、住み慣れた地域で、本人・家族の意向に沿って可能な限り安心し
て、在宅生活が続けられるよう、質の高い介護サービスの提供に努める。
また、福祉・医療等各関係機関との連携を密に図り、個別のニーズに応じたきめ
細かなサービスを提供すると共に、誰もが身近な存在として親しみを持って気軽に
立ち寄ることができる「地域密着型」の事業所を目指す。
(2) 重点目標
ア. 安定した事業運営の維持
(ァ) 月間平均利用者数のべ 156 人、1 日平均利用者数 6 人以上を、また年間新規登
録者数 5 名以上を目指す。
(ィ) 季節毎に広報誌を発行し、居宅介護支援事業所等・他事業所に配布することで、
事業所のアピールを行い、体験利用者や新規登録者の確保に繋げる。
(ゥ) 心のこもったきめ細かいサービスに更に力を入れ、イベント回数を増やし、新
しい催し物を取り入れることで複数回利用者や追加利用者、さらには振替利用
拡大を図る。
イ. 利用者と家族の立場に寄り添ったサービスの提供
(ァ) 家族交流会を年 2 回に増やし、家族介護者のストレス軽減を図り、より充実さ
せることで、更に参加率を高める。
(ィ) 1日でも長く在宅生活が続けられるよう、個別面談、とりわけ傾聴に力を入れ、
専門的見地から認知症介護についての助言・指導・情報提供に努めていく。
(ゥ) 年1回実施している満足度調査については、利用者や家族の真の声が聞けるよ
う、内容をより現実的なものに見直すなど、聴取方法も含め工夫を施す。
ウ. 介護技術の向上
認知症高齢者の心理や特性などに関する知識や介護技術の修得・向上を目指し、
各種研修会にさらに積極的に参加することでサービスの質の向上につなげる。
エ. 地域社会との交流促進
地域住民に身近な存在として親しみを持って受け入れられるよう、地域住民・
学校・保育園・ボランティア団体などと積極的に交流を図る。
そして、それらを通して地域に開かれた施設を目指す中で、認知症に対する地
域社会の理解が深まるよう努力する。
オ. 危機管理体制の推進
年 2 回(9 月・3 月)防災訓練を実施することで、各職員の防火・防災意識の向上
に努め、緊急時の即応態勢の強化に繋げる。
カ. 認知機能向上事業においては、次の事項に重点的に取り組む
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(ァ) 認知機能を活性化する幅広いプログラムの実施により、生活能力の維持・向上
に努める。
(ィ) 定期的なアセスメントにより、うつ・閉じこもり・認知症を早期に発見し適切
な支援につなげる。
(ゥ) 運動を定期的に取り入れることに拠り、筋力低下を防止し、日常生活動作
の維持に資することとする。
(3)年間研修計画
〈施設内研修〉 *対象…全職員
研 修 内 容
開催月
4月
介護保険(法令遵守など)について
5月
接遇マナーについて
6月
食中毒、感染症予防と対策について
7月
救急時対応について(救急蘇生法)
8月
認知症ケアについて(援助者会議)
9月
事故防止に向けての対策について(送迎事故含む)
10 月
介護予防について
11 月
認知症ケアについて(バリデーション)
12 月
介護サービス内容の充実について
1月
業務改善について
2月
認知症高齢者の事例研究会
3月
高齢者の疾患及び対応について
〈施設外研修〉 *対象…全職員
・長崎市老人福祉施設協議会主催職種別研修会
・認知症研修会
(4)年間行事計画
・花見(桜)
4月
・広報誌発行(春号)
・夏祭り
6月
・家族交流会
・敬老会
・広報誌発行(夏号)
8月
・花見(菖蒲)
・女神大橋
5月
・七夕祭り
7月
・花見(コスモス)
・シルバー作品展への
9月
・長崎歴史文化
・矢上くんち見学
10 月
博物館見学
11 月
出品及び見学
・広報誌発行(秋号)
・防火避難訓練
・クリスマス会
12 月
・家族交流会
・初詣
1月
・節分(豆まき)
・広報誌発行(新春号)
2月
・ランタン見学
・花見(梅)
11
・防火避難訓練
3月
・お茶会
*誕生会…随時
*バスハイク…毎月(内容については、利用者の声を取り入れて決定する。
)
6. 居宅介護支援事業所
(1) 基本方針
高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも安全・安心に暮らせるよう、医療、介護、
福祉の関係機関と積極的に連携を図る中で、地域に選ばれる事業所を目指す。
(2)重点目標
・地域に選ばれる事業所を目指す
ア. 民生委員との連携強化
・担当する利用者が地域の中で見守られながら、健やかに生活が送れるよう民生委
員との連絡を密に行う。
・民生員定例会に参加することで、身近な相談窓口としてさらに認知度を高める。
イ. 医療機関との連携強化
より良いケアマネジメントの実現に向け、適時かつ適切に主治医やケースワーカ
ーとの間で担当する利用者に関する情報を共有できるよう、より強固な信頼関係
の構築に努める。
ウ. 地域活動に積極的に参加し、地域住民との関わりを深める。
・自主グループがより主体性を発揮して活動できるよう、自立化に向け、支援を強
化する。
・地域に親しみをもって受け入れてもらえるよう、夏祭りや敬老会等、地域行事に
積極的に参加する。
(3) 年間活動計画
ウィークリーミーティング(毎週)
自主グループ活動支援(毎月)
周知活動(松原地区)
民生員定例会への参加(東長崎:毎月、日見:隔月、橘・戸石:隔月)
地域自治会主催敬老会への出席(9月)
利用者及び家族に対する満足度調査(10月)
地域医療機関への挨拶まわり(12月)
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(4) 年間研修計画
ア. 事業所内研修会(第一金曜日)
対象:全職員
月
テーマ
4月
介護保険制度の改定について
5月
ターミナルケアについて
6月
緊急時、災害時の対応について
7月
個人情報保護について
8月
介護サービスマニュアルの見直し
9月
地域包括ケアシステムについて
10月
法令遵守・倫理規定について
11月
事例検討会
12月
インテークについて
1月
認知症への対応について
2月
モニタリング・評価について
3月
地域における社会資源の整備状況について
イ.事業所外研修会
対象:全職員
・長崎市高齢者すこやか支援課主催研修会
・長崎市老人福祉施設協議会主催研修会
・長崎県長寿社会課主催研修会
7. 長崎市東長崎地域包括支援センター
(1)基本方針
高齢者及び、その家族からの多様なニーズや相談を総合的に受け止め、高齢者が住
み慣れた地域で自立して、尊厳ある生活が送れるよう、自助・互助・共助・公助の在
り方を明確にした上で介護保険サービスのみならず、地域の保健・医療・福祉サービ
スやインフォーマルなサービス等、多様な社会資源を適切に利用することができるよ
う支援し、
「地域包括ケア」を支える中核機関としての使命を果たしてゆく。
(2) 重点目標
ア. 総合相談業務の態勢強化(地区担当制の導入)
地域において安心できる中核機関としての役割を果たす上から、関係機関との連
携のもと、様々な相談内容に対し、総合的に対応できる態勢作りに力を入れる。又、
その中では地域の社会資源やニーズに関する最新情報の把握に努めることで、適切
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かつ効果的な相談業務の具現化につなげる。併せて、広報誌等を通じて相談窓口と
しての機能や地域包括支援センターの活動内容を積極的に周知してゆく。
イ.介護予防の推進
高齢者が要介護状態等になる事を予防する上から、老人クラブや自主グループ等へ
積極的に参加し、健康寿命の延伸につながる介護予防活動の周知に力を入れる。又、
日常生活において支援が必要と思われるハイリスク者の 100%フォローを目指すと
共に、地域の特性に合った自主グループの立ち上げ等、関係機関との連携を一層推
進する中で、自主グループ活動が本来の地域主導へと自立化が図られるよう誘導す
る。
ウ. 認知症高齢者対策の充実
認知症の高齢者を正しく理解し知ってもらうと共に、介護する家族の心身の健康
を守る上から、認知症になっても安心、安全に暮らせる地域作りに向け、認知症の
高齢者やその家族だけではなく地域住民も集える「認知症カフェ」開設の可能性に
ついて検討を行なうと共に、前年度に引き続き「東長崎地域 SOS ネットワーク」
の強化に努める。併せて、
「徘徊高齢者の模擬訓練」を実施することで、早期発見・
早期対応につながる対策の充実に地域と一体となって取り組んでゆく。
エ. 地域ケア会議を活かした活動の展開
介護支援専門員だけでは問題解決できない支援困難事例等を基に、地域ケア会議
を適時に開催することで地域における介護関係職員の資質の向上につなげる。併せ
て、多職種協働の下、自立支援に資するケアマネジメントの支援に力を入れると共
に、地域の特性等、ニーズに応じて必要とされるサービスを一体的に活用できる地
域づくりを目指す。加えて、必要に応じ、地域の声を代弁者として市へ伝えてゆく。
オ. 権利擁護の推進
権利擁護の内容に関する周知や被害予防の啓発活動に力を入れると共に、消費者
被害や権利侵害を受ける恐れのある高齢者を早期に発見し、適切な対応が迅速に行
えるよう、地域や専門機関との連携の強化に努める。
14
(3)地域活動計画
東長崎地区民生委員・児童
総合相談支援事業
委員協議会
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
東長崎民生委員会との研
〇
修会
〇
老人会連合会
〇
広報紙発行
〇
〇
敬老会要広報紙発行
〇
敬老会参加
〇
すこやか運動教室
JA
すこやか運動教室
介護予防ケアマネジメント事業
にこにこセンター
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
老人会(古賀のぞみ会)
老人クラブ(福寿会)
〇
老人クラブ(高砂会)
〇
〇
〇
〇
〇
老人クラブ(たのしみ会)
〇
自主グループ交流会
〇
未利用者フォロー
認知症スクリーニング
〇
フォロー
〇
〇
〇
ハイリスク者訪問
〇
〇
包括的・継続的ケアマネジメント業務
運営推進会議(東望の里)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
運営推進会議(王樹)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
運営推進会議(しののめ)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
運営推進会議(華の苑)
〇
〇
居宅連絡会
ケアマネ相談会
〇
〇
〇
デイケア連絡会
〇
地域ケア個別会議開催
〇
〇
デイサービス連絡会
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
東長崎地区の協力歯科
〇
・協力薬局との連絡会
(2包括合同)
15
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
東長崎中学校区高齢者
〇
見守りネットワーク会議
開催
徘徊模擬訓練会議
〇
〇
〇
〇
徘徊模擬訓練開催
2包括合同高齢者
〇
SOSネットワーク会議
権利擁護事業
成年後見制度の講話
〇
(居宅・施設管理者・病院
連携室)
虐待の講話
〇
(通所系・訪問系)
認知症サポーター
〇
養成講座
認知症カフェ交流会
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
上記以外にも年間を通じて、次の事項に取り組んでいく。
◎自主グループ・サロン 9 ヵ所(各 3 ヶ月に 1 回)への参加
◎自主グループ立ち上げ支援 (目標:1年間 1 ヶ所以上を目指す)
◎研修生の受け入れ
(4) 職員の専門的知識の修得と技能の向上を目的とした年間研修計画
外部研修
・地域包括支援センター職員研修
開催予
定数/年
参加 予
定者 数
内部研修(全職員対象)
/回
1回
3名
・介護予防プラン作成勉強会(新人)
12 回
1名
・成年後見制度に関する勉強会
・高齢者虐待ケースマネジメント研修会
3回
2名
・認知症についての勉強会
・長崎市医師会主催研修会
4回
若干名
・事例検討会(毎週)
・長崎市老人福祉施設協議会研修
1回
1名
・恵仁会両包括合同会議での事例検討会
・県・地域リハビリテーション広域支援センター研修会
2回
2名
・和仁会、恵仁会合同研究発表
・長崎大学病院オープンカンファレンス
3回
2名
・認知症地域支援推進員研修会
16
8. 長崎市日見・橘地域包括支援センター
(1)基本方針
地域の特性や実情に沿って適切かつ柔軟に対応することで、総合相談業務のさらなる
充実を図る。併せて、地域の高齢者が住み慣れた地域で尊厳をもって、その人らしく生
活を継続することができるよう、医療・介護・福祉等のサービスをニーズに応じ、適時
かつ適切に提供できる体制作りに努める。併せて、地域の実情に応じ、必要とされる地
域ネットワークの構築を促進することで、専門機関としての使命を適確に果たしていく。
加えて、行政や地域の関係者とも協働しながら、
「地域包括ケアシステム」の構築を一
層推進する。
(2) 重点目標
ア.介護予防の推進
介護を必要としない自立した高齢者の増加を目指し、自主グループや高齢者サロン
等の立ち上げは素より、その後の後方支援にも継続して力を入れることで「地域の集
いの場」を「生きがい作りの場」へと展開させていく。
イ.認知症高齢者対策の充実
今後、認知症高齢者の急速な増加が見込まれる中、認知症高齢者の日常を地域で支
える上から、認知症に対する地域の理解者の増を目指し、地域内の諸団体において、
認知症サポーター養成講座を積極的に実施する。併せて、「東長崎地域 SOS ネットワ
ーク」の強化に力を入れると共に、
「徘徊高齢者の模擬訓練」を前年度に引き続き実
施することで、認知症高齢者の早期発見・早期対応に繋がる対策の充実に努める。
ウ.地域ケア会議を活かした活動の展開
地域において、各関係機関との連絡調整を密に図る中で、相談態勢の充実に努める
とともに、介護事業所・病院等他機関との協働によるネットワークの構築を推進する。
加えて、その中で、地域における医療・介護・福祉の連携を充実させ、地域ケア会
議を積極的に開催することで、潜在する地域課題の共有化に努め、課題解決へとつな
げてゆく。
エ.権利擁護の推進
高齢者虐待防止や成年後見制度の普及啓発に努める中で、高齢者が、権利侵害を受
けることなく住み慣れた地域で安心して尊厳を保ちながら生活を継続することがで
きるよう、関係者と連携し高齢者を取り巻く地域環境の整備充実に努める。
17
(3) 地域活動計画
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
日見地区民生委員・
総合相談支援事業
児童委員協議会
橘・戸石地区民生委員
児童委員協議会
日見なんでも相談室開催
広報紙発行
〇
〇
介護予防ケアマネジメ
ほがらかクラブ
〇
大曲体操教室
〇
ふれあい快
〇
〇
岡下コスモス会
〇
〇
すずらん会
〇
さくら会
ほほえみ会
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
介護予防ケアマネジメント事業
芒二会健康講座
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
フレンドリー会
〇
寿会健康サロン
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
日見・橘地区自主グルー
〇
プ&サロン交流会
包括的・継続的ケアマネジメント業務
運営推進会議(さくら)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
運営推進会議(おお空)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
運営推進会議(なぎさ)
〇
〇
運営推進会議
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
(日見やすらぎ荘)
居宅連絡会
東長崎地区の協力歯
科
〇
・協力薬局との連絡会
(2包括合同)
18
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
お楽しみ会
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
わかば会
〇
〇
〇
〇
バラ色元気会
たちばなサロン互楽会
〇
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
日見地区高齢者
見守りネットワーク
〇
会議
橘・戸石地区
見守りネットワーク
〇
会議
認知症サポーター
権利擁護事業
〇
〇
〇
〇
養成講座
2包括合同高齢者
〇
SOSネットワーク会議
SOSネット徘徊模擬訓
〇
練
上記以外にも年間を通じて、次の事項に取り組んでいく。
・地域ケア会議の開催
(必要時)
・自主グループ立ち上げの支援
(目標:年間1ヶ所以上)
・認知症家族の会
(年4回)
・研修生の受け入れ
(4)職員の専門的知識の修得と技能の向上を目的とした年間研修計画
外部研修
・地域包括支援センター職員研修会
開催
参加予
予定
定者数
数/年
/回
内部研修(全職員対象)
1回
3名
・介護予防プラン作成勉強会(新人)
12 回
1名
・成年後見制度に関する勉強会
・高齢者虐待ケースマネジメント研修会
3回
2名
・認知症についての勉強会
・長崎市医師会主催研修会
4回
若干名
・長崎市老人福祉施設協議会研修
1回
1名
・恵仁会両包括合同会議での事例検討会
・県・地域リハビリテーション広域支援センター研修会
2回
2名
・和仁会、恵仁会合同研究発表
・長崎大学病院オープンカンファレンス
3回
2名
・テーマを決めて包括内勉強会(年 4 回)
・認知症地域支援推進員研修会
19
・事例をもとにした情報交換
(毎週)