uniwish19号(2015年11月)

公益財団法人日本ユニセフ協会協定地域組織
佐賀県ユニセフ協会通信(No.91)uniwish19号(2015年11月)
佐賀県佐賀市水ヶ江四丁目2番2号
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ヨーロッパ難民危機
保護を求める子ども、前年の2倍に
ユニセフ、心のケアや母子支援を提供
【2015年11月4日
ジュネーブ発】
ヨーロッパに流入する難民・移民の数は、かつて
ないほどに膨れ上がっています。2015年10月の1カ
月間で、2014年の1年間の難民数と同じ数の人々が
到着しました。地中海やギリシャ、バルカン半島西
部を通ってヨーロッパにやってくる難民の半数以上
は、シリアの紛争を逃れてきた人々です。こうした
ヨーロッパの難民危機は、子どもたちの危機でもあ
ります。
増加する難民・移民の子どもたち
© UNICEF/NYHQ2015-2620/Gilbertson VII
レスボス島にボートで辿り着いた4歳と2歳半の女の子
2015年の最初の8カ月間で、前年同期間の2倍近くの子どもたちが保護を求めています。危険な旅路を
生き抜いてヨーロッパに到着した後も、暴力や搾取、ときには人身売買などの危険に晒され、雨や寒さ
も追い打ちをかけます。子どもたちは身体的に疲れ果て、不安や恐怖から心にも大きなストレスを抱え
ており、安全な場所と休息、食べ物や水、暖かい衣類、衛生的な環境を必要としています。
ヨーロッパに流入する難民の状況について、子どもに関する最新の情報をご報告します。
難民と子どもに関する重要ファクト
© UNICEF/MCDA2015-00012/Georgiev
ギリシャとの国境を越え、移動を続ける子どもたちや親
たち。(マケドニア)
•ユーロスタット(EU統計局)によると、2015年の1月~9月
に、EU加盟国で庇護申請した子どもは19万人(毎日700人
に相当)に上ります。
•11月3日時点で、ヨーロッパに到着した人々は75万2,066人
にのぼるとUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は見積も
っています。その多くはシリア、アフガニスタン、イラク
からの難民であり、年末までに100万人に達するのではな
いかと考えられています。
•マケドニア旧ユーゴスラビア共和国(以下、マケドニア)
では、10月に到着した女性と子どもの数が4万1,193人と前
月比で倍増。特に、おとなの同伴者なしに国境を越えてマケ
ドニアに入る子どもたちは、8月の932人から10月には5,676人
と、6倍になりました。
マケドニアに入る難民の割合は、シリア難民が減少する一方で、アフガニスタンからの難民は増加して
います。
•トルコからギリシャへ、または北アフリカからイタリアやマルタ島に渡る地中海ルートは、難民たちに
とって最も危険で、今年に入ってから既に3,406人が地中海で命を落とし、その数字には多くの子ども
も含まれています。•子どもを含む難民たちは、ヨーロッパへの危険な旅を始める前に既に祖国で非常
に厳しい体験をし、多くがトラウマを抱えていることを忘れてはいけません。そうした子どもたちには、
保護や保健ケア、カウンセリング、また勉強をしたり遊ぶための安全な環境が必要です。
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ユニセフの活動(一部)
•ユニセフは、流入する難民の子どもたちとホストコミュニティ
が緊急的に必要とする支援を進めています。
•マケドニア、セルビア、クロアチアでは、難民の受け入れセン
ターに子どもたちが安心して過ごせる“子どもにやさしい空間”を
設置したり、移動チームが訪問して、子どもたちの遊びや学び、
心理社会的ケアを行っています。
•セルビア、クロアチアでは、赤ちゃんや母親に安全な水や衛生
用品を提供したり、母乳育児の支援をしたりする母子スペース
© UNICEF/NYHQ2015-2706/Gilbertson VII
を設置しています。
•難民の女性や子どもへの暴力を防ぐため、男女別のトイレやシ マケドニアとの国境に近い場所に設置された、ユニ
セフの「子どもにやさしい空間」で遊ぶアフガニス
ャワー、照明の設置、スタッフによる昼 夜の巡回などを支援
タンから逃れて来た子どもたち。(セルビア)
しています。
•障がいのある子どもなど特別なニーズをもつ子どものための設備を整備しています。
•セルビアの3カ所に、緊急時に備えて子ども用のレインコート1,200着を準備しています。
•携帯電話などの端末を使い、難民の移動ルートや支援拠点からのリアルタイムの情報を収集できるアプ
リケーションを開発しました。
安全な場所を求めて 避難する子どもたち
これまでに、750万人以上の子どもたちがシリア国内、および周
辺国への避難を余儀なくされています。
また、シリアやアフガニスタン、イラクなど紛争下にある祖国を
逃れ、安全な場所を求めて地中海を渡り、ヨーロッパを目指す人も
急増しており、2015年、バルカン半島やギリシャを通じてヨーロッ
パに渡った人の8割は、紛争から逃れてきた人たちで、そのうち約
55%がシリアからの避難民だと指摘されています。
さらに、今年、避難先を求めてヨーロッパにやって来た人々の4人
にひとりは、子どもなのです。2015年1月から7月まで今年の前半ま
でで、15万人ちかくの子どもが亡命を求めています。
(2015年10月9日時点)
子どもたちは疲れ果て、安心して眠ることもできずにいます。多くの子どもたちが長旅で疲れ果て、
トラウマを抱えており、心のケアや医療サービスを必要としています。授乳中の母親に対する乳幼児へ
の適切なケアを提供するための環境づくりも欠かせません。脆弱な立場に立たされている子どもたち-と
りわけ、旅の途中で保護者とはぐれてしまった子どもたち-に対する責任ある、喫緊の支援が必要です。
ユニセフは、次の対策が取られるよう、強く要請します。
•到着した子どもたちに保健ケアや心理社会的支援、遊び、教育を提供する場所となる、安全で子どもに
やさしい受け入れ施設を設置すること
•ヨーロッパ内でのより多くの再定住地の確保と子どもやその家族への人道ビザの発給。そして、亡命申
請の手続きは、迅速かつ常に子どもの利益を最優先に行われること
•危険な避難ルートの使用や密入国を減らすため、紛争下の国々からの難民の再定住策に、より積極的に
取り組むこと
•海上や地上での捜索や救出活動の強化
•家族と離れ離れになったり、保護者を伴わない子どもたちの、家族との再会プログラムを迅速に進める
こと
•子どもやその家族に対するケアやカウンセリングを行うことのできる、訓練された福祉専門家を必要な
人数配置すること
子どもたちのこの悲惨な状況は、子どもたち自身の選択でも、子どもたちの力 が及ぶ範囲のことでもありませ
ん。子どもたちには、保護が必要です。子どもたちには、守られる権利があります。ユニセフは紛争終結のための
より強力な外交努力を通じて、子どもたちに悲劇をもたらすこの巨大な流れの根本原因に取り組むべきであること、
そして難民たちの祖国への開発支援と人道支援が必要であると国際社会に対して訴えています。
シリアの子どもたちは、命の危険と不安の中で日々を送っています。日本ユニセフ協会は「シリア緊急募金」へ
のご協力をお願いしております。
2
【資料提供:日本ユニセフ協会】
かつどう
ほうこく
○
9月10日(木)
弘学館高等学校募金贈呈
(事務所)
○
9月16日(水)~18日(金) 佐賀県立唐津東中学校2年生
職場体験学習
(事務所他)
○
9月16日(水)~23日(水)ユニセフ写真展
(佐賀市立図書館)
「長谷部誠選手が見た、感じた『レジリエンス』」
パネル展「1L for 10L」
○
9月16日(水)/
○
10月5日(月)
○
10月18日(月)
30日(水)
ユニセフ出前授業 神埼市放課後子ども教室ドリームパーク
千代田東部小学校ゆめ組
千代田東部小学校ほし組
テーマ : 「やってみよう♪ ボランティア♪」
佐賀清和中学校
募金贈呈
unicefとjicaのつどい
Rwanda Day
(事務所)
(国際交流プラザ)
○
10月18日(日)~24日(土)
(佐賀商工ビル1F)
ユニセフ写真展
「アフリカに必要なもの
~アグネス・チャン大使が見たナイジェリア~」
○
10月25日(日)
募金贈呈&ユニセフ出前授業
柳川市立大和公民館なんでんお助け隊
「子どもの笑顔のために~わたしたちにできること~」(柳川市立大和公民館)
○
10月26日(月)
ユニセフ出前授業
柳川市立矢ケ部小学校1~3年
4~6年
「みんなで解決しよう~世界の子どもの問題~」
3
(柳川市立矢ケ部小学校)
活動詳細
unicef & jica のつどい
10月18 日(日)佐賀県国際交流プラザ(佐賀市白山佐賀商工ビル)
(「2015さが国際フェスタ月間」の一環としてJICA九州(JICAデスク佐賀)との共催で実施しました。)
遠く離れたルワンダを感じる1日
【1部】
Rwanda Day
ルワンダ料理教室
①ルワンダ風スペシャルオムレツ
②手羽元のトマト煮込み
③ウガリ(アフリカの伝統料理)
【参加者の声】
・ルワンダ料理は、家庭で作っている料理と似ていたが、味付けが塩のみで、調理法もまな板を使わ
ず、シンプルなやり方だったので、勉強になりました。ウガリはトマト煮と一緒に食べたら「いけ
るかも」と思いました。
・水事情、包丁の使い方、勉強になりました。テレビだけで見たキャッサバを実際に食べられてよか
ったです。
・おいしかった。簡単にできてよかった。水の大切さがわかった。
・ルワンダの国の料理を食べるという貴重な経験ができてよかった。どの料理もとてもおいしかった。
・すごく簡単にできる料理で、家で家族にふるまえそう。ウガリを体験できてよかった。
・水事情、包丁の使い方、勉強になりました。テレビだけで見たキャッサバを実際に食べられてよかっ
たです。
・ 簡単にほとんどが身近にある材料だったので、また作れそうです。ルワンダ料理が食べられてよかっ
たです。
4
【2部】永遠瑠(トワリ)マリールイズさんによる講演会
【Profile】
永遠瑠 マリールイズ
NPO法人ルワンダの教育を考える会 理事長
1965年10 月 ルワンダ人の父親の赴任先であるコンゴ民主共和国に生まれる。
1993年5月
青年海外協力隊カウンターパートナーとして福島文化学園にて洋裁の研
修を受ける。
1994年2月
ルワンダへ帰国。同年4月7日内戦ぼっ発。子ども3人を連れ、隣国の
コンゴ民主共和国の難民キャンプに逃れる。
1994年12月 研修生時代の友人らの尽力で家族そろって再来日。
2000年10月 「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、キガリ市内に学校を設立。
2012年5月
日本国籍取得
ルワンダの内戦から学んだこと
~命の尊さ、教育と平和の大切さ~
【要旨】
コンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジに隣接するルワンダの
面積は四国の1.4倍。人口は1100万人超えなので人口密度が高い。
子どもは1世帯あたり平均5人。国民の約半数が25歳未満。
1994年4月。タンザニアでアルーシャ和平合意が結ばれ、だれもが
「ルワンダに平和が戻る」と信じた矢先、大統領の乗った飛行機が何
者かによって撃ち落された。このことがきっかけで、ルワンダ大虐殺
がはじまる(~1994年7月)。現在は、憲法ができ、その憲法によって
大統領選挙、国会議員選挙が行われるようになった。女性国会議員が
なんと57.5% 世界一女性国会議員の多い国である。少しずつ明るいルワンダになってきている。
私はもともと裁縫の専門学校に勤めていた。青年海外協力隊のカウンターパートナーとして働いてい
た。その後来日し、福島の学校で研修を受けることになった。ホームステイ先は80歳のおばあちゃん。
このおばあちゃんは、毎朝起きると必ず新聞を読むことから一日を始めており、私はそのことに大き
な衝撃を受けた。なぜなら、私の母は読み書きができない。思わず、「母も読めたらいいのにな」と呟
いた。みなさん、もし自分が文字を読むことができなかったらどんな人生になっていたか、考えてみて
ほしい。文字が読めれば、書物を手に取って読み、共感したり夢をもったりすることができる。二か月
後、私は日本語を話すことができるようになっていた。言葉が伝わると楽しく、友達もできた。
1994年2月にルワンダへ帰国。その2か月後に、内戦が勃発。1994年4月6日、この日は突然やってきた。
私は危険を感じたので子ども3人を連れて、ハンドバッグひとつを手に取り家を出て逃げることにした
(主人は遠く離れた地で単身赴任中)。生きるためには信じられない力が出るもので、この時50kmほ
ど走り続けた。なんとか難民キャンプにたどりついた。ここでは、学んだ日本語が奇跡を起こす。アム
ダというNGOのお医者さんと出会い、日本語ができるなら通訳をしてほしいと言われ、これが生きる希望
への第一歩となった。ハンドバッグに入っていた辞書を使い、通訳を行った。その後、留学生として再
来日、ルワンダの教育を考える会を立ち上げた。この活動を通して、ルワンダに図書室やパソコン教室、
給食室のある学校を建設。ゆくゆくは世界にはばたく人材を育てたい。
教室には夢がある。生きて、学んだことがあるからこそ夢に向かっていける。これまでの人生でその
ことを身をもって実感したのでみなさんにも伝えたい。
(以上)
【参加者の声】
・マリールイズさんの困難の中から立ち上がって前進され、今、多くの同胞を助け幸せを与え続けて
おられることに感動しました。「神様はいるよ!」の言葉が強く心に響きました。また「学ぶこと」
の大切さがよく分かりました。ありがとうございました。
・ルワンダと日本の関係、ルワンダってどんな国か、初めて知ったことばかりでした。今があること明
日が平和であること、読み書きできること、あたり前ではないと改めて感じました。今日聞いたこと、
正しく伝えること、大切だと思いました。自分ができること、ボランティア積極的に参加したいです。
・今の日本は平和で戦争で命を失うということはあまり考えられないが、今回の話を聞いて本当に戦争
がなくなってほしいと思いました。そして世界中の人とはつながっていると思いました。
5
ユニセフの活動
ユニセフは世界の子どもたちが生存し健やかに成長できるよう、他の政府機関や各国政府、
NGOなどと協力しながら活動を行っています。
― ユニセフの5つの特に重要な分野と緊急支援
今回は「水と衛生(トイレ)」についてご紹介します。
―
3.水と衛生(トイレ)
2015年時点、世界では・・
24億人が、改善された衛生設備を使用できていません。
そのうち9億4,600万人は習慣的に屋外排泄をしています。
(JMP年次報告書『衛生施設と飲料水の前進:2015 ミレニアム開発目標達成度評価』)
(※改善された衛生設備とは、人間の排泄物に触れることなく、衛生的に処理できる設備を備えているトイレ)
「トイレがあるのは当たり前」だと思っていませんか?
世界では、3人にひとりがトイレを使えない現実があります。トイレに関する問題を、世界
のみんなで考え、少しでも改善していくために、2013年、国連は毎年11月19日を「世界トイ
レの日」(World Toilet Day)と定めました。
世界では、今なお「トイレの不足」をはじめ、「手洗い」などの適切な衛生習慣が普及して
いないために、毎日1,000人もの幼い子どもたちが、下痢などの予防可能な病気で命を落と
しています。そんな世界の問題を少しでも改善していくために、ユニセフは、国連機関の中
でも、特に「水と衛生」の分野において、様々な活動を行っています。ひとりでも多くの子
どもたちが、清潔なトイレを使い、健やかに成長できるようにと願っています。
© UNIEF India/2014
トイレを設置するインド、ジャールカンド州ガドリ地区の人々
「トイレをもっと早く作るべきでした。そうした
ら生活はもっと楽だったでしょう。今は、他人の
目を気にして暗がりに行く必要もないのでとても
安全ですし、何より、誰かに見られるのではない
かという恐れもなくなりました。本当に便利なも
のです」
「トイレが近くにあるおかげで、たくさんの時間
が持てるようになりました」と話すディワン
ティ・オラインさん(36)
© UNICEF/MLWB2012-01630/CHRISTINE NESBITT
女子トイレの前で微笑むマラウイの女の子
誰でもトイレをしている姿は人には見られたくな
いものです。「用を足している姿を人に見られる
かもしれない」不安は、特に思春期を迎えた女の
子には切実な問題です。また、学校を休むうちに
授業がわからなくなることもあり、トイレは教育
にも大きな影響を及ぼします。
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【資料提供:日本ユニセフ協会】
ご支援
ありがとうございます
WEED様 母子草様 弘学館高等学校1年生様 致遠館高等学校模擬店実行委員会様
佐賀清和中学校様 柳川市立大和公民館なんでんお助け隊様 佐賀北高等学校3年1組様
循誘公民館様 佐賀リハビリテーション病院様 ヘルスランチあららぎ様
佐賀大学医学部基礎研究棟様
グランデはがくれ様 子どもの本屋ピピン様 副島病院様
佐賀銀行様 九州電力佐賀支社様 外町小学校4年1組様 カイセイ薬局伊万里駅前店様
千代田中部小学校成人教育委員会様 佐賀玉屋物流係様 こが接骨院様 佐賀新聞社様
佐賀県くらし環境本部男女参画・県民協働課様 佐賀県立博物館様
(2015年9月1日~2015年11月12日)
☆
いろいろな形でのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。
個人の皆さま方からもたくさんのご支援ご協力をいただいておりますが、
この欄でのご紹介は学校・企業・団体様等のみにさせていただきます。
賛助会員募集中! 日本ユニセフ協会賛助会員としてご協力ください
☆公益財団法人日本ユニセフ協会の賛助会費は、ユニセフ募金や寄付金と同様、寄付金控除の対象になります。
日本ユニセフ協会賛助会員とは
日本国内での募金活動、広報およびアドボカシー(政策提
言)活動を担う日本ユニセフ協会を、賛助会費によって支
援していただく協力方法です。賛助会員になってニュース
レターや資料を入手して理解を深め、世界の子どもの状況
やユニセフと日本ユニセフ協会の活動を知り、できる範囲
で行動する機会にしていただくことができます。
賛助会員の種類と期間
1.一般賛助会員 1口 5,000円…個人の方が対象
2. 学生賛助会員 1口 2,000円…学生の方が対象
3. 団体賛助会員 1口100,000円…企業、団体、有志のグループなどが対象
✿詳細については、佐賀県ユニセフ協会までお問合わせください。
期間は、1年ごとの更新。
これからの予定
○11月23日(月)
トヨタ紡織九州 レッドトルネード 募金活動(神埼市中央公園体育館)
○12月6日(日)
第37回ユニセフ・ハンド・イン・ハンド
佐賀玉屋前
イオンモール佐賀大和店
コープさが新栄店
○12月13日(日)
ホームワイド佐賀大和店
第37回ユニセフ・ハンド・イン・ハンド
ゆめタウン佐賀店 イオンスーパーセンター佐賀店
イオン上峰ショッピングセンター
7
詳細については、
チラシ、ホームページを
ご覧ください
の 仲間たち!
医師
吉原 麻里 さん (31歳)
幼い頃にユニセフの『341』という映画を
見ました。当時は2秒に1人の割合で子ども
が簡単に予防できる病気で命を落としてい
ました。世界中の厳しい状況下の子ども達
の映像の左上に2秒ごとに増えていく数字。
約12分間の映画を見終わると「この時間に
341人の子どもが亡くなった」と言う恐ろし
い事実を突きつけられました。「自分にも
何かできないか」と思ったのがユニセフの
支 援 活 動 に 関心 を 持 っ たき っ か けで す 。
母に誘われてユニセフ賛助会員になり、活動に参加するようになったのは9歳の時です。
生まれて初めてのハンドインハンド(街頭募金)は忘れられません。何が悲しくて、こん
な寒空の下で、声を枯らして募金を呼びかけなくちゃいけないのか…。最初は嫌でたまら
なかったのですが、一人、また一人と募金を頂くにつれ、不思議な感情が湧き上がってき
ました。「これで誰かが助かる」という期待と、人の優しさが目に見えた感動。募金箱の
重みを温かく感じました。その初心を忘れないように、今に至るまで毎年ハンドインハン
ドに参加しています。
ユニセフ活動をしていると「そんなに(経済的、時間的に)余裕があるの?」とか「立
派な志ね」などと言われたりしますが…自分の生活に負担にならない程度しか参加してい
ません。ただ「私はたまたま平和で豊かな国に生まれたのだから、せめて支援する側にな
らなくては。」という使命感のようなものが私の背中を押すのです。
活動を始めて20年余り。5歳の誕生日を迎えることなく命を落とす子どもの数は2秒に1
人から5.4秒に1人となりました。子どもの保健衛生の環境は確実に改善しています。私の
ささやかな活動も少しは貢献できているかも…と思うと嬉しくなります。これからもでき
る時にできることだけですが、続けていこうと思います。
愛娘にもuniwishの
Tシャツを着せて、ユ
ニセフの英才教育中
(右)
2014年9月27日
生まれて初めての
ハンドインハンド
(中央)
1993年12月19日
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