頑張ろう!日本の土木 地理院タイルを で使い倒す 井上 修 オートデスク株式会社 オープン フォーマット評議会 理事 土木学会 土木情報学委員会 国土基盤モデル小委員会 委員 1 CIM(Construction Information Modeling) 建築分野でのBIMを土木 分野に導入して、建設事業 全体での生産性の向上を図 る。 CIMの目指すこと 建設生産プロセスの観点から 計画 設計 施工 維持管理 期待される効果 ・情報の有効活用(設計の可視化) ・設計の最適化(整合性の確保) ・施工の効率化、高度化(情報化施工) ・構造物情報の一元化、統合化 ・環境性能評価、構造解析等 ・維持管理の効率化、高度化 2012.7 Autodesk University Japan 国土交通省大臣官房 ICTを核として施策・要素技術を統合 <情報共有・設計支援・自動施工、測量等> ・コスト縮減 ・品質管理 ・環境施策 ・防災施策 等 ・情報の有効活用 ・設計の最適化 ・施工の効率化、高度化 ・維持管理の効率化、高度化 建設生産システム改革 (計画~維持管理までのトータルマネジメント) 技術調査課建設技術調整官 多田様発表資 http://www.myautodesk.jp/auj12/online.html CIMによる土木設計プロセス 3D → 2D CIMモデル 橋梁CIMモデルから必要な情報を設計図書として取り出す例 2 設計変更があっても・・・ 図面レイアウト 鳥瞰図 線形図 延長調書 (数量計算) 縦断図 標準横断図 土量計算 横断図 協議用資料 平面図 下水道等 施設図 シミュレーション (可視化、雨水・ 地形解析等) 各国発注者によるCIMの推進と義務化の動き 米国では多くの連邦道路局や州道路局でCIM活用 を義務化済 英国では2016年に全公共事業調達にCIM活用を義 務化 フィンランドの公共事業で2014年中にCIM活用義 務化 シンガポールではBCAが2014年中にBIMによる成 果納品を義務化 、10年以内に最終的には 25% の 生産性向上を目標 韓国政府は公共事業発注機関に約50億円以上の建 築物にBIM活用義務化済 ブラジルは公共事業省では将来CIM導入を示唆 カタール鉄道省はすべてのプロジェクトでCIM電 子納品を義務化済 日本では国土交通省が2016年度に先導的導入事業 でのガイドライン運用開始をガイドラインで公表 3 国土交通省 CIM導入背景 1.設計ミスの防止 土木工事870業務において設計図書の 不具合が232業務(26.7%)に発生。 3次元設計による可視化によりミスの防止 【設計図書の不具合】 (三者会議を実施した土木工事に関する 設計業務 870業務) 不具合あり 232業務 (26.7%) 2.維持管理業務の効率化 管理すべき施設量は増大、老朽化進展、予算減少 ⇒ 維持管理の効率化は必須 不具合なし 638業務 (73.3%) 3.少子高齢化社会への適応 減少する熟練土木技術者(技能者・設計者等)に替わる生 産・管理手段の確保 国土技術政策総合研究所HPより • 情報の共有化・シームレスな引き継ぎ • 可視化 • より早く、より安く、より効率的に 突き進む英国の姿勢 BIMは国のビジネス戦略 英国政府のBIM戦略 2011年5月に「BIM MANDATE」を公表 2016年までに建設コスト20% 削減 BIMを義務化 同年にコンストラクション 2025戦略も発表 2025年にはコスト縮減33%、 工期短縮50%を目標 示されている目標 Construction2025 4 Building Tomorrow’s Infrastructure Today with BIM/CIM 5 BIM/CIM 事例 © 2015 Autodesk 6 BIM/CIM 事例 © 2015 Autodesk BIM/CIM 事例 その他多数 © 2015 Autodesk 7 国内 試行 技術検討会報告書より © 2015 Autodesk 事業計画 | 住民参加合意形成例 岩手県 大槌町 8 施工計画 2014年土木学会土木情報学シンポジウム講演集より http://yamada-cmjv.jp/ による維持管理:既存台帳を活用 GIS 台帳平面図 点検データ BI M 既存図面 橋梁詳細CIMモデ ル 9 被災時復旧・復興方法の検討 モデルによる国土管理へ=> 10 OSMをCIMモデルに・・ 世界中どこでも モデルを容易に作成 11 本題~使い倒す前に~ 地理院タイルを モデルに! <試験提供>ビルダーデータ収集プログラム 国土地理院地理院地図タイルデータの取り込み 地理院地図で配信されている サービスデータから指定領域を切り出してファイル化 現在 (要会員登録:無償) ホームページ よりベータ版提供中 12 さあ!使い倒そう! 使い倒しデモ:GISデータを重ね合わせて環境検討 © 2014 Autodesk 13 事業計画 道路、鉄道などをスケッチするだけでリアルな形 状を3次元上で表現 建物、車、樹木、人物など自由に配置 © 2014 Autodesk 複数案の比較検討 ひとつのモデル内に複数案を作成 切り替え表示 © 2014 Autodesk 14 使い倒しデモ:区画検討 © 2014 Autodesk © 2014 Autodesk 15 使い倒しデモ:街区検討 © 2014 Autodesk アニメーションやパース作成 日時に合わせて影の表示 空の表現の変更 レンダリング アニメーション作成・ファイル書き出し © 2014 Autodesk 16 使い倒しデモ:アニメーション作成 © 2014 Autodesk 複数ユーザとクラウド上でモデルを共有 ユーザ同士でモデルを共有 プロジェクト単位でグループを作成 グループにメンバーを割り当て 権限設定 作業指示やコメントをチャット © 2014 Autodesk 17 ブラウザやiPadの無償ビューアへモデルを切り出し モデルからブラウザやiPad無償ビューアで見れるデータを切り出し ビューアで表示したい領域を設定 同期してシナリオをパブリッシュ 処理が完了するとメールにてお知らせ メールのURLをクリック ブラウザまたはiPadで表示 © 2014 Autodesk 使い倒しデモ:情報共有 © 2014 Autodesk 18 道路概略設計 道路設計条件に沿った「設計道路」作成・編集 平面線形要素を指定しながら作図 法面勾配指定 縦断表示・編集 視距確認、交差点検討 Civil 3D線形オブジェクトの連携 Civil 3Dを使って図面化 © 2014 Autodesk 使い倒しデモ:交通シミュレーション © 2014 Autodesk 19 橋梁概略設計 設計条件に沿った橋を作成・編集 「設計道路」上に任意の区間で橋を追加 自動的に橋台、橋脚、基礎などを追加 クリアランス検証が可能 概算数量の算出 © 2014 Autodesk 流域分析・排水検討 3次元地形から流域を計算・ ビジュアルに表示 カルバートを最適配置 形状等の変更 舗装排水の検討 © 2014 Autodesk 20 使い倒しデモ:気流シミュレーション © 2014 Autodesk 参考資料 支援ソフトウェア のご紹介 21 Autodesk Infrastructure Design Suite Ulltimate AutoCAD® AutoCAD® Map3D Autodesk® Raster Design Autodesk® ReCap Autodesk® Navisworks Manage Autodesk® InfraWorks 360 LT(Subs) AutoCAD® Civil3D Autodesk® 3ds Max AutoCAD® Utility Design Autodesk® Revit 3Dコンセプトデザインアプリケーション InfraWorks 360 LTは建設プロジェクトにおける技術者および都市計画 の専門家によるプロジェクト案の作成、評価、プレゼンテーションを支 援するコンセプトデザインツールです。 豊富なビジュアル情報でプロジェクト案をプレゼンテーションし、関係 者の迅速な合意形成を促します。 の主な機能 設計コンセプトをビジュアライズ 設計データから 景観モデルを容易に作成 現況や周辺環境のモデルを構築 複数の設計案を検討 誰でも簡単にプレゼンデータを作成 とのデータ連係 の建物、構造物モデルの読み込み 22 Autodesk InfraWorks 360 LT+概略設計機能+共有機能 クラウドサービス デスクトップ機能 コラボレーション機能 ( のすべての機能 すべてのデスクトップ機能 +コラボレーション機能 ・道路 ・橋梁 ・排水 機能はオプション(別売)です 道路検討・概略設計機能 & 書き出し、モデル共有、フィード) モデルビルダー 道路線形最適化サービス(プレビュー) 縦断線形最適化サービス 図面化サービス 橋梁検討・概略設計機能 橋梁線桁解析サービス(プレビュー) 排水検討・概略設計機能 流域解析サービス などの点群 ファイルを読み込み スキャンデータの可視化、計測、編集 パノラマ スキャン ビューの表示 から 無料ダウンロード 製品に同梱 のほとんどの製品で点群利用 複数の写真から メッ シュ 点群データを作成 するクラウドサービス 23 CIM・インフラ業界のためのCAD&GISソリューション CIM/インフラ業界のためのCAD・GIS標準プラット フォームです。CADデータと、主要的なGISデータ形式 との重ね合わせ、作成、編集ができます。CAD と GIS の統合により、設計・施工・管理・保守のプロセスを通 して、効率的なワークフローを確立できます。その結果、 図面作成の効率化および空間情報のデータ品質を向上で きます。 の主な機能 データと データに幅広くアクセ ス・統合 データを汎用 機能と環境で手 軽に編集 資料用にわかりやすい図面を作成 土木技術者のためのBIM/CIMソリューション AutoCAD Civil3Dは汎用CADであるAutoCADがベースになった土木・ 測量向け3次元設計アプリケーションです。 3次元モデルベース設計をコンセプトに作成された3次元モデルから2 次元図面が生成され、また相互に連携することにより、1カ所を更新す ると自動的に全体に反映されるため、ミスを軽減し、図面の整合性を保 つことができます。 の主な機能 次元地形の作成 国土地理院メッシュ標高データの活用 測量データ、等高線、スキャナー点群 次元土木設計、図面作成 線形、縦横断図の作成 線形構造物のモデリング 土量算出 24 土木技術者のためのBIM/CIMソリューション 平面線形、縦断を 次元の図面化および詳細のパラメータの設定 計画形状の 次元モデル作成と土量算出、工事に必要なデータの取り出しなど Autodesk Revit Structure 構造技術者のためのBIM/CIMソリューション Autodesk Revit Structureは構造設計、モデリングのためのBIM/CIMア プリケーション 橋梁や擁壁などの土木構造物のモデリングおよび3次元での配筋モデル を作成することができ、2D図面の作成や数量算出が可能 の主な機能 土木構造物のモデリング 橋梁や擁壁などの構造物の作成 仮設構造物の作成 次元配筋モデルの作成 での鉄筋配置 鉄筋数量の集計 属性情報の付加、 図面の生成 25 モデルの統合と施工シミュレーション コーディネーション、 シミュレーション、 フォトリアリスティックなビジュアライゼーション、 ダイナミックシミュレーションをおこなうプロジェ クトレビューソフトウェアです の主な機能 施工全体をビジュアライズ データの統合 コーディネーションエラーの分析 施工スケジュールの評価 プロジェクト関係者とのコミュニ ケーション ソリューション ビューアの種類 デスクトップビューア ビューア モバイルビューア オートデスクビューアの概要 デスクトップ 、 ・モバイル ビューイングとデータ共有 26 CIMを始めるための サポートツール Think BIM Campaign 土木・インフラ向け ・ の効果を発見! お客様のステージに合わせた コンテンツを公開 ・これから ・ を勉強する方 ・取り組みを始められた方 ・操作を覚えたい方 27 Think BIM Campaign -1 <ホワイトペーパー> 『インフラストラクチャ向けBIM 『BIM によるビジネス変革の導入フレームワーク』 『BIM テクノロジー』 <国内外の CIMプロジェクトの事例> 大林組 様 中央復建コンサルタンツ 様 前田建設工業 様 復建調査設計様 <建設通信新聞社の冊子「CIMの道筋」シリーズ> 作成中 CIMの道筋 試行3年の意識変化 5月 配布予定 <世界の CIMプロジェクトの事例> Think BIM Campaign -2 < BIM ・CIMスタートアップガイド > < CIM導入計画・自己評価シート > 28 Think BIM Campaign -3 < 主な製品のトレーニング教材 > テキスト&データセット < サポート ツール > BIM Design 操作ムービー http://bim-design.com/infra/ ディスカッションフォーラム 操作問い合わせ http://forums.autodesk.com/t5/cimtu-mu-guan-lianforamu/bd-p/512 CUG CIMかけこみ寺 https://cim-cug.jp/ 体験版 日間無償体験版 機能制限はありません 29 30
© Copyright 2024 ExpyDoc