ZWCAD DESIGN が Autodesk との知的財産訴訟について声明を発表 ZWCAD+の開発元である ZWCAD DESIGNCo.,LTD は、upFront.eZine 出版社の編集者、ラルフ・グラボウスキー氏が自身のホームページ、そ の他のメディアで Autodesk 社と ZWCAD DESIGN の知的財産訴訟について言及したことに関し、ZWCAD+の顧客及び、ビジネスパートナー、 そして業界関係者が本訴訟について、より正確な理解を得るために、訴訟についてのコメントを発表しました。 以下にその概要を記載致し ます。 <訴訟の概要> 1. AutoDesk 社は、ZWCAD+2012 及び ZWCAD+2014 が、AutoCAD2008 一部の知的財産権を侵害しているという理由でオランダバーグ裁 判所において ZWCAD DESIGN 社を提訴しました。 2. Autodesk の主張は、ZWCAD+2012/2014 に類似性が、いくつかの機能やインターフェースの類似がソースコードをコピーしている結果 だと結論づけています。 ZWCAD DESIGN は、このような類似性は多くの CAD ソフトに一般的にみられ、ソースコードのコピーではなく類似したエンジニアリングの 問題を解決するための合理的な結果だと反論しました。 <訴訟の経緯> 2014 年 2 月 7 日 Autodssk 社は、ZWCAD DESIGN に対し AutoCAD 2008 の知的財産権侵害の疑いで提訴することを文書で通知。 2014 年 2 月 21 日 Autodesk 社、オランダのハーグ裁判所において、ZWCAD DESIGN と ZWCAD ベルギーパートナーを略式手続きで提訴。 2014 年 3 月 17 日 オランダ、ハーグの裁判所が公聴会を開催し、本件は 4 月 7 日をもって結審することを両社に通知。 2014 年 4 月 7 日 オランダ裁判所は、Autodesk 社とから提供された資料を審議した結果、ZWCAD+2012 と ZWCAD+2014 が、直ちに AutoCAD2008 の知的財産を侵害しているという根拠は見当たらないとの結論に達し、Autodesk 社 の訴えを却下。 裁判所は、今後の継続審議を可能とするため ZWCAD DESIGN 社に ZWCAD+のソースコードを中国の第三者機関に 保管することを提案し、ZWCAD DESIGN 社はこれを承諾した。 <裁判所の提訴却下理由の骨子> Autodesk 社は、ZWCAD DESIGN 社が、AutoCAD2008 のソースコードの一部をコピーし ZWCAD+2012/2014 を開発したと主張しているが、 自ら両ソフトプログラムのソースコードの比較を行ってはいない。 さらに Autodesk 社自身が認めているように AutoCAD2008 のソースコードへのアクセスまたは、入手は事実上困難でありまた、類似性が 高く同等の機能を異なったプログラムで実現可能なことは周知の事実であり、ソフトプログラム機能の類似性を持って直ちに不正にコピー されたプログラムであると認める根拠とはならない。 <提訴却下後の状況> オランダの裁判結果が下る前の 2014 年 3 月 26 日、Autodesk 社は、米国カリフォルニア州の裁判所において、内容的に同様の訴訟 を起こしました。 現在本件では、具体的な進展はありませんが、ZWCAD DESIGN 社は今まで通り積極的に対応しています。 本問題につきましては進展あり次第、随時、弊社ホームページその他で情報を開示して参ります。 以 上 2014 年 5 月
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