09030312sizenH

日本列島におけるユビナガコウモリの個体数推定
前田喜四雄(奈良教育大学自然環境教育センター)
An estimate of population of Miniopterus fuliginosus in Japanese Islands
Kishio MAEDA
(Education Center for Natural Environment, Nara University of Education)
Population size of Mmiopterus fuhgonosus in the Japanese Islands was estimated on
the basis of amount of all population size of maternity and over-winter colonies in the
Japanese Islands. The population size seems to be 200 thousands.
環境省から「日本の絶滅のおそれのある野生生物」 (脊椎動物編)が1991年,その改訂版の噛
乳動物編が2002年に出版された.これらの中のカテゴリーの決定には可能な限り定量的データに
基づき,評価を行うとある.したがって,評価しようとする種が日本列島なり,その分布域全体
にどのくらいの個体数が生息するかは第1に必用な情報である.しかし,噛乳動物で生息個体数
を把握するのは困難であり,ましてはコウモリ類においてはそれが特に困難であり,まだ日本国
内での生息個体数推測を発表している例は見あたらない.
ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusは本州,四国,九州から知られる洞窟を昼間の隠
れ家にしている種であり,本種はこれらのほとんどの都府県から確認されているが,その大多数
の確認例はいずれも1-数十頭と少数個体であり, 1万頭を越えるような大きな群から構成され
るというその繁殖(出産・子育て)集団はあまり見つかっていない(前田, 1985, 1986) .ここ
では日本列島に生息するユビナガコウモリの生息個体数を各地の繁殖集団の数や各々の集団個体
数から推測したので報告する.
著者らは,近畿地方で本種の繁殖(出産・子育て)集団を中心とした移動について2000年より
研究を行っており,その移動の概要が把握できた(井上ら, 2004;徐ら, 2005) .これら,およ
び津柿(2004)によると,近畿地方における本種の繁殖(出産・子育て)場所は和歌山県白浜の
海蝕洞1つであり,そこに出産直前の6月終わりごろから妊娠メスが集合を始め,すぐに出産.
子育てが始まる.ここに集合する妊娠メス数は3万頭くらいにも達する.そして出生した幼獣が
自力で飛期と餌探りが可能になる8月中旬には,次々にどこかへ移動するようになり,個体数を
減じる. 8月の末にはほとんどいなくなり, 9月にはまったくこの洞窟を利用しないようにな
る.ちなみにこの洞窟は翌年6月に本種の妊娠メスが集合し始めるまで,いずれのコウモリ種に
もまったく利用されない.なおこの出産子育て期のオスや未妊娠メスの移動に関しては不明であ
る.ただし,冬眠時には近畿地方において千を超える(5千個体を越える洞窟が多い)雌雄を含
む集団が少なくとも6つは見つかっている(徐はか, 2005) .
この白浜で出生し,飛期可能になった幼獣に標識を装着し,それがどこに移動するかを2003年
より調べている.その結果,白浜で出生した本種は紀伊半島3県のあちこちの洞窟のみではな
く,白浜から直線距離で200kmを越える滋賀県犬上郡多賀町や福井県遠敷郡上中町の洞窟までの
移動し,冬眠していることが判明した(図1,表1) .すなわち,近畿地方では,ユビナガコウ
モリは繁殖時期には妊娠メスが和歌山県白浜町に集まり,出産.子育てをし,幼獣が自立すると
近畿地方のあちこちに移動し,そこで生活するようになる.おそらく近畿地方でみつかる本種は
31
叶T
EtflSCtTSOOZ.晶鵬山車
T T / 8 / 寸 0 0 N
000.9電
000'9電
66/61/1-006
9I/ZI/W)OZ
9i/zi/eooz
,J,I L-I
n/8/eooz
SI/II/W)OZ
TTJ∞\eooz
TTJ∞\gOZ
000.9電
000'Z電
pejnq.d田O
pal田nnq.s凹
uoiq.ETndod
000.ofv輯
jaqtunM
x j 1 - i i q
F]て-M怨w
aien
OE、 、H.1000
8jnq-oaj8j:j inJnh
(nni80Z'2Z'ON) 相遜 嘩巨駐T転載憎蝶#煙
dXn%OdldXA V
(∈>1006 't-o^N) ^覇rfy一定巨式喰ciaT>r-d 'i認定
dxn%odidXA dim
(日16SI.¥Z'ON) 蝉即塩耕駐巨M監転戦場味糊用
8jnq-oaj8j:j ai^
bj
61'-K) 叫竹w¥v-巳I.fm蝿・雌赴冠sift嘩Tt-qmiq﹁
8jnq-oai8j:j
dXn%OdldXA BJBfJ
'81'ON) 掴盛9C者&¥¥(敵和知再T駐♯麺味噌撒
x j 1 - i i q
a i j q . n i o j j
Sl田q
a o u B q . s i p
j i e i j q . j a q . j 田 s q . e q
x j i t m
s s a b q " g
a i q ^ x )
S9A田U
U T ・ - N )
iniM
p u 田 < T - 8 T h
papu田q
p e p i r e q
(墨ヨ愛せ(flr3′m芸 4T4,ffl) 艦芸離31
u i o j j ^ E s j a d s i p
( 8 a b o
(unioi'寸蝣-N)壇素朴JJ(振mLb監細T旨琳錬圏蝶rTl海岸
exn%oeiexA 両日tZ
6N\IT/BOOS ( 12L.81"ON) 墳黄砂mJ嘩峨i吏rTl崇i旨晩知蝶増額
oe/n/eooz
ez/zi/frooz
zz/oi/eooz oサ尋OT
WHIM臣
08/ll/8002
﹂2/21/8002
oi/ii/eooz
A6L-9
J9Q百nN
o o t 一 w
TTJ∞\8002
TTJ∞\gOZ
﹂11. -I
JO
sq.BQ papuBq
Ll-1O
.
i
,
†
?
r
.
A eL-i
叶TPT
TTJ∞\eooz
TTJ∞\8002
TTJ∞\eooz
TI/8/SOOS
TTJ∞\eooz
TTJ∞\sooz
n/8/eooz
TTJ∞\W)OZ
TTJ∞\eooz
Suipireq
jo aq-BQ
flfi試境野 車
藍
I
v
l
}
増
.
?
臣 m・藍Ivl}賢覧m・藍Ivl}亘-4,
( E n r e i j E . i T i } c ; ' 9 a e o
Ej F鮮繕蟹.顛進軍.Ej F牡.墳匡E離裡e㌣恵yet墳匡E吏]朝丑eG中4n義春吏忌判繕暫 et楓
32
すべて同一の個体群に属する(出産・子育てを共に行う)可能性が高いと想像される.
さて,近畿地区の本種が1つの個体群だとし,このような観点から他地域の状況を考察する.
これまでに発表されている文献から,千頭を越すような大規模な繁殖集団を探すと以下のように
和歌山県白浜以外には6洞窟のみしか明確でない(表2,図2) .
具体的には熊本県球磨郡球磨村大瀬洞の20,000-30,000頭(浮田, 2003) ,島根県八束郡島
根町七ツ穴海蝕洞の20,000-25,000頭(沢田, 1996) ,新潟県柏崎市青梅川狸々洞の約10,000頭
(箕輪, 1996) ,山形県鶴岡市三瀬八乙女海蝕洞の5,000頭(沢田, 1991 ;浮田, 1997) ,青森
県西津軽郡岩崎村ガンガラ穴の数千頭(但し2003年7月には見つからず,同郡深浦町の金ケ沢廃
坑にいたという,したがって,この比較的近くにあるどちらかを繁殖に利用しているとも考えら
れる.そこで,代表として,ここでは岩崎町を挙げておく,向山, 1987,及び私信)である.す
なわち,これらからすると,数千を超えるような多数個体からなる繁殖時期のメス集団は,九州
地区,山陰・四国地区,中部裏日本・関東地区,東北南部地区,東北北部地区で各1か所,これ
に関西地区の白浜を合わせて,合計6か所となる,これらは各洞窟間でおのおの一定の距離を保
っている.すなわち,これらが各々の地区の主な繁殖場所ということになると推測される,これ
らを近畿地区のユビナガコウモリの移動例から類推して,その各々の移動範囲(あるいは個体群
の範囲と捉えることも可能だが)をやや強引に線引きすると図2のようになる.そうなると,今
岐阜県
兵庫県
旧長野トンネル
saka)i吉野川分水36駐通
18'一._ :三重県
=. 3fc
艮喝..:
(
Mie)黛
岳wakayam.a)開聞
蝣***
tもara)1 6)
rj
白浜千畳敷:萄嵐fR
官防空】皇
11*
太平享羊
(Shirahama) 1
国1 _調査しf-L洞窟の位置(番号は表1田それに対応)_
Fi且1. Location °fsurveyed caves. Numbers correspond to those in Table 1.
(徐ほか, 2005より)
33
後のコウモリ調査の推移によっては,さらに1,あるいは2の繁殖洞窟は発見される可能性はあ
るが,それがあったとしても,日本列島には10を下回る繁殖地しかないように想像される.いず
れにしても,現在判明している大規模な繁殖集団の個体数を合計すると 93,000-108,000頭とな
る.
一方,次いで冬眠集団に注目する.これまでに報告されている5,000頭を越えるような大規模
な冬眠集団洞窟を既発表の論文から引用して表2にまとめた.これらは秋田県男鹿市門前煽幅
窟の15,000頭(ただし,これにはキクガシラコウモリRhinolophus ferrumequinumも含まれ
ているので,ここでは仮にこの個体数の半分の数を使用するものとする,下泉, 1973;ちなみ
に, 1979年11月30日には2,500頭だったという,小笠原・加藤, 1990) ,新潟県柏崎市谷根旧
谷根トンネルの10,000頭(箕輪, 1994) ,千葉県安房郡トンネル跡の50,000-80,000頭(繁田ほ
か, 2005) ,静岡県沼津市南部の石切場跡群の合計約10,000頭(下泉・森, 1975) ,福井県遠敷
郡上中町鳥羽川導水トンネルの3,000-5,000頭(城谷, 1985 ;徐ほか, 2005) ,滋賀県犬上郡多
34
準lM軸a>:?fiiやE小<-.﹂//廿t)**
虹牒柵
aifei-feSiHiy 司mm隈囲iiH車㌶
Lr巾.﹂<# 地牒rTl横雲聖和箭牡穀粒
′TS′1?1T一卜oeoozi塁 間理の8 寸86I-t顧
WOK
mn
提LJ忙嘩畔
SLTtLft トsei
個SHI
酷am
0
0
0
'
O
の
0 0 の ' Z ' * * 0 0 0 の L
楽日忙匿躍
(ト661.) 鞭蝣 (1660 m賀
(0661.)鰻胃・畦洲^'(eト6L) 哨i
匹小讃横瀬2V
撃紳忙壁E]*
離窟り)揮T町ト
ZEXSrKl匹巾L
-
虹照巌
OOO'OI
8
虹俳+
(寸66L) 宜琳
0
KM榊
JJ(硬腫忙壁E]#
'
畠qr叶<エ
匹毒叫3?*酬抑
0
虹匿肺佃
OOO'CH電
0
箭腫忙榊?B<
虹FEf梢
0
)娼OOO'0141和
IHS輪転告米
虹増郎
wwm国盟
(9661.) 宜糾
(の002) 奄siffl蹴
(Gト6L) 騰・哨i
Wmttifl!恥副軸
hEd甘7品顧蛸
uE9SKSH隔芯R巾L
hfflffl蜘7品曲卦胆
虹rTl醇是
qr叶<上着郵IKES岬
OOO'OI-000'8
emmam巾L
hEd蟻Ej箭曲卦胆
虹景伸
0 0 0 ' の 蝣 O O O ' S
(寸003) も尚)T#
000'm
匹小讃硬磁瑚+
hfflffltTl世丁忙jf脚
(の002) も鵬一任 n(の86L) 紳賛
(∽003) 範型矩
OOO'OS-OOO'OS
匹岸品仰
仲田rl坤mm還ISO
虹撃胡
(の002) 奄rl鍾
(の002) も鵬一任 n(寸002) も鵬一T#
OOO'OS
匹小讃蝶Lrf,q・
hEdT鴬忙Ef]瀬
耶蝣Ill
勝窟Ef]提町C叶996V
Pij埴Rira㍑
hEd的着品薄jf
虹y7Y
(のト6L) も鵬一頼埋
(266L) 里・ 賀
(9661.) 賀
牌群樵Ef]提
ooo'gz-ooo'oz
xv>n¥慧
E]小hEd榊㌫監恥恥糾Y
(﹂003) 鞭 蝣(3860 T<Y 増宴
(2861.) I<Y-増宴 n(のト6L) ♯購T<Y 粛漁り這小撰Y小兵9ト6L n帝
0 0 0 ' の ﹂ - O O O ' O S
0006一〇〇〇'寸
ooo'si.
O O O ' 8 - 0 0 0 ' ト
Lr辞世me
虹や皿秘
ooo'oe-ooo'oz
癖草畢
岬髄匹小
CZ) 匹小撰Y
Lr濯Q)撰Y
撰・W邸&ai邸#I
(﹂003) 鞭
#n
顛車軍側堂Q)ヤ細7髄匹小崎宕QW3岬′JI東伯EFn糖り逼u亜7岨払蹴hj州a>fii小Ctf-f^TT岬fり1?ォ握拭 tN賂
虹
賀町河内風穴の5,000頭(徐ほか, 2005) ,奈良県吉野郡下北山村旧発電所導水トンネルの8,000
・10,000頭(井上ほか, 2004) ,和歌山県西牟婁郡上富田町旧新川導水路の5,000頭(徐ほか,
2005) ,高知県香美郡土佐山田町龍河洞の20,000頭(前田の1966年3月の観察より) ,島根県太
田市水上町大久保間歩の7,000-8,000頭(沢田・大畑, 1992) ,山口県美祢郡秋芳町姫山の穴の
6,000頭(庫本ら, 1975) ,大分県大野都野津町泊白山権現穴の),000-12,000頭(浮田, 2003,
別の著者らは4,000頭という報告もあるが,ここでは個体数の多い方を選択した) ,熊本県球磨
郡球磨村大瀬の縦穴の20,000-35,000頭(入江・荒井, 1975 ;船越・入江, 1982)である.これ
らを合計すると160,500-213,500頭になる.
冬眠集団はオスとメスの両方を含む.一方,繁殖集団は基本的に出産・子育てに関与するメス
のみからなり(井上ほか, 2004) ,出産・子育てに関与しない個体は別の群を作成する.したが
って,出産・子育ての集団を構成するメス個体数はこのコウモリの個体数の約半分にしかならな
い.ただし,オスとメスの出生比が大きく異なる,あるいはオスとメスのその後の死亡率が大き
く異なる場合も考えられるが,ここではオスとメスのこれらがあまり異ならないと仮定して考え
を進める.
上述のように,日本列島における繁殖集団が最低でも93,000-108,000頭と推測されたので,こ
れの約二倍の186,000-216,000頭がユビナガコウモリの全体の個体数と想像される.これを概算
された日本列島における冬眠集団の全体個体数の160,500-213,500頭と比べると,両者の推測値
には桁が異なるほどには違いがなく,もっと厳密にみてもお互いの差が二倍も異ならないと結論
づけられる.すなわち,これらから割り出される日本列島に生息するユビナガコウモリの個体数
が20万頭くらいであるというのは,特に現実から離れた数値ではないように思われる.
さて,上述の6つの繁殖集団の推測行動範囲(通常行き来のある個体群ととらえての可)を図
2に示しているが,これに5,000頭以上の冬眠集団の場所を黒丸で加えた.これによって,多く
の冬眠集団はいずれかの繁殖集団の行動範囲に含まれるが, 1つのみ,特に大きな冬眠集団の
1つである千葉県安房郡のトンネル跡が新潟県の繁殖集団の行動範囲に含めるにはやや問題が
あるようである.ここには5万頭から8万頭のコウモリが冬季に集合するという(繁田ほか,
2005) .しかし,ここに集合する個体がどこから飛来するかは全く不明であり,一番近くの繁殖
地からも300Km近くも離れている.この千葉県の冬眠地にもっとも近い出産・子育て地は新潟
県柏崎市の海蝕洞であるが,はたしてこの洞窟などから集合するのか,あるいはもっと近くに出
産・子育て地があるのかいずれにしても今後の課題である.
いくつかの仮定を交えた結果なので,今後問題点がいくつも出てくると思われるが,それでも
今回は結論として,日本列島に生息するユビナガコウモリの個体数は20万頭くらいと推測され
た.
引用文献
船越公威・入江照雄. 1982.九州におけるユビナガコウモリの個体群動態.土龍 (10) :
23-34.
井上龍一・前田喜四雄・徐華・津村真由美・鈴木和男. 2004.奈良県吉野郡下北山村にみられる
ユビナガコウモリ(Miniopterus fuliginosus)冬眠群の移動(1)出産・子育て場所.奈良
教育大学附属自然環境教育センター紀要 (6) :1-5.
入江照雄・荒井秋晴. 1975.九州中・南部におけるコウモリ類の動態調査I.熊本生物研究誌,
36
(8):1-ll.
徐華・前田喜四雄・井上龍一・鈴木和男・佐野明・津村真由美・橋本肇・寺西敏夫・奥村一枝・
阿部勇治. 2005.和歌山県白浜町で出生したユビナガコウモリ, Miniopterus fuliginosusの
移動(1) 2003, 2004年.奈良教育大学附属自然環境教育センター紀要 (7) :31-37.
環境省編. 1991.日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック,脊椎動物編.財団
法人日本野生生物研究センター, pp.331.
環境省編. 2002.改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック,噛乳類.財
団法人日本野生生物研究センター, pp. 177.
庫本正・中村久・内田照章・下泉重吉. 1975.秋吉台におけるバンディング法によるコウモリ類
の動態調査III. 1972年4月から1975年3月までの調査結果.秋吉台科学博物館報告, 811) :
29-47.
前田喜四雄. 1985.日本産翼手目の採集記録(II) .噛乳類科学 (51) :29-36.
前田喜四雄. 1986.日本産翼手目の採集記録(II) .晴乳類科学 (52) :79-97.
箕輪一博. 1994.柏崎におけるバンディング法によるコウモリ類の動態調査II.柏崎市立博物館
館報 (8) :95-110.
箕輪一博. 1996.福浦狸々洞のコウモリ棲息地について.柏崎市立博物館館報 (10) :
95-110.
向山満. 1987.青森県の翼手目. I.繁殖確認について.青森県生物学会誌, 24:31-34.
小笠原音・加藤竜悦. 1990.男鹿半島孔雀窟と煽幅窟のコウモリ類生態調査.男鹿半島孔雀窟と
煽幅窟のコウモリ類生態調査報告書,男鹿市教育委員会 pp. 20: 6-20.
沢田勇. 1991.山形県人乙女洞のユビナガコウモリ.日本の生物, 5 (1) :74-75.
沢田勇. 1996.島根県のコウモリ穴にみられるユビナガコウモリの分娩コロニー.遺伝, 50
(7) : 103-106.
浮田勇. 1997. 「日本のコウモリ洞総覧」こぼれ話一鶴岡市の巻.出羽の自然 (2) :1-6.
浮田勇. 2003.日本の洞窟棲コウモリの主要な繁殖場所及び冬眠場所について.長崎県生物学会
誌 (56) :16-24.
沢田勇・大畑純一. 1992.大久保間歩にみられるコウモリの冬眠コロニー.遺伝, 46 (2) :
46-48.
繁田真由美・繁田祐輔・三笠暁子・水野昌彦・浅田正彦. 2005.千葉県の大規模ねぐらにおける
ユビナガコウモリ(Miniopterus fuliginosus)の個体数変動.千葉県立中央博物館自然誌研
究報告, 8 (2) :33-40.
下泉重吉. 1973.煽幅窟と孔雀窟のコウモリ.男鹿半島自然公園学術調査報告:36-37.
下泉重吉・森弘安. 1975.伊豆半島におけるユビナガコウモリ(Miniopterus schreibersii)の
生態学的研究(1)季節的移動について.生物教育, 16 (8) :1-10.
城谷義則. 1985.福井県の翼手目(コウモリ類) .福井県立郷土自然科学博物館研究報告,
(31) :85-93.
津村真由美. 2004.ユビナガコウモリ(Miniopterus fuliginosus)のカウント.くろしお,
(23): 3-51.
37