第2学年3組 1.(単元の) 題 2. 目 地理歴史科(日本史B)学習指導案(男18名 女17名) 場所 2年3組教室 授業者 ○ ○ 材(テーマ) ○ ○ 「中世の社会・文化と東アジア」 標 (1) 武家政権の成立から戦国大名の時代に至る武家社会の進展と文化の展開に対する関心と課題意 識を高めさせ、意欲的に追究させる。 (関心・意欲・態度) (2) 武家政権の成立から戦国大名の時代に至る武家社会の進展と文化の展開から課題を見いださせ、 東アジア世界の動向と関連付けて多面的・多角的に考察させる。 (思考・判断) (3) 武家政権の成立から戦国大名の時代に至る武家社会の進展と文化の展開に関する諸資料を活用 することを通して、歴史的事象を追究する方法を身に付けさせるとともに、追究し考察した過程 や結果を適切に表現させる。 (資料活用の技能・表現) (4) 武家政権の成立から戦国大名の時代に至る武家社会の進展と文化の展開についての基本的な事 柄を東アジアの動向と関連付けて理解させ、その知識を身に付けさせる。 (知識・理解) 3. 指 導 に あ た っ て (1) 教 材 観 本単元においては、歴史区分では中世とよばれる鎌倉時代・室町時代を扱う。この時代、国内 では武家社会が進展する一方で、大陸ではモンゴル帝国が成立、歴史の舞台が東アジアだけでな くユーラシア大陸にも広がった。そして、そのことを背景とした元寇は、後の鎌倉幕府の衰退・ 滅亡に影響を及ぼし、やがて南北朝の動乱や応仁の乱を経て、戦国大名が登場し、日本の社会や 文化が大きく動いたことを生徒にとらえさせたい。 (2) 生 徒 観 授業に対する姿勢が積極的なクラスである。グループ学習でも協力して話し合いができ、生徒 同士が学び合う姿勢が見られる。指導者の発問に対しても、様々な意見が出され、活発に授業を 展開することができる。 (3) 指 導 法 積極的な話し合いが行われるクラスなので、この単元でもグループ学習の時間を多く設けたい。 また、諸資料やワークシートを活用して、生徒が自分で考察する時間を多く与え、生徒自らが歴 史的事象を追究し、その過程や結果を適切に表現する機会を設けたい。 (4) 評 価 ① 関心・意欲・態度…観察法 ② 思考・判断…ノート・ワークシート ③ 資料活用の技能・表現…観察法・ワークシート ④ 知識・理解…ペーパーテスト 4. 指 (1) (2) (3) (4) (5) 導 計 画(単元の指導計画) モンゴルの襲来と日本(1時間) …(本時1/5) 南北朝の動乱と東アジアの変動(1時間) 室町幕府と経済の発展(1時間) 民衆の成長と戦国大名(1時間) 室町文化とその広がり(1時間) 5. 本 時 の 指 導 - 題 材 : 「 モンゴルの襲来と日本」 (1) 目 標 ① ユーラシア大陸におけるモンゴルの動きや、2度にわたる元寇への日本の対応について、諸資料を 活用して追究させ、理解させる。 ② 鎌倉幕府が衰退した理由を、元寇の影響による日本社会の変化を踏まえて、多面的・多角的に考察 させる。 (2) 指 導 過 程 時間 区分 ( 学 習 活 動 主 な 発 問 と 指 示 指 導 上 の 留 意 点 ) 導 ○本時のねらいと学習内容の概 入 略をつかむ。 (5) ○「モンゴル」から連想するこ とは何か。 ○学習の構えができてるか確 認する。 ○複数の地図から、モンゴル帝 国の拡大の様子を考察する。 ○教科書の地図と配付資料の地 図を比較し、気づいたことを ノートに書かせる。 ○何人かに発表させ、意見交換 を行わせる。 ○地図を見る場合、現在の世 界地図とも比較すること。 ○資料から、元寇について考察 する。 ○『蒙古襲来絵詞』を見て、ど のようなことに気づいたか。 ○各グループで,資料の「2度 の元寇の比較」から、気づい たことを話し合わせる。 ○グループ代表に発表させ、意 見交換を行わせる。 ○絵を見る視点(戦法や武器 の違いなど)を助言する。 ○資料を読む視点(軍の規模、 撤退の理由など)を助言す る。 ○資料から、元寇の日本への影 響について考察する。 ○元寇後の日本の勢力は強まっ たか、弱まったか。 ○何人かに自分の考えとその理 由を発表させる。 ○各グループで、『永仁の徳政 令』を読み、これが出された 背景とその結果について話し 合わせる。 ○グループ代表に発表させ、意 見交換を行わせる。 ○自分の考えの根拠を説明で きるようにすること。 ○本時の学習内容をまとめた小 テストを実施する。 ○何も参照しないで小テスト に取り組むこと。 展 開 (40) 整 ○本時の学習内容を理解し、知 識として身に付けているか確 理 認する。 ・ 評 価 (5) ○難しい用語については、あ らかじめ説明する。 ○次回の学習内容を予告する。 (3) 評 価 ① 本時で扱う資料について自ら考察し、自分の意見を持ってグループでの話し合いに参加できている。 (資料活用の技能・表現) ② 元寇が日本の政治や社会に与えた影響について、多面的・多角的に考察している。(思考・判断) ③ ユーラシア大陸におけるモンゴルの動きや、元寇への日本の対応、鎌倉幕府が衰退した理由につい て理解し、知識として身に付けている。(知識・理解)
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