(平成27年3月)(PDF:549KB)

第 5 号
平 成 2 7 年
3 月
青梅市立学校給食センター
今年度の給食だよりは「和食」と「行事食」を紹介しています。5回目は「基本の五味」
と「行事食(1∼3月)」の特集です。
甘味、酸味、苦味、塩味、うま味のこと。
基本の
五味とは・・・ 味覚は、舌にある味蕾(みらい)とよばれる細胞で感じます。
・・・甘い味がするもの。
代表的なものに、砂糖や果物に含まれる果糖が
あります。
砂糖は「甘み」をつけるだけではなく、食品を腐り
にくくする働きがあります。
代表的なものに、昆布に含まれるグルタミン酸、かつお
節のイノシン酸、干ししいたけのグアニル酸があります。
うま味物質は、大学教授の池田菊苗(いけだ きくなえ)に
より、1908年にだし昆布から発見されました。
・・・すっぱい味がするもの。
代表的なものに、レモン、酢があります。
酢には、酸の力で肉をやわらかくしたり、食品
を腐りにくくする働きがあります。
・・・苦い味がするもの。
代表的なものに、コーヒーの苦み、お茶の渋み
があります。苦味は、もともと毒にもとづく味覚です。
しかし、苦味を口にする経験を重ねることで、だ
んだんと受け入れられるようになります。
・・・しょっぱい味がするもの。
代表的なものに、塩があります。
塩には、食品を腐りにくくしたり、かまぼこなど練り
製品の弾力を保つ働きがあります。
『こまったさん
のオムレツ』
作:寺村 輝夫
絵:岡本颯子
出版:あかね書房
かわいい花屋の奥さんのこ
まったさんが、いろいろなで
きごとに出会いながら、料理
作りに挑戦する本で、全10
冊からなります。今回、紹介
するのは、「こまったさんの
オムレツ」です。
ある日、こまったさんに
「オムレツ島」への旅行券が
届きます。その島は、おいし
いオムレツを作らないと帰し
てもらえない島でした。そこ
で、こまったさんが、おいし
いオムレツを作るために四苦
八苦する話です。
1 月
2 月
お正月(1月1日) … 新しい年を祝う行事。
おせち料理
年の始めにその年の豊作を祈って食べる料理や、武家の祝
い膳、新年を祝う庶民の料理などが混ざり合ってできたもの。
”めでたさを重ねる”という意味で縁起をかつぎ、重箱に詰め
て出される。
正月に火を使うことをできるだけ避ける、という物忌みの意味
もあり、保存の効く食材が中心のものになったと言われている。
雑 煮(ぞうに)
餅はお祝い事や特別の日に食べる縁起もの。
新年を迎えるにあたり、餅をついて他の産物とともに神様にお
供えし、元日にお下がりとして頂くのが雑煮。食べる際は、旧
年の収穫や無事に過ごせたことに感謝し、新年の豊作や家内
安全を願う。
人日(じんじつ)の節句(1月7日)
春の七草を入れたおかゆを食べ、1年の邪気をはらったり、
無病息災を願う。また、祝膳や祝酒で弱った胃を休めるた
めとも言われる。
春の七草(現在の名前)
せり
なずな(ぺんぺん草)
ごぎょう(ははこぐさ)
はこべら (はこべ)
ほとけのざ(こおにたびらこ)
すずな(かぶ)
すずしろ (だいこん)
小正月(1月15日)
小正月は家庭的な行事を行う正月で、朝には「小豆がゆ」を
食べる。
小豆がゆ
1年間病気にならず、健康で過ごせると言われる。
2月の献立から
雑節(季節の移り変わりの目安となる日の総称)のひとつで
ある。立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分にあたり、最も
有名なものが立春の前日である。豆まきなどをして、無病
息災を願う。
福 豆
豆を魔ものの目[魔目・まめ]に投げると、魔を
やっつける[魔滅・まめ]ことができると考え、
豆まきをするようになった。
イワシ
焼いたイワシの頭を柊(ひいらぎ)に刺し、玄関の外に飾り、
魔よけとして使われた。
3 月
桃の節句(3月3日) … 女児の健やかな成長を願う日。
蛤(はまぐり)のお吸い物
貝殻が対になっている事から、仲の良い夫婦の象徴。
菱 餅(ひしもち)
緑、白、ピンクの3色が重なった菱形の餅。
ピンク…桃の花
白…雪
緑…大地
鮭
・・・ 4切れ
西京みそ または 白みそ・・・ 大さじ2弱
みりん
・・・ 大さじ1と1/2
酒
・・・ 小さじ1
しょうが
・・・ 適量
水
・・・ 大さじ1と1/2
油
・・・ 適量
「雪の下には新芽が芽吹
き、桃の花が咲いている」という春の
様子を表している。
ちらし寿司 えびの見た目から、腰が曲がるまで長生きする
ように、穴が開いているれんこんは、見通しが
きくことから、縁起の良い食材として使われる。
春のお彼岸(今年は、3月18日から3月24日)
春分の日を中日とし、その前後3日を合わせた7日間のこと。
お墓参りをする風習がある。
ぼたもち
春に咲く牡丹(ぼたん)の花に見たてたことが由来。
鮭の西京焼
●○ 材料 ○● (4人分)
A
節分(毎年、2月3日頃)
●○ 作り方 ○●
こげないように気
をつけてね!
①Aを合わせる。
②鮭をAで10分程度漬け込む。
③フライパンを熱し、油をひき、鮭を焼き、完成。
西京焼とは …
魚の切り身などを、西京みそにみりんや酒などを加え漬け
込んで焼いた料理。
西京みそとは、京都で作られる甘い白みそのこと。
学校給食の食材購入費は、保護者が納める給食費でまかなわれています。給食費の口座引き落としに、支障がないようご協力ください。