平成26年度学校評価実施報告書

平成27年4月3日
職員会議資料
平成26年度学校評価実施報告書
評価 A:達成できた B:概ね達成できた C:十分には達成できなかった D:達成できなかった
学校目標
〈教育課程〉
○本校の教育課
程を不断に検討
し、教育開発に
向けた調査、研
究を行う。
〈学習指導・授
業改善〉
○質の高い授業
の提供により
「確かな学力」
の向上を図る。
取り組みの内容
具 体 的 な 手 立 て
(1)生徒・保護者や地域から
の期待を的確に把握し、果たす
べき役割に向けた教育課程の調
査、研究を行う。
(2)授業・特別活動・学校行
事において、地域、外部人材の
教育力を活用した教育活動を積
極的に取り入れる。
(1)「確かな学力向上推進」
研究推進校として、学習面にお
ける松陽スタンダードについて
研究、協議を重ねる。
(2)全職員の共通理解のも
と、組織的な授業改善や新学習
指導要領の趣旨を踏まえた研究
授業・校内研修会を実施する。
(3)生徒が教科の枠にとらわ
れず、社会のさまざまな問題に
ついて自ら主体的に学習してい
く態度を養うために、「探求
型」「教科横断的」授業の実
践・検証に取り組む。
評価の観点
(1)保護者や地域から求めら
れているニーズを把握した上で
の教育開発に向けた調査、研究
を行ったか。
(2)地域、外部組織と連携す
ることにより、外部人材による
教育力を生かすことができた
か。
校内評価
達成状況
・三者面談・学級懇談会・PT
A活動などを通じて得た保護者
の意見を各学年で共有し、丁寧
な対応に努めた。
・授業改善のためにアクティブ
ラーニングの研修会を大学教授
を招いて行った。また、外部の
教育関係者と共に公開授業後の
協議会を行い、貴重な意見を得
た。
(1) 学習面における松陽スタ ・各教科と連携を図り、学習面
ンダードについて研究が進み、 における松陽スタンダードにつ
全職員の共通理解が深まった
いて、「生徒に身に付けさせた
か。
い力」とその「具体的手立て」
(2)研究授業や校内研修会の の基本的な内容をまとめ、それ
開催により、組織的な授業改善 に基づいた公開研究授業を実施
の取組が進んだか。
した。
(3)「探求型」「教科横断
・授業評価から生徒の取組状況
的」授業により生徒が主体的に の変化を分析し、その結果を教
学習する態度が身についたか。 科別にまとめ、教科ごとの課題
を発見した。また研究授業を行
い、授業改善に役立てた。
・各教科が授業中の発問や指導
法を工夫し、生徒に考えさせる
機会を増やすことで、生徒が興
味を持って学習に取り組み、自
ら学びを深める姿勢を育てるこ
とができた。しかし、教科横断
的な授業については、大切さは
認識されているが、実践には到
らなかった。
課題・改善の方向
・保護者の意見を学校運営の改
善に積極的に反映していく。
・定期的に地域、外部人材の教
育力を活用する方法を検討す
る。
・松陽スタンダードがより具体
的なものになるように研究、協
議を重ねる。
・生徒の授業に取り組む姿勢を
さらに把握、分析するととも
に、発見した課題を研究授業・
校内研修を通して解決してい
く。
・生徒の探究的学習に取り組む
姿勢を育てる指導法の研究と
「教科横断的」授業例を共有す
る。
学校関係者評価
学校評価
・保護者の意見を大切にする姿
勢を今後も続けて欲しい。
・魅力と特色ある県立高校づく
りについてのアンケート結果か
ら高い満足度がうかがえた。
・地域・外部の人材の教育力を
活用していく具体的な手立てが
必要である。
・保護者の意見や魅力と3年間
の特色のアンケート結果のまと
めから、ニーズにあった教育課
程の研究ができた。
・外部の教育関係者と連携する
ことができているが、これから
どのように発展させていくかに
は、課題が残った。
・松陽スタンダードというもの
が未だにはっきりと見えてこな
い。
・授業改善については学校をあ
げての取組が定着しているの
で、今後も地道に松陽高校の生
徒に合った授業づくりに取り組
んで欲しい。
・発展的な学習内容を求めてい
る生徒を満足させるという視点
を持った授業改善も必要であ
る。
・教科横断的な授業はこれから
の学力には必要なものである。
・松陽スタンダードの具現化を
目指した取組を行うことができ
たが、その内容をまとめるまで
には至らなかった。来年度への
課題である。
・当初の目標はほぼ達成でき
た。来年度は、生徒による授業
評価だけでなく、学習状況調査
や生徒・保護者・教員への振り
返りアンケート等も実施するこ
とで、より明確な現状把握を行
い、授業改善をすすめていく。
・「教科横断的」授業への取組
には課題が残った。来年度は、
積極的に授業例を集め、共有を
図りたい。
〈生徒指導・支
援〉
○社会生活にお
けるルールとマ
ナーを遵守する
心を育成すると
ともに、他者を
尊重する心を育
成する。
(1)「いのちを大切にする
心」「他者を尊重する心」をは
ぐくむ教育の推進を図る。特
に、いじめの予兆や悩みがある
生徒を見逃さない仕組みづくり
を行う。
(2)ワンストップ挨拶の励
行、マナーアップ週間の定期的
な実施など、生活面における松
陽スタンダードを推進するとと
もに全ての教育活動を通じて道
徳教育を推進する。
(1)「いのちを大切にする
心」「他者を尊重する心」をは
ぐくむ環境づくりの体制が整っ
たか。
(2)挨拶の励行等、生徒の社
会性や道徳心を育成する取組が
できたか。
(3)生徒が日々の学校生活を
主体的な気持ちで送り、けじめ
ある行動ができたか。
(4)生徒の実態に合わせたき
め細やかな教育相談体制が確立
できたか。
・各学年が共通の認識を持って
生徒理解に臨み、授業やLHR、行
事を通して集団の中での自分の
役割と他者への理解が大切であ
ることを教えた。
・職員全体での生徒への日常の
こまめな声かけは行えたが、マ
ナーアップ週間を活用しての指
導には改善の余地があり、生活
面における松陽スタンダードの
確立はまだ十分とは言えない。
・生徒会執行部役員が中心と
なって継続的にあいさつ運動を
行った。また学校行事、部活
動、学級活動等において、各代
表者が全体をよくまとめながら
主体的に活動することを通し
て、自ら課題を認識し解決する
能力等を育成することができ
た。
・教育相談コーディネーターと
スクールカウンセラーとの連携
が円滑に行えた。学校ホーム
ページによる教育相談に関する
情報発信も実施し、より相談し
やすい体制を整えた。一方、職
員と教育相談コーディネーター
との連携が遅れることもあり、
課題を残した。
・職員全体が共通の認識を持っ
て、今まで以上に生徒へ関わり
ながら、生徒の心の成長を育ん
でいく。各教科で「いのちの授
業」の実践を行う。
・マナーアップ週間の振り返り
をしっかり行い、指導につなげ
ていき、生活面の課題を常に意
識し、検討することで生活面に
おける松陽スタンダードを目に
みえる形でまとめる。
・校内での活動だけで満足させ
ず、校外での活動など積極的に
参加する意欲を高めていく。
・問題が発生した場合にはすみ
やかに教育相談コーディネー
ターと連絡をとるよう全職員に
周知する。スクールカウンセ
ラーのケース会への関わり方を
検討していく。
・これまでどおり、生徒に対し
てのこまめな声かけを続けて欲
しい。
・挨拶はよくできており、気配
りのできる生徒達が多く、松陽
スタンダードとしての指導が定
着していると感じている。しか
し、通学時の自転車の乗車マ
ナーに関しては、指導が必要な
場面もみられる。
・インター杯での補助役員とし
ての活動は、とても有意義であ
る。他県の方との交流や大会を
成功させるための努力や配慮を
経験できることは、人間として
大切である。
・生徒の変化もあり、教育相談
体制の一層の充実が期待され
る。
・「いのちを大切にする心」
「他者を尊重する心」を育むむ
環境づくりの体制を整えること
ができた。
・生徒の社会性や道徳心を育成
する取組が行えた。マナーアッ
プ週間をより効果的に利用し、
生活面における松陽スタンダー
ドの確立を目指したい。
・学校行事や部活動をとおして
生徒にとって有意義な経験をさ
せる機会を設けることができ、
人間的な成長がみられた。
・教育相談体制を整えることが
できた。より一層の充実のため
に、担任と教育相談コーディ
ネーターとの連携、スクールカ
ウンセラーのケース会への関わ
りを検討していく。
(1) 生徒が自己実現を図るた
めの講演会の実施など、計画
的、組織的に実施できたか。
(2) 個々の進路希望を実現す
るための支援ができたか。
(3)ガイダンス機能の一層の
充実を図るため、進路資料室が
活用されたか。
(4)学校内外の生徒主体の活
動を推進することにより、コ
ミュニケーション能力や自己肯
定感、達成感が育まれたか。
(5)部活動や地域連携を視野
に入れた活動をとおして活気あ
る教育活動が展開されたか。
・1年キャリア講演会、テーマ別
キャリア講演会は組織的な取組
として予定通り実施できた。
・生徒情報の一元化管理によ
り、生徒個々、担任への情報提
供が進み、懇談会や個人面談の
進路資料に役立てることができ
た。
・最新の進路の書籍や資料を随
時更新し進路資料室の整備を行
い、各学年に適切な情報を流し
た。
・体育祭・松陽祭をはじめ学校
行事や部活動が生徒主体に行わ
れるように、実行委員へ指導・
助言を継続的に行えたことで着
実な進展が見られた。
・部活動加入率も90%超を維
持した。また、実行員会などの
生徒が打ち合わせから行い、特
に文化部を中心に地域の小学校
や地区センター等の行事へ参加
し交流を深めた。本校文化祭に
小学校を招きパフォーマンスを
披露してもらった。
・キャリア教育実践プログラム
に基づき、より効果的な実践に
努める。
・今後も生徒情報一元化管理を
推進して継承し、学校独自の進
路資料として活用度の高いもの
を作成していくことが重要であ
る。
・よりよい進路資料室に向けて
の整備を継続して行う。
・生徒主体の活動に対する適切
な指導・助言を組織的に行って
いく。
・文化部だけでなく運動部の交
流や委員会での活動を目指した
い。地域の子供たちのリーダー
となるべき活動を継続したい。
・「入れる大学」でなく「入り
たい大学」を選ぶための指導が
浸透してきていると感じた。生
涯にわたる学力を身に着ける指
導を期待する。
・進路実績の伸びから指導の充
実がうかがえる。
・耐震工事中であり、進路資料
室も移動している中で、整備は
大変であると感じる。
・松陽祭も例年より多い来場者
があり、毎年楽しみな行事であ
る。
・部活動加入率の維持や、委員
会の積極的な活動への支援はこ
れからも続けて欲しい。
・計画的な取組が、生徒の自己
実現へと結びつくことができ
た。
・キャリア教育を推進していく
ための環境整備にこれからも取
り組むことが必要である。
・生徒の主体的な活動を支援
し、自己肯定感・達成感をはぐ
くむことができた。生徒の変化
を見逃さずにより一層の充実を
図っていきたい。
・部活動や地域連携を生徒主体
の活動とすることができた。来
年度は、文化部だけでなく運動
部の交流も行いたい。
(3)着ベル運動の継続やノー
チャイムディの実施により、け
じめのある学校生活を支援す
る。
(4)個々の生徒への細やかな
支援体制を実現するため、生徒
の実態に即した教育相談体制の
確立に努める。
〈キャリア教
育〉
○計画的なキャ
リア教育によ
り、生徒一人ひ
とりの自己実現
を支援する。
○生徒の主体的
な活動を支援し
自己肯定感・達
成感を育む。
(1)卒業生による講演会、上
級学校見学、職業体験活動など
組織的、計画的なキャリア教育
の立案と実践を行う。
(2)個々の生徒の進路希望に
応じた組織的、計画的な進路指
導を実施し、生徒の第一志望の
進路実現に向けて支援する。
(3)ガイダンス機能の一層の
充実を図るため、より活用しや
すい進路資料室の運営に努め
る。
(4)協働体験を通してコミュ
ニケーション能力や達成感を育
むため学校行事での生徒主体の
活動を支援する。
(5)部活動をとおして活気あ
る教育活動を展開するととも
に、地域連携を視野に入れた活
動を行う。
〈地域連携等〉
○活発な情報発
信をはかり、地
域に開かれ信頼
される学校づく
りを推進する。
(1)特色ある教育活動や魅力
を効果的に発信できる広報活動
の見直しを行い、計画的な実施
を図る。
(2)学校評議員会を軸に、近
隣の教育機関や地域と連携し、
地域貢献活動・ボランティア活
動等の機会を広げる。
〈学校管理・学
校運営〉
○安全・安心で
快適な学校生活
が送れるよう教
育環境整備・維
持に努めるとと
もに防災教育の
推進を図る。
(1)安全・安心な教育活動が
行われるよう常に教育環境整備
に取組み、学校事故防止に努め
る。
(2)PTA活動との連携を深
めながら、幅広い教育環境整備
に向けた検討を重ねる。
(3)不祥事防止のための取組
みを継続し、信頼される学校づ
くりをより一層推進する。
(4)防災マニュアルの更新、
様々な防災訓練をとおして生
徒、職員の安全確保と地域、保
護者との連携を強化する。
(1)効果的かつ計画的な情報
発信により、本校の特色や魅力
が伝えられたか。
(2)生徒の地域貢献活動を支
援するための校内組織が活性化
できたか。
・生徒会・部活動生徒による学
校紹介など中学生に分かり易く
親しみの持てる広報活動ができ
た。また、HPの更新に努めた。
・近隣の小学校や支援学校との
交流が定期的に行われ、自主的
に準備を行い積極的な交流と
なった。
(1)安全・安心な教育活動が ・学校独自の教育環境整備計画
行われるよう教育環境整備が行 に基づき、修繕や備品購入を
えたか。
行った。
(2)PTA活動との連携を深 ・PTAによる緑化美化活動や
めながら教育環境整備が行えた ペンキ塗りなどを通して、生徒
か。
の教育環境整備に努めた。
(3)不祥事防止のための取組 ・職員会議後などに定期的に事
みが継続され、信頼される学校 故不祥事防止会議を開催し未然
づくりは推進されたか。
防止に努めた。
(4) 防災マニュアルの更新や ・PTA広報委員会が防災を特
生徒、防災訓練をとおして生
集した広報紙を制作し、保護者
徒、職員の安全確保が図られた とともに防災を考える機会を持
か。
つことができた。防災備蓄品一
覧・収納場所を明示し全職員が
有事に対応できるようにした。
・より中学生にわかりやすく、
親しみの持てる広報活動を実施
していく。
・より積極的な活動につながる
ように、今後も指導を継続す
る。
・中学生が参加しやすい、学校
説明会の実施を期待する。
・近隣の小学校や地区の行事に
積極的に貢献している。これか
らも継続して欲しい。
・効果的かつ計画的な情報発信
により、これまで以上に本校の
特色や魅力を伝えることができ
た。
・地域貢献活動は定着してい
る。生徒の活動を支援するため
に組織的な取組としていきた
い。
・南館耐震補強工事に伴う環境
の安全整備を行う。
・これからもコミュニケーショ
ンを密にし連携を深めていく。
・引き続き、声をかけ相談しや
すい職場の雰囲気づくりに努め
る。
・防災備蓄品の整備状況を再
度、確認・検証してより必要度
の高いものから順次整備してい
く。また、校内の収納スペース
を精査して、より効果的な配置
を考えていく。
・老朽化や南館耐震補強工事が
進む中、より安全・安心な教育
環境整備を期待する。
・PTA活動に対する教員や生
徒の参加率が低い。もっとたく
さんの生徒・教員に積極的に参
加してほしい。
・不祥事の報道があとを絶たな
い。気持ちを引き締めて、これ
からも不祥事防止に取り組んで
欲しい。
・PTA広報誌から、防災への
積極的な取組が理解できた。災
害時に備えて互助精神やボラン
ティアへの意識を高めているこ
とや、日頃から地域交流や相互
理解を大切にしていることが分
かった。
・学校独自の教育環境整備計画
に基づき、体育館・武道場等の
環境整備が行えた。南館耐震補
強工事が安全に行われるように
環境の整備に努めていきたい。
・PTA活動への積極的な参加
をめざしたい。
・不祥事ゼロプログラムに基づ
いた取組ができた。
・防災についての取組が浸透し
てきている。これからも防災マ
ニュアルの更新、防災訓練をと
おして、より一層の安全確保に
努めたい。