生物進化のメカニズムを遺伝子レベルで 解明することをめざしています

徳島大学総合科学部「知の探求」 教員紹介
松尾義則 まつお よしのり 環境共生コース 適応進化学研究室
生物進化のメカニズムを遺伝子レベルで
解明することをめざしています!!!
研究活動とメッセージ
生物はどのようなしくみで進化しているのだろうか?生物の大きさや形などの表現型が進化するしくみと遺伝情
報である遺伝子やゲノムが進化するしくみは同じなのか?生物の遺伝形質の情報は遺伝子やゲノムにプログラ
ムされているのでゲノムに働いている進化の要因を明らかにすれば進化のしくみが解明できるはずである。
ところが、いくつかの困難な問題が残されています。まず、進化の要因である「自然選択」、「遺伝的浮動」、「移
住」などの効果を明確に区別することが難しい。次に、表現型と遺伝子型の対応関係が1対1の場合は単純な
ケースであるが、複数や多くの遺伝子(あるいは要因、まだ未解明のものがあるかも?)が1つの形質に関与す
る場合は解析がとても複雑になる。
生物進化のしくみを理解するには、これらの困難を少しずつ克服していかなければなりません。
現在、私の研究室では、ショウジョウバエを材料に使って、次のようなテーマに取り組んでいます。
*ヒストン遺伝子などの重複遺伝子の進化解析
*ゲノム遺伝子の進化的解析
*遺伝子やゲノムのGC含量およびコドンの偏りの進化的解析など
卒業生のおもな卒業研究テーマ
 キイロショウジョウバエゲノム遺伝子の解析
 ショウジョウバエの複製非依存型H4r遺伝子の進化的な解析
 ヒストン遺伝子の進化的解析
http://pub2.db.tokushima‐u.ac.jp/ERD/person/60483/profile‐ja.htm
もっと詳しい情報
https://www.researchgate.net/profile/Yoshinori_Matsuo2?ev=hdr_xprf