センター古文 2 講 P7~ 土佐日記 〈ジャンル〉 日記 〈成立〉 平安時代(10C)←「何世紀か?」まで問われる数少ない作品 〈作者〉 紀貫之 ①醍醐天皇が命じて作らせた 『古今和歌集』の撰者 ②『古今和歌集仮名序』を書く。 12~2 月 〈内容〉 土佐から 55 日かけて京都へ帰る日記 ☆4 年国司として赴任 帰国するのに 55 日かかった理由は、取締対象であった海賊の報復をおそれ たことや、4 年の任期でためこんだ数億円の財産が海に沈むのをおそれてゆっ くりと帰った為 土佐日記の特徴 ①切実な帰京の思い ②亡児への愛 かいぎゃく ③ 諧 謔 表現に富む 日本で初めて文学に諧謔表現を取り入れた。 あの貫之でさえ諧謔表現を取り入れたのなら、自分も取り入れてもいいだろ うと後世の文学に多大な影響を与えた。 (ex 清少納言も影響を受けた一人) ・百人近い一族郎党を引きつれたリーダー(国司)として泣き言は書けない。 貫之の侍女が書いたという設定で最初の仮名日記である。 日記の中では、貫之のことを「船君」とか「ある人」と表現している。 問8 1 ② 2 ⑤ 3 ⑦ 4 ⑫ P7~ 1 センター古文 2 講 11日…1月11日 あかつき…未明(夜明け前) あけちかつき ※(明近付)が語源ではと言われている あけぼの…明け方 追ふ…室津を追いかけるようにして向かった。 寝たれば…寝ている時間なので 係り結びの法則 こそ 強 意 反 語 ・ 疑 問 -巳 (係助詞) なむ 現在使われない ぞ か や 現在使われない ・係り結びのような表現がなぜあったのか定かではない。 また、室町時代に忽然と消えた理由も不明。 ・一説には、文末がすべて同じだとリズムが悪いので、一部に変化をつけたという考えがある。 ex 今は昔 ・・・・・・あり けり。 ・・・・・だ ・・・・・・使ひ けり。 ・・・・・だ ・・・なむ 言い ける。 ・・・・・だ ・・・・・である [訳し方] ①「風こそ吹け」と思ふに、まことに吹き出でたる。 ぞ・なむ・こそ A ぞ なぞ こそ 無視して B 。 文末は終止形に戻す。 P7~ 2 センター古文 2 講 A は を B。 が 「風が吹く」 ②「人やある」など問ふ。 や・か か A B 。 や 平安時代の疑問文は真ん中に「や」「か」を入れていた。 平安時代の若者が会話文で「や」「か」を文末に移動させて現代にいたっている。 A は を が 「人はいるか。」 A B か B 。 こっちで統一。 か。 ex 代ゼミか行く。→代ゼミ行くか。 新聞か読む。 →新聞読むか。 P7~ 3 センター古文 2 講 手洗ふ…祈りのためのお浄めで 手を洗う(古文常識) 初夜 …PM7~PM9 頃 例の …いつもの ex 当時の貴族の男性は、朝前日の日記を書いた 古文常識 羽根のやうに○ や ある。 羽根のようであるか。 「会話・和歌」の訳は適当に「デス・マス」を補ってよい。 羽根のようですか。 ありける○ n ありける女童 この文の前の方で歌の上手な女の子がでてきている。 さっきの○ n さっきの女の子 最後にかかる なむ・・・よめる。 完了 V にて ①で ②として まこと 本当 にて で 名を聞く所 が 羽根岬と 羽根ならば 鳥の 都へ帰れるなら 状態 いいのになぁ 飛ぶがごとくに 都へもがな P7~ 4 センター古文 2 講 願望の終助詞 n ① ( ② n n以外 もがな (後でもう一度詳しく勉強する) もがな。 があればなぁ)。 パソコンもがな。 (パソコンがあればなぁ) もがな。 の状態だったらいいのになぁ 5
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