新生計画20周年振り返りシート 新生計画の原点 「新生」基本方針 1)大阪教区が目指す阪神大震災からの「再建」計画は、単に地震以前の状態に復旧することではない。 キリストの十字架と復活(過ぎ越しの神秘)の新しい生命に与る「新生」への計画である。 2)これは、被災地、しかもその中で 特に「谷間」におかれた人たちの心を生きる教会を目指すことを意味する。 3)ここでいう教会には、小教区、修道院、諸事業体を含む。 4)神戸地区のみならず、大阪教区全体を組み込んだ新生への体制を作ることで、 他地区も同じ姿勢をもつようになることを目指す。 5) 具体化に際しては、全てが痛みを伴うプログラムであることとする。 基本方針から導き出された新生の5つの教会像 ①「谷間」に置かれた人々の心を生きる教会へ ②「交わり」の教会へ ③「共同責任」を担い合い、協働する教会へ ④ 聖霊の導きを識別しながらともに歩む教会へ ⑤ 司祭・修道者との協力を重視しながら、信徒の役割と責任(使命)を前面に出す教会へ 新生計画20年の祈り 「交わり証しする教会」の実現を目指して祈りましょう。 *谷間に置かれた人の心を生きる教会へ あわれみ深い神様、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く心」をわたしたちにお与えください。 わたしたちが、苦しんでいる人、傷ついている人、病んでいる人、貧しい人、災害に遭った人々、 社会の隅に追いやられた人々の隣人となり、あなたの救いの力に信頼して共に歩むことができますように。 *交わりの教会へ 愛の源である神様、わたしたちを一致と平和の道具として用い、 すべての人をキリストのもとに集めてください。 教会の福音宣教を通して信仰に導かれた者が、同じ神を父と仰ぐ兄弟姉妹として、互いの絆と交わりを深め、 共にひとつに結ばれて、あなたをほめたたえることができますように。 *共同責任を担い合い、協働する教会へ 信じる者の力である神様、わたしたちが、意見の相違や対立を乗り越え、互いに信頼し、 神の国の完成をめざして共に働く力をお与えください。わたしたちにゆだねられた宣教の使命を よろこびと熱意をもって、果たしていくことができますように。 *聖霊の導きを識別しながら、ともに歩む教会へ すべてを導かれる神様、わたしたちに時のしるしを見分け、正しいことを選びとる判断力と、 それを実行する勇気をお与えください。聖霊の導きに信頼し、神様のみこころを行い、 現代の社会の人々に神の愛を力強く証しすることができますように。 *司祭・修道者との協力を重視しながら、信徒の役割と責任(使命)を前面に出す教会へ 恵みの源である神様、洗礼を受けたすべてのキリスト者を使徒として派遣してください。 司祭・修道者として召された人々と協力しあいながら、一人一人の信徒に与えられた固有の賜物を活かし、 愛と奉仕のわざを通して、神の国の実現のために力を尽くすことができますように。
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